「シンシア・レーン」の版間の差分
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:「楽しいゲーム」だと思っていた戦いでゲイナーに重傷を負わせてしまった事で、多大なショックを受ける。彼女が戦いは「ゲーム」ではない事を知った瞬間である。 | :「楽しいゲーム」だと思っていた戦いでゲイナーに重傷を負わせてしまった事で、多大なショックを受ける。彼女が戦いは「ゲーム」ではない事を知った瞬間である。 | ||
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2015年12月29日 (火) 14:58時点における版
シンシア・レーン(Cynthia Lane)
- 登場作品:オーバーマン キングゲイナー
- 声優:水城レナ
- 本名:シンシア・ウェラ・レーン
- 種族:地球人
- 性別:女
- 年齢:18歳
- 所属:シベリア鉄道警備隊
- 趣味:オーバーマンバトル
- 好きな食べ物:お菓子
シベリア鉄道総裁キッズ・ムントの秘蔵っ子で、見た目は細身で身長も低い女の子。子供っぽい言動が目立つ。
ゲイナー・サンガ同様に通信対戦ゲーム「オーバーマンバトル」における凄腕プレイヤーであり、「キング」の称号を持つゲイナーに対し、シンシアは「クイーン」の称号を持つ。直接対決に勝利したゲイナーは彼女とデートの約束を取り付けるが、年上の女性を想像していたゲイナーは彼女と初めて対面した際に戸惑いを隠せない様子だった(尤も、結局お流れになった初回のデートでのゲイナーの格好を考えると、人のことは言えない気もするが)。
キッズ・ムントによってオーバーマン乗りとして純粋培養されたため、オーバーマンで戦う=人を傷つけるかもしれない、という事を全く知らず、戦闘をゲームとして楽しんでいた。しかしゲイナーに重傷を負わせた事により、心に傷を負ってしまう。そこをアスハムに利用され、オーバーデビルに取り込まれてしまった。彼女の凍りついた心はゲイナーらをも取り込んでしまうが、最後はゲインの説得でオーバーデビルの呪縛から脱出することに成功した。
なお、漫画版ではアニメ版の子供っぽい振る舞いからは想像もつかない、セクシーな一面を顕わにしている(漫画版の原作者の趣味が大きいが)。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- スーパーロボット大戦Z
- 初登場作品。原作同様に、遊び感覚でゲイナーと接触。何度か交戦する。能力値は『Z』でも五指に入るほどで、デフォルトの特殊技能に再攻撃を持つ。ゲーマーを発動すれば高確率で再攻撃を発動するので、ドミネーターの能力を余すことなく使える。それだけに自軍参入が極端に遅いことが悔やまれる。あと、格闘武器しかないドミネーターの専属パイロットなのに、射撃の数値が味方パイロット中最高である。
- スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク
- Z本編では描かれなかったアネモネとの友情が描かれている。お互いバザー品の取り合いや、自身を匿ってくれる人など。
- 第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
- 時空震動に巻き込まれゲイナーらと共に暗黒大陸に現れる。防御を除くすべての能力が高水準。流石に射撃値が自軍トップということはなくなったが、それでも射撃主体のロックオンと同値とかなりの高さを誇る。ドミネーターは格闘武装のみである。
- 第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
- ゲイナーやサラより遅れる形で、第20話にてゲインやロラン達と共に参戦。エースボーナスも前作から変更され、よりアタッカータイプな能力となった。
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦K
- 序盤から何度か敵として登場し、中盤のオーバーデビルとの初戦の後参戦。原作と違って仲間になる前にゲイナーを傷つけてしまった事で戦いの現実を知る事になるエピソードが無かったため、仲間になった後も最初は戦いをゲーム感覚で楽しんでいたがカシマルのリオンネッターのオーバースキルでゲイナーを殺してしまう幻影を見て改心する。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
防御以外の能力値はどれもトップクラスで、特に技量、命中、回避に優れる。しかし前述の通りドミネ−ターはKを除いて格闘オンリー(『K』でも射撃武器はビーム一つだが)なのに、射撃の方が高いというミスマッチが存在。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
小隊長能力(隊長効果)
- 回避率+10%、クリティカル率+10%
- 『Z』で採用。
エースボーナス
人間関係
- ゲイナー・サンガ
- ゲーム仲間であり、ライバル。後に本当の仲間になる。
- サラ・コダマ
- ゲイナーのクラスメイトで彼の想い人。ある意味ゲイナーとは別の意味でのライバルでもあるが、関係は険悪なものではなく、彼女との関わりも改心のきっかけとなる。
- マルチナ・レーン
- シンシアの祖母。彼女のオーバーマン能力はおばあちゃん譲り。シンシア同様、昔オーバーデビルに取り込まれ後遺症に悩まされている。
- キッズ・ムント
- 彼からは娘のように可愛がられている。
- 漫画版では終盤に彼の本心を知ったことで思慕の念は憎悪へと反転、最後はオーバーデビル搭乗直後に彼を殺害してしまう。
- アスハム・ブーン
- ゲイナーを傷付けた事で心に深い傷を負ったところを彼に利用され、オーバーデビルに取り込まれてしまう。
他作品との人間関係
- アネモネ
- 『交響詩篇エウレカセブン』に登場した彼女は、シンシアのイメージが設定にかなり取り入れられていると言われる。
- 『Z』に先駆けて共演した『ACE3』では彼女に「下僕」呼ばわりされており、仲が良くはなかったが(それでも専用の合体攻撃が存在)、『ZSPD』では親友同士になった。
- その後、『第2次Z』で劇場版のアネモネと出会った際には「あの子、こんな可愛いおばあちゃんになるんだ」と一番大きな反応を示していた。
- ロラン・セアック、ソシエ・ハイム、メシェー・クン
- 『第2次Z破界篇』のEDにて暗黒大陸へと渡った後は、彼らとも行動を共にしていた。ただし、ハイム農場での農作業に関してはあまり手伝っていない様子。
- レーベン・ゲネラール
- 『ZSPD』ではアネモネと共に彼を戦慄させる。
- 次大帝プロイスト
- 『K』では狂気と悪意のままに破壊と殺戮を楽しむ彼をかつての自分と同じだと感じ、それを彼女(彼)に指摘するが、狂気に満ちたプロイストはシンシアの言葉にも耳を貸すはずが無かった。
名台詞
- 「ふっ、甘い、甘いよ、チョコレートより!」
- 戦闘時の台詞、シンシアのキャラクターを象徴する台詞の一つ。
- 「勝負しましょう、ゲイナー。新しいゲーム、スタート!」
- 戦いがゲームであることを考えてるシンシアを象徴とする台詞。しかし…。
- 「あたしのせい…あたしのせいだよね…」
- 「楽しいゲーム」だと思っていた戦いでゲイナーに重傷を負わせてしまった事で、多大なショックを受ける。彼女が戦いは「ゲーム」ではない事を知った瞬間である。
- 「こんな事になるなんて、思ってなかったんだ!ホントだよ…ただ、本物のオーバーマンで戦えるのが嬉しくって、楽しくって…」
- 自分の過ちのせいでゲイナーが生死の危機に瀕してしまっため、ショックと罪悪感により、ドミネーターのコックピットの中で慟哭してしまう。この一連の出来事は、彼女にとっても大きな転機となる。
スパロボシリーズの名台詞
Zシリーズ
- 「アハハ!ここで経験値を積んで、キングに挑戦するんだ!」
「さあ…鬼さん、あたしの相手をしてもらうよ!」 - 『ZSPD』で百鬼帝国との初戦闘時に発生する戦闘前会話。ヤーパンの伝説のモンスター「鬼」を目の当たりにして、アスハムとは異なるベクトルでテンションが上がる。
- 「あんたのデューイって人…きっと、あたしにとってのキッズ様なんだろうな…」
- 「デューイの為に戦い続けなきゃならない」と切羽詰った表情を見せるアネモネにシンパシーを寄せ、その葛藤に理解を示す。
- 「あは!あの子ってこんな可愛いおばあちゃんになるんだ!」
- 『第2次Z破界篇』でヴァダラ宮にて、そこに住まう一人の老女をエウレカが「アネモネ」と呼んだ事で、彼女が自分達の知るアネモネの別世界での姿と知って。驚いた様子を見せたサラやゲイナーと比べるとどこか楽しそうである。
携帯機シリーズ
- 「あなた、昔の私と同じでひとりぼっちみたいだね…!」
- 『K』第31話ダリウス界ルート「父の心・後編」におけるプロイストとの戦闘前会話。プロイストに対して複雑な心境も垣間見せるが、当のプロイストは「父を死なせたのはお前達だ」と例の如く身勝手な怒りをぶつけてくる有様であった。
- 「あんたに現実ってやつを教えてあげるわ…!」
- 『K』第35話「Another Sphere」より。戦乱の真の黒幕として遂に姿を現し、戦乱をゲームのように扱って眺めて楽しみ、世界もそこに住まう命もゲームの盤上や駒のように弄び嘲笑う小癪なダイモンに対し、「ゲーム」ではなく「現実」の本当の姿を知ったシンシアが怒りをぶつける。
その他
- 「最後の最後で隠れキャラを出してくるなんて…やってくれるじゃない!」
- 『ACE:R』のキャンペーンモード三週目以降の最終決戦より。「イレギュラー」を排除する為の「切り札」として、ウィンター・ワンはかつて惑星エリアに入植した人類がエリアに持ち込んだある機動兵器を起動させる。ウィンターの手によって起動し、「イレギュラー」達を排除すべく姿を現したその機動兵器は、「渡り鳥」が戦い続ける荒廃した世界で「人類の守護者」としてイレギュラーを排除し、人類を守護し続ける存在だった「DOMINION FEATHER」…「破壊の熾天使」だった。この台詞は、その機体を「奴(ウィンター)の切り札か」と評したキョウスケに追従して発した一言であり、アレンジされた専用のBGM、当時と変わらぬSEと共に姿を現した真紅の「熾天使」の登場に、その機体を知る多くのユーザーを驚愕させたまさかの展開を表した、ゲーマーな彼女らしいメタ要素の強い台詞と言える。