「エンブリヲ」の版間の差分
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:一方、アンジュからは「滅絶に値する敵」として認識されている。恋愛云々の相手ではなく、最終的には'''「見つけ次第殺す」'''相手として見られることに。 | :一方、アンジュからは「滅絶に値する敵」として認識されている。恋愛云々の相手ではなく、最終的には'''「見つけ次第殺す」'''相手として見られることに。 | ||
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2017年3月21日 (火) 01:46時点における版
エンブリヲ | |
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外国語表記 | Embryo |
登場作品 | クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 |
声優 | 関俊彦 |
デザイン | 小野早香 |
異名 | 不確定世界の住人、ハイゼンベルクの悪魔、神様、調律者、創造主 |
種族 | 人間 |
性別 | 男 |
髪色 | 金髪 |
瞳の色 | 碧眼 |
趣味 | 読書 |
概要
全てが謎に包まれた青年。世界各国の為政者達よりも一段高い位置より世界を睥睨し、失われた太古の兵器や技術を所有している。
また、瞬間移動や空中浮遊、死者の蘇生や分身、感覚と精神の操作、痛みは感じるものの撃ち抜かれたり刺し貫かれても平然と別の場所から出現する不死身の身体等々、普通の人間であればできないような芸当を行う。これら全ての超常的な力は自身が発見し研究を重ねた、多元宇宙に干渉する超エネルギー「ドラグニウム」から来ている。
人物
マナとノーマの秘密も知っており、ノーマに対しての特別な差別意識は無い。物静かな佇まいをしていることもあり、一見すると彼が善人であるように思える人も多いが、本質は独善的で傲慢なエセ紳士。 美しい者の絶望を愉しむなど本性は極めて残忍。
ただし女性には「新しい何かを生み出す母としての役割」があるとしてその存在の意味はあると考えている。一方で男性は何も生み出さないので存在価値をほぼ認めていない。ならば女性に対して敬意を払っているかというとそういうわけでもなく、「世界の調律者」である自分は全ての女性を支配して当然だと考えている。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 初登場作品。第21話からの登場で、原作の時期よりも早いタイミングとなっている。中断メッセージにも登場し、セリフ回しが原作の立ち回りを知っていると憎らしい。
- 「見目麗しく、芯の強い女性キャラクターが多く出演する本作において、エンブリヲが一体何をするのか?」と、原作を知る多くのプレイヤーから妙な期待がかかっている。
人間関係
- ジル
- 彼女にとっての怨敵。彼女からは皮肉を込めて「神様」と呼ばれる。
- アンジュ
- 自ら計画達成に必要な彼女を手中に収めようとしていたが、エンブリヲの洗脳を乗り越えたことで彼女へ更なる執着を示す。
- 一方、アンジュからは「滅絶に値する敵」として認識されている。恋愛云々の相手ではなく、最終的には「見つけ次第殺す」相手として見られることに。
- モモカ・荻野目
- 彼女も洗脳を自力で振り払った女性だが、好みでは無かった模様。
- サリア
- アンジュに撃墜された後に救い、部下にする。しかしアンジュへの嫉妬心からアンジュの捕獲任務に乗り気ではなく、失敗した際にお尻を叩いて叱責している。
- エルシャ
- 虐殺で死んだ子供を蘇生することで部下にする。しかし後の戦闘で再び死んだ子供の蘇生を断ったためにエルシャはいいように利用されていることを悟り騎士団を離反する。
- クリス
- 死にかけていたところを救い部下にする。「唯一の友達」という形で自分に依存させる。
- ヒルダ
- 原作では特に絡まないが、『V』ではテオドーラに乗り換えた彼女と戦わせるとヒルダを誘惑しようとする。が、当然ながら一蹴される。
- ターニャ、イルマ
- 彼女たちを捕獲した後、篭絡し部下にする。
- ジュリオ・飛鳥・ミスルギ
- 自分の理想を曲解し、勝手にアルゼナルへの虐殺行為を指揮した彼を粛清する。
- シルヴィア・斑鳩・ミスルギ
- 彼女を保護する。
- タスク
- 「旧人類の生き残り」と見下す。
- アンジュとの関係を知った時は殺意を剥き出した。
- ナオミ
- PS Vita用ソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』の主人公。ルートによっては、彼女の影響を受けて(良い意味で)変化する。
他作品との人間関係
名台詞
- 「どうしようもないな」
「本当に、どうしようもない」 - 第12話よりエンブリヲの第一声。国家元首達の会談を聞きながら、本を閉じて自分の席に向かいつつ発言。
- 「選択肢は二つ。1、『ドラゴンに全面降伏する』」
「2、『ドラゴンを全滅させる』」
「だから…3、『世界を作り直す』」
「全部壊してリセットする…害虫を殺し、土を入れ替え、正常な世界に」 - 国家元首達に提案したドラゴンへの対処の提案。ちなみに、3つ目の提案に対しジュリオは「素晴らしい!」と共感していた。
- この事からジュリオは「世界からノーマを殲滅させる」事がエンブリヲの目的だと思っていた様子。
- 「全く酷い事をする…こんなことを許した覚えは無いんだが」
- 第13話より。突如アンジュの前に現れてアルゼナル襲撃の元凶がジュリオである事を知らせる。
- エンブリヲからしてみれば、虐殺は自分の理想とは程遠い行為だったのだろう。
- 「アンジュ、君は美しい。君の怒りは純粋で白く、何よりも熱い。理不尽や不条理に立ち向かい焼き尽くす炎のように。気高く美しい炎。つまらないものを燃やしてその炎を汚してはいけない。だから…私がやろう。君の罪は私が背負う」
- 同話。怒りを滾らせ兄ジュリオを殺そうとするアンジュだったが寸前でエンブリヲが介入し止められる。直後、ヒステリカのディスコード・フェイザーを発動させジュリオを粛正するのだった。
- 「旧世界の人間たちは野蛮で好戦的でね、足りなければ奪い合い、満たされなければ怒る。まるで獣だった。彼らを滅亡から救うには人間を作り変えるしかない。そしてこの世界を創った」
「だが今度は堕落した。与えられることに慣れ、自ら考えることを放棄したんだ。君も見ただろう、誰かに命じられれば、いとも簡単に差別し虐殺する。彼らの腐った本性を」
「人間は何も変わっていない。本質的には邪悪で愚かなものだ」 - 第20話「神の求魂」にて。これまでの展開を見てきた視聴者からすれば、エンブリヲがそう言いたくなるのも仕方ないと思えるだろう。
- ……もっともそうするよう仕向けた本人が言っても説得力が希釈されるのも確かなのだが。
- 「私も生きてみたくなったのだよ。そのためなら多少の危険は覚悟の上だ」
「だが、最後に君に叱られて。私は選択を誤っていないことを確信したよ、ナオミ」
「すまない、優しき乙女よ… 君と出会えてよかった。ありがとう」 - PS Vita用ソフト『クロスアンジュ 天使と竜の輪舞tr.』より。
- 上記のゲーム版の主人公であるナオミとの交流によって、原作本編では考えられないようなきれいなエンブリヲが拝める。
迷台詞
- 「ドラマティック!!」
- アンジュに催眠術をかけ無理やりキスをするが、術が解け反抗された際には、怒るどころか感激した。そして、彼女を手に入れようと異常なまでに執着し続けるようになり、この場面を覗き見ていたサリアはショックで身を震わせている。
- そして、この時の判断が後に破滅に繋がっていく事となる。
- 絶対的支配者であり続けた彼にとっては自分に服従せず対等の目線で語りかけてくれる女性の思いというものは、それが例え敵意であっても焦がれるものであったのかも知れないが、視聴者からは実はドMなのではないかと思われており、『V』においてもダメージを受けた際の戦闘台詞として採用されている。
- 「くだらぬホラ話で我が妻を愚弄するか!」
「なんたる卑猥で破廉恥な真似を…!! キサマの存在…全ての宇宙から消し去る!!」 - 第24話「明日なき戦い」にて。タスクを挑発するが、逆に挑発され返され思わずムキになる。「お前が言うな」という内容の上、アンジュを既に自分の物にしているような言い方などに下劣な本性が見え隠れしている。
スパロボシリーズの名(迷)台詞
- 「フフフ、私は待っている。たとえ、何百年経とうともね…。だが、君が男性の場合はその限りではない。それだけは言っておこう」
- 『V』の中断メッセージより。どこぞの王子や伯爵にも通ずるゲスい台詞である。
- 「くだらぬホラ話で愚弄するか! 『スーパーロボット大戦』は一人用のはずだ!」
「許さんぞ、我が妻と遊ぶなど! 貴様のセーブデータを全ての宇宙から消し去る!」 - 同じく中断メッセージより。元ネタの原作24話の会話からしてツッコミどころ満載なのだが、改変した結果余計に大人げない内容となっている。
搭乗機体・関連機体
- ラグナメイル
- エンブリヲによって製造・保有する7機の絶対兵器。
- 中でも、ヒステリカはエンブリヲが操るのだが、コクピットには直接搭乗せず、肩に乗って機体を操っている。なお、エンブリヲとヒステリカにはある重大な秘密が存在する。
余談
- エンブリヲの名の由来である「embryo」とは「胎芽、胚」を意味する。
- 視聴者からのあだ名は「ブリヲ」や「鰤男」等々。
- OPにてエンブリヲが振り向くと同時にアンジュの服が脱げる演出があった事から「眼力で(服を)脱がすマン」というあだ名も付けられた。
- 後に催眠術等でアンジュを攻めた際にアンジュの服が脱げた。つまり、本当に眼力で脱がした。
- エンブリヲの異名である「ハイゼンベルクの悪魔」のハイゼンベルクとは、ドイツの理論物理学者ヴェルナー・カール・ハイゼンベルクからきていると思われている。
- ちなみに、ハイゼンベルクは行列力学と不確定性原理によって量子力学に絶大な貢献をした人物である。
- ルーツが同じなのか、Zシリーズの黒幕である御使い及びアドヴェントとは類似点が妙に多い。
- 「一見、物静かな佇まいをしているがその本性は自分以外の全ての人間を見下しており、部下に対しても手駒程度にしか思っていない」「主人公に対して異常な執着を見せる」「多元宇宙に干渉する超エネルギーを操る」などが挙げられる。
- ちなみに、『クロスアンジュ』最終話放送時期は『第3次スーパーロボット大戦Z 天獄篇』の発売時期とほぼ同じである。