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== 余談 == | == 余談 == |
2024年4月3日 (水) 12:05時点における版
ギュンター・プロイツェン | |
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登場作品 | |
声優 | 大塚芳忠 |
デザイン |
上山道郎(原案) 坂崎忠(アニメ版) |
初登場SRW | スーパーロボット大戦Operation Extend |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
別名 | ダークカイザー |
種族 | 惑星Zi人 |
性別 | 男 |
所属 | ガイロス帝国 |
役職 | 摂政 |
軍階級 | 元帥 |
ギュンター・プロイツェンは『ゾイド -ZOIDS-』の登場人物。
概要
ガイロス帝国の摂政であり、死の淵にある皇帝・ツェッペリンII世に代わって政治を取り仕切る。また、帝国軍の元帥を兼任しており、軍政両面で実質的な帝国のトップにある。ツェッペリンII世の命に従いヘリック共和国との戦争を行っているが、「この星に国は二つも必要ない」という信条を持ち、ヘリック共和国軍を国軍と認めず「反乱軍」と呼んでいる。
一気に大規模な攻勢をかけて共和国首都ニューヘリックシティを陥落させようとし、ルイーズ・テレサ・キャムフォード共和国大統領に無条件降伏を迫る。しかし重要拠点であるマウントオッサで大量の兵を失い、さらにツェッペリンII世の崩御に伴い帝国のトップとなったルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世がルイーズ大統領の停戦勧告を受け入れたことで撤退を余儀なくされる。
ツェッペリンII世崩御の際、「ルドルフに万一のことあればプロイツェンを皇帝に」との遺言を残していたことで、ルドルフ暗殺を画策し帝国の実権を握ろうとする。さらには古代ゾイド人の研究によってデスザウラーを発見しており、その力でいずれは惑星Zi全土を支配しようと画策。ルドルフ暗殺には失敗したものの、皇位継承の証である指輪を手に入れ、「ルドルフ死亡」の偽情報を流し自らガイロス帝国皇帝の座に就こうとする。しかしルドルフを連れて現れたバン達により計画は失敗。デスザウラーとともにその野望も潰えたかと思われた。
第2部・ガーディアンフォース編にてデスザウラーのゾイドコアと融合して生き延びていたことが発覚。自らを「ダークカイザー」と名乗り暗躍。真のデスザウラーを復活させて一体化し、デスザウラーそのものとなろうとしていた。しかし彼が融合していたのはコアを守るための「殻」に過ぎず、真のデスザウラー復活に伴いコアに取り込まれ消滅した。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 初登場作品。第2章のメイン7話-3「首都攻防」ではホエールキングに搭乗してニューヘリックシティを攻撃しようとする。第3章のメイン13話-2「帝都炎上」でデスザウラーに乗って現れる。以後は原作アニメ同様に、生き延びてダークカイザーとして再起を図るもオリジナルデスザウラーのコアに取り込まれ消滅する。
パイロットステータス
特殊スキル
人間関係
ヘリック共和国
- バン・フライハイト
- 自分の計画を邪魔した相手。そして、彼の父ダン・フライハイトを死に追いやったという因縁がある。
- フィーネ・エレシーヌ・リネ、ジーク
- ガーディアンフォース編では、古代ゾイド人とそのパートナーオーガノイドである彼女らを狙う。
- ルイーズ・テレサ・キャムフォード
- ニューヘリックシティ攻撃を執り行い、大統領である彼女に無条件降伏を迫る。
- 後述のバトルストーリー版は「ルイーズ・エレナ・キャムフォード」であり、テレサとプロイツェンの間に血縁は無いと思われる。
ガイロス帝国
- ツェッペリンII世
- ガイロス帝国皇帝にして主君。忠臣を装って彼を欺き、遺言を利用して帝国の実権を握ろうとした。
- ルドルフ・ゲアハルト・ツェッペリンIII世
- ガイロス帝国皇太子。表向きは忠臣を装うが、裏では彼の暗殺を狙う。ルドルフは祖父とは違い、彼に疑念を抱いていた。
- カール・リヒテン・シュバルツ
- 帝国軍少佐。ルドルフに忠誠を誓い、自身を警戒する彼のことを疎んでいる。
- ロッソ、ヴィオーラ
- 元々配下として利用していた盗賊団。その後、彼らにルドルフを誘拐され、暗殺計画に狂いが生じる。
- レイヴン
- 配下。幼かった彼を拾い、厳しい訓練を課して戦士として仕立て上げた。レイヴンはプロイツェンに気を許しておらず、最終的に敵対する。
- メッテルニヒ
- ガイロス帝国特殊部隊隊長。彼にルドルフの暗殺を命じたが、バン達の活躍によって尽く失敗している。
- ハーディン
- 直属の部下で皇室親衛隊を率いる女性士官。
- ハンナ・ハンナ
- 原作漫画版に登場する部下。
ガーディアン・フォース編
- ヒルツ
- ガーディアンフォース編での配下。
- リーゼ
- 同じくガーディアンフォース編での配下。
他作品との人間関係
- ゼロ(ルルーシュ・ランペルージ)
- 『OE』では、ヘリック共和国のブレーンとなった彼と水面下で知略戦を繰り広げていた。
- ケロロ軍曹
- 『OE』にて、彼から「星を破壊しての支配などお笑い」「無傷で侵略も出来ないのに宇宙の支配者など誇大妄想」と馬鹿にされた。
名(迷)台詞
アニメ版
- 「この帝国は手に入れた…後はお前の復活を待つばかりだ」
- 第26話ラスト、帝国の研究所にある巨大な培養槽の中で培養されている謎の大型ゾイドを見て呟く。
- 「ロッソとヴィオーラという盗賊たちは、ルドルフのために死んでいったのではないのかね?」
「バン君、人間が生きていく上では必ず誰かしらに迷惑をかけているものだ」
「君のために苦しんでいる人間もどこかにいるはずだ。ましてや、戦場に身をおくゾイド乗りなら尚更だろう」
「君の父上も戦場で多くの敵を倒した。君の父上が戦うことも、君が戦うことも、レイヴンが戦うことも、そしてこの私が戦うことも皆同じことではないか?」
「みんな、自分が生きるために他人を犠牲にしているのだ」 - 第32話より、バンと対峙して勧誘するも「お前とルドルフは違う」と言われての反論。詭弁ではあるが、そのカリスマ性もあってか説得力を感じさせてしまう。
- 「さぁデスザウラーよ。その力を見せつけてやれ!」
- 第34話、帝都ガイガロスにてデスザウラーを起動し、共和国軍を迎え撃つ。その後もデスザウラーの力を鼓舞するかのように暴れさせ、力に飲まれたような狂気的な笑い声を挙げた。
- 「冥土の土産に教えてやろう。お前の父親ダン・フライハイトを殺したのは…この私だ」
- 同話、デスザウラーと対峙するバンに向けての発言。この時に黒いオーガノイドの存在についても触れておりレイヴンの過去とも関係が示唆されている。その全貌は第2部で明かされる事となる。
- 「なぜだ…何故この私がこんな虫ケラごときに破られねばならんのだ…?」
「なぜだああああああああああああああああ!!!」 - 同話、バンに敗れた時の台詞。デスザウラーと共に爆炎の中で消えたと思われたが…?
- 「黒い髪のレイヴン…良い名前だろ?」
- 第49話の過去回想にて、立ちはだかった少年に興味を持ち名前を付ける。その「レイヴン」と名付けられ育てられた少年は帝国の凄腕のゾイド乗りとして名を馳せていく。
- 「レイヴン…お前ごときに私が手を下すまでもない…」
「フフフ…フハハハハハハハハ!!」 - 第66話にて、3体のジェノザウラーが連携してジェノブレイカーを圧倒した光景を見て彼はレイヴンを嘲笑って去った。
- 「ヒ、ヒルツゥ…! な、何故この私が…ぬぁぜだああああああああああああああああ!!?」
- 断末魔。デスザウラーのゾイドコアと融合して一体化したと思ったが、結局はそれを守るための器の殻だった上に、配下のヒルツに利用されて、『用済み』という形で消滅してしまった。
- こちらはダークカイザーとなった時の凋落ぶりが非常に有名な為、ファンの間でネタにされている。
搭乗機体
- デスザウラー
- ゾイドコアから復活させたクローン体に搭乗。コックピットをつけていなかったのか、生身で本機の肩に乗っており、集中砲火を受けながらも涼しい顔で高笑いしている様が印象に残る。帝都での戦いで共に倒されたと思われていたが、ゾイドコアと融合する事で一命を取り留め、以降はダークカイザーを名乗って暗躍した。
余談
- アニメでは単なる悪役だったが、「バトルストーリー」では滅亡したゼネバス帝国皇帝ゼネバス・ムーロアの実子であり、ガイロス帝国の摂政[1]でありながらゼネバス帝国の復活を密かに画策していた。亡き父ゼネバスの無念を想い続け、生涯を母国再興に捧げた姿はファンから「漢」と呼ばれる程の高い人気を誇り、ルドルフですらその信念を認めた。
- へリック共和国に敗れたゼネバス帝国がガイロス帝国に救援を求めたらそのまま乗っ取られた事でゼネバス帝国が滅亡したので、ギュンターにとってはガイロスも共和国も等しく敵である。なおゼネバス皇帝自身はゼネバス軍人をガイロス軍に帰順させるための体の良い人質として生かされていた(グランドカタストロフと同時期に死去)。共和国とガイロスが共倒れする様に暗躍した結果、共和国軍がガイロス帝国首都に迫ってきた事で機が熟したとして元ゼネバス兵と共にガイロス帝国に反旗を翻しネオ・ゼネバス帝国の建国を宣言する。最後は息子のヴォルフ(と元ゼネバス兵の子等)に後事を託して、元ゼネバス兵(老兵)と共にへリック・ガイロス連合軍を道連れにガイロス帝国首都で自爆、波乱の生涯の幕を閉じた。以降「ガイロス帝国対共和国」だった戦争は「ネオゼネバス帝国対共和国(ガイロス帝国は共和国を支援)」へと情勢が一変する事になる。
- 惜しむらくは当時のへリック共和国大統領が異母姉のエレナであった事に最後まで気づかなかった事で、これを知っていたら姉とルドルフと手を取り合って戦乱の時代を終わらせたのでは?と言われている。とは言えあくまでも「開戦前なら」の話に過ぎないが。ネオゼネバス帝国建国宣言でギュンターが弟であることを知ったエレナ大統領は一瞬その事を考えたが、すぐさま「今更国民が納得しない」と否定している。
- へリック共和国に敗れたゼネバス帝国がガイロス帝国に救援を求めたらそのまま乗っ取られた事でゼネバス帝国が滅亡したので、ギュンターにとってはガイロスも共和国も等しく敵である。なおゼネバス皇帝自身はゼネバス軍人をガイロス軍に帰順させるための体の良い人質として生かされていた(グランドカタストロフと同時期に死去)。共和国とガイロスが共倒れする様に暗躍した結果、共和国軍がガイロス帝国首都に迫ってきた事で機が熟したとして元ゼネバス兵と共にガイロス帝国に反旗を翻しネオ・ゼネバス帝国の建国を宣言する。最後は息子のヴォルフ(と元ゼネバス兵の子等)に後事を託して、元ゼネバス兵(老兵)と共にへリック・ガイロス連合軍を道連れにガイロス帝国首都で自爆、波乱の生涯の幕を閉じた。以降「ガイロス帝国対共和国」だった戦争は「ネオゼネバス帝国対共和国(ガイロス帝国は共和国を支援)」へと情勢が一変する事になる。
- バトルストーリーにおいてはガイロス帝国に反旗を翻し、最終的に命を落としたものの「ネオゼネバス帝国の建国」「ヘリック共和国の滅亡」「ガイロス帝国の壊滅」と宿願を達成させたプロイツェンであったが、伏線は初期から張られておりアニメ版での所業からバトルストーリーにおいてもその反乱を早くから予測していたファンも少なくなかった。
- 大方の予想はアニメ版での末路から「反乱の失敗」であり、成功を予想していたファンは少なかった。
- HMMの設定では、それまで同名の別人とされていたガイロス帝国の皇祖ガイロスと地民族族長ガイロス(ゼネバスの伯父)が同一人物とされた結果、皇帝ガイロスの姪孫(てっそん=甥姪の子)にして、現皇帝ルドルフの従兄弟違いと、物凄い血縁関係になっている(判明しているバトストの国家元首クラス全員と血縁関係がある)。
- この設定だと、旧バトストでのガイロス帝国による皇帝ゼネバスの誘拐は「伯父による甥の保護」とも解釈できる。そして、ギュンターのプロイツェン家への封爵・相続も寧ろ妥当な流れである。最もガイロスは自らの経歴を隠していた為、ゼネバスやギュンター達はガイロスの素性・心理を知らなかったと思われる。
脚注
- ↑ 母親がガイロス帝国摂政家の生まれ。グランドカタストロフと呼ばれる大災害の所為で他に跡取りが居なかった