「クーゲル (ガルガンティア)」の版間の差分

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第1話にて、[[ヒディアーズ]]掃討作戦に参加するも予想以上の反撃に遭い作戦は失敗。宙域から軍が撤退する際に殿を努め、母艦へと着艦しようとするが、大型ヒディアーズの追撃を受け、[[レド]]を送り出すためにヒディアーズの大群へと身を投じ、消息不明となる。
 
第1話にて、[[ヒディアーズ]]掃討作戦に参加するも予想以上の反撃に遭い作戦は失敗。宙域から軍が撤退する際に殿を努め、母艦へと着艦しようとするが、大型ヒディアーズの追撃を受け、[[レド]]を送り出すためにヒディアーズの大群へと身を投じ、消息不明となる。
  
物語後半となる第10話にて、レドと再会。自身もレド同様に地球へと漂着していた事が明らかとなった。その際、地球の風土病を患った為、減菌状態のストライカーのコックピット内に留まり続けており、無精ひげを生やし髪が伸びた姿となっている。地球人と触れ合った事で協調を見出したレドとは異なり、現地の船団を「啓蒙活動」の一環として武力と恐怖により纏め上げ、人類銀河同盟の縮図とも言える光景へと作り変えた。しかし、ガルガンティア船団との触れ合いにより同盟の思想を懐疑的に見るようになったレドはクーゲルに反旗を翻す。
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物語後半となる第10話にて、レドと再会。自身もレド同様に地球へと漂着していた事が明らかとなった。その際、地球の風土病を患った<ref>15話での多くの描写からして、リナリアから経由した感染症である可能性が高い。</ref>為、減菌状態のストライカーのコックピット内に留まり続けており、無精ひげを生やし髪が伸びた姿となっている。地球人と触れ合った事で協調を見出したレドとは異なり、現地の船団を「啓蒙活動」の一環として武力と恐怖により纏め上げ、人類銀河同盟の縮図とも言える光景へと作り変えた。しかし、ガルガンティア船団との触れ合いにより同盟の思想を懐疑的に見るようになったレドはクーゲルに反旗を翻す。
  
激闘の末にストライカーを抑え込まれ、コックピットハッチを解放されるが、実はクーゲルは既に風土病により死亡しており、ストライカーにより無菌状態のコクピット内部でその遺体を保存されていた。そして残ったストライカーがクーゲルに成り済まし「啓蒙活動」として船団を「管理」していたに過ぎないのであった。
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激闘の末にストライカーを抑え込まれ、コックピットハッチを解放されるが、実はクーゲルは既に風土病で死亡しており、ストライカーにより無菌状態のコクピット内部でその遺体を保存されていた。そして残ったストライカーがクーゲルに成り済まし「啓蒙活動」として船団を「管理」していたに過ぎないのであった。
  
なお、TVシリーズ本編では彼がどのようにしてこの経緯に至ったかは描かれておらず、Blu-rayBOX第3巻特典OVA「まれびとの祭壇」にて、全貌が明かされている。
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なお、TVシリーズ本編では彼がどのようにしてこの経緯に至ったかは描かれておらず、TV未放送回である第15話(Blu-rayBOX第3巻特典[[OVA]])「まれびとの祭壇」にて、全貌が明かされている。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[Zシリーズ]] ===
 
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;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]
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:初登場作品。声優の小野氏は名有りキャラクターでは初出演。
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:初登場作品。担当声優の小野氏は本作でネームドキャラクターで初出演。
 
:翠の地球ルート27話にて味方側でスポット参戦。基本的に原作同様の扱い。また、ミスリルルート第37話「神への誘い」において、絶望のビジョンとしてレドの前に姿を現す。
 
:翠の地球ルート27話にて味方側でスポット参戦。基本的に原作同様の扱い。また、ミスリルルート第37話「神への誘い」において、絶望のビジョンとしてレドの前に姿を現す。
 
:ガルガンティア組が同行するルートにしか出て来ないので、選択次第ではストライカーすら出て来ないことも。
 
:ガルガンティア組が同行するルートにしか出て来ないので、選択次第ではストライカーすら出て来ないことも。
  
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:防御系が一つもなく、一見するとややアンバランス気味な精神コマンドだが、3つ目までの構成は[[チェインバー|あるキャラクター]]と共通。[[ストライカー|これが意味するもの]]とは…。
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== 人間関係 ==
 
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:部下。
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;[[オンデリア]]、クラリア
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:「まれびとの祭壇」に登場。オンデリア、クラリア、リナリアの姉である海賊の女性。
 
;リナリア
 
;リナリア
:OVA「まれびとの祭壇」に登場。クーゲルにとっては心の支えでもあった。リナリアの死による喪失感で、クーゲルは他者への情を捨てた。
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:「まれびとの祭壇」に登場。地球へ漂着した直後に出会った少女。四姉妹の末娘。クーゲルにとっては心の支えでもあった。リナリアの死による喪失感で、クーゲルは他者への情を捨てた。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
 
;「お前はまだ若い。俺より多くの敵を殺せる。それが軍人の判断だ」<br />「人類銀河同盟に栄光あれ。…達者でな」
 
;「お前はまだ若い。俺より多くの敵を殺せる。それが軍人の判断だ」<br />「人類銀河同盟に栄光あれ。…達者でな」
:1話、レドとの別れの会話にて。
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:1話、レドとの別れの会話にて。敗退する艦隊の殿を引き受けたレドと共に帰還しようとするが、ヒディアーズの追撃を帰還予定の空母にまで連れて行く訳にはいかなかったため、敢えて部下の為に囮となる。
 
;「そうとも……俺がこの星の人類を啓蒙し、幸福へ導いてやる。それがこの星における指揮官としての……いや、神としての俺の使命だ。そうだろう、ストライカー!?」
 
;「そうとも……俺がこの星の人類を啓蒙し、幸福へ導いてやる。それがこの星における指揮官としての……いや、神としての俺の使命だ。そうだろう、ストライカー!?」
 
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;「ヒディアーズはただ欲望のまま生き繁殖するだけだ。あれを人間とは呼べん」<br/>「強い者も弱い者も、その理性によって支え合う。それぞれのやり方で貢献し、社会を築く。それこそが人間というものだろう?」
 
;「ヒディアーズはただ欲望のまま生き繁殖するだけだ。あれを人間とは呼べん」<br/>「強い者も弱い者も、その理性によって支え合う。それぞれのやり方で貢献し、社会を築く。それこそが人間というものだろう?」
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:11話。レドと再会した際の会話にて。
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:クーゲルがヒディアーズの詳細を知っており、彼らは元人間でも本来の人が持つ社会性からも逸脱した存在として、元人間として認知している。
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:ただし、後の展開からクーゲルは既に死去しており、ストライカーにより隠蔽工作だったことが判明。結局のところ、彼がどこまで知っていたのかは明らかにされなかった。
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;「なんだこれは…本当にヒディアーズなのか…? 弱すぎる…」
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:15話。[[クジライカ]]の群れを見て瞬時にヒディアーズと判断。次々と屠っていくが、地球環境に適合した彼等はかつての戦闘力は既に無かった。
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;「ヒディアーズを神として崇めていたのか…? 地球に残った人類はそこまで見識を失っていたのか…? なんてザマだ…いいだろう…俺が導いてやる」
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:同話、クジライカを殲滅させた事で船団員たちがストライカーにひれ伏した事で、船団を纏め上げる決意を固める。
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:だが、その認識に大きなズレがある事に気が付いていなかった…。
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;「神の御使いとして崇められ…皆を導いて来たつもりが…娘一人救えないのか…!」
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:同話。リナリアの死後、彼女の力になれなかった事を嘆く。直後、ストライカーがリナリアのホログラムを映し出し今際の発言を流し出す。
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:同話ラスト。吐血した後、「神」として地球人類を啓蒙する決意を固める。
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:結果を見れば人類銀河同盟には無い「宗教観」から来る誤解と認識のズレこそが、クーゲル船団を築き上げたのかもしれない。
  
 
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
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2023年10月29日 (日) 07:30時点における最新版

クーゲル
登場作品 翠星のガルガンティア
声優 小野友樹
デザイン 田代雅子
初登場SRW 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
SRWでの分類 パイロット
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プロフィール
種族 地球人(人類銀河同盟)
性別
所属組織 人類銀河同盟 → クーゲル船団
所属部隊
人類銀河同盟
クーゲル隊
役職 指揮官
軍階級 中佐
テンプレートを表示

クーゲルは『翠星のガルガンティア』の登場人物。

概要[編集 | ソースを編集]

人類銀河同盟マシンキャリバー隊「クーゲル隊」の指揮官。

第1話にて、ヒディアーズ掃討作戦に参加するも予想以上の反撃に遭い作戦は失敗。宙域から軍が撤退する際に殿を努め、母艦へと着艦しようとするが、大型ヒディアーズの追撃を受け、レドを送り出すためにヒディアーズの大群へと身を投じ、消息不明となる。

物語後半となる第10話にて、レドと再会。自身もレド同様に地球へと漂着していた事が明らかとなった。その際、地球の風土病を患った[1]為、減菌状態のストライカーのコックピット内に留まり続けており、無精ひげを生やし髪が伸びた姿となっている。地球人と触れ合った事で協調を見出したレドとは異なり、現地の船団を「啓蒙活動」の一環として武力と恐怖により纏め上げ、人類銀河同盟の縮図とも言える光景へと作り変えた。しかし、ガルガンティア船団との触れ合いにより同盟の思想を懐疑的に見るようになったレドはクーゲルに反旗を翻す。

激闘の末にストライカーを抑え込まれ、コックピットハッチを解放されるが、実はクーゲルは既に風土病で死亡しており、ストライカーにより無菌状態のコクピット内部でその遺体を保存されていた。そして残ったストライカーがクーゲルに成り済まし「啓蒙活動」として船団を「管理」していたに過ぎないのであった。

なお、TVシリーズ本編では彼がどのようにしてこの経緯に至ったかは描かれておらず、TV未放送回である第15話(Blu-rayBOX第3巻特典OVA)「まれびとの祭壇」にて、全貌が明かされている。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

Zシリーズ[編集 | ソースを編集]

第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
初登場作品。担当声優の小野氏は本作でネームドキャラクターで初出演。
翠の地球ルート27話にて味方側でスポット参戦。基本的に原作同様の扱い。また、ミスリルルート第37話「神への誘い」において、絶望のビジョンとしてレドの前に姿を現す。
ガルガンティア組が同行するルートにしか出て来ないので、選択次第ではストライカーすら出て来ないことも。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

第3次Z天獄篇
偵察分析加速必中直撃
防御系が一つもなく、一見するとややアンバランス気味な精神コマンドだが、3つ目までの構成はあるキャラクターと共通。これが意味するものとは……。

特殊スキル[編集 | ソースを編集]

第3次Z天獄篇
指揮官L3、マルチターゲットカウンターL6、精神耐性

エースボーナス[編集 | ソースを編集]

毎ターン「集中」がかかる。
第3次Z天獄篇』。これのおかげで同面のブレラ相手にもまともに戦える。

人間関係[編集 | ソースを編集]

レド
部下。同じく地球へと漂着した身ではあるが、そこでの生活は対照的な物だった。
オンデリア、クラリア
四姉妹の次女と三女。クーゲル船団の巫女を務める側近。リナリアの腹違いの姉でもある。
アレリア
「まれびとの祭壇」に登場。オンデリア、クラリア、リナリアの姉である海賊の女性。
リナリア
「まれびとの祭壇」に登場。地球へ漂着した直後に出会った少女。四姉妹の末娘。クーゲルにとっては心の支えでもあった。リナリアの死による喪失感で、クーゲルは他者への情を捨てた。

名台詞[編集 | ソースを編集]

「お前はまだ若い。俺より多くの敵を殺せる。それが軍人の判断だ」
「人類銀河同盟に栄光あれ。…達者でな」
1話、レドとの別れの会話にて。敗退する艦隊の殿を引き受けたレドと共に帰還しようとするが、ヒディアーズの追撃を帰還予定の空母にまで連れて行く訳にはいかなかったため、敢えて部下の為に囮となる。
「そうとも……俺がこの星の人類を啓蒙し、幸福へ導いてやる。それがこの星における指揮官としての……いや、神としての俺の使命だ。そうだろう、ストライカー!?」
「ヒディアーズはただ欲望のまま生き繁殖するだけだ。あれを人間とは呼べん」
「強い者も弱い者も、その理性によって支え合う。それぞれのやり方で貢献し、社会を築く。それこそが人間というものだろう?」
11話。レドと再会した際の会話にて。
クーゲルがヒディアーズの詳細を知っており、彼らは元人間でも本来の人が持つ社会性からも逸脱した存在として、元人間として認知している。
ただし、後の展開からクーゲルは既に死去しており、ストライカーにより隠蔽工作だったことが判明。結局のところ、彼がどこまで知っていたのかは明らかにされなかった。
「なんだこれは…本当にヒディアーズなのか…? 弱すぎる…」
15話。クジライカの群れを見て瞬時にヒディアーズと判断。次々と屠っていくが、地球環境に適合した彼等はかつての戦闘力は既に無かった。
「ヒディアーズを神として崇めていたのか…? 地球に残った人類はそこまで見識を失っていたのか…? なんてザマだ…いいだろう…俺が導いてやる」
同話、クジライカを殲滅させた事で船団員たちがストライカーにひれ伏した事で、船団を纏め上げる決意を固める。
だが、その認識に大きなズレがある事に気が付いていなかった…。
「神の御使いとして崇められ…皆を導いて来たつもりが…娘一人救えないのか…!」
同話。リナリアの死後、彼女の力になれなかった事を嘆く。直後、ストライカーがリナリアのホログラムを映し出し今際の発言を流し出す。
(そうとも…俺がこの星を人類を啓蒙し、幸福へと導いてやる…。それがこの星の指揮官として…いや…神としての俺の使命だ…!)
「そうだろう…ストライカー」
同話ラスト。吐血した後、「神」として地球人類を啓蒙する決意を固める。
結果を見れば人類銀河同盟には無い「宗教観」から来る誤解と認識のズレこそが、クーゲル船団を築き上げたのかもしれない。

搭乗機体[編集 | ソースを編集]

ストライカー
搭乗機。クーゲルの死後、ストライカーはエゴを膨れ上がらせていく。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. 15話での多くの描写からして、リナリアから経由した感染症である可能性が高い。