「LIVE A LIVE」の版間の差分
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*スーパーファミコン版では片仮名表記は『ライブ・ア・ライブ』だったが、HD-2D版では片仮名表記から中黒が消え『ライブアライブ』表記となっている。 | *スーパーファミコン版では片仮名表記は『ライブ・ア・ライブ』だったが、HD-2D版では片仮名表記から中黒が消え『ライブアライブ』表記となっている。 | ||
*各編には既存の[[映画]]や[[漫画]]作品のパロディ・オマージュ描写がふんだんに取り入れられている事でも知られており、例えば近未来編では[[マジンガーシリーズ]]などダイナミックプロ作品のパロディが見られている。 | *各編には既存の[[映画]]や[[漫画]]作品のパロディ・オマージュ描写がふんだんに取り入れられている事でも知られており、例えば近未来編では[[マジンガーシリーズ]]などダイナミックプロ作品のパロディが見られている。 | ||
+ | **なお、近未来編のアイテムには「獣神シャツ」という装備がある。これは[[獣神サンダーライガー]]…ではなく、同機とのコラボレーションで登場した同名のプロレスラーが元ネタである。 | ||
*SFC版の時点で既にSFCの限界、およびRPGの限界に挑んだ意欲的な描写が多々存在していた。近未来編では一例として、SFCにもかかわらずゲーム自体のオープニングとは別にオープニング演出が用意されていたが、HD-2D版リメイクの恩恵を顕著に受け、アニメのOPをゲームで再現したかのような気合の入ったものとなっている。 | *SFC版の時点で既にSFCの限界、およびRPGの限界に挑んだ意欲的な描写が多々存在していた。近未来編では一例として、SFCにもかかわらずゲーム自体のオープニングとは別にオープニング演出が用意されていたが、HD-2D版リメイクの恩恵を顕著に受け、アニメのOPをゲームで再現したかのような気合の入ったものとなっている。 | ||
*版権事情も絡んでいるのか、『DD』以外での他作品への客演・コラボは中世編が主となっている。 | *版権事情も絡んでいるのか、『DD』以外での他作品への客演・コラボは中世編が主となっている。 |
2024年8月24日 (土) 04:23時点における版
LIVE A LIVE | |
---|---|
読み | ライブ ア ライブ |
開発元 | ヒストリア |
発売元 | スクウェア・エニックス |
対応機種 |
Nintendo Switch プレイステーション4 Steam |
プロデューサー | 時田貴司 |
シナリオ |
時田貴司 井上信行 |
キャラクターデザイン |
島本和彦(近未来編オリジナルデザイン) 生島直樹 |
メカニックデザイン | 島本和彦(近未来編オリジナルデザイン) |
音楽 | 下村陽子 |
発売日 |
2022年7月22日(Switch) 2023年4月27日(PS4) 2023年4月28日(Steam) |
CERO区分 | CERO:B(12才以上対象) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦DD |
『LIVE A LIVE』はスクウェア・エニックス発売のゲーム作品。
概要
旧スクウェアが1994年にスーパーファミコンで発売したオムニバスRPGをHD-2D化[1]したリメイク作品。20年以上の間、リメイクを望まれていたゲームであり、HD-2Dによる制作発表は驚きをもって迎えられた。
7つ+αのシナリオが用意されており、各編ごとに当時小学館の雑誌で連載を持っていた漫画家がキャラクターデザインを担当して話題になった。リメイク版では元々のデザインの面影を残しつつ生島直樹氏による新規デザインが使用されている。
シナリオは各編ごとに異なる年代で展開され、内容も基本的には繋がりはない。しかし、7編をクリアした後に解放される「中世編」をクリアした後にさらに解放される「最終編」にて各編の主人公たちが「中世編」の世界に集合し、招いた元凶に立ち向かっていくという構成が特徴。全編に渡り、良くも悪くも人の生き様と抗いようのない業を描いている作品。
特に「中世編」「最終編」で描かれる王道的なRPGを批判するような展開は今でもプレイヤー達の語り草となっている。
スパロボに参戦する「近未来編」はタイトルに反して昭和ロボットアニメのテイストが盛り込まれており、終盤は巨大ロボットブリキ大王に乗り込んで立ち塞がる敵を倒しながら本拠地へ進軍していくというゲームになるのが特徴。キャラクターデザインを担当した島本和彦氏は本作を気に入っており、同人誌という形で近未来編をコミカライズした。その熱意を買ったスクウェア・エニックスにより現在は公式コミカライズとして販売されている。
シナリオ | キャラクター原案 |
---|---|
原始編 ~接触~ | 小林よしのり |
幕末編 〜密命〜 | 青山剛昌 |
功夫編 〜伝承〜 | 藤原芳秀 |
西部編 〜放浪〜 | 石渡治 |
現代編 〜最強〜 | 皆川亮二 |
近未来編 〜流動〜 | 島本和彦 |
SF編 〜機心〜 | 田村由美 |
中世編 〜魔王〜 | なし |
最終編 |
ストーリー
今よりちょっとだけ未来。超能力を持つ少年がいた。
人々の本音を見すぎケンカに明け暮れる日々だったが……。
人の心を読む事ができる少年を取り巻く怪事件……。
果たして古代のロボット魔神ブリキ大王は復活するか!?
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ちびっこハウス
- アキラ
- 近未来編の主人公。超能力者の少年。
- 無法松
- アキラの兄貴分。タイヤキ屋を営む腕っぷしが自慢の「昭和の男」。
- タロイモ
- カオリが飼っていたカメの「タロキチ」が藤兵衛によってアンドロイド化された姿。
- 妙子
- ヒロイン。ちびっこハウスの子供たちの世話をする女性。
- 園長
- ちびっこハウスの園長。
- カオリ、カズ、アッキー、ユキ、ワタナベ
- ちびっこハウスに住む孤児達。うちカオリはアキラの実妹である。
- 藤兵衛
- 町はずれの古道具屋の主人で発明家。
陸軍関係者
- 雲龍
- 日暮里にある御出居寺の住職。
- ヤマザキ
- 陸軍の総帥。
- シンデルマン
- マッドサイエンティスト。
- W1号
- シンデルマンに開発された試作型液体人間ロボット。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
用語
- 液体人間
- 陸軍によって研究されているもので、人間を液化還元し、ある目的のために使用する。液体人間にされているのはほぼすべてが無辜の人間であり、肉体ある人間に対して憎しみを抱え込んでしまっている。
- マタンゴ
- マジックマッシュルームの一種。現実のドラッグとほぼ同様のものだが、精神エネルギーを増幅させる効果を持つ。
楽曲
- 「GO! GO! ブリキ大王!!」
- 作詞:時田貴司、ファミ通読者の皆さまfeat.島本和彦 / 作曲:下村陽子 / 編曲:中村佳紀、岩田彬良 / 歌:影山ヒロノブ
- 近未来編オープニングテーマ。SFC版の頃から存在するブリキ大王のテーマであり、ブリキ大王搭乗時の戦闘曲でもある。
- パートは3番まで存在し、1番は時田氏、2番は島本氏がそれぞれ作詞を担当。3番は当時のファミ通での読者による公募[3]から歌詞を組み合わせて作られている。
- HD-2D版では影山ヒロノブ氏によるボーカル版が言語別に2種追加されており、オープニングではボーカル版、戦闘曲では通常版が流れる。
- 1994年には歌詞の公募への採用特典及び抽選プレゼントのカセットテープとして時田氏が直々に歌うボーカル版が作られ、2012年の原作SFC版サウンドトラック再販の際にはスクエニeストア予約特典として新録ボーカル版も作られた。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦DD
- 初参戦作品。「LIVE A LIVE 近未来編」名義で、2024年9月のイベント「ブリキ大王 我とあり」にて期間限定参戦。島本和彦氏により立ち絵やカットインが描き下ろされている。
余談
- スーパーファミコン版では片仮名表記は『ライブ・ア・ライブ』だったが、HD-2D版では片仮名表記から中黒が消え『ライブアライブ』表記となっている。
- 各編には既存の映画や漫画作品のパロディ・オマージュ描写がふんだんに取り入れられている事でも知られており、例えば近未来編ではマジンガーシリーズなどダイナミックプロ作品のパロディが見られている。
- なお、近未来編のアイテムには「獣神シャツ」という装備がある。これは獣神サンダーライガー…ではなく、同機とのコラボレーションで登場した同名のプロレスラーが元ネタである。
- SFC版の時点で既にSFCの限界、およびRPGの限界に挑んだ意欲的な描写が多々存在していた。近未来編では一例として、SFCにもかかわらずゲーム自体のオープニングとは別にオープニング演出が用意されていたが、HD-2D版リメイクの恩恵を顕著に受け、アニメのOPをゲームで再現したかのような気合の入ったものとなっている。
- 版権事情も絡んでいるのか、『DD』以外での他作品への客演・コラボは中世編が主となっている。