「黒のリヴァイアス」の版間の差分

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'''黒のリヴァイアス'''は『[[無限のリヴァイアス]]』の[[登場メカ]]。
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== 概要 ==
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近い将来に来る事が予見された第2のゲドゥルト・フェノメーンより人類を生存させるための外宇宙進出計画ヴァイア・プロジェクトに基づき建造されたヴァイア艦の内の一隻で名前のとおり、黒を基調としている。
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本艦は最初に建造されたヴァイア艦で建造に際しては月面で発見された巨大な人型ヴァイアがベースとして使用されている。スフィクスのソリッド体は人間の女性型[[ネーヤ]]。搭載VGは人型の[[ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト]]。
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ヴァイア艦第1号ということもあってか本艦である'''ブラティカ'''とアインヴァルトを有する'''リフト艦'''で構成されている。ゆえにいざという時にはリフト艦は脱出艦にもなるがリフト艦の分離中のブラティカはアインヴァルトがいないために重力制御・フィールド出力が大きく低下し、ゲトゥルトの海への降下もできなくなると艦の機能をヴァイアの存在に依存するヴァイア艦の欠点も他艦以上に露呈させている。
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== 作中での動向 ==
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初起動時の暴走事故により、多数の死者を出し、その後はバックヤード改善も兼ねて、リーベ・デルタ内に隠蔽されていたが同施設の圧壊から避難するために生き残ったリーベ・デルタ生徒たちが乗り込むこととなる。バックヤードに関してはリーベ・デルタ時代の影響で多少は改善されていたことや正式な艦長がいなかったことで他のヴァイア艦艦長たちのような重度のバックヤードにはならずにすんだ。
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ヴァイア計画を成功させるために手段を選ばなくなっているセルゲイ・ベルコビッチの手でリヴァイアスはテロリストに乗っ取られた濡れ衣を着せられたためにリヴァイアスは当初の受け入れ先である[[火星]]を諦め、各地を転々としていくことになる。
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艦長に関しては最初は[[ルクスン・北条]]が務め、チームブルーのクーデター成功後は[[エアーズ・ブルー]]が艦長となるもチームブルーの故郷で受け入れ先になるはずだった[[土星]] ハイペリオンが青のインプルスのヴァイタル・ガーダー・回転衝角に破壊されたこととブルーの裏切りが公になったためにブルーは失脚することになった。
  
== 概要 ==
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ブルー失脚後は[[ユイリィ・バハナ]]が3代目艦長になり、ハイペリオン以外の土星圏に救助を頼むも受け入れられず、真紅のディカスティアとの戦闘で死傷者を出してしまった重さからユイリィは艦長を降り、荒廃する艦内に秩序を求めた[[尾瀬イクミ]]がアインヴァルトを使ってのクーデターを成功させて以降はイクミが4代目艦長となる。
人類を太陽系外へ逃がすことによってゲドゥルト・フェノメーンによる破滅的大災害を回避する計画「ヴァイア・プロジェクト」に基づき建造された「ヴァイア艦」の内の一隻。本艦はその中でも最初に建造された一番艦で、建造に際しては月面で発見された巨大な人型ヴァイアがベースとして使用されている。S-fixのソリッド体は人間の女性型。
 
  
ヴァイア艦としての基本機能として、通常の艦船よりも遥かに長く深くゲドゥルトの海に潜ることが可能となっており、館内も極めて高度な重力制御によって常に1Gの状態が保たれている。また、「S-fix(スフィクス)」と呼ばれる艦の制御中枢が乗組員らの精神とリンクして効率的に全体のコントロールを行う機能を有しており、未熟なリーベ・デルタの訓練生らでも問題なく操艦や艦内機能の管理を可能とした。特に艦長として認識された者とのリンクは極めて強く、命令が最優先で処理されるため、リヴァイアスの艦長となることは階級だけでなく、実際にリヴァイアスそのものを掌握するに等しいほどの権限を得ることと同義となる。このため、歴代リヴァイアスの艦長の中には隔絶された艦内社会の権力者として君臨した者も居る。
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[[ファイナ・S・篠崎]]の故郷でもある天王星 チタニアを最後の受け入れ先として、航行する中、深緑のヴァイスハイトに圧勝するも灰のゲシュペンストの[[ヴァイタル・ガーダー・ガイスト]]に大苦戦し、イクミの指示でクルーはリフト艦に避難していくもシュタイン・ヘイガーの独断でEランクメンバーを初めとした大半のクルーがブラティカに取り残されてしまう。最終的にはベルコビッチが逮捕されたこととゲシュペンストクルーが改心した[[コンラッド・ヴィスケス]]の遺言でリヴァイアスクルーを救助したことでリヴァイアス事件は終わりを迎えた。
  
本来の用途は移民船であり、戦闘を目的として造られたものではないが、搭載しているヴァイタル・ガーダーと重力制御機能を転用することで通常の戦闘用艦船とは比較にならない戦闘能力を発揮する。他のヴァイア艦が艦本体から直接ヴァイタル・ガーダーを遠隔制御するのに対し、本艦は船体下部の「リフト艦」から制御を行っているため、リフト艦を分離することで艦本体から切り離してより身軽に行動させることも可能という利点を備えている。この場合、分離後の艦本体は「ブラディカ」と呼称される。ただし、艦の自衛力をヴァイタル・ガーダーに大きく依存しているヴァイア艦の弱点がその分離機能で他艦以上に際立ってしまうため、一概に利点とは言えない。また、先述のS-fixとの精神リンクのフィードバックから引き起こされる「バックヤード」と呼ばれる弊害により、航行が長期に渡ると乗組員の精神に異常をきたさせてしまうという致命的な問題点も抱えていた。
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それから1年後、[[相葉昴治]]を初めとした再乗艦した250名と教官や調査スタッフを乗せ、艦長はルクスン、副艦長はユイリィが務めることになり、昴治の提案の許、再乗艦しなかった皆に会いに行くことにし、第一歩として、チタニアに出航した。
  
 
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
;[[スーパーロボット大戦X-Ω]]
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=== 単独作品 ===
:2017年4月のイベント「じぶんらしくあるために」より実装。レアリティSSRの戦艦ユニットとして登場。
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;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦X-Ω}}
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:初登場作品。2017年4月のイベント「じぶんらしくあるために」より実装。[[ナデシコC]]と共に初のSSR戦艦ユニットとして登場。
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:イベント毎にそれぞれ艦長や政権が異なるためか、ゲームシステム上の艦長はスフィクスの[[ネーヤ]]で固定、統一されている。都合上、実際の艦長である[[エアーズ・ブルー]]や[[尾瀬イクミ]]はNPC。
  
 
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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==== 武装 ====
 
==== 武装 ====
 
;バルジキャノン
 
;バルジキャノン
:本艦唯一の武装らしい武装。全長250mにも及ぶ巨大な実弾式のキャノン砲。2門搭載しており、分離してV.G.の携行武器とすることも可能。
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:本艦唯一にして最大の武装である、艦の両側面に2門搭載された全長250mの大型レールキャノン。分離してV.G.の携行武器とすることも可能。
 
;[[ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト]]
 
;[[ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト]]
:性質上、本艦の武装の一つとも言える存在。制御ブロックを「リフト艦」として切り離すことで、更に広範囲を身軽に動き回ることが可能。
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:性質上、本艦の武装のひとつとも言える存在。制御ブロックを「リフト艦」として切り離すことで、より高い機動性を得られる。
  
 
==== 防御兵装 ====
 
==== 防御兵装 ====
 
;重力フィールド
 
;重力フィールド
:ヴァイアの重力制御能力を利用した装備。
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:ヴァイアの重力制御能力を利用した装備。艦の仕様上、V.G.稼働時(=リフト艦分離時)のブラティカ単体では機能しない。
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:フィールド内を空気で満たすことで生身での艦外活動も可能。
  
 
== 関連機体 ==
 
== 関連機体 ==
 
;[[ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト]]
 
;[[ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト]]
:艦の一部とも言える専用の搭載兵器。
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:本艦に搭載された専用[[ヴァイタル・ガーダー]]。
;青のインプルス、深紅のディカスティア、灰のゲシュペンスト、深緑のヴァイスハイト、山吹のディプロマーター
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;青のインプルス/深紅のディカスティア/灰のゲシュペンスト/深緑のヴァイスハイト/山吹のディプロマーター
:リヴァイアスの後に造られた他のヴァイア艦。
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:リヴァイアスに続いて製造されたヴァイア艦。
;リヴァイアスÄra7
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;RYVIUS Ära7(リヴァイアス エーラ・ズィーベン)
:次世代型の黒のリヴァイアス級ヴァイア艦。
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:原作最終回に登場した、本艦の次世代型艦に相当するヴァイア艦。
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== 余談 ==
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*『リヴァイアス』と同じく黒田洋介氏がシナリオを担当した『[[スクライド]]』のコミカライズ版では、終盤にてラストボスが所有する宇宙船型タイムマシンとして本艦が登場している。また巻末のおまけ漫画では、実際に宇宙船として使用されている。
  
 
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==

2024年6月30日 (日) 12:23時点における最新版

黒のリヴァイアス
登場作品 無限のリヴァイアス
デザイン 山根公利
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 機体
母艦
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スペック
分類 外洋型航宙可潜艦「ヴァイア艦
全長 996 m
動力 ヴァイア
推進機関 ヴァイアによる重力制御
所属 リーベ・デルタ
主な搭乗員
【スフィクス】
ネーヤ
【艦長】
ルクスン・北条エアーズ・ブルーユイリィ・バハナ尾瀬イクミ
【その他】
リーベ・デルタの訓練生
テンプレートを表示

黒のリヴァイアスは『無限のリヴァイアス』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

近い将来に来る事が予見された第2のゲドゥルト・フェノメーンより人類を生存させるための外宇宙進出計画ヴァイア・プロジェクトに基づき建造されたヴァイア艦の内の一隻で名前のとおり、黒を基調としている。

本艦は最初に建造されたヴァイア艦で建造に際しては月面で発見された巨大な人型ヴァイアがベースとして使用されている。スフィクスのソリッド体は人間の女性型ネーヤ。搭載VGは人型のヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト

ヴァイア艦第1号ということもあってか本艦であるブラティカとアインヴァルトを有するリフト艦で構成されている。ゆえにいざという時にはリフト艦は脱出艦にもなるがリフト艦の分離中のブラティカはアインヴァルトがいないために重力制御・フィールド出力が大きく低下し、ゲトゥルトの海への降下もできなくなると艦の機能をヴァイアの存在に依存するヴァイア艦の欠点も他艦以上に露呈させている。

作中での動向 [編集 | ソースを編集]

初起動時の暴走事故により、多数の死者を出し、その後はバックヤード改善も兼ねて、リーベ・デルタ内に隠蔽されていたが同施設の圧壊から避難するために生き残ったリーベ・デルタ生徒たちが乗り込むこととなる。バックヤードに関してはリーベ・デルタ時代の影響で多少は改善されていたことや正式な艦長がいなかったことで他のヴァイア艦艦長たちのような重度のバックヤードにはならずにすんだ。

ヴァイア計画を成功させるために手段を選ばなくなっているセルゲイ・ベルコビッチの手でリヴァイアスはテロリストに乗っ取られた濡れ衣を着せられたためにリヴァイアスは当初の受け入れ先である火星を諦め、各地を転々としていくことになる。

艦長に関しては最初はルクスン・北条が務め、チームブルーのクーデター成功後はエアーズ・ブルーが艦長となるもチームブルーの故郷で受け入れ先になるはずだった土星 ハイペリオンが青のインプルスのヴァイタル・ガーダー・回転衝角に破壊されたこととブルーの裏切りが公になったためにブルーは失脚することになった。

ブルー失脚後はユイリィ・バハナが3代目艦長になり、ハイペリオン以外の土星圏に救助を頼むも受け入れられず、真紅のディカスティアとの戦闘で死傷者を出してしまった重さからユイリィは艦長を降り、荒廃する艦内に秩序を求めた尾瀬イクミがアインヴァルトを使ってのクーデターを成功させて以降はイクミが4代目艦長となる。

ファイナ・S・篠崎の故郷でもある天王星 チタニアを最後の受け入れ先として、航行する中、深緑のヴァイスハイトに圧勝するも灰のゲシュペンストのヴァイタル・ガーダー・ガイストに大苦戦し、イクミの指示でクルーはリフト艦に避難していくもシュタイン・ヘイガーの独断でEランクメンバーを初めとした大半のクルーがブラティカに取り残されてしまう。最終的にはベルコビッチが逮捕されたこととゲシュペンストクルーが改心したコンラッド・ヴィスケスの遺言でリヴァイアスクルーを救助したことでリヴァイアス事件は終わりを迎えた。

それから1年後、相葉昴治を初めとした再乗艦した250名と教官や調査スタッフを乗せ、艦長はルクスン、副艦長はユイリィが務めることになり、昴治の提案の許、再乗艦しなかった皆に会いに行くことにし、第一歩として、チタニアに出航した。

登場作品と役柄[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2017年4月のイベント「じぶんらしくあるために」より実装。ナデシコCと共に初のSSR戦艦ユニットとして登場。
イベント毎にそれぞれ艦長や政権が異なるためか、ゲームシステム上の艦長はスフィクスのネーヤで固定、統一されている。都合上、実際の艦長であるエアーズ・ブルー尾瀬イクミはNPC。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

バルジキャノン
本艦唯一にして最大の武装である、艦の両側面に2門搭載された全長250mの大型レールキャノン。分離してV.G.の携行武器とすることも可能。
ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト
性質上、本艦の武装のひとつとも言える存在。制御ブロックを「リフト艦」として切り離すことで、より高い機動性を得られる。

防御兵装[編集 | ソースを編集]

重力フィールド
ヴァイアの重力制御能力を利用した装備。艦の仕様上、V.G.稼働時(=リフト艦分離時)のブラティカ単体では機能しない。
フィールド内を空気で満たすことで生身での艦外活動も可能。

関連機体[編集 | ソースを編集]

ヴァイタル・ガーダー・アインヴァルト
本艦に搭載された専用ヴァイタル・ガーダー
青のインプルス/深紅のディカスティア/灰のゲシュペンスト/深緑のヴァイスハイト/山吹のディプロマーター
リヴァイアスに続いて製造されたヴァイア艦。
RYVIUS Ära7(リヴァイアス エーラ・ズィーベン)
原作最終回に登場した、本艦の次世代型艦に相当するヴァイア艦。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 『リヴァイアス』と同じく黒田洋介氏がシナリオを担当した『スクライド』のコミカライズ版では、終盤にてラストボスが所有する宇宙船型タイムマシンとして本艦が登場している。また巻末のおまけ漫画では、実際に宇宙船として使用されている。

商品情報[編集 | ソースを編集]