「オーガン (イバリューダー)」の版間の差分

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
(フィギュアとかで「オーガン アーキタイプ」という表記を見るので)
 
(20人の利用者による、間の43版が非表示)
1行目: 1行目:
== オーガン(Orgun Archetype) ==
+
{{登場メカ概要
 +
| タイトル = オーガン
 +
| 登場作品 = {{登場作品 (人物)|デトネイター・オーガン}}
 +
| 声優 = {{声優|山寺宏一}}
 +
| 初登場SRW = {{初登場SRW (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
 +
| SRWでの分類 = [[機体]]<br/>[[パイロット]]
 +
}}
  
*[[登場作品]][[デトネイター・オーガン]]
+
{{登場メカ概要
*[[声優]]:山寺宏一
+
| タイトル = スペック
*分類:[[ソリッドアーマー]](デトネイター)
+
| 分類 = [[分類::ソリッドアーマー]](デトネイター)
*全高:---m
+
| 全高 = 2.5m
*重量:---t
+
| 動力 = 反物質溶鉱炉
<!-- *動力:不明 -->
+
| 開発者 = シグナライト号の生存者
*装甲材質:不明
+
| 所属 = [[イバリューダー]](後に脱走)
*開発者:シグナライト号の生存者
+
}}
*所属:[[イバリューダー]](→脱走)
+
'''オーガン (イバリューダー)'''は『[[デトネイター・オーガン]]』の[[登場メカ]]
 +
== 概要 ==
 +
[[宇宙]]を彷徨う戦闘種族[[イバリューダー]]の一員にして部隊長の切込み役であるデトネイタークラス。
  
[[デトネイター・オーガン]]』に登場。同胞からは[[勇者]]と称えられ、次期ヘッド・デトネイターかつミークの親衛隊長の座が約束されていた程であった。また、[[真道トモル]][[P.A.S.F.U]]を通じて存在を感じ取っていた。
+
同胞からは[[勇者]]と称えられ、次期ヘッド・デトネイターかつミークの親衛隊長の座が約束されていた程のエリートであった。
 +
 
 +
しかし組織から大切な何かが失われていると感じ、[[地球]]に向けて突如逃亡、2億6千万光年という距離をわずか300日間(秒速9光年という凄まじいまでの速度)で戦闘を行いながら移動するが消耗も激しく、[[月]]での戦闘で追っ手達と相打ちになって力尽き命を落とし、その身体は反物質溶鉱炉のオーバーロードによって爆散し消滅する。しかし彼は自身が地球に辿り着けない事を予め想定し、逃避行中に[[ソリッドアーマー]]である自身のデータ全てを地球側に送り続けており、彼の目論んだ通り送られたデータが[[神先未知]]らによって解析され、地球製オーガンとして復元される事となった。それと並行し、自らの意志を継ぐ者として[[真道トモル]][[P・A・S・F・U]]の仮想空間に侵入しメッセージを伝えていた。
  
[[イバリューダー]]に所属していたが、組織から大切な何かが失われていると感じ逃亡、2億6千万光年の距離を300日間(秒速9光年という凄まじいまでの速度)の逃亡中に月での戦闘で地球を目前にして追っ手達と相打ちになって力尽き命を落とすが、地球に辿り着けないことを想定し[[ソリッドアーマー]]である自身のデータを[[地球]]に送り続けており送られたデータを元に、彼の目論見通り地球製オーガンが作られる事となった。<br />
 
 
詳細は「'''[[オーガン (地球製)]]'''」の項を参照。なお発表時の設定資料集などでは「原型」を意味する”[[アーキタイプ]]”と表記されている。
 
詳細は「'''[[オーガン (地球製)]]'''」の項を参照。なお発表時の設定資料集などでは「原型」を意味する”[[アーキタイプ]]”と表記されている。
  
== 登場作品と搭乗者 ==
+
== 登場作品と役柄 ==
;[[スーパーロボット大戦W]]
+
=== 携帯機シリーズ ===
:第一話から登場。[[NPC]]であり、操作可能なMAPもあるがスポット参戦のみで加入はしない。今作では一度[[地球]]まで到達する。そのためすぐ死んでしまった原作と違い、正式に加入こそしないものの長らく登場。第一部の最後を飾るのもオーガンの一枚絵であるなど、存在感は強い。[[イバリューダー]]から逃亡したとはいえ[[ラダム]]への憎しみは変わらなかったが、[[ラダム]]から解放された[[テッカマンブレード]]には興味を示し、その心を試すような行動を取る。[[改造]]値は[[オーガン (地球製)|地球製]]と共通のため、2周目以降は[[経験値]]や[[資金]]を奪われやすくなる。
+
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦W}}
 +
:初登場作品。第1話から登場。
 +
:第3軍の[[NPC]]ユニットであり、操作可能なMAPもあるが[[スポット参戦]]のみで加入はしない。今作では一度地球まで到達する。そのためすぐ死んでしまった原作と違い、正式に加入こそしないものの長らく登場。第一部の最後を飾るのもオーガンの一枚絵であるなど、存在感は強い。[[イバリューダー]]から逃亡したとはいえ[[ラダム]]への憎しみは変わらなかったが、[[ラダム]]から解放された[[テッカマンブレード]]には興味を示し、その心を試すような行動を取る。[[改造]]値及び養成値は[[オーガン (地球製)|地球製]]と共通のため、強化が引き継がれる2周目以降は[[経験値]]や[[資金]]を奪われやすくなる。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
 +
=== 武装・[[必殺武器]] ===
 
;ライトニードル
 
;ライトニードル
:拳から連射するビームガン。針のように相手に突き刺さる。Wでは「ビームガン」表記。
+
:拳から連射するビームガン。ビームのエネルギーが針の様に固まっている物で相手に突き刺さりダメージを与える。
 +
:Wでは「ビームガン」表記。
 
;オーガン・カッター
 
;オーガン・カッター
:手首に収納されているナイフ。
+
:手首に収納されているブレード。オーガン・ハンドカッターとも表記。
 
;アンク・アタック
 
;アンク・アタック
:胸部装甲を展開し、内部の重力場ジェネレーターから強力な重力レンズを発生させることにより光を収束させて攻撃する。威力はオーガンのグランドクルスアタック同様に絶大。だが、肉体がボロボロの状態で使用したため…。なおこの名称は本来は初期プロットでの仮名称であった(当時の設定資料などではこちらもグランドクルス表記だった)が、メガCD版で採用されていたことや地球製オーガンとの技呼称の区別の必要性から採用されたものであろう。
+
:胸部装甲を展開し、内部の重力場ジェネレーターから強力な重力レンズを発生させる事により恒星の光を収束させて攻撃する物で地球製オーガンのグランドクルスアタックと同じ物。だが、肉体がボロボロの状態で使用したため…。なおこの名称は本来は初期プロットでの仮名称であった(当時の設定資料などではこちらもグランドクルス表記だった)が、メガCD版で採用されていた事や地球製オーガンとの技呼称の区別の必要性から採用されたものであろう。
 +
:[[トドメ演出]]はグランドクルスアタックと同じで、これは本来原作3巻でゾーマの反物質砲を地球製オーガンが相殺した時の再現。
  
== 人間関係 ==
+
=== [[特殊能力]] ===
;[[真道トモル]]
+
;剣装備
:自らのパートナーとして選び、PASFUのヘビーユーザーだった彼の精神にコンタクトして呼びかける。そして彼がトモルに伝えた記憶が[[イバリューダー]]のルーツを解明した。
+
:カッターで[[切り払い|切り払う]]
;[[ラング]]
+
;[[HP回復]]S
:[[イバリューダー]]時代の上司。スパロボでは地球製になる前にも交戦する。
+
:イバリューダーのソリッドアーマーは自己再生能力を持つ。
;[[リーブ]]
+
;[[EN回復]]S
:[[イバリューダー]]時代のパートナー。
 
;[[ゾア]]
 
 
:
 
:
  
== 他作品との人間関係 ==
+
=== 移動タイプ ===
;[[テッカマンブレード]][[Dボゥイ]]
+
;[[]][[]]
:[[組織]]の裏切り者、心を持つという似た境遇から観察を行う。時には刃を向け、時には助ける内に信頼が生まれ、最後は彼と[[ヴァルストークファミリー]]を救うために捨て身のアンク・アタックを使う…。
+
:[[飛行]]可能。
  
== パイロットステータス設定の傾向 ==
+
=== [[サイズ]] ===
 +
;SS
 +
:
  
 +
== パイロットステータス ==
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
=== [[能力|能力値]] ===
 
鳴り物入りでスポット参戦してくる割に能力は控えめ。といっても防御以外の能力は初期状態のブレードとほぼ同じでポテンシャルは高い。防御が致命的に低いのが弱点。
 
鳴り物入りでスポット参戦してくる割に能力は控えめ。といっても防御以外の能力は初期状態のブレードとほぼ同じでポテンシャルは高い。防御が致命的に低いのが弱点。
  
 
=== [[精神コマンド]] ===
 
=== [[精神コマンド]] ===
;[[集中]] [[ひらめき]] [[加速]] [[熱血]] [[気合]] [[魂]]
+
;[[スーパーロボット大戦W]]
 +
:'''[[集中]][[ひらめき]][[加速]][[熱血]][[気合]][[魂]]'''
 
:トモルとの違いは「加速」が「必中」、「気合」が「覚醒」になっている点。おかげでラングとぶつかった際は命中率不足に悩まされるハメになる。
 
:トモルとの違いは「加速」が「必中」、「気合」が「覚醒」になっている点。おかげでラングとぶつかった際は命中率不足に悩まされるハメになる。
  
=== [[特殊技能]](特殊スキル) ===
+
=== [[特殊技能]] ===
;[[切り払い]] [[底力]]L8 [[コンボ|マルチコンボ]]L2 [[援護攻撃]]L1 [[援護防御]]L1 [[カウンター]] [[ヒット&アウェイ]]
+
;[[スーパーロボット大戦W]]
 +
:'''[[切り払い]][[底力]]L8、[[コンボ|マルチコンボ]]L2、[[援護攻撃]]L1、[[援護防御]]L1、[[カウンター]][[ヒット&アウェイ]]'''
 
:トモルに勝る理由がこの充実した技能。といっても1周目の話で、トモルを十分に強化して置けば差はなくなる。
 
:トモルに勝る理由がこの充実した技能。といっても1周目の話で、トモルを十分に強化して置けば差はなくなる。
  
== 名台詞 ==
+
== 人間関係 ==
 +
;[[真道トモル]]
 +
:自らの後継者として選び、P・A・S・F・Uのヘビーユーザーだった彼の精神にコンタクトして呼びかける。そして彼がトモルに伝えた記憶が[[イバリューダー]]のルーツを解明する手掛かりの一つとなった。
 +
;[[ラング]]
 +
:[[イバリューダー]]時代の上官。オーガンの実力を高く評価し、次期ヘッド・デトネイターやミークの親衛隊長への推挙をしていたものの、ある惑星でのイバリューダーに有るまじき行動から、僅かに疑念も抱いていた。
 +
;[[リーブ]]
 +
:[[イバリューダー]]時代の同僚。当人同士は「突撃隊長と斥候」の関係以上の認識はしていなかった。
 +
;[[ゾア]]
 +
:[[イバリューダー]]時代の最上官。脱走時までは特別関係が有る様な描写はされていない。
 +
 
 +
== 他作品との人間関係 ==
 +
;[[テッカマンブレード]]([[Dボゥイ]])
 +
:[[組織]]の裏切り者、心を持つという似た境遇から観察を行う。時には刃を向け、時には助ける内に信頼が生まれ、最後は彼と[[ヴァルストークファミリー]]を救うために捨て身のアンク・アタックを使う…。
 +
:ちなみに最初の対面時にいきなり攻撃したのは、その時点のオーガンにはブレードが「ラダムの指揮官であるテッカマン」に見えたためである。
  
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 +
;「私は帰ってきた……この地球に……」
 +
:汎用戦闘台詞。原作では辿り着けなかった故郷に到達した感慨のようなものが感じられる。
 
;「伝える…それまでは死ねない…!」
 
;「伝える…それまでは死ねない…!」
 
:
 
:
 +
;「ラダムにこの地球を渡すわけにはいかない!」<BR/>「ラダムの侵略を許すわけにはいかない……」
 +
:[[W]]における[[ラダム]]との戦闘セリフの一つ。<br />第二話では登場直後このようなセリフと共にラダム獣に対しアンクアタックを放つ。このシーンはWにおける大掛かりなクロスオーバーの一つの伏線である。
 +
;「くっ! ラングかっ!?」<br />「ラング! 私を行かせてくれ!」
 +
:ラングとの対決台詞。原作では見られなかった組み合わせである。
 
;「信じる……素晴らしい言葉だ」
 
;「信じる……素晴らしい言葉だ」
 
:「……信じていいんだな?」という[[Dボゥイ]]からの問いに対して。<br />危機的な状況の中で次々に登場する援軍の一番手となって[[テッカマンエビル]]に立ち向かい、戦闘終了後はいつか共に戦う日が来るかもしれないと言い残し去る。
 
:「……信じていいんだな?」という[[Dボゥイ]]からの問いに対して。<br />危機的な状況の中で次々に登場する援軍の一番手となって[[テッカマンエビル]]に立ち向かい、戦闘終了後はいつか共に戦う日が来るかもしれないと言い残し去る。
 
;「イバリューダーに生まれし者はラダムを許さない…!」
 
;「イバリューダーに生まれし者はラダムを許さない…!」
 
:[[W]]より。上記のセリフ後、テッカマンエビル率いる[[ラダム]]勢力と対峙して。失われた心を取り戻し、イバリューダーを離反したオーガンだが、ラダムに対する深い憎しみと怒りからくるこの想いは、イバリューダーを離れても変わらなかった。そもそも、[[W]]の世界ではイバリューダーたちがこのような異形の姿になり、そして過酷な運命を歩むことになった原因を作ったのがラダムであるため、イバリューダーを離反した後もオーガンがラダムを許さないのはある意味当然のことであろう。
 
:[[W]]より。上記のセリフ後、テッカマンエビル率いる[[ラダム]]勢力と対峙して。失われた心を取り戻し、イバリューダーを離反したオーガンだが、ラダムに対する深い憎しみと怒りからくるこの想いは、イバリューダーを離れても変わらなかった。そもそも、[[W]]の世界ではイバリューダーたちがこのような異形の姿になり、そして過酷な運命を歩むことになった原因を作ったのがラダムであるため、イバリューダーを離反した後もオーガンがラダムを許さないのはある意味当然のことであろう。
;「テッカマンブレード……今はお前の問いに答えることは出来ない」<br />「だが、いつか私もお前と共に戦う日が来るかも知れない」
+
;「テッカマンブレード……今はお前の問いに答えることは出来ない。だが、いつか私もお前と共に戦う日が来るかも知れない」
 
:「さらば勇者達! 東京大決戦!」での去り際。結局彼とブレードの共闘は成らなかったが、その意志はトモルへと受け継がれた。
 
:「さらば勇者達! 東京大決戦!」での去り際。結局彼とブレードの共闘は成らなかったが、その意志はトモルへと受け継がれた。
;「美しい…」<br />「あの星とそこに住まう人々の心…我ら[[イバリューダー]]が失ったもの…」<br />「後は…頼む…」
+
;「美しい……あの星とそこに住まう人々の心…我ら[[イバリューダー]]が失ったもの…」<br />「後は…頼む…」
:[[W]]においての最後の一言。地球にいるであろう[[真道トモル|もう一人のオーガン]]に全てを託し、白きオーガンは宇宙の果てに消える……。このシーンは1枚絵で再現されており、BGM「バンディリア旅行団」がこのためだけには用意されている。
+
:[[W]]においての最後の一言。地球にいるであろう[[真道トモル|もう一人のオーガン]]に全てを託し、白きオーガンは宇宙の果てに消える……。
;「ラダムにこの地球を渡すわけにはいかない!」
+
:このシーンは1枚絵で再現されており、BGM「バンディリア旅行団」がこのためだけに用意されている。
:[[W]]における[[ラダム]]との戦闘セリフの一つ。<br />第二話では登場直後このようなセリフと共にラダム獣に対しアンクアタックを放つ。このシーンはWにおける大掛かりなクロスオーバーの一つの伏線である。
 
;「くっ! ラングかっ!?」<br />「ラング! 私を行かせてくれ!」
 
:ラングとの対決台詞。原作では見られなかった組み合わせである。
 
<!-- == 対決 == -->
 
<!-- == 名場面 == -->
 
<!-- == 商品情報 == -->
 
<!-- *<amazon>B0006N1460</amazon> -->
 
  
== 話題まとめ ==
+
== スパロボシリーズの名場面 ==
<!-- *[[namazu:オーガン]] (全文検索結果) -->
+
;騎士達の邂逅
 +
:W第2話より。テックセットの制限時間に追い込まれながらも、オービタルリングを防衛するテッカマンブレード。そんな彼をさらに追い詰めるが如くラダム獣が襲来するが、時同じくして別方向から謎の白い鎧が飛来する。テッカマンに似た姿、ボルテッカに似た攻撃―――ブレードはそれを知っていた。ラダムの記憶が語るそれは、彼らの宿敵・イバリューダー。その指揮官たるデトネイターだった。
 +
:ラダム、そして突如現れた謎の生命体の撃退後、ブレードと刃を一撃交わし、己の名を告げて去っていく白きデトネイター。テッカマンブレードとデトネイター・オーガン。二人の白き騎士は、かくして邂逅した。
 +
;故郷に消ゆ
 +
:W第27話より。ラダムの大部隊、イバリューダーの追撃隊。そして突如現れた謎の機動兵器。次々と襲い掛かる脅威に、ヴァルストークとテッカマンブレードは追い詰められていく。オーガン自身も度重なる戦いで満身創痍となり、もはや限界だった。それでも白きデトネイターは、似た境遇にありながら心を失わないブレードを救うべく、謎の機動兵器に対して捨て身のアンク・アタックを放つ。
 +
:全ての力を使い果たし、死に行くオーガン。最期の意識が見たものは、戦渦に飲まれてなお美しい、青き故郷。たどり着いた。帰ってきた。あの青い、魂のふる里にあるもの―――失われた心を探し続けたデトネイター・オーガン。その戦いは、終わった。もう一人のオーガンに、全てを託して。
  
== 資料リンク ==
 
<!-- *[[一覧:オーガン]] -->
 
<!-- *[[一覧:ORGUN]] -->
 
 
{{DEFAULTSORT:おおかん いはりゆうたあ}}
 
{{DEFAULTSORT:おおかん いはりゆうたあ}}
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[Category:登場人物あ行]]
 
[[category:生身ユニット]]
 
[[category:生身ユニット]]
 
[[Category:デトネイター・オーガン]]
 
[[Category:デトネイター・オーガン]]

2022年4月30日 (土) 06:44時点における最新版

オーガン
登場作品 デトネイター・オーガン
声優 山寺宏一
初登場SRW スーパーロボット大戦W
SRWでの分類 機体
パイロット
テンプレートを表示
スペック
分類 ソリッドアーマー(デトネイター)
全高 2.5m
動力 反物質溶鉱炉
開発者 シグナライト号の生存者
所属 イバリューダー(後に脱走)
テンプレートを表示

オーガン (イバリューダー)は『デトネイター・オーガン』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

宇宙を彷徨う戦闘種族イバリューダーの一員にして部隊長の切込み役であるデトネイタークラス。

同胞からは勇者と称えられ、次期ヘッド・デトネイターかつミークの親衛隊長の座が約束されていた程のエリートであった。

しかし組織から大切な何かが失われていると感じ、地球に向けて突如逃亡、2億6千万光年という距離をわずか300日間(秒速9光年という凄まじいまでの速度)で戦闘を行いながら移動するが消耗も激しく、での戦闘で追っ手達と相打ちになって力尽き命を落とし、その身体は反物質溶鉱炉のオーバーロードによって爆散し消滅する。しかし彼は自身が地球に辿り着けない事を予め想定し、逃避行中にソリッドアーマーである自身のデータ全てを地球側に送り続けており、彼の目論んだ通り送られたデータが神先未知らによって解析され、地球製オーガンとして復元される事となった。それと並行し、自らの意志を継ぐ者として真道トモルP・A・S・F・Uの仮想空間に侵入しメッセージを伝えていた。

詳細は「オーガン (地球製)」の項を参照。なお発表時の設定資料集などでは「原型」を意味する”アーキタイプ”と表記されている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦W
初登場作品。第1話から登場。
第3軍のNPCユニットであり、操作可能なMAPもあるがスポット参戦のみで加入はしない。今作では一度地球まで到達する。そのためすぐ死んでしまった原作と違い、正式に加入こそしないものの長らく登場。第一部の最後を飾るのもオーガンの一枚絵であるなど、存在感は強い。イバリューダーから逃亡したとはいえラダムへの憎しみは変わらなかったが、ラダムから解放されたテッカマンブレードには興味を示し、その心を試すような行動を取る。改造値及び養成値は地球製と共通のため、強化が引き継がれる2周目以降は経験値資金を奪われやすくなる。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

ライトニードル
拳から連射するビームガン。ビームのエネルギーが針の様に固まっている物で相手に突き刺さりダメージを与える。
Wでは「ビームガン」表記。
オーガン・カッター
手首に収納されているブレード。オーガン・ハンドカッターとも表記。
アンク・アタック
胸部装甲を展開し、内部の重力場ジェネレーターから強力な重力レンズを発生させる事により恒星の光を収束させて攻撃する物で地球製オーガンのグランドクルスアタックと同じ物。だが、肉体がボロボロの状態で使用したため…。なおこの名称は本来は初期プロットでの仮名称であった(当時の設定資料などではこちらもグランドクルス表記だった)が、メガCD版で採用されていた事や地球製オーガンとの技呼称の区別の必要性から採用されたものであろう。
トドメ演出はグランドクルスアタックと同じで、これは本来原作3巻でゾーマの反物質砲を地球製オーガンが相殺した時の再現。

特殊能力[編集 | ソースを編集]

剣装備
カッターで切り払う
HP回復S
イバリューダーのソリッドアーマーは自己再生能力を持つ。
EN回復S

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

飛行可能。

サイズ[編集 | ソースを編集]

SS

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

能力値[編集 | ソースを編集]

鳴り物入りでスポット参戦してくる割に能力は控えめ。といっても防御以外の能力は初期状態のブレードとほぼ同じでポテンシャルは高い。防御が致命的に低いのが弱点。

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦W
集中ひらめき加速熱血気合
トモルとの違いは「加速」が「必中」、「気合」が「覚醒」になっている点。おかげでラングとぶつかった際は命中率不足に悩まされるハメになる。

特殊技能[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦W
切り払い底力L8、マルチコンボL2、援護攻撃L1、援護防御L1、カウンターヒット&アウェイ
トモルに勝る理由がこの充実した技能。といっても1周目の話で、トモルを十分に強化して置けば差はなくなる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

真道トモル
自らの後継者として選び、P・A・S・F・Uのヘビーユーザーだった彼の精神にコンタクトして呼びかける。そして彼がトモルに伝えた記憶がイバリューダーのルーツを解明する手掛かりの一つとなった。
ラング
イバリューダー時代の上官。オーガンの実力を高く評価し、次期ヘッド・デトネイターやミークの親衛隊長への推挙をしていたものの、ある惑星でのイバリューダーに有るまじき行動から、僅かに疑念も抱いていた。
リーブ
イバリューダー時代の同僚。当人同士は「突撃隊長と斥候」の関係以上の認識はしていなかった。
ゾア
イバリューダー時代の最上官。脱走時までは特別関係が有る様な描写はされていない。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

テッカマンブレードDボゥイ
組織の裏切り者、心を持つという似た境遇から観察を行う。時には刃を向け、時には助ける内に信頼が生まれ、最後は彼とヴァルストークファミリーを救うために捨て身のアンク・アタックを使う…。
ちなみに最初の対面時にいきなり攻撃したのは、その時点のオーガンにはブレードが「ラダムの指揮官であるテッカマン」に見えたためである。

スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]

「私は帰ってきた……この地球に……」
汎用戦闘台詞。原作では辿り着けなかった故郷に到達した感慨のようなものが感じられる。
「伝える…それまでは死ねない…!」
「ラダムにこの地球を渡すわけにはいかない!」
「ラダムの侵略を許すわけにはいかない……」
Wにおけるラダムとの戦闘セリフの一つ。
第二話では登場直後このようなセリフと共にラダム獣に対しアンクアタックを放つ。このシーンはWにおける大掛かりなクロスオーバーの一つの伏線である。
「くっ! ラングかっ!?」
「ラング! 私を行かせてくれ!」
ラングとの対決台詞。原作では見られなかった組み合わせである。
「信じる……素晴らしい言葉だ」
「……信じていいんだな?」というDボゥイからの問いに対して。
危機的な状況の中で次々に登場する援軍の一番手となってテッカマンエビルに立ち向かい、戦闘終了後はいつか共に戦う日が来るかもしれないと言い残し去る。
「イバリューダーに生まれし者はラダムを許さない…!」
Wより。上記のセリフ後、テッカマンエビル率いるラダム勢力と対峙して。失われた心を取り戻し、イバリューダーを離反したオーガンだが、ラダムに対する深い憎しみと怒りからくるこの想いは、イバリューダーを離れても変わらなかった。そもそも、Wの世界ではイバリューダーたちがこのような異形の姿になり、そして過酷な運命を歩むことになった原因を作ったのがラダムであるため、イバリューダーを離反した後もオーガンがラダムを許さないのはある意味当然のことであろう。
「テッカマンブレード……今はお前の問いに答えることは出来ない。だが、いつか私もお前と共に戦う日が来るかも知れない」
「さらば勇者達! 東京大決戦!」での去り際。結局彼とブレードの共闘は成らなかったが、その意志はトモルへと受け継がれた。
「美しい……あの星とそこに住まう人々の心…我らイバリューダーが失ったもの…」
「後は…頼む…」
Wにおいての最後の一言。地球にいるであろうもう一人のオーガンに全てを託し、白きオーガンは宇宙の果てに消える……。
このシーンは1枚絵で再現されており、BGM「バンディリア旅行団」がこのためだけに用意されている。

スパロボシリーズの名場面[編集 | ソースを編集]

騎士達の邂逅
W第2話より。テックセットの制限時間に追い込まれながらも、オービタルリングを防衛するテッカマンブレード。そんな彼をさらに追い詰めるが如くラダム獣が襲来するが、時同じくして別方向から謎の白い鎧が飛来する。テッカマンに似た姿、ボルテッカに似た攻撃―――ブレードはそれを知っていた。ラダムの記憶が語るそれは、彼らの宿敵・イバリューダー。その指揮官たるデトネイターだった。
ラダム、そして突如現れた謎の生命体の撃退後、ブレードと刃を一撃交わし、己の名を告げて去っていく白きデトネイター。テッカマンブレードとデトネイター・オーガン。二人の白き騎士は、かくして邂逅した。
故郷に消ゆ
W第27話より。ラダムの大部隊、イバリューダーの追撃隊。そして突如現れた謎の機動兵器。次々と襲い掛かる脅威に、ヴァルストークとテッカマンブレードは追い詰められていく。オーガン自身も度重なる戦いで満身創痍となり、もはや限界だった。それでも白きデトネイターは、似た境遇にありながら心を失わないブレードを救うべく、謎の機動兵器に対して捨て身のアンク・アタックを放つ。
全ての力を使い果たし、死に行くオーガン。最期の意識が見たものは、戦渦に飲まれてなお美しい、青き故郷。たどり着いた。帰ってきた。あの青い、魂のふる里にあるもの―――失われた心を探し続けたデトネイター・オーガン。その戦いは、終わった。もう一人のオーガンに、全てを託して。