「イヴの呪い」の版間の差分
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アイアンシーとイヴの呪いの構造は、現代社会において利益と効率のみを重視して発展する機械世界と、その先に待つ全ての絶滅のメタファーとなっている。 | アイアンシーとイヴの呪いの構造は、現代社会において利益と効率のみを重視して発展する機械世界と、その先に待つ全ての絶滅のメタファーとなっている。 | ||
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2022年1月15日 (土) 09:59時点における最新版
イヴの呪いとは、『アクエリオンEVOL』に登場する用語。
概要[編集 | ソースを編集]
作中にて、アルテア界で発生していた謎の現象。女性が心身ともに男性化してしまうという現象であり、これがためにアルテア界は滅亡の危機に瀕していた。
種族の滅亡を防ぐべく、総司令イズモ・カムロギの指揮のもと、もう一つの地球である「ヴェーガ」から女性を連れ去ってくるという対症措置が取られたが、彼女らもまたこの現象によって男性化してしまい、事態の解決にはならなかった。アルテア軍はこの「イヴの呪い」を受けることのない「レア・イグラー」を探してヴェーガに攻め入り、その過程で聖天使学園のネオ・ディーバとは幾度となく激突している。
原因[編集 | ソースを編集]
劇中では明言されていないが、この現象の遠因となったのは、イズモの母・オリザが造り上げたアルテア界のエネルギー配給システム「アイアンシー」そのものだったことが示唆されている。このシステムは簡単に言うと、アルテア界の地球からエネルギーを直接吸い上げることで成り立っているのだが、決戦に敗れたイズモはアイアンシーの構造が「女性的な存在の象徴=命を生み育てる存在」である大地からその力を奪っており、それが住民に何らかの影響を及ぼしたのではないか、と考えていた。それを裏付けるかのように、アイアンシーのトラブルが頻発し、エネルギーの吸い上げが正常に行われていない区画においてはカゲロウが繁殖を続けて生き残っていた。
最終的にはエンシェントAQとの決着後、アイアンシーの稼働停止により呪いは収まり、MIXを始めとする男体化した女性達も元の性別へと戻っていったことが小説版にて明言されている。
アイアンシーとイヴの呪いの構造は、現代社会において利益と効率のみを重視して発展する機械世界と、その先に待つ全ての絶滅のメタファーとなっている。