「ウィリアム・デイヴィス」の版間の差分
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− | 体格の良さからアメフト部に所属し、性格は粗暴かつ自己中心的。要するに典型的な「ガキ大将」「ジョックス」であり、[[ニコラス・デ・カルロ | + | 体格の良さからアメフト部に所属し、性格は粗暴かつ自己中心的。要するに典型的な「ガキ大将」「ジョックス」であり、[[ニコラス・デ・カルロ]]を初めとする同じ学校の男子学生の何人かを取り巻きとして引き連れている。シスターコンプレックスに近いほどの愛情を妹のリナに向けているせいか、彼女と仲が良い[[ジョセフ・カーター・ジョーンズ]]を度々嫌がらせしていた。[[サイモン・カイナ]]とはアメフト部からライバル関係を築いていたが、自分の強引なパスが原因でサイが試合中に左足を傷めたことを機に互いに気まずくなってしまう。ただ、その件に関しては罪悪感と責任を感じており、自らキャプテンの座を降りている。 |
そんな中、ジョーイが[[ヒーローマン]]と共に活躍している事に嫉妬し、自分がヒーローマンよりも強いことを誇示しようと取り巻きのニックと共に[[スクラッグ]]の母艦に侵入したが、運悪く捕まってしまい、'''実験体01'''として洗脳・改造されてしまう。その後、ジョーイ達に立ちふさがり戦いを繰り広げたが、リナの呼び掛けによって自力で洗脳を解き放った。だがスクラッグという異形の存在になってしまったウィルは「元の人間社会で生活する事は出来ない」とリナに告げ姿を眩ます。 | そんな中、ジョーイが[[ヒーローマン]]と共に活躍している事に嫉妬し、自分がヒーローマンよりも強いことを誇示しようと取り巻きのニックと共に[[スクラッグ]]の母艦に侵入したが、運悪く捕まってしまい、'''実験体01'''として洗脳・改造されてしまう。その後、ジョーイ達に立ちふさがり戦いを繰り広げたが、リナの呼び掛けによって自力で洗脳を解き放った。だがスクラッグという異形の存在になってしまったウィルは「元の人間社会で生活する事は出来ない」とリナに告げ姿を眩ます。 | ||
− | その後彼は人知れず、スクラッグの技術を極秘で研究していた施設を次々に襲撃しては破壊する。目的はあくまでスクラッグがもたらした負の遺産を自分の手で破壊するだけであり、それを研究している人間に対して極力危害を加えず、加えて人気の無い深夜帯にのみ起こし、万一姿を見られても騒ぎが起こらぬようにコートとハットで人間に偽装するなど注意を払っていた。センターシティでジョーイ達と再会したときも、[[マシュー・デントン | + | その後彼は人知れず、スクラッグの技術を極秘で研究していた施設を次々に襲撃しては破壊する。目的はあくまでスクラッグがもたらした負の遺産を自分の手で破壊するだけであり、それを研究している人間に対して極力危害を加えず、加えて人気の無い深夜帯にのみ起こし、万一姿を見られても騒ぎが起こらぬようにコートとハットで人間に偽装するなど注意を払っていた。センターシティでジョーイ達と再会したときも、[[マシュー・デントン]]が所有するスクラッグの技術を用いた音波兵器を破壊するだけで彼自身を傷つけようとはしなかった。 |
スクラッグとの最終決戦時にはいち早くワシントンに到着し、[[ゴゴール]]の復活を阻止しようとするも呆気なく捕獲されてしまい、ゴゴールの復活を許してしまう。後に駆けつけたジョーイ達と共闘するが、その最中にジョーイを庇って負傷。ヒーローマンを失って意気消沈するジョーイを叱咤激励して奈落へと消えて行った。その後彼の生死は描かれていない。 | スクラッグとの最終決戦時にはいち早くワシントンに到着し、[[ゴゴール]]の復活を阻止しようとするも呆気なく捕獲されてしまい、ゴゴールの復活を許してしまう。後に駆けつけたジョーイ達と共闘するが、その最中にジョーイを庇って負傷。ヒーローマンを失って意気消沈するジョーイを叱咤激励して奈落へと消えて行った。その後彼の生死は描かれていない。 | ||
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2016年9月24日 (土) 19:02時点における版
- 外国語表記:William Davis
- 登場作品:HEROMAN
- 声優:保村真
- 種族:地球人(アメリカ人)→スクラッグ
- 性別:男
- 誕生日:5月5日
- 年齢:10代後半
- 所属:民間人→スクラッグ→単独行動
- キャラクターデザイン:コヤマシゲト
概要
リナ・デイヴィスの兄であり、スクールの上級生。愛称は「ウィル」。
体格の良さからアメフト部に所属し、性格は粗暴かつ自己中心的。要するに典型的な「ガキ大将」「ジョックス」であり、ニコラス・デ・カルロを初めとする同じ学校の男子学生の何人かを取り巻きとして引き連れている。シスターコンプレックスに近いほどの愛情を妹のリナに向けているせいか、彼女と仲が良いジョセフ・カーター・ジョーンズを度々嫌がらせしていた。サイモン・カイナとはアメフト部からライバル関係を築いていたが、自分の強引なパスが原因でサイが試合中に左足を傷めたことを機に互いに気まずくなってしまう。ただ、その件に関しては罪悪感と責任を感じており、自らキャプテンの座を降りている。
そんな中、ジョーイがヒーローマンと共に活躍している事に嫉妬し、自分がヒーローマンよりも強いことを誇示しようと取り巻きのニックと共にスクラッグの母艦に侵入したが、運悪く捕まってしまい、実験体01として洗脳・改造されてしまう。その後、ジョーイ達に立ちふさがり戦いを繰り広げたが、リナの呼び掛けによって自力で洗脳を解き放った。だがスクラッグという異形の存在になってしまったウィルは「元の人間社会で生活する事は出来ない」とリナに告げ姿を眩ます。
その後彼は人知れず、スクラッグの技術を極秘で研究していた施設を次々に襲撃しては破壊する。目的はあくまでスクラッグがもたらした負の遺産を自分の手で破壊するだけであり、それを研究している人間に対して極力危害を加えず、加えて人気の無い深夜帯にのみ起こし、万一姿を見られても騒ぎが起こらぬようにコートとハットで人間に偽装するなど注意を払っていた。センターシティでジョーイ達と再会したときも、マシュー・デントンが所有するスクラッグの技術を用いた音波兵器を破壊するだけで彼自身を傷つけようとはしなかった。
スクラッグとの最終決戦時にはいち早くワシントンに到着し、ゴゴールの復活を阻止しようとするも呆気なく捕獲されてしまい、ゴゴールの復活を許してしまう。後に駆けつけたジョーイ達と共闘するが、その最中にジョーイを庇って負傷。ヒーローマンを失って意気消沈するジョーイを叱咤激励して奈落へと消えて行った。その後彼の生死は描かれていない。
漫画版では、ジョーイを敵視しているものの彼との友情が描かれており、リナを守るように言付けたりもした。また、アニメ版と同様スクラッグに捕まり洗脳・改造されたが、リナへの強い愛情から洗脳が不完全なものになり暴走する。しかし、リナの呼びかけにより正気を取り戻した。こちらでの最終決戦ではゴゴールの完全復活後も戦場に立ち会い、ジョーイの元に駆け付けたリナを後押しする役割を務めた。
ヒーローマンを「正統なヒーロー」するならば、ウィルは「ダークヒーロー」として描かれている。ただ、彼の場合は『仮面ライダー』系統のヒーローと共通項が見受けられる事も。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。声優の保村氏はこの作品でスパロボ初参加。原作通り、序盤と終盤での顔グラがキッチリ用意されている。
- 序盤アメリカルートでスクラッグに洗脳・改造されて敵対する。洗脳が解けてからは一度姿を消すも第3部で再登場し、数度に渡って共闘することになる。スクラッグとの最終決戦で操作可能になるが、このシナリオでは序盤は味方がウィルを含めて4ユニットのみであり、最初から5段階改造されているために戦力として活躍できる。
- 通常の場合スクラッグ完全壊滅後にその場を去ってしまうが、隠し要素の条件を満たすとジョーイとリナに引き止められ「妹とはもう一緒にいられない」と言いながらも最終決戦まで自軍に同行してくれる。改造のスキルパーツもいっしょに持ってくる。
- 機体としては火力が全体的に低めで射程も短く、攻撃面では欠点が多い。反面SSサイズ故の高い回避能力と機体ボーナスのおかげで生存性はなかなかのもの。どちらかと言えばサブユニット向きな性能と言える。パートナーに関しては、ライバルのヒーローマンと組ませたいところだが、ウィル加入時のヒーローマンの最強武器はP属性ではない為、その辺の相性は良くない。また、何の因果かネイキッドやジャック、ツクヨミなど加藤機関の面々とは総じて相性が良い。
装備・機能
武装・必殺武器
- 触手
- 頭部から触手を伸ばして敵を突き刺す。前期のみの武装。
- ナギナタ
- 背部から長刀を取り出して攻撃する。バリア貫通付き。前期と後期に共通して登場している。
- ブレイドトンファー
- 腕から刃を伸長させ、敵を切り刻む。バリア貫通付き。後期から登場した武装。
- プラズマクロー
- 敵を地面に埋まるまでに叩きつけ、プラズマが迸った一撃を浴びせる。運動性、移動力ダウンの特殊効果が付いている。こちらも後期から登場した武装。
特殊能力
移動タイプ
サイズ
- SS
機体ボーナス
- UX
-
- 初期段階:装甲値+100 運動性+5
- 第二段階:装甲値+125 運動性+10 特殊回避15%
- 第三段階:装甲値+150 運動性+20 特殊回避25%
- 最終段階:装甲値+200 運動性+30 特殊回避35% 照準値+5
- 某黒い虫のようにしぶとさを高めることに特化されている構成。特殊回避の発動率が高めなのが嬉しい。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘と防御が高め。機体の装甲ボーナスの存在もあって一撃くらいなら耐えてくれることも多いが、技量が低いせいでクリティカルをもらいやすく特殊回避も思ったほど発動しない。使っていくつもりならスキルパーツでの補強も視野に入るか。
精神コマンド
- UX
- 直感、闘志、直撃、かく乱、魂
- 貴重なかく乱持ち。それ以外には攻撃的な精神が揃っており、火力のなさをある程度カバーすることができる。魂持ちなので大物相手の決定力もそこそこある。
- ただ鉄壁や集中を覚えないため、敵陣に踏み込んでいく場合はSPの多くをかく乱に費やすことになりがち。他のかく乱使いがまた別に有用な精神を持っていることもその傾向に拍車をかける。いっそ火力を捨ててかく乱に専念させるというのも一つの手。
特殊技能(特殊スキル)
- UX
- 底力L7、援護攻撃L2、援護防御L1、カウンター、全体攻撃L2
- 味方時。やはりしぶとさを重視した構成だが、底力とHP回復は相性が悪い。積極的に発動を狙うよりは被弾してしまった際の保険として考えておいた方がいいだろう。
- デフォルトでサイズ差補正無視がついている武装がひとつしかないので、運用する場合はスキルパーツで習得させておくのが吉。直撃に使うSPも浮かせられる。
機体(パイロット)BGM
- 「Roulette」
- 前期OP。
人間関係
- リナ・デイヴィス
- 妹。シスコンに近い愛情を抱いており、スクラッグと化してもなお、リナに対する愛情は残っていた。
- ジョセフ・カーター・ジョーンズ
- リナと親しくしている彼を過剰なまでに敵視している。しかし漫画版では彼との友情が描かれており、自分の代わりにリナを守るように言いつけたことも。
- ニコラス・デ・カルロ
- 腰巾着であり、スクラッグ基地への潜入に同行した結果彼も改造されてしまう。実はウィルに対するコンプレックスから力を欲しており、洗脳が解けてもなおスクラッグの力に溺れたままだった。
- 『UX』ではゴゴールを復活させようとする彼を止めるため刃を交える。
- ジャン、サム
- ウィルの取り巻き達。SRW未登場。
- サイモン・カイナ
- かつてのアメフトの元チームメイトであり良きパートナーでもあったが、試合中にサイへのパスを一瞬躊躇った事がサイの負傷した一因となり、サイが退部してからも自身のせいだと自責の念を抱いている。後にウィルはそれを理由にチームの主将の座を辞退した。二人は衝突を繰り返しているが、互いに本心では嫌い合ってはいなく、むしろ仲直りする切っ掛けを模索していた様である。
他作品との人間関係
- 桐山英治
- 『UX』ではかつての過ちを悔いてアルティメット・クロスへの参加を躊躇する彼を諭す。ウィル同様、彼もまた幼稚な思考のままヒーロー(正義の味方)になろうとして道を踏み外した人間である。またアニメ版では彼も人類の敵に捕らえられて改造を受けている。
- シン・アスカ
- 『UX』序盤のアメリカルートでスクラッグに洗脳されて敵対した際に説得を受ける。彼自身過去の戦争で家族を失っているだけに、ウィルとリナを同じ目に合わせたくないと思っていたようだ。
- ブレラ・スターン
- 『UX』でブレラ生存時、今までランカとほとんどいなかった事からランカの傍にいる事を躊躇する彼を諭す。ウィルもリナの前から去ろうとした所を説得されてアルティメット・クロスに参加しているため、同じような立場の兄として思うところがあったのだろう。
名台詞
- 「役立たずはいらないんだよ!」
- リナと仲よさげに話しながら歩くジョーイに因縁をふっかけて。この頃のウィルはそのシスコンぶりを悪い方向に発揮しており、リナの好意の対象であるジョーイをとにかく敵視していた。
- 「お前がヒーローだなんて、俺は認めないからな」
- そしてヒーローマンを手にし、スクラッグを相手に活躍するジョーイに対しての台詞がこれ。結局ジョーイに力があるかどうかは関係なくリナと仲良くしているのが気に入らないだけであり、彼の傲慢さと幼稚さが伺える。
- 「ヒーローになってやるんだよ」
- スクラッグの基地に潜入した際の台詞。ジョーイへの嫉妬と敵愾心に駆り立てられるまま無謀な行いに走った結果、彼はヒーローになるどころか、人として生きる道を失ってしまうことになる……。
- 「この体になったから分かる…あそこがスクラッグの共通の弱点だ!あのクリスタルを破壊すれば全ては終わる!」
- 「あそこ」とはゴゴールの胸のクリスタルのこと。自信満々に言い放ったが、実際は違った。
- 何故ゴゴールの弱点が通常のスクラッグとは違うのか、それは謎だが、ともあれこのウィルの台詞を真に受けてゴゴールの懐に飛び込んだヒーローマンは、致命傷を受けてしまうことに…。
- 「………リナ」
「俺はこれからも妹(オマエ)を応援し……見守り続けるぜ。最高の兄貴(ヒーロー)になるためにな―――!」 - 漫画版の最後の台詞。最終決戦でジョーイの下へ向かうリナへの独白。