「マブラヴ オルタネイティヴ」の版間の差分
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*前作にあたる『マブラヴ』は、普通の高校生の元に大金持ちのお嬢様が現れ、幼馴染や友人たちとの関係が変化していくという、よくある恋愛ADVであった。 | *前作にあたる『マブラヴ』は、普通の高校生の元に大金持ちのお嬢様が現れ、幼馴染や友人たちとの関係が変化していくという、よくある恋愛ADVであった。 | ||
**が、これは序章に過ぎず、本編クリア後に解禁される「UNLIMITED編」から繋がる本作こそが本編となっている。そのため、当初は前作に含められる予定であった。 | **が、これは序章に過ぎず、本編クリア後に解禁される「UNLIMITED編」から繋がる本作こそが本編となっている。そのため、当初は前作に含められる予定であった。 | ||
− | ** | + | **この関係から前作をプレイしておかないとストーリーに入り込みづらい作品となっており、公式サイトでも前作のプレイを推奨していた(とはいえ、延期が重なったためいきなりこの作品から入るユーザーはほぼ皆無であった)。 |
− | *元々アダルトゲームという仕様上、美少女キャラが非常に多いが、[[トラウマイベント| | + | *元々アダルトゲームという仕様上、美少女キャラが非常に多いが、[[トラウマイベント|そんな彼女たちが無残な最期を遂げるなどの非常にショッキングなシーン]]も多数存在し、発売当時に大きな物議を醸した(凄惨な光景に心が折れてゲームを進められない、という声もあった)。これを受けてシーンの残虐性を抑えるためのパッチが配布された。 |
*世界観設定などに[[プレイステーション]]用ゲーム『高機動幻想ガンパレード・マーチ(SRW未参戦)』との類似点が多く存在している。 | *世界観設定などに[[プレイステーション]]用ゲーム『高機動幻想ガンパレード・マーチ(SRW未参戦)』との類似点が多く存在している。 | ||
*[[漫画]]『進撃の巨人』の作者である諫山創氏は本作に大きく影響を受けており、冗談交じりで「(『進撃の巨人』は)マブラヴをパクった」と公言している。 | *[[漫画]]『進撃の巨人』の作者である諫山創氏は本作に大きく影響を受けており、冗談交じりで「(『進撃の巨人』は)マブラヴをパクった」と公言している。 |
2018年10月31日 (水) 02:04時点における版
マブラヴ オルタネイティヴ | |
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外国語表記 | Muv-Luv Alternative |
開発元 | アージュ |
発売元 | アージュ |
対応機種 | Windows |
プロデューサー | 吉宗鋼紀 |
シナリオ | タシロハヤト、松永北斗、吉宗鋼紀 |
キャラクターデザイン | Bou |
メカニックデザイン | 吉宗鋼紀、仁Niθ(ニトロプラス)、吉成鋼、星野秀輝 |
音楽 | Lantis |
主題歌 | JAM Project[1] |
発売日 | 2006年2月24日(オリジナル版) |
CERO区分 | D(PS3,Xbox360,PSVita各移植版) |
コンテンツアイコン | セクシャル・暴力 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦X-Ω |
『マブラヴ オルタネイティヴ』はアダルトゲームメーカー・アージュが制作したアダルトゲーム、およびそれを家庭用に移植したアドベンチャーゲーム作品。家庭用版の販売元は5pb.が担当している。
概要
アージュが制作したマブラヴシリーズ第1作『マブラヴ』の「UNLIMITED編」から繋がる続編にして本編にあたる作品で、宇宙生命体により侵略される地球を護るために戦う人々を描いたハードSF作品である。ジャンル名は「あいとゆうきのおとぎばなし」。
また、『トータル・イクリプス』や『シュヴァルツェスマーケン』、『ユーロフロント』といった多数の派生作品や外伝が存在する。
ストーリー
ある日、自分の家で目を覚ました白銀武は、自宅の周囲が壊滅した状態という惨状に愕然とする。生存者を探し、学校のあった場所に辿り着いた武が知らされたのは、この世界は武の住んでいた世界とは異なる平行次元に存在する異世界で、BETAと呼ばれる宇宙生物による侵略を受けているという衝撃の事実であった。
元いた世界の対戦型ロボットゲームによく似た戦術機と呼ばれるロボットの操縦で戦果を挙げた武は国連軍に入隊し、元いた世界の友人たちと似た仲間たちを得てチームとして戦っていく事になる。しかし、BETAの前に劣勢を強いられた人類は戦う事を諦め、地球脱出計画「オルタネイティヴV」を発動する。(ここまでUNLIMITED編)
そして3年後、再び家のベッドで目覚めた武は、3年前とまったく同じ光景を目にし、ループする世界を救済すべく行動を起こしていく。
登場人物
スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
国連軍
- 白銀武
- 主人公。平和な世界から異世界へ飛ばされ、世界救済の術を探す。
- 鑑純夏
- ヒロイン。武の幼馴染と同じ姿を持つ「00ユニット」と呼ばれる人類救済の鍵。
- 御剣冥夜
- 207B分隊の訓練兵。日本帝国の政威大将軍家の娘。
- 榊千鶴
- 207B分隊の訓練兵。内閣総理大臣の娘。
- 彩峰慧
- 207B分隊の訓練兵。元帝国陸軍中将の娘。
- 珠瀬壬姫
- 207B分隊の訓練兵。国連事務次官の娘。
- 鎧衣美琴
- 207B分隊の訓練兵。情報省外務二課課長の娘。
- 社霞
- 香月博士と行動を共にする謎の少女。
登場メカ
スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
- 吹雪
- 97式高等練習機。
- 不知火
- 94式戦術歩行戦闘機。
- 凄乃皇・弐型
- 00ユニット専用機。
- 凄乃皇・四型
- 「桜花作戦」における武と純夏の乗機。
- 武御雷
- 日本帝国斯衛軍専用の最新鋭戦術機。
BETA
- BETA 兵士級
- BETA 闘士級
- BETA 戦車級
- BETA 突撃級
- BETA 要撃級
- BETA 光線級
- BETA 重光線級
- BETA 要塞級
用語
- BETA (ベータ)
- 「Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race(人類に敵対的な地球外起源種)」。
- 本作の敵勢力となる宇宙生物で、多くの種類が存在しグロテスクな外見が特徴。その圧倒的な物量が最大の武器。
- 一方で一体一体の性能は巨大ロボットものでも下から数えたほうが早く(例外あり)、長距離射撃を得意とする光線級の出現までは現実の航空兵器による空爆で何の問題もなく対処できていた。
- 光線級
- 巨大な2つの単眼を持つBETA。全長3m程。本種の出現により人型兵器が開発されることになる。
- 2つの眼球から発射される高出力光学レーザーは単純射程距離200~300㎞、距離380㎞・高度1万mの飛翔体を的確に捕捉する精度をもつ。すなわち航空兵器は地平線から顔を出した瞬間に撃墜されるようになり、完全に無力化されてしまった。そして、押し寄せるBETAの群れに航空兵器なしで対処するために開発された新基軸の兵器が戦術機である。
- 重光線級
- 光線級の強化型。全高21m。単純射程距離1000km以上、高度500mで低空飛行しても100㎞以上が有効射程であり、レーザー出力は天候での減衰を期待できないほど高い。防御力も高まっているが、その分量産性は悪化しレーザー照射のインターバルは伸びている。
- この他、超重光線級も存在するが、外伝作が出典かつ事実上ワンオフの決戦兵器のため割愛する。
- 戦術機
- 本作における人型ロボット兵器の総称。現実における戦闘機をモチーフとした機体名とデザインが特徴。腰に装備された「跳躍(ジャンプ)ユニット」により立体的な動きで光線級のレーザーを回避する事を念頭に設計されている。
- BETAに敗北したパイロットは即死できれば良いほうで、下手をすれば動かない機体ごと戦車級に貪り食われ、最悪は捕虜になって人体実験が待っている。そのため、S-11というフェンリルそのものの用途な自決装置が標準搭載されている。
- 衛士
- 戦術機のパイロットの名称。強化人間の域ではないが基本的に投薬や精神操作を受けている。
楽曲
- オープニングテーマ
-
- 「未来への咆哮」(18禁版)
- アダルトゲームらしからぬ熱く悲壮感の漂う曲調と歌詞から現在でも絶大的な人気を誇っており、JAM Projectの楽曲としても人気が高い。『X-Ω』参戦PVでも採用。
- 「Name〜君の名は〜」(全年齢版)
- 「Metamorphose」(Xbox360版)
- 「0-GRAVITY」 (プレイステーション3版)
- エンディングテーマ
-
- 「マブラヴ」
登場作と扱われ方
単独作品
- スーパーロボット大戦X-Ω
- スパロボ初参戦作品。イベント期間限定参戦。
余談
- 前作にあたる『マブラヴ』は、普通の高校生の元に大金持ちのお嬢様が現れ、幼馴染や友人たちとの関係が変化していくという、よくある恋愛ADVであった。
- が、これは序章に過ぎず、本編クリア後に解禁される「UNLIMITED編」から繋がる本作こそが本編となっている。そのため、当初は前作に含められる予定であった。
- この関係から前作をプレイしておかないとストーリーに入り込みづらい作品となっており、公式サイトでも前作のプレイを推奨していた(とはいえ、延期が重なったためいきなりこの作品から入るユーザーはほぼ皆無であった)。
- 元々アダルトゲームという仕様上、美少女キャラが非常に多いが、そんな彼女たちが無残な最期を遂げるなどの非常にショッキングなシーンも多数存在し、発売当時に大きな物議を醸した(凄惨な光景に心が折れてゲームを進められない、という声もあった)。これを受けてシーンの残虐性を抑えるためのパッチが配布された。
- 世界観設定などにプレイステーション用ゲーム『高機動幻想ガンパレード・マーチ(SRW未参戦)』との類似点が多く存在している。
- 漫画『進撃の巨人』の作者である諫山創氏は本作に大きく影響を受けており、冗談交じりで「(『進撃の巨人』は)マブラヴをパクった」と公言している。
- それを踏まえてか、DMMから配信されていた『マブラヴ オルタネイティヴ ストライク・フロンティア』(現在はサービス終了)では『進撃の巨人』とのコラボイベントが開催された。
商品情報
※全年齢版のみを取り扱う。
リンク
脚注
- ↑ 大元である18禁版のみ男性メンバーである影山ヒロノブ氏、遠藤正明氏、きただにひろし氏、福山芳樹氏のみの参加。