「ライカ・クルセイド」の版間の差分
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2019年10月10日 (木) 23:42時点における版
ライカ・クルセイド | |
---|---|
外国語表記 | Leica Crusade |
登場作品 | 機神咆吼デモンベイン |
声優 |
黒河奈美(全年齢対象作品) 本山美奈(『斬魔大聖』) |
デザイン |
Niθ(原案) 橋本秀樹 桜井正明 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦UX |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人 |
性別 | 女 |
職業 | シスター |
変身形態 | メタトロン |
ライカ・クルセイドは『機神咆吼デモンベイン』のヒロインの一人。
概要
アーカムシティの片隅にある古びた教会で孤児を預かる、丸眼鏡の心優しいシスター。天然ボケなのか、他人を疑うことを知らない性格と、とにかく大きな胸の持ち主である。
大十字九郎がアーカムシティにやってきた頃からの知り合いであり、まだ彼がミスカトニック大学に通っていた当時のことを知る数少ない人物の一人。探偵となって以来開店休業状態の九郎の性格を気遣って、何度も彼に食事を施している。しかし、一向に生活を改善しようとしない九郎に説教を加えるなどただ甘いだけではない。ライカの説くことは子供にもわかるぐらい単純なことだが、それゆえに真理をつくものである。
少し大げさで強引なところがあるが、押しつけがましいところはなく、むしろ母に見守られているような印象を与える……が、妄想癖が激しく、事あるごとに九郎を犯罪者か何かのように糾弾し、孤児たちも彼女の言動から大人の俗語を覚える等、シスターにあるまじき問題点も多い。また、壊滅的なまでに寝相が悪い。
その実態は、アーカムシティを守るヒーローとされる「メタトロン」の正体。メタトロンとなった経緯やその過去故、サンダルフォンとブラックロッジのウェスパシアヌスとは浅からぬ因縁を持つ。
アニメ版では該当ルートが削られるだけではなく、彼女にまつわる話が大幅にカットされており、当然出番もそれ相応。攻略ヒロインだったとは思えないほどの露出(ストーリー的な意味で)の少なさであり、アニメ版のドラマCDではそれをネタにされて主役級になるという妙なバランスの取られ方をしている。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。アニメ版設定。中盤からはUXに同行し、非戦闘メンバーをメインに大きく交流する。ルート次第では、アニメ版では存在を完全消去された弟・リューガの名前を口にし、その存在にはっきりと触れられている。サブキャラクターであるが、今作において最も大きくフォローされているキャラクターの一人でもある[1]。
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- PS2版設定。2019年10月イベント「地上の星々が紡ぐ叫びと祈り」期間限定参戦。原作設定ということで、本作ではついにメタトロンのパイロット扱いで登場。
パイロットステータス
精神コマンド
人間関係
- 大十字九郎
- 彼がミスカトニック大学にいた頃からの知り合い。九郎が雨宿りのためにたまたま教会に立ち寄ったのが交流のきっかけ。現在ではほとんどヒモ状態の彼にエサを与える日々。当初は九郎が戦いに身を置くようになることを快く思っていなかったが、戦いに恐怖しながらも大切なものを守るために本気で戦う彼の姿に感化され、陰ながら彼を支えていくこととなる。
- 過去のトラウマから雨が振ることに対して怯え続けていたが、九郎との何気ない会話によりその恐怖があっさりと払拭される。それ以降、彼に対して特別な想いを抱くようになる。
- アル・アジフ
- 初めて会ったときには、その言い回しによって盛大に勘違いをかましていたが、ライカの正体を考えると本気か悪のりか、些か判断に困るところである。
- リューガ・クルセイド
- 先述の弟。初登場時は教会の孤児達にハーモニカを吹いて聞かせていた(アニメ版では名前すら出ない)。『UX』では第29話の灯籠流しで彼の存在に触れられている。
- ジョージ、コリン、アリスン
- SRW未登場。ライカが教会で世話を引き受けている孤児達。
- 覇道瑠璃
- 原作ゲームにおいて、とあるシーンにおける彼女の行動に全力で賛同し、目一杯の祝福をしていた。
- ウェスパシアヌス
- ライカとリューガを改造した張本人。元々、彼らを改造したのはムーンチャイルド計画の一環であった。そのため原作版ではネロが死亡してしまうライカルートにおいてネロの代わりにライカをCの巫女とする、かなり独特なストーリーになる。
他作品との人間関係
- ジョセフ・カーター・ジョーンズ、サイモン・カイナ、リナ・デイヴィス、バージニア・ジョーンズ、マシュー・デントン
- 『UX』では九郎からの依頼で、アーカムシティに疎開した彼らの面倒を見る事になる。なお、サイは中盤の合流時に「ライカの方は九郎の正体に既に気づいていた」という趣旨の発言をしており、ライカの素性を知っている事を匂わせている。
- ……ちなみに九郎は彼らを教会に連れてきた際にライカから「遂に人身売買に手を染めたのか」と言われてしまった。
- 皆城乙姫
- 『UX』では彼女とも深く交流し、彼女のために祈りながらその最期を看取る。一方の乙姫も、ライカの正体を知っているかのような言動を取る。
- ウィリアム・デイヴィス
- 『UX』ではスクラッグに改造されてしまった彼の苦しい心情や、妹に迷惑をかけまいとする彼の想いを察しており、彼を気遣う場面も見せる。
- ブレラ・スターン
- 『UX』では彼の生存フラグが成立した場合、マクロス・ギャラクシー船団が打倒された後に妹の前から去ろうとする彼を諭し、引き留める。
名台詞
- 「そんなヤクザな商売をやっているからよ。良いですか?人間、真面目にコツコツ働くのが一番なのですっ」
「天は自ら助くるものを助く。だから九郎ちゃんも努力しなければいけないんですよ、はい」 - ゲーム版冒頭にて。九郎の顔を見るといつも「お説教モード」になるらしい。
- 「何を言いますか……どんなに言いつくろったところで、所詮やっていることは他人のプライベートの盗み見ですよ――探偵なんてお仕事は」
- 同上。彼女にとって探偵とはヤクザな仕事らしい。
迷台詞
- 「ふむふむ、なるほどー。大変だったのねぇ、九郎ちゃんも」
- 九郎がアルを連れて教会を訪れた際、九郎から二人の関係を説明されたときの反応。これだけだったらマトモに聞こえるが、実際はアルの「九郎の所有物」発言から、九郎に対し刑事ドラマに登場する刑事のごとき尋問を行った後の発言。さらに……
- 「――カツ丼でも食べる?」
- 九郎のツッコミに対しこの発言。言うまでもないが、本作の舞台はアメリカであり、ライカも生粋のアメリカ人である(ライカの正体を考えると若干語弊はあるが)。……何故日本の刑事ドラマのお約束を知っている?
- ついでに言えば、『デモンべイン』は架空の1930年頃が舞台。何故日本の刑事ドラマの様式美が存在しているのか…… 核同様に邪神が持ち込みでもしたのだろうか。
- 「いやぁぁぁぁあああああぁぁぁああああぁぁぁああああああん!良ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいいいいぃぃぃぃぃぃいい!」
「す、素敵っ! 素敵なの素敵なの素敵過ぎなのっ! わーい! わぁぁぁい! うわあああああぁぁぁぁああああいっ!」
「なななななんてことっ! 九郎ちゃん! 九郎ちゃん九郎ちゃん九郎ちゃんっ九郎ちゃんたらッッッ!」
「何処まで私を……この私を! 幸福のっ、幸福の絶頂おぉぉぉ!――に追い込めば気が済むの!」
「済むのったら済むの!? ああああああああ! 駄目っ! 駄目駄目駄目駄目よっ! 駄目ったら駄目っ!」
「死んじゃうっっっっ! ライカは死んでしまいますぅぅぅぅぅ! 神様ーーーーーーーーっ!」 - 女装九郎を見ての暴走。ちなみに孤児達の内、ジョージ、コリンの男子コンビはライカの暴走にどん引きであったが、紅一点のアリスンが九郎に「綺麗」と言っている辺り、いろんな意味で後継者である。
- 「……瑠璃さんっ! あなたに神の祝福がありますようにっ」
「そりゃもう山ほど。盛りだくさんに。世界中の幸福が一点に集中するかのような勢いで」 - そして瑠璃への賞賛。まぁ邪神の祝福ならば間違いなく得られるであろう。
- 「わー、九郎ちゃんがまた新しい女の子を餌食にして、凌辱悪夢絶望だぁー」
- エンネアの件を相談しにきた九郎に対して開口一番。本当に教育に悪いシスターである。『凌辱』『悪夢』『絶望』はニトロプラスとは別の会社から出ている18禁ゲームブランドの凌辱系作品シリーズのタイトルが由来。
- PS2版『機神咆吼』ではCERO的な問題もあり、「わぁー、九郎ちゃんがまた新しい女の子を餌食にしてるぅー」と変更されている。
- 「九郎ちゃんっ!? あの冷蔵庫の中身にもモザイクが必要だと思うのっ!」
- 『機神飛翔』における食卓でのやり取り。流石の九郎でも彼女の妄想に慣れ切っていたのか、爽やかな笑顔を浮かべながら「落ち着けシスター。そして地獄へ堕ちろ」と返している。
- ネタ元はニトロプラスが発売した18禁ゲーム『沙耶の唄』、要は内輪ネタである。気になって調べるなら自己責任で。
スパロボシリーズの名台詞
- (人は空では死ねない…。だから、せめて…青空の満ちるこの場所で眠りなさい…リューガ…)
- 『UX』第29話「燈火-ともしび-」シナリオエンドデモ(アメリカルート経由時)より。竜宮島の灯籠流しにおいて。ある意味、彼女が最も恵まれている場面とも言える。
関連機体
脚注
- ↑ 周囲も彼女の正体に気づきながら敢えて隠している節が見受けられ、九郎がアーカムシティ不在の間に自分のルートを終えているのではないかと匂わせている。