「勇者警察ジェイデッカー」の版間の差分
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::作詞 - 横山武 / 作曲・編曲 - 鶴由雄 / 歌 - 佐藤有香 | ::作詞 - 横山武 / 作曲・編曲 - 鶴由雄 / 歌 - 佐藤有香 | ||
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== 登場作と扱われ方 == | == 登場作と扱われ方 == |
2021年10月24日 (日) 11:58時点における版
勇者警察ジェイデッカー | |
---|---|
原作 | 矢立肇 |
監督 | 高松信司 |
シリーズ構成 | 川崎ヒロユキ |
キャラクターデザイン | 石田敦子 |
メカニックデザイン | 大河原邦男 |
音楽 | 岩崎文紀 |
制作 |
名古屋テレビ サンライズ 東急エージェンシー |
放送局 | テレビ朝日系 |
放送期間 | 1994年2月5日 - 1995年1月28日 |
話数 | 全48話 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
『勇者警察ジェイデッカー』はサンライズ制作のテレビアニメ作品。
概要
「勇者シリーズ」第5作。監督は前作『勇者特急マイトガイン』に引き続いて高松信司氏が担当している。
前作で登場した「超AI」の設定を昇華し「心」をテーマにした物語を展開。前作では個別ロボットの活躍が少なかったため各ロボットの個性付けを意識しており、刑事モノの要素を加えることでシリーズの中でも際立って印象的に描かれた。個別の活躍エピソードも多く、時には犯罪者は一切登場しない回も存在するほど人間ドラマに寄せた作風となっている。
一見、前作のように現実味のある近未来といった趣きだが、妖精や怪獣、地底人に異星人といった超常的な存在が登場するなどバラエティに富んだ世界観となっている。
ストーリー
西暦2020年、ロボット技術が発達した世界では巨大ロボットを使ったハイテク犯罪が蔓延っていた。
これに対抗するため、警視庁は極秘裏にロボット警察隊「ブレイブポリス」を組織することを決定する。しかし、その1号機デッカードを開発していた秘密工場に小学生の友永勇太が迷い込んでしまう。勇太と交流したデッカードにはいつしか心が芽生え、その意思はメモリーをリセットされても消えることはなかった。
この事実を重視した冴島警視総監は勇太を特別に少年警察官に認め、ブレイブポリスを率いるボスに任命するのだった。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
警視庁
- 友永勇太
- 本作の主人公。ブレイブポリスのボスに任命された小学4年生。
- レジーナ・アルジーン
- スコットランドヤードから赴任してきた天才少女。
- 冴島十三
- ブレイブポリス計画を主導する警視総監。
- 東一門
- ブレイブポリス計画に疑問を抱きながらも協力する副総監。
- 藤堂俊助
- ブレイブポリスの開発責任者。
ブレイブポリスの関係者
- 友永あずき
- 友永家の長女。不在の両親に代わり勇太たちの面倒を見る。
- 友永くるみ
- 友永家の次女。
- うるにゃん
- 勇太の飼い猫。
- 柏崎雅也
- 友永家の近所に住む大学生。あずきから好意を寄せられる。
- 大村大作、糸畑さなえ、ムドラー
- 友永家のご近所さんたち。デッカードをパト吉と呼んで親しんでいる。
- 喜多川勝気、愛原絵美里、鷹野菊麿
- 勇太のクラスメイトたちでパワージョーを慕う。
- 尾上せいあ
- 陸上防衛軍の一等陸佐。マクレーンと互いに認め合う女性。
- 君塚綾子
- フリールポライター。ダンプソンと親しい。
エクセレント社
- エヴァ・フォルツォイク
- 超AIの原型を開発した天才科学者。違法な人体実験をしたため逮捕され、コールドスリープの刑に処されている。
- ノイバー・フォルツォイク
- エヴァの息子。母を逮捕した世界を憎み、世界の滅亡を画策する。
- ビクティム・オーランド
- AI技術者。ジェイデッカー打倒を目指す悪の科学者。
- 新庄健
- 元警視庁所属のAI技術者。
その他
- ドクトル・ガウス
- 犯罪に手を染める科学者。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
ブレイブポリス
- デッカード
- ブレイブポリス1号機。パトカーから変形する勇者刑事。
- デューク
- スコットランドヤードから来た騎士刑事。救急車に変形する。
- デュークファイヤー
- デュークがファイヤーローダーと救急合体した姿。
- ガンマックス
- ハイウェイパトロール用の白バイ刑事。
- ガンマックスアーマー
- ガンマックスがガンバイクと合体した強化形態。
ビルドチーム
- マクレーン
- ビルドチームのリーダー。クレーン車から変形するコンバット刑事。
- パワージョー
- パワーショベルから変形するカンフー刑事。
- ダンプソン
- ダンプカーから変形するレスラー刑事。
- ドリルボーイ
- ビルドチームの追加メンバー。ドリル戦車とドリルジェットに3段変形するサッカー刑事。
- ビルドタイガー
- ビルドチームが建設合体した姿。
- スーパービルドタイガー
- ドリルボーイを含めたビルドチームが超建設合体した姿。
影の刑事
- シャドウ丸
- 潜入捜査を担当し、6つの形態に変形する忍者刑事。
- カゲロウ
- シャドウ丸のプロトタイプ。
エクセレント社
- アビスガード
- 潜水母艦アビスの護衛用メカ。
- チーフテン
- ビクティム・オーランドが開発した超AI搭載型戦闘ロボット。1号機と2号機の兄弟構成。
その他犯罪者
- デスマグネ
- ドクトルガウスが開発した磁力を使うメカ。
用語
- ブレイブポリス
- 警視庁の推進する「ブレイブポリス計画」で結成されたロボット刑事課。各国でも同様に結成されている。
- 超AI
- ブレイブポリスの制御用に開発された新型AI。勇太との触れ合いにより心を獲得したデッカードの超AIが他の機体にもコピーされているが、それぞれで性格は異なっている。
- エクセレント社
- 表向きはただの民間企業だが、裏では兵器開発を行っており、ブレイブポリスの超AIの技術を欲しがっている。
- デッカールーム
- 警視庁本部ビルに隣接して建てられた[1]、ブレイブポリスたちの待機場所。ブレイブポリスたちの人型形態に合わせた巨大サイズのデスクなどが用意されている。
- なお放映当時の関連商品として「ジェイデッカールーム」の名称でおもちゃが販売されていた。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「HEART TO HEART」
- 作詞 - 渡辺なつみ / 作曲・編曲 - 鶴由雄 / 歌 - 彩子
- 往年の刑事ドラマのように勇太を始め、ブレイブポリスのメンバーが紹介される形式を取っており、メンバーが増えるたびに更新される。
- 『30』ではプレミアムサウンド&データパックに原曲を収録。
- エンディングテーマ
-
- 「笑顔は君の忘れ物」
- 作詞 - 横山武 / 作曲・編曲 - 鶴由雄 / 歌 - 佐藤有香
- オープニング同様、EDの勇太とうるにゃんとビークルモードのブレイブポリスのメンバーの流れはブレイブポリスのメンバーが増えるたびに更新される。高松監督曰く、「最初の時点でデュークまで全部作画してあった」とのこと[2]
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初参戦作品。
各話リスト
話数 | サブタイトル | 登場メカ | 備考 | 再現スパロボ |
---|---|---|---|---|
1 | ロボット刑事登場 | |||
2 | その名はジェイデッカー | |||
3 | 心ある仲間たち | |||
4 | ボスは小学4年生 | |||
5 | 人造巨龍ガワン | |||
6 | トレンドにご用心 | |||
7 | 大倒壊 | |||
8 | 完成!ビルドタイガー | |||
9 | 消えた彫像の謎 | |||
10 | 影の刑事 | |||
11 | 激闘!シャドウ丸 | |||
12 | よみがえる古代昆虫 | |||
13 | ロボット強盗団を追え | |||
14 | 6人目の仲間 | |||
15 | 3万年の友情 | |||
16 | 帰ってきた宿敵 | |||
17 | 邪神インティ | |||
18 | パンダ注意報!? | |||
19 | 爆走!白バイ刑事 | |||
20 | 狂った砂時計 | |||
21 | 手錠の逃亡者 | |||
22 | 仮面勇者ダンプソン | |||
23 | ぼくの妖精(フェアリー) | |||
24 | 七人の刑事 | |||
25 | デッカード殉職 | |||
26 | 新しいリーダー | |||
27 | 完璧な涙 | |||
28 | デッカード再び | |||
29 | 合体!ファイヤージェイデッカー | |||
30 | 地下都市SOS! | |||
31 | 姿なき犯罪者 | |||
32 | 台風が来た! | |||
33 | 小さな勇者 | |||
34 | パワージョーの恋 | |||
35 | 勇者警察(ブレイブポリス)パワーアップ計画 | |||
36 | 故郷は遠く | |||
37 | 鯨神狩り | |||
38 | オバケだよ全員集合 | |||
39 | マシンの魂 | |||
40 | ブレイブポリス解散! | |||
41 | レジーナ・追憶 | |||
42 | 宇宙からの侵略者 | |||
43 | シャドウ丸大砲変化(おおづつへんげ)! 必殺!!ブレイブキャノン |
|||
44 | 奪われたボス! | |||
45 | ビッグ・マザー | |||
46 | 史上最大の犯罪 | |||
47 | ハートtoハート | |||
48 | さよなら勇太(ボス) |
余談
- デッカードを始めとした本作のロボット達は、勇者シリーズ全体の中でも特に小柄(シリーズのコアロボットの大きさが概ね10m程度が主流なので、およそ半分程度となる)である。恐らく、人間との交流を描かれる機会が多い作風ゆえ、人間と同じ画面に収める都合上、あまり巨大に描くことが出来なかったのだろう。
- 当作品のスパロボ参戦については日本での人気は元より、韓国での人気も後押しになっている[3]。スパロボ30のPV公開後、韓国のイベントにて放映された寺田P・最上Pの談話では、『V』・『X』・『T』発売後のアンケートで韓国からの参戦要望が多かったことが述べられており、またサービスとしていち早くジェイデッカーのシナリオの画像などが公開された[4]。