「遠藤イズナ」の版間の差分

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;「人間じゃ…なかった…」
 
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:♯22「鬼を喰らうモノ」より。[[桐山英治]]との再戦の際にナーブクラックを打ち込んだ事により、逆に[[マキナ人間]]と化した桐山の心象を読み込んでしまい、後でそれを思い出し戦慄した。
 
:♯22「鬼を喰らうモノ」より。[[桐山英治]]との再戦の際にナーブクラックを打ち込んだ事により、逆に[[マキナ人間]]と化した桐山の心象を読み込んでしまい、後でそれを思い出し戦慄した。
;「…僕は戦います」<br/>「何があっても人間を…あんなものに、マキナ人間にさせてはいけません!」
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;「…僕は戦います」<br/>「何があっても人間をあんなものに…マキナ人間にさせてはいけません!」
:[[加藤機関]]と[[JUDA]]が共闘することに双方のメンバーが難色を示す中、イズナは共闘しセントラルと戦う決意を示した。結果的にこの台詞が双方の距離を縮めたと言える。
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:同上。[[加藤機関]]と[[JUDA]]が共闘することに双方のメンバーが難色を示す中、イズナは共闘しセントラルと戦う決意を示した。結果的にこの台詞が双方の距離を縮めたと言える。
;「ふっはっはっはっはっは!!」<br/>「そうさ、みんなだ、みんな死ねぇぇ!飲み込むのは僕だ…!」<br/>「お前ら全員、僕が食らってやる!」
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;「ふっはっはっはっはっは!!」<br/>「そうさ、みんなだ、みんな死ねぇぇ!飲み込むのは僕だ…!」<br/>「お前ら全部、僕が食らってやる!」
:最終決戦時・ナーブクラックで[[マキナ人間]]達に幻影を送る際の台詞。とても痛みが伴う行動であるにもかかわらず、無理をしてこのような振る舞いをしており、シズナも心を痛めるばかりであった。三行目の台詞は[[L]]での[[量産型マキナ]]との戦闘台詞として採用された。
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:♯23「死に方が決める生き方」より。最終決戦時・ナーブクラックで[[マキナ人間]]達に幻影を送る際の台詞。とても痛みが伴う行動であるにもかかわらず、無理をしてこのような振る舞いをしており、シズナも心を痛めるばかりであった。
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:三行目の台詞は『[[スーパーロボット大戦L|L]]』は「全部」を「全員」に変更し、[[量産型マキナ]]との[[特殊戦闘台詞]]として採用された。
 
;「大丈夫だよ…姉さん…。早瀬さんなら…絶対に…やり遂げてくれるから…!」
 
;「大丈夫だよ…姉さん…。早瀬さんなら…絶対に…やり遂げてくれるから…!」
 
:♯24「鋼鉄の華」より。ファイナルフェイズ発動時の台詞。浩一なら世界を救うと信じており、イズナもそれに頷いた。『[[スーパーロボット大戦L|L]]』ではこの台詞をアレンジして採用された。
 
:♯24「鋼鉄の華」より。ファイナルフェイズ発動時の台詞。浩一なら世界を救うと信じており、イズナもそれに頷いた。『[[スーパーロボット大戦L|L]]』ではこの台詞をアレンジして採用された。

2017年2月12日 (日) 16:06時点における版

概要

ディスィーブファクター

シズナの双子の弟である。勝気で男勝りな姉とは対照的に大人しい性格をしており、熱しやすい姉の諫め役でもある。言葉使いも姉とは違い、標準語で話す。山下サトルと同様に中性的な容姿をしているが、彼とは違いはっきりと男として描かれている。

心優しい性格だが、敵には一切容赦はせず、ナーブクラックの際にはかなりえげつないイメージを送り込んでいる。また、場の空気を読まず聞きにくい質問をズケズケとする一面もある(特に色恋沙汰で多く見かけられる)。

ディスィーブの特徴から前線で活躍する事は少なく、専らJUDAのラボにて牧やレイチェルのサポートを務めていることが多い。内心では歯がゆく思っているらしく、原作でのプリテンダーとの戦いでそれを吐露したことがある。

中学はシズナと同じく浩一達の隣の町の中学に通っていると思われる(原作で中学の制服で登場したのはシズナのみ、アニメのドラマCDでは御崎西中に通っている)。

原作漫画版

ラインバレルが暴走した翌日に、石神から紹介されて浩一と出会う。浩一の事は事前に聞かされていたらしく、出会うのを楽しみにしていたが、前日の出来事に激怒していたシズナが暴走した為、ロクに会話も出来ないまま終わってしまう。その後は姉と共にディスィーブでマキナ調査へ向かうが、待ち伏せていた加藤機関のアルマからの奇襲を受けて窮地に陥った所をラインバレルに救われる。シズナを無理やり引っ張って浩一の前に押し出し、仲直りの手助けをしていた。王政陸が東京タワーを襲った際には、飛行不可の状態となっていたラインバレルディスィーブの背に乗せて出撃。浩一をサポートし、勝利に大きく貢献する。

その後しばらくはアパレシオンの修理に専念してラボに籠りきりとなっており、ジャックがJUDA本社を襲った際にも出撃できなかった。修理完了後は前線復帰し、核ミサイル撃墜の為にロシアに向かっている。

加藤機関とキリヤマ重工がJUDA本社を襲った際に桐山英治の乗るプリテンダーと対峙。無線式のナーブクラックを撃ち込まれ、両腕が壊死する幻覚を見せられて窮地に陥るが、自分自身にナーブクラックを撃ち込んで無理やり幻覚から脱出。自身の精神に多大な負荷をかけながらもナーブクラックで幾多のアルマの残骸を人形のように操り、無人型迅雷に追い詰められていた仲間を救う。この時のイズナは、普段とは別人に思えるほど口調が荒くなっていた。

最終章において、ディスィーブのファクターとなった経緯が明かされている。イズナには、精神感応や未来予知、いわゆる「超能力」とも呼ぶべき異能が備わっており、科学者であった父・柘人はこの事実が認められず、「ただの欠陥」だとして否定。最終的には、「致死レベルの欠陥」ということを証明するために柘人によってディスィーブと引き合わされ、ファクターとされる。しかし、その直後に柘人はナーブクラックで磔にされ、死亡。この直前にイズナが描いていた絵は、「紐のようなもので磔にされて死んでいる柘人の絵」だった。この時イズナは特に死に瀕している様子はなかったが、ディスィーブはイズナが「死に至る要因」を持っているとしてナノマシン移植を行っている。これは、心神耗弱状態の美海を「精神的な生命の危機」と判断したペインキラーと同じ現象であり、道明寺はこの点から「マキナの方が問題」と結論付けている。

後に明らかになったところでは、柘人の死の理由となったのはシズナの方であった。というのは、シズナは以前からイズナに冷淡な柘人を嫌っており、事件の頃にはそれが殺意にまで至っていた。そして、この「柘人に対するシズナの殺意」にイズナが能力で感応してそれを己のものと受け取り、結果そのイズナをファクターとしたディスィーブが柘人を殺害した、という経緯があったのである。 以降、イズナの持つ「死や殺意への感応と、それに伴う未来予知」の能力は本人が認識する前にそれを共有するディスィーブによって処理され、その能力は父親殺しの記憶ごと封印されることになる。

ラストライブの前後に美海と心を通わせているが、彼女のラストライブに出席した際に観客たちの悪意を受けて美海に芽生えた殺意に感応。その結果、急遽解放された予知能力により自身が巻き込まれて死亡する未来を認識し、それを共有するディスィーブは今まで存在しなかった「イズナと自身が死ぬ光景」を見たことで死を認識しヒトマキナと化してしまう(封印が解放されたのは、放置すると予知通りイズナが死んでしまうため)。結果、イズナも自身の能力に関する記憶全て取り戻し、他者の殺意に反応してしまう先天的な人殺しであることを自覚してしまう(ファクターとなった現状、他者の殺意に感応すればそれはそのままディスィーブに命令として伝わり、行動させてしまう)。

自身の危険性や父親殺しの過去に加え、巻き込まれた形の事故であるものの自分が多数の人間を殺してしまったという事実から、ディスィーブを止めるために自ら道連れとなるコトを選択。ライブ直前から感じていた美海の闇を指摘・叱咤激励した後、合体したペインキラーによってディスィーブの電脳を頭部ごと噛み砕かれたことでディスィーブと命を共有するイズナも死亡した。これは、美海が行おうとしたことを代わりに行ってしまった自分をそれまでの美海に重ね、自分(=過去の、力に溺れた美海自身)を殺させることで彼女を真の「正義の味方」にするためである。

この一件はシズナや道明寺に大きな影を落とし、美海もこの一件以来行方をくらませるなど、加藤機関に対して大きな衝撃を与えるコトとなった。しかも、美海は美海で、暴走の挙句沢渡に喝破されて殺害されるという末路を辿っており、結果的にイズナはその死も意志も全く報われないまま、という惨憺たる結果に終わってしまった。

アニメ版

原作と展開が違うため、戦闘での見せ場は終盤までほぼ無くなっているが、死亡することはない。戦闘以外でもシズナに無理やり女装させられる、南の島でユリアンヌに迫られる、野球拳で全裸に剥かれて号泣するなどロクな目にあってない。

最終決戦の際にはナーブクラックで量産型マキナを同士討ちさせるが、異常な言動を発しながら高笑いを行うなど狂乱状態に陥っている。その後に見せた疲労顔も鬼気迫る形相になっており、原作以上に負荷がかかっていた事が伺える。

本編の次回予告ではメインキャラのうち唯一登場していない。番外編であるOVAにてようやく次回予告を任せられるが、終始自分の影が薄い事を嘆いている内容であり、予告というよりただの愚痴になっていた。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
初登場作。原作より登場が早く、浩一が自軍入りする前に仲間になる。本作ではシズナがメインパイロット扱いでファクターであるイズナはサブパイロット扱い。
スーパーロボット大戦UX
本作でもサブパイロットとして登場。シリコン生命体金属生命体、果てにはクトゥルフ神話の怪物にも平気で幻覚を見せ、宇宙だろうが異世界だろうがアルマを探し当てて攻撃に使用するなど、わりとやりたい放題やっている。
原作がデウスエクスマキナとの戦いで終わったため、最後まで生き残る。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

L
信頼集中感応かく乱
UX
信頼集中感応かく乱再動

特殊技能(特殊スキル)

LUX
ファクター

人間関係

遠藤柘人(つげひと)
父。
遠藤シズナ
双子の姉であり、彼女の諫め役でもある。
早瀬浩一
姉とは違って当初から好意的に接していた。
山下サトル
同僚。
中島宗美
原作漫画版では同僚。彼にパソコンを教えていた。
九条美海
アニメ版では同僚。原作漫画版ではラストライブの前後に彼女と心を通わせているが、最終的に彼女に自身を殺害させている。
石神邦生
上司であるが、彼の悪戯を迷惑がる事も。
レイチェル・キャルヴィン
『レイチェル組』の4号としてイズナを引き入れる。
ユリアンヌ・フェイスフル
アニメ版では、彼女と対峙した際に興味を持たれる。
降矢勉
ドラマCDにて競演。御崎西中の美人姉妹と思われていた。しかも、交際を申し込まれていた。

他作品との人間関係

出雲銀河草薙北斗
CC』ではプリンス・ハイネルが持ち出した素粒子爆弾の制御装置破壊を彼らと共に敢行する。

名台詞

アニメ版

「ううっ…酷いよ…。何で僕がこんな目に遭わなきゃならないの…」
♯16「黄昏の断罪」より。JUDA奪還作戦の際に野球拳に負けて全裸にされてしまった際の一言。女性陣はバスタオルを着用しているものの、イズナだけ裸なので余計に不憫である(山下は最後に挑戦したため、シャツ1枚だった)。
「人間じゃ…なかった…」
♯22「鬼を喰らうモノ」より。桐山英治との再戦の際にナーブクラックを打ち込んだ事により、逆にマキナ人間と化した桐山の心象を読み込んでしまい、後でそれを思い出し戦慄した。
「…僕は戦います」
「何があっても人間をあんなものに…マキナ人間にさせてはいけません!」
同上。加藤機関JUDAが共闘することに双方のメンバーが難色を示す中、イズナは共闘しセントラルと戦う決意を示した。結果的にこの台詞が双方の距離を縮めたと言える。
「ふっはっはっはっはっは!!」
「そうさ、みんなだ、みんな死ねぇぇ!飲み込むのは僕だ…!」
「お前ら全部、僕が食らってやる!」
♯23「死に方が決める生き方」より。最終決戦時・ナーブクラックでマキナ人間達に幻影を送る際の台詞。とても痛みが伴う行動であるにもかかわらず、無理をしてこのような振る舞いをしており、シズナも心を痛めるばかりであった。
三行目の台詞は『L』は「全部」を「全員」に変更し、量産型マキナとの特殊戦闘台詞として採用された。
「大丈夫だよ…姉さん…。早瀬さんなら…絶対に…やり遂げてくれるから…!」
♯24「鋼鉄の華」より。ファイナルフェイズ発動時の台詞。浩一なら世界を救うと信じており、イズナもそれに頷いた。『L』ではこの台詞をアレンジして採用された。

原作漫画版

「分かったか 桐山ァ!!」
「無線にタイムラグがある以上 有線(ダイレクト)には勝てないんだよ!!」
第38話「願いは時間を超えて」より。イズナの有線で操られているアルマを、桐山が無線で操り返そうとして失敗したのを見た時。勝ち誇ったような薄ら笑いを浮かべており、別人のようになった弟をシズナは無言のまま見つめていた。
「お父さんは どうしてボクが怖いの?」
第97話「与えられた価値」より。
「ねェ ディスィーブ……キミには死を受け入れる人間の想いなんて理解出来ないと思う……………僕だって本当は…」
「ゴメンね……キミはただ僕を守ろうとしてくれただけなのに…その所為で僕は君を人殺しの(ヒト)マキナにしてしまった……本当にゴメンね ディスィーブ」
「……だからもう―――終わりにしよう…」
第100話「怪物」より。彼はこのように語りかけているが、この時制止しようとした道明寺をナーヴクラックで封じている。理解していたかどうかはもはや闇の中だが、少なくともディスィーブはイズナとともに死ぬことを選択していたのは間違いないだろう。
「ねェ ディスィーブ…やっぱり死ぬのはちょっと怖いね」
「バイバイ 姉さん…」
同上。最期の台詞。「人殺しのマキナ」になってしまったディスィーブ。巨獣の咢が、「欺く」マキナの命を終わらせた……。

スパロボシリーズの名台詞

「うん。宗美さん、ゲームの才能があるかもしれないよ」
UX中断メッセージのとある会話。宗美の中の人がゲイナー・サンガであることからの声優ネタだと思われる。

搭乗機体

ディスィーブ
本機のファクター。