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ソフトの供給媒体は、GD-ROMと呼ばれるCDと同じ形状の独自メディア。外部記憶媒体はポケットステーションと似た簡易ゲーム機のビジュアルメモリだが、後に記憶容量を増加させた純粋なメモリーカードも発売されている。アナログモデムを内蔵し、標準でインターネット接続を可能としたのが最大の特徴。この試みにより、ゲームデータのダウンロードや多人数でのオンラインゲームがコンシューマ機で本格的に実現し、後のゲーム業界にも多大な影響を与えた。 | ソフトの供給媒体は、GD-ROMと呼ばれるCDと同じ形状の独自メディア。外部記憶媒体はポケットステーションと似た簡易ゲーム機のビジュアルメモリだが、後に記憶容量を増加させた純粋なメモリーカードも発売されている。アナログモデムを内蔵し、標準でインターネット接続を可能としたのが最大の特徴。この試みにより、ゲームデータのダウンロードや多人数でのオンラインゲームがコンシューマ機で本格的に実現し、後のゲーム業界にも多大な影響を与えた。 | ||
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2019年2月21日 (木) 13:21時点における版
ドリームキャストは、1998年11月27日にセガ・エンタープライゼス(後のセガゲームス)が発売した家庭用ゲーム機。一般的な略称は『DC』や『ドリキャス』など。
概要
セガの7番目の家庭用ゲーム機。名前の由来はDream(夢)をbroadcast(広く伝える)という思いを込め公募によって決められた[1]。前機種であるセガサターンとの互換性はないが、性能は大きく上回り、初期販売価格も29,900円と低めに抑えられた。
ソフトの供給媒体は、GD-ROMと呼ばれるCDと同じ形状の独自メディア。外部記憶媒体はポケットステーションと似た簡易ゲーム機のビジュアルメモリだが、後に記憶容量を増加させた純粋なメモリーカードも発売されている。アナログモデムを内蔵し、標準でインターネット接続を可能としたのが最大の特徴。この試みにより、ゲームデータのダウンロードや多人数でのオンラインゲームがコンシューマ機で本格的に実現し、後のゲーム業界にも多大な影響を与えた。
しかしハードとソフトの売り上げが伸び悩み、2001年3月にセガはコンシューマハードウェア事業からの撤退とドリームキャストの製造中止を宣言。現時点におけるセガ最後のコンシューマーゲーム機となった。なおこの時に本体価格が投げ売り同然の9,900円に引き下げられ、残った本体の在庫は爆発的に売れた。2007年にソフト販売も終了したが、他機種へ移植されない名作が多いこともあり根強いファンを持つ。
コンシューマ機としては短命に終わったが、ドリームキャストとほぼ同一の基板設計となっている業務用システム基板「NAOMI(ナオミ)」は、コストパフォーマンスの高さから多くのアーケードゲームに採用され、結果10年の長きにわたって生産された。
なおCMでも人気を博した湯川専務はその後セガでは降格するも(これは実際のところは話題作りによるネタの為の人事であったらしい)、最終的にはセガの親会社であったCSKの代表取締役になるなどの出世をしている。ただし、湯川氏によると専務・元専務時代はあまり思い出したくない過去であるようだ。
商品情報
本ハードで出たスパロボは下記の1作のみ。同作の発売時期には、既にセガはコンシューマー用ゲーム機事業からの撤退を発表した後であり、ドリームキャストも生産中止となっている。
関連作品
- 電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム
- 人気業務用3DロボットアクションゲームのDC移植作で、現在ではXbox360でもダウンロード販売されている。スパロボでは『第3次スーパーロボット大戦α』に参戦した。
- セガサターンに移植された前作のVRと同じように今作のVRの背中にもドリームキャストが装着されているのだが、セガがコンシューマーゲーム機事業から撤退した以降の作品ではこの部分は剥き出しとなってしまった。
- サンライズ英雄譚
- DC版『α』の追加参戦作品である『機甲武装Gブレイカー』の出典元。
- サクラ大戦
- 1作目と2作目の移植、3作目と4作目といくつかの派生作品が本機種で発売。
- セガ・ハード・ガールズ
- セガのゲームハードを擬人化した作品。メインキャラクターの一人にドリームキャストがいる。