「海賊戦隊ゴーカイジャー」の版間の差分
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== 概要 == | == 概要 == | ||
− | 「[[スーパー戦隊シリーズ]]」の35作記念タイトルで、歴代シリーズ作品とのクロスオーバーが最大の特徴。作品世界についても「歴代スーパー戦隊が世界を守り続けてきた」という設定で過去のシリーズ34作品と地続きとなっており<ref> | + | 「[[スーパー戦隊シリーズ]]」の35作記念タイトルで、歴代シリーズ作品とのクロスオーバーが最大の特徴。作品世界についても「歴代スーパー戦隊が世界を守り続けてきた」という設定で過去のシリーズ34作品と地続きとなっており<ref>通常はシリーズ第4作『電子戦隊デンジマン』とその続編である第5作『太陽戦隊サンバルカン』の関係を除き、各シリーズ作品の世界観は独立している。[[映画]]などで複数の戦隊が共演することはあるが、基本的に本編に影響を与えるものではない。『ゴーカイジャー』ではこれら共演作品での設定も世界観に含まれており、実際に第40話は映画『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』の裏側を描いた話である。</ref><ref>後の作品『[[機界戦隊ゼンカイジャー]]』ではVシネマにて本作の世界が[[平行世界]]「ゴーカイトピア」として扱われているため、「各作品と地続きのゴーカイトピアという独立した世界」が存在している、という認識だと思われる。</ref>、それまでの戦隊は「レジェンド戦隊」と呼ばれている。過去シリーズでヒーローを演じたキャストがそのまま出演したり、それぞれの作品のその後が語られたりと、スーパー戦隊シリーズを視聴してきた全ての世代へ向けた内容となっている。また、メカニックにおいても過去作のメカと合体してパワーアップするという形式がとられている。 |
初期メンバー5人はスーパー戦隊シリーズでは初となる全員が宇宙人という設定で、「本来地球とは無関係で自由奔放な彼らが、どのようにして地球を守る戦士となるのか」というのが本作のテーマとなっている。 | 初期メンバー5人はスーパー戦隊シリーズでは初となる全員が宇宙人という設定で、「本来地球とは無関係で自由奔放な彼らが、どのようにして地球を守る戦士となるのか」というのが本作のテーマとなっている。 | ||
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:宇宙の全てと同じ価値があると言われ、宇宙海賊たちが狙う伝説の存在。 | :宇宙の全てと同じ価値があると言われ、宇宙海賊たちが狙う伝説の存在。 | ||
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;ザギン | ;ザギン | ||
:宇宙帝国ザンギャック内で使われている通貨。相場は'''1ザギン=360円'''。 | :宇宙帝国ザンギャック内で使われている通貨。相場は'''1ザギン=360円'''。 | ||
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== 各話リスト == | == 各話リスト == | ||
− | 歴代戦隊からのゲストが登場する回(いわゆる「レジェンド回」)は出典元に由来したサブタイトルとなっている。 | + | 歴代戦隊からのゲストが登場する回(いわゆる「レジェンド回」)は出典元に由来したサブタイトルとなっている。 |
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**レンジャーキーは『ゴーカイジャー』本編ラストで各戦隊に返還しているため、本編以後を描いた作品や客演では「鎧が各戦隊と交渉してレンジャーキーを借り受けている」という設定になっている。 | **レンジャーキーは『ゴーカイジャー』本編ラストで各戦隊に返還しているため、本編以後を描いた作品や客演では「鎧が各戦隊と交渉してレンジャーキーを借り受けている」という設定になっている。 | ||
**後の『[[機界戦隊ゼンカイジャー]]』に登場する追加戦士・ツーカイザーはゴーカイジャーがデザインモチーフとなっている。<ref>なお、デザインが似ているのは変身者であるゾックス・ゴールドツイカーの妹であるフリント曰く「'''パクった'''」との事(つまり[[海賊]]の海賊版といえる)。</ref> | **後の『[[機界戦隊ゼンカイジャー]]』に登場する追加戦士・ツーカイザーはゴーカイジャーがデザインモチーフとなっている。<ref>なお、デザインが似ているのは変身者であるゾックス・ゴールドツイカーの妹であるフリント曰く「'''パクった'''」との事(つまり[[海賊]]の海賊版といえる)。</ref> | ||
− | * | + | *各話リストのゲストレジェンド欄を見てもわかるとおり、'''『ゴーカイジャー』以前の34戦隊全てから歴代のオリジナルキャスト達がゲスト出演するという快挙を成し遂げている。'''これは別シリーズで似たコンセプトの『ウルトラマンメビウス』や『仮面ライダージオウ』では実現できなかったことであり、まさに奇跡と言える。 |
+ | *レジェンド大戦においては総勢182名ものスーツアクターが参加することになり、シリーズに出演しているスタントマンの所属事務所であるジャパンアクションエンタープライズのスーツアクターを総動員し、各地のイベントショーをメインに活動しているアクション俳優も登板した<ref>[https://www.toei.co.jp/tv/go-kai/story/1194661_1843.html 海賊戦隊ゴーカイジャー 第1話 宇宙海賊現る|東映[テレビ]] 2023年3月2日閲覧。</ref>。 | ||
*同時期に放送された非公認作品『非公認戦隊アキバレンジャー』『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン<ruby><rb>痛</rb><rt>つう</rt></ruby>』(SRW未参戦)では、本作の大いなる力をパロディにした「大それた力」が登場する。 | *同時期に放送された非公認作品『非公認戦隊アキバレンジャー』『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン<ruby><rb>痛</rb><rt>つう</rt></ruby>』(SRW未参戦)では、本作の大いなる力をパロディにした「大それた力」が登場する。 | ||
− | **関連グッズとして「レ'''ソ'''ジャーキー」も発売された。レソジャーキーはレンジャーキーと同サイズだが、厚みが違うため'''モバイレーツに刺さらない''' | + | **関連グッズとして「レ'''ソ'''ジャーキー」も発売された。レソジャーキーはレンジャーキーと同サイズだが、厚みが違うため'''モバイレーツに刺さらない'''という特徴があった。 |
+ | **だが10周年に当たる2022年にプレミアムバンダイで発売されたレソジャーキーは、先行発売された『モバイレーツ MEMORIAL EDITION』との連動が実現している。 | ||
*海外版にあたる「パワーレンジャーシリーズ」では『天装戦隊ゴセイジャー』の翻案作品である『パワーレンジャー・メガフォース』のシーズン2『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』として翻案されている。 | *海外版にあたる「パワーレンジャーシリーズ」では『天装戦隊ゴセイジャー』の翻案作品である『パワーレンジャー・メガフォース』のシーズン2『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』として翻案されている。 | ||
− | ** | + | **このため、『メガフォース』内では『ゴセイジャー』序盤の敵組織であるウォースターが『ゴーカイジャー』の敵組織であるザンギャックの先遣隊となっているなど、『ゴセイジャー』と『ゴーカイジャー』の設定が折衷されている。また『ゴーカイジャー』では前日譚であるレジェンド大戦がこちらでは最終決戦と、大きく扱いが変わっている。 |
== 商品情報 == | == 商品情報 == |
2024年5月22日 (水) 19:58時点における最新版
海賊戦隊ゴーカイジャー | |
---|---|
原作 |
八手三郎 石ノ森章太郎 |
監督 |
中澤祥次郎 渡辺勝也 坂本浩一 加藤弘之 坂本太郎 竹本昇 |
脚本 |
荒川稔久 香村純子 下山健人 浦沢義雄 井上敏樹 石橋大助 |
キャラクターデザイン |
韮沢靖 篠原保 さとうけいいち 酉澤安施 |
音楽 | 山下康介(Project.R) |
制作 | 東映 |
放送局 | テレビ朝日 |
放送期間 |
2011年2月13日 - 2012年2月19日 |
話数 | 全51話 |
シリーズ | スーパー戦隊シリーズ |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
『海賊戦隊ゴーカイジャー』は東映制作による特撮テレビドラマ作品。
概要
「スーパー戦隊シリーズ」の35作記念タイトルで、歴代シリーズ作品とのクロスオーバーが最大の特徴。作品世界についても「歴代スーパー戦隊が世界を守り続けてきた」という設定で過去のシリーズ34作品と地続きとなっており[1][2]、それまでの戦隊は「レジェンド戦隊」と呼ばれている。過去シリーズでヒーローを演じたキャストがそのまま出演したり、それぞれの作品のその後が語られたりと、スーパー戦隊シリーズを視聴してきた全ての世代へ向けた内容となっている。また、メカニックにおいても過去作のメカと合体してパワーアップするという形式がとられている。
初期メンバー5人はスーパー戦隊シリーズでは初となる全員が宇宙人という設定で、「本来地球とは無関係で自由奔放な彼らが、どのようにして地球を守る戦士となるのか」というのが本作のテーマとなっている。
本作は一貫して正義のヒーローとして描かれていたスーパー戦隊シリーズにおいて異例の、宇宙海賊というアウトロー的モチーフを採用しており、歴代戦隊の姿に変身する[3][4]という設定も話題を呼んだ。
2012年には『宇宙刑事ギャバン』と共演する劇場作品『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』が公開されており、SRWより先にクロスオーバーを果たしている。
スーパーロボット大戦への参戦
2019年4月3日から公式ツイッターにてゴーカイジャー各員の一部を見せつつ4月7日に正式発表するという形式で『X-Ω』への参戦を発表。特撮作品としては『宇宙刑事ギャバン』に続く正式参戦作品となった。なお、スーパー戦隊シリーズとしては、期間限定参戦であった『恐竜戦隊ジュウレンジャー』に次いで2作品目となる。
ストーリー
宇宙の全てを手にしようとする宇宙帝国ザンギャックが地球に襲来した。地球を守り続けてきた34のスーパー戦隊はこれに立ち向かい、艦隊を退けたものの力を失ってしまう。
後にレジェンド大戦と呼ばれたその戦いから数年後、キャプテン・マーベラス率いる海賊戦隊ゴーカイジャーが宇宙最大のお宝を求め、地球にやってきた。時を同じくして再び襲来したザンギャックに対し、ゴーカイジャーは歴代戦隊の大いなる力を借りながら立ち向かう。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
ゴーカイジャー
- ゴーカイレッド / キャプテン・マーベラス
- ゴーカイジャーのリーダーでゴーカイガレオンの船長。懸賞金は当初150万ザギン。
- ゴーカイブルー / ジョー・ギブケン
- 元ザンギャックの脱走兵であるゴーカイガレオンの副船長。懸賞金は当初100万ザギン。
- ゴーカイイエロー / ルカ・ミルフィ
- ボーイッシュな元女盗賊。懸賞金は当初30万ザギン。
- ゴーカイグリーン / ドン・ドッゴイヤー
- メカニック担当で愛称は「ハカセ」。懸賞金は当初100ザギン。
- ゴーカイピンク / アイム・ド・ファミーユ
- ザンギャックに滅ぼされたファミーユ星の元王女。懸賞金は当初50万ザギン。
- ゴーカイシルバー / 伊狩鎧
- ゴーカイジャーに押しかけ参入した地球人。懸賞金は当初10万ザギン。
- ナビィ
- ゴーカイジャーをサポートするオウム型ロボット。
宇宙帝国ザンギャック
- 皇帝アクドス・ギル
- ザンギャックの最高支配者。
- 司令官ワルズ・ギル
- ザンギャックの皇太子。第二次地球侵略艦隊総司令。
- 参謀長ダマラス
- ワルズを補佐する作戦参謀。
- 開発技官インサーン
- 武器開発や行動隊長の改造手術・巨大化を担当する女性士官。
- 特務士官バリゾーグ / シド・バミック
- ワルズ・ギルに傍仕えするサイボーグ戦士。その正体はジョーの先輩兵士シドが改造された成れの果ての姿である。
- 行動隊長
- ザンギャックに所属する精鋭軍人。特殊能力を持っている上に、インサーンに強化手術を受けている。
- 兵隊ゴーミン
- ザンギャックの下級兵士。
- 下士官スゴーミン
- ザンギャックの上級兵士。
宇宙海賊
- バスコ・タ・ジョロキア
- ザンギャックと共闘関係にある宇宙海賊。かつてマーベラス、アカレッドと共に「赤き海賊団」を組んでいたが造反、ザンギャックに付き私掠活動をしている。
- サリー
- バスコの相棒の宇宙猿。
その他
- アカレッド
- 「歴代スーパー戦隊シリーズのレッド戦士の平和を願う心」から生まれた存在。マーベラスに大いなる力を集めるように促した人物である。
- 初登場はシリーズ第30作『轟轟戦隊ボウケンジャー』のオリジナルビデオ作品『轟轟戦隊ボウケンジャーVSスーパー戦隊』であり、その際は「赤の魂を受け継ぐ者」を自称し、ゴーカイジャーのように歴代レッドに変身する能力「ソウル降臨」を披露している。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- ゴーカイオー
- ゴーカイマシンが合体した巨大ロボ。
- ゴーカイガレオン
- ゴーカイジャーの生活拠点でもあるガレオン船型スペースシップ。
- ゴーカイジェット
- ゴーカイブルー専用の戦闘機型マシン。
- ゴーカイトレーラー
- ゴーカイイエロー専用のトレーラー型マシン。
- ゴーカイレーサー
- ゴーカイグリーン専用のレーシングカー型マシン。
- ゴーカイマリン
- ゴーカイピンク専用の潜水艦型マシン。
- 豪獣神 / 豪獣ドリル / 豪獣レックス
- 恐竜戦隊ジュウレンジャー、未来戦隊タイムレンジャー、爆竜戦隊アバレンジャーの大いなる力であるゴーカイシルバー専用の三段変形ロボ。
- 炎神マッハルコン
- 炎神戦隊ゴーオンジャーの大いなる力である炎神スピードルと炎神ベアールVの息子。本作オリジナルの炎神。
パワーアップ形態
- マジゴーカイオー
- 魔法戦隊マジレンジャーの大いなる力でマジドラゴンと合体した姿。
- デカゴーカイオー
- 特捜戦隊デカレンジャーの大いなる力でパトストライカーと合体した姿。
- ガオゴーカイオー
- 百獣戦隊ガオレンジャーの大いなる力でガオライオンと合体した姿。
- シンケンゴーカイオー
- 侍戦隊シンケンジャーの大いなる力で分離変形したガオライオンと侍合体した姿。
- ハリケンゴーカイオー
- 忍風戦隊ハリケンジャーの大いなる力で風雷丸と合体した姿。
- 豪獣ゴーカイオー
- 豪獣神の両腕と組み替え合体した姿。
- ゴーオンゴーカイオー
- 炎神マッハルコンと合体した姿。
- カンゼンゴーカイオー
- ゴーカイジャー自身の大いなる力により、ゴーカイオー、豪獣神、炎神マッハルコンが合体した姿。
- ゴレンゴーカイオー
- 秘密戦隊ゴレンジャーの大いなる力でバリブルーンと合体した姿。
- ウイング豪獣神
- 電磁戦隊メガレンジャーの大いなる力で召喚されたメガウイングと合体した姿。
用語
- レジェンド大戦
- かつて地球を襲ったザンギャックの艦隊と34のスーパー戦隊の激闘。
- レンジャーキー
- ゴーカイジャーが所有する、レジェンド戦隊の戦士の姿を模した鍵。携帯電話型変身アイテムのモバイレーツやゴーカイセルラーにセットすることで豪快チェンジが発動し、その戦士の姿に変身する。また、ゴーカイジャーが持つ各種武器にレンジャーキーをセットすることで、必殺技が発動可能になる。
- ゴーカイジャーの誰がどのキーを使っても問題はなく、本来の変身者とは性別の異なる戦士に豪快チェンジしたり[5]、メンバー全員で色を統一して豪快チェンジしたりすることも多々ある。
- レジェンド戦隊のレンジャーキーはレジェンド戦隊の力が分離したものであるため、本来の変身者は変身できず、特殊能力の大半も失われているが、レンジャーキーを返還されると再び変身可能になり[6]、自らの意思で力をレンジャーキーに戻すことも可能[7]。
- ゴーカイジャーのキーは出自が不明であり(視聴者の間では、アカレッドが開発者と目されている)、ゴーカイシルバーのキーに至っては、ゴーカイセルラー共々死者たちの手で鎧に託された品であり、どちらかと言えば大いなる力の一部であると思われる。
- 元が正義の戦士とはいえ、キー自体には意思がなく、バスコと映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦』に登場する怪人・黒十字王はレンジャーキーを傀儡として実体化する手段を持ち、本編と映画を合わせると、ゴーカイジャーのキー含めてほぼ全てのキーと一度は敵対している。
- 『スーパーヒーロー大戦』では仮面ライダーオーズの各コンボ形態[8]、『スーパーヒーロー大戦Z』では歴代メタルヒーロー[9]への豪快チェンジを行った。
- 大いなる力
- レンジャーキーに封じられた真の力。レジェンドの力と想いを正しく理解し、認められなければその力を発揮することはできない。
- 宇宙最大のお宝
- 宇宙の全てと同じ価値があると言われ、宇宙海賊たちが狙う伝説の存在。
- 宇宙帝国ザンギャック
- 全宇宙の支配を目論む強大な宇宙国家。
- ザギン
- 宇宙帝国ザンギャック内で使われている通貨。相場は1ザギン=360円。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「海賊戦隊ゴーカイジャー」
- 作詞:岩里祐穂 / 作曲:持田裕輔 / 編曲:Project.R(籠島裕昌) / 歌:松原剛志 (Project.R) / コーラス:ヤング・フレッシュ、Project.R
- エンディングテーマ
-
- 「スーパー戦隊 ヒーローゲッター」
- 作詞:藤林聖子、荒川稔久 / 作曲・編曲:Project.R(大石憲一郎) / 歌:Project.R
- レジェンド戦隊の名称と特徴を盛り込んだ「覚え歌」。
- 後にゴーカイジャーと『特命戦隊ゴーバスターズ』に関する歌詞を追加した「スーパー戦隊 ヒーローゲッター〜Now & Forever ver.」がイメージアルバムに収録された他、シリーズ第40作『動物戦隊ジュウオウジャー』では、スーパー戦隊40作&シリーズ通算2000回突破記念として『獣電戦隊キョウリュウジャー』以降の戦隊をさらに追加した「スーパー戦隊 ヒーローゲッター2016」、『機界戦隊ゼンカイジャー』までを追加した『スーパー戦隊ヒーローゲッター〜テン・ゴーカイジャーver.〜』が制作された。
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- 初参戦作品。第4期参戦作品の第8弾として、2019年4月に追加参戦。
- シナリオ中では常に変身後の姿で登場するが、特に理由付けなどはされておらず、他のキャラクターからの言及も特にない。レジェンド戦隊への豪快チェンジも再現されており、他の戦隊のグラフィックも用意されている。
- 初参戦イベント「激突!宇宙海賊×地獄」では原作でも共演した『ギャバン』に加え、『勇者エクスカイザー』、『マジンカイザーSKL』とクロスオーバーする。
- 2020年2月のイベント「受け継がれる牙」ではゴーカイシルバーが初登場し、『エクスカイザー』の他、『超重神グラヴィオンZwei』とクロスオーバーする。
各話リスト
歴代戦隊からのゲストが登場する回(いわゆる「レジェンド回」)は出典元に由来したサブタイトルとなっている。
斜線( / )で表記しているキャラクターは本編で実際に変身した人物。
話数 | サブタイトル | 登場敵キャラクター | ゲストレジェンド | 備考 |
---|---|---|---|---|
第1話 | 宇宙海賊現る | 行動隊長シカバネン | アカレンジャー | |
第2話 | この星の価値 | 行動隊長ボンガン | 小津 |
ゴーカイオー登場 |
第3話 | 勇気を魔法に変えて ~マージ・マジ・ゴー・ゴーカイ~ |
行動隊長サラマンダム | マジレンジャーの大いなる力を入手 マジドラゴン&マジゴーカイオー登場 | |
第4話 | 何のための仲間 | 行動隊長ゾドマス | ||
第5話 | ジャッジメント・パイレーツ | 行動隊長ブラムド | 赤座 礼紋 ドギー・クルーガー(デカマスター) |
デカレンジャーの大いなる力を入手 パトストライカー&デカゴーカイオー登場 |
第6話 | 一番大事なもの | 行動隊長ナノナノダ | ||
第7話 | ニキニキ!拳法修行 | 行動隊長パチャカマック13世 | 漢堂ジャン(ゲキレッド) | ゲキレンジャーの大いなる力を入手 |
第8話 | スパイ小作戦 | 行動隊長スニークブラザース (兄・エルダー、弟・ヤンガー) |
||
第9話 | 獅子、 |
行動隊長バウザー | 獅子 走(ガオレッド) | ガオレンジャーの大いなる力を入手 ガオライオン&ガオゴーカイオー登場 |
第10話 | トランプ勝負 | 行動隊長ヨクバリード | ||
第11話 | 親衛隊長デラツエイガー | 志葉 薫(姫シンケンレッド) | ||
第12話 | シンケンジャーの大いなる力を入手 シンケンゴーカイオー登場 | |||
第13話 | 道を教えて | 行動隊長ザッガイ | ||
第14話 | いまも交通安全 | 行動隊長ジェラシット | 陣内恭介(レッドレーサー) | カーレンジャーの大いなる力を入手 |
第15話 | 私掠船現る | バスコ・タ・ジョロキア | バスコ登場 | |
第16話 | 激突!戦隊VS戦隊 | リキッドロイド・ワテル バスコの召喚戦士 |
||
第17話 | 凄い銀色の男 | 行動隊長アルマドン | ゴーカイシルバー登場 | |
第18話 | 恐竜ロボット ドリルで大アバレ | 行動隊長オソガイン | ドラゴンレンジャー タイムファイヤー |
豪獣神登場 |
第19話 | 15戦士の鎧 | 行動隊長ウオーリアン | ゴーカイシルバー・ゴールドモード登場 | |
第20話 | 迷いの森 | ムーンロイド・ツッキー バスコの召喚戦士 |
リョウマ(ギンガレッド) ヒュウガ(黒騎士ヒュウガ) |
ギンガマンの大いなる力を入手 |
第21話 | 冒険者の心 | 創造王リュウオーン 竜人兵ジャリュウ |
明石 |
|
第22話 | 星降る約束 | 行動隊長スターグル | ||
第23話 | 人の命は地球の未来 | ファイヤーロイド・メラン バスコの召喚戦士 |
ゴーゴーファイブの大いなる力を入手 | |
第24話 | 愚かな地球人 | 行動隊長センデン 元行動隊長ジェラシット |
||
第25話 | 海賊とニンジャ | 行動隊長サタラクラJr. 行動隊長サンダールJr. 下忍マゲラッパ |
椎名鷹介 / ハリケンレッド 野乃 |
|
第26話 | シュシュッとTHE SPECIAL | 行動隊長サタラクラJr. 下忍マゲラッパ |
ハリケンジャーの大いなる力を入手 風雷丸&ハリケンゴーカイオー登場 | |
第27話 | いつもより豪快なチェンジ | 行動隊長レガエル | ||
第28話 | 翼は永遠に | 宇宙の賞金稼ぎキアイドー | 結城 凱 / ブラックコンドル | ジェットマンの大いなる力を入手 |
第29話 | アバレ七変化で新合体 | 行動隊長ダイヤール | 三条 |
豪獣ゴーカイオー登場 |
第30話 | 友の魂だけでも | 大科学者ザイエン | 大原 丈(イエローライオン) | ライブマンの大いなる力を入手 |
第31話 | 衝撃!!秘密作戦 | バスコ完全体 バスコの召喚戦士 |
星野吾郎(オーレッド) 丸尾 桃(オーピンク) |
オーレンジャーの大いなる力を入手 |
第32話 | 力を一つに | 行動隊長シールドン | ゴーカイガレオンバスター登場 | |
第33話 | ヒーローだァァッ!! | 行動隊長ザキュラ | 天火星・亮(リュウレンジャー) | |
第34話 | 夢を叶えて | 行動隊長ヴァンナイン | ||
第35話 | 次元ノムコウ | 害統領(二代目)ババッチード 保蛮官チラカシズキー 蛮機兵ウガッツ |
江角走輔(ゴーオンレッド) | マッハルコン登場 |
第36話 | 相棒カイゾク | ゴーオンゴーカイオー登場 | ||
第37話 | 最強の決戦機 | 決戦機グレートワルズ | ||
第38話 | 夢を掴む力 | カンゼンゴーカイオー登場 バリゾーグ&ワルズ・ギル退場 | ||
第39話 | どうして?俺たち高校生 | ウッドロイド・モリリン ソイルロイド・ドロリン |
伊達健太(メガレッド) | メガレンジャーの大いなる力を入手 |
第40話 | 未来は過去に | 外道衆 機械 |
ドモン(タイムイエロー) | 映画『天装戦隊ゴセイジャーVS シンケンジャー』の補完エピソード |
第41話 | なくしたくないもの | 親衛隊員ザツリグ 親衛隊員ダイランドー[10] |
皇帝アクドス・ギル登場 | |
第42話 | 宇宙最強の男 | バスコ完全体 | ||
第43話 | 伝説の勇者に | ダマラス退場 | ||
第44話 | 素敵な聖夜 | 行動隊長ビバブー | 曙 四郎(バトルケニア) | バトルフィーバーJの大いなる力を入手 |
第45話 | 慌てん坊忍者 | 鶴姫(ニンジャホワイト) ニンジャマン |
総集編 | |
第46話 | ヒーロー合格 | 行動隊長ジュジュ | ニンジャマン | カクレンジャーの大いなる力を入手 |
第47話 | 裏切りの果て | サンロイド・ソーラー ゴールドロイド・ゲロンパ |
サリー退場 | |
第48話 | 宿命の対決 | バスコ完全体 バスコの召喚したゴーカイジャー |
サンバルカン、チェンジマン、 フラッシュマン、マスクマン、 ファイブマンの大いなる力を入手 バスコ退場 | |
第49話 | 宇宙最大の宝 | 決戦機グレートインサーン | 疾風 翔(チェンジグリフォン) ダイ(グリーンフラッシュ) アキラ(ブルーマスク) 星川レミ(ファイブイエロー) |
インサーン退場 |
第50話 | 決戦の日 | ゴウシ(マンモスレンジャー) | ||
最終話 | さよなら宇宙海賊 | 飛羽高之 星川レミ ゴウシ 天重星・将児(テンマレンジャー) 天時星・ 巽ショウ(ゴーグリーン) 小津 ドギー・クルーガー シグナルマン・ポリス・コバーン 海城 |
アクドス・ギル退場 ゴーカイジャー、地球を去る | |
劇場版0 | 天装戦隊ゴセイジャーVS シンケンジャー エピックon銀幕 |
血祭のブレドラン マダコダマ 骨のシタリ |
先行登場 | |
劇場版1 | ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦 |
黒十字王(黒十字城) 再生怪人軍団 悪の戦隊戦士 |
海城 剛 / アカレンジャー 番場壮吉 / ビッグワン 黒田官平(ゴーグルブラック) 立花レイ(ダイナピンク) 郷 史朗(レッドワン) 天火星・亮 胡堂小梅(デカピンク) 明石 暁 谷 千明(シンケングリーン) 梅森源太(シンケンゴールド) |
時系列は第16話と第17話の間 ゴレンジャー、ジャッカー電撃隊、 デンジマン、ゴーグルファイブ、 ダイナマン、バイオマン、 ターボレンジャー、ダイレンジャー、 ボウケンジャー、ゴーオンジャー、 ゴセイジャーの大いなる力を入手 |
劇場版2 | 空飛ぶ幽霊船 | 幽霊船長ロスダーク にせゴーカイオー 合体戦闘員(亡霊戦闘員軍団) 野球仮面 |
G3プリンセス[11] | 時系列は第23話と第24話の間 |
劇場版3 | 海賊戦隊ゴーカイジャーVS 宇宙刑事ギャバン THE MOVIE |
魔空監獄獄長アシュラーダ ギャバンブートレグ 行動隊長スニークブラザース (兄・エルダー、妹・シスター、 多数の弟たち) |
曙 四郎 / バトルケニア 青梅大五郎 / デンジブルー |
ギャバンと共演 特命戦隊ゴーバスターズが先行登場 |
劇場版4 | 特命戦隊ゴーバスターズVS 海賊戦隊ゴーカイジャー THE MOVIE |
新司令官バッカス・ギル 親衛隊長ワレドナイヤー エンター エスケイプ メガゾード |
志葉 薫 | 獣電戦隊キョウリュウジャーが先行登場 |
劇場版5 | テン・ゴーカイジャー | バッドリー レム |
クリスタリア |
ゴーカイジャー10周年記念作品 Vシネマ作品の劇場先行公開 |
余談
- ナレーション及びアイテム音声は特撮愛好家でスパロボ常連の関智一氏が務めており、『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』ではラストシーンで重大なサプライズを仕掛ける「天の声」も担当。
- 設定的に扱いやすいこともあってか、後のアニバーサリー系作品にもゲスト出演することが多い。
- 客演時には、シリーズの後続作品の戦士にも豪快チェンジ可能になっている。また仮面ライダーシリーズやメタルヒーローシリーズと共演した映画作品では、それらのレンジャーキーが登場して変身したこともある。
- レンジャーキーは『ゴーカイジャー』本編ラストで各戦隊に返還しているため、本編以後を描いた作品や客演では「鎧が各戦隊と交渉してレンジャーキーを借り受けている」という設定になっている。
- 後の『機界戦隊ゼンカイジャー』に登場する追加戦士・ツーカイザーはゴーカイジャーがデザインモチーフとなっている。[12]
- 各話リストのゲストレジェンド欄を見てもわかるとおり、『ゴーカイジャー』以前の34戦隊全てから歴代のオリジナルキャスト達がゲスト出演するという快挙を成し遂げている。これは別シリーズで似たコンセプトの『ウルトラマンメビウス』や『仮面ライダージオウ』では実現できなかったことであり、まさに奇跡と言える。
- レジェンド大戦においては総勢182名ものスーツアクターが参加することになり、シリーズに出演しているスタントマンの所属事務所であるジャパンアクションエンタープライズのスーツアクターを総動員し、各地のイベントショーをメインに活動しているアクション俳優も登板した[13]。
- 同時期に放送された非公認作品『非公認戦隊アキバレンジャー』『非公認戦隊アキバレンジャー シーズン
痛 』(SRW未参戦)では、本作の大いなる力をパロディにした「大それた力」が登場する。- 関連グッズとして「レソジャーキー」も発売された。レソジャーキーはレンジャーキーと同サイズだが、厚みが違うためモバイレーツに刺さらないという特徴があった。
- だが10周年に当たる2022年にプレミアムバンダイで発売されたレソジャーキーは、先行発売された『モバイレーツ MEMORIAL EDITION』との連動が実現している。
- 海外版にあたる「パワーレンジャーシリーズ」では『天装戦隊ゴセイジャー』の翻案作品である『パワーレンジャー・メガフォース』のシーズン2『パワーレンジャー・スーパーメガフォース』として翻案されている。
- このため、『メガフォース』内では『ゴセイジャー』序盤の敵組織であるウォースターが『ゴーカイジャー』の敵組織であるザンギャックの先遣隊となっているなど、『ゴセイジャー』と『ゴーカイジャー』の設定が折衷されている。また『ゴーカイジャー』では前日譚であるレジェンド大戦がこちらでは最終決戦と、大きく扱いが変わっている。
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脚注
- ↑ 通常はシリーズ第4作『電子戦隊デンジマン』とその続編である第5作『太陽戦隊サンバルカン』の関係を除き、各シリーズ作品の世界観は独立している。映画などで複数の戦隊が共演することはあるが、基本的に本編に影響を与えるものではない。『ゴーカイジャー』ではこれら共演作品での設定も世界観に含まれており、実際に第40話は映画『天装戦隊ゴセイジャーVSシンケンジャー エピックon銀幕』の裏側を描いた話である。
- ↑ 後の作品『機界戦隊ゼンカイジャー』ではVシネマにて本作の世界が平行世界「ゴーカイトピア」として扱われているため、「各作品と地続きのゴーカイトピアという独立した世界」が存在している、という認識だと思われる。
- ↑ これには海賊版という意味も含まれている。また、放送終了後に制作された『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では、同様に歴代ヒーローに変身できる仮面ライダーディケイドと共演し、歴代変身対決も描かれた。
- ↑ シリーズ第46作『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』でも「アバターチェンジ」という呼称で同じく歴代戦隊への変身を取り入れている。
- ↑ 男性メンバーが女性戦士に豪快チェンジする場合、下半身がズボン型になる。女性メンバーが男性戦士に豪快チェンジする場合、下半身がスカート型になる(いずれも一部の例外を除く)。
- ↑ ドラゴンレンジャー・ブライ、タイムファイヤー・滝沢直人、アバレキラー・仲代壬琴、ブラックコンドル・結城凱の4人は死者ゆえか、レンジャーキーなしでも変身を行っている。なお、ドラゴンレンジャーとタイムファイヤーは変身後の姿のみの登場。
- ↑ 上記の経緯もあってか本編にはニンジャマンキーのみ登場せず、力を分離させることもなかった。
- ↑ レッド→タジャドルコンボ、ブルー→シャウタコンボ、グリーン→ガタキリバコンボ、イエロー→ラトラーターコンボ、ピンク→プトティラコンボ、シルバー→サゴーゾコンボ。
- ↑ レッド→『特捜エクシードラフト』よりドラフトレッダー、ブルー→『重甲ビーファイター』よりブルービート、グリーン→『世界忍者戦ジライヤ』より磁雷矢、イエロー→『ビーファイターカブト』よりビーファイターカブト、ピンク→『特捜ロボ ジャンパーソン』よりジャンパーソン、シルバー→『機動刑事ジバン』よりジバン。
- ↑ 以後最終話までレギュラー。
- ↑ 『炎神戦隊ゴーオンジャー』のヒロインユニットで、楼山早輝、須塔美羽、害水大臣ケガレシアの3人がメンバー。『秘密戦隊ゴレンジャー』の技で召喚された
- ↑ なお、デザインが似ているのは変身者であるゾックス・ゴールドツイカーの妹であるフリント曰く「パクった」との事(つまり海賊の海賊版といえる)。
- ↑ 海賊戦隊ゴーカイジャー 第1話 宇宙海賊現る|東映[テレビ] 2023年3月2日閲覧。