「ラムダ・ドライバ」の版間の差分
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『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場する概念。人間の神経系統を模倣した人型兵器に搭載されている'''虚弦斥力場生成システム'''と呼ばれ、搭乗者の意思を物理的な力に変換し、物理法則を無視した現象を引き起こすと説明されていたが、終盤にて本来の名称は「'''オムニ・スフィア高速連鎖干渉炉'''」という事が明かされる。 | 『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場する概念。人間の神経系統を模倣した人型兵器に搭載されている'''虚弦斥力場生成システム'''と呼ばれ、搭乗者の意思を物理的な力に変換し、物理法則を無視した現象を引き起こすと説明されていたが、終盤にて本来の名称は「'''オムニ・スフィア高速連鎖干渉炉'''」という事が明かされる。 | ||
− | + | 一種の精神世界であるオムニ・スフィアは物理世界と相互に干渉しあっており、人間は生身の状態でもオムニ・スフィアを通して分子が揺らぐ程度の干渉を物質に与えている。この干渉反応は脳と全身の神経系によって生じており、これを連鎖的に増幅させることによってより強力な干渉反応を生じさせる装置、つまりオペレーターの意思によって現実世界を書き換える装置がラムダ・ドライバだと判明した。 | |
その用途は多彩に渡り、見えない防壁として使用したり、力場に指向性を持たせ、見えない弾丸として使用する事もでき、宗介に至っては道路標識を踏み台にした機体の自重を無視したありえない機動をしたり、敵機体から放たれた弾丸の存在を消滅させたりしている。 | その用途は多彩に渡り、見えない防壁として使用したり、力場に指向性を持たせ、見えない弾丸として使用する事もでき、宗介に至っては道路標識を踏み台にした機体の自重を無視したありえない機動をしたり、敵機体から放たれた弾丸の存在を消滅させたりしている。 | ||
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+ | また、ARX-7 アーバレストは同名の攻撃力・機体性能アップ能力を持っており、計算式は次のようになる。 | ||
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2014年7月29日 (火) 13:11時点における版
ラムダ・ドライバ(Λ Driver)
『フルメタル・パニックシリーズ』に登場する概念。人間の神経系統を模倣した人型兵器に搭載されている虚弦斥力場生成システムと呼ばれ、搭乗者の意思を物理的な力に変換し、物理法則を無視した現象を引き起こすと説明されていたが、終盤にて本来の名称は「オムニ・スフィア高速連鎖干渉炉」という事が明かされる。
一種の精神世界であるオムニ・スフィアは物理世界と相互に干渉しあっており、人間は生身の状態でもオムニ・スフィアを通して分子が揺らぐ程度の干渉を物質に与えている。この干渉反応は脳と全身の神経系によって生じており、これを連鎖的に増幅させることによってより強力な干渉反応を生じさせる装置、つまりオペレーターの意思によって現実世界を書き換える装置がラムダ・ドライバだと判明した。
その用途は多彩に渡り、見えない防壁として使用したり、力場に指向性を持たせ、見えない弾丸として使用する事もでき、宗介に至っては道路標識を踏み台にした機体の自重を無視したありえない機動をしたり、敵機体から放たれた弾丸の存在を消滅させたりしている。 その他原作小説においては重力を無視し浮遊したり、放射能を無力化するシーンなどが存在しており、まさに超能力そのものである(原作者の賀東氏はもっと直裁に「魔法みたいなもの」と表現したことがある)。
採用作品・勢力別効果
スパロボでも特殊能力として採用。原作で攻撃力の底上げや防壁として使っていることを踏まえ、気力が一定値以上で発動し、自機の攻撃に最終ダメージ補正と、全属性の攻撃を一定ダメージまで無効化するバリアが追加される。気力上昇に伴って「最終ダメージ補正」並びに「バリアのダメージ無効化値と消費EN」が上昇していく。 他の特殊能力と比べ、かなり各種計算式が複雑な構成。Wでは自軍と敵軍で発動気力や効果に違いがある上、自軍でも初期解禁時とドライバ再起動後で性能が違う。
作品 | 勢力 | 効果 | 気力99↓ | 100 | 110 | 120 | 130 | 140 | 150 | 160 | 170 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
J | 共通 | 最終与ダメージ | - | - | - | ×1.2 | ×1.3 | ×1.4 | ×1.5 | - | - |
バリア無効化値 | - | - | - | 1400 | 1600 | 1800 | 2000 | - | - | ||
バリア消費EN | - | - | - | 5 | 10 | 15 | 20 | - | - | ||
W | 自軍 | 最終与ダメージ(初期) | - | - | - | ×1.1 | ×1.15 | ×1.2 | ×1.3 | ×1.4 | ×1.5 |
最終与ダメージ(再起動後) | - | - | - | ×1.2 | ×1.3 | ×1.4 | ×1.5 | ×1.5 | ×1.5 | ||
バリア無効化値 | - | - | - | 1000 | 1200 | 1400 | 1600 | 1800 | 2000 | ||
バリア消費EN(初期) | - | - | - | 5 | 7 | 9 | 11 | 13 | 15 | ||
バリア消費EN(再起動後) | - | - | - | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | ||
敵軍 | 最終与ダメージ | - | ×1.1 | ×1.2 | ×1.25 | ×1.3 | ×1.35 | ×1.4 | ×1.45 | ×1.5 | |
バリア無効化値 | - | 1300 | 1400 | 1500 | 1600 | 1700 | 1800 | 1900 | 2000 | ||
バリア消費EN | - | 5 | 7 | 9 | 11 | 13 | 15 | 17 | 19 |
時獄篇では全属性ダメージをEN10消費で味方は500、敵は1000軽減するバリア能力に変更。軽減ダメージは気力100から10ごとに+100され、最大で敵は1700、味方は1200軽減となる。 また、ARX-7 アーバレストは同名の攻撃力・機体性能アップ能力を持っており、計算式は次のようになる。
作品 | 効果 | 気力130 | 140 | 150 | 160 | 170 |
---|---|---|---|---|---|---|
時獄篇 | 最終与ダメージ | ×1.05 | ×1.05 | ×1.1 | ×1.1 | ×1.15 |
照準値補正 | +10 | +15 | +20 | +25 | +30 | |
装甲値補正 | +100 | +150 | +200 | +250 | +300 |
また、カスタムボーナス獲得後は次のようになる。
作品 | 効果 | 気力130 | 140 | 150 | 160 | 170 |
---|---|---|---|---|---|---|
時獄篇 | 最終与ダメージ | ×1.1 | ×1.1 | ×1.15 | ×1.15 | ×1.2 |
照準値補正 | +15 | +20 | +25 | +30 | +35 | |
装甲値補正 | +150 | +200 | +250 | +300 | +350 |
主な所持ユニット
今の所自軍ユニットで持っているのはアーバレストのみで、他は全て敵ユニット。
- ARX-7 アーバレスト
- 『気迫』を使えば一瞬で発動。ラムダ・ドライバでダメージ補正が最大1.5倍になる上、機体には合体攻撃のウルズ・ストライク、パイロットの相良宗介に『魂』があり、恐ろしいまでのダメージ倍率補正をかけられる。ただしWではシナリオ展開上、搭載後も使用不可能な期間がある。また宗介は性格が「冷静」で、JやWの仕様上バリアでダメージを0にしても被弾扱いとなり、気力が下がってしまう。特に援護防御がデフォルトであるJではやってしまいがち。
- プラン1056 コダール
- Jの本編ではイベントでしか登場せず、ツメスパロボでしか直接戦闘する機会がなかった。Wではルート分岐次第で序盤から登場し、毎ターン集中と覚醒を使う。もちろんパイロットはガウルン。自軍戦力がまだ乏しいだけに脅威。
- プラン1058 コダールi(ガウルン機&ゲイツ機)
- Jでは『ヴェノム』表記。ガウルン機は本人のパラメータや技能のおかげでJやWでも一、二を争う強さを誇る。更にどちらも多くのシナリオで気力が一気に上昇したり、毎ターン集中と覚醒がかかるなど反則気味の補正まである。今作ではマルチコンボシステムが導入されてるため、ヘタに味方機が隣接しているとリアルロボット等はガンガン墜ちる。なお原作者の賀東氏がスパロボファンなのは有名だがガウルンの強さには「俺には接待してくれよ」と嘆いていたという逸話もある。
- プラン1059 コダールm(夏玉芳機)
- Wで登場。ガウルン機やゲイツ機と比べると反則的な強さはないが、中ボスとしては十分に強敵。
- プラン1059 コダールc
- Wで登場。ザコ機体としては破格の性能を誇るが、乗っているのがただの傭兵なので性能を引き出せていない。
- ベヘモス
- 機体の装甲が元々高いのもあってとにかく硬い。パイロットがクガヤマ・タクマやザコの傭兵なので、やや弱めなのが救い。J、W共に序盤の初心者殺し。
余談
フルメタが参戦した作品の一つに似た名前の用語があり、勘違いされてラダム・ドライバと読む人が多い。ちなみに「ラムダ」とはギリシア文字であり、本来の表記は「Λ(あるいはλ)」である。
賀東氏はラムダ・ドライバの設定を思いついた件について、月刊誌『電撃ホビーマガジン』のインタビューで「掲載誌だった『ドラゴンマガジン』にファンタジー作品が多かったことから、ロボットものでも魔法みたいなものを使えるロボットを出さないと受けないのではと思った」という意図だったと明かしている。ただ、いわゆる量産機を好み、スパロボでも量産機でエースを倒すといった嗜好の彼にとっては苦肉の策だったようで、インタビューでは続けて「『なんだかよくわからない力』の説明は後から考えればいいやと思っていたけど、すぐに後悔しました」とも述べている。なお、劇中登場人物もこの力についてはあまり肯定的な評価をしていない。