「ビムラー」の版間の差分

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:善き知的生命の誕生を望む超エネルギーという点はやや似ているが、善き力が生まれないとすれば宇宙そのものを滅ぼすことも辞さず、実際に原作で滅ぼしてしまった点ではビムラーより過激である。
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:善き知的生命の誕生を望む超エネルギーという点はやや似ているが、善き力が生まれないとすれば宇宙そのものを滅ぼすことも辞さず、実際に原作で滅ぼしてしまった点ではビムラーより過激である。そのため、人類補完計画に対する対応が完全に真逆になっている。
 
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:似たような性質をもつエネルギーだが、こちらは他者との闘争による進化を旨とする点が決定的に異なる。
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:似たような性質をもつエネルギーだが、こちらは他者との闘争による進化を旨とする点が決定的に異なる。ただスパロボではお互い歩み寄りしているようで、ビムラーとゲッター線が同調する場面も多い。
 
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:[[無限力]]の中では否定の立場をとる。
 
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2015年6月26日 (金) 09:10時点における版

ビムラー(Beamler)

戦国魔神ゴーショーグン』に登場する、ゴーショーグンの動力源となっている謎の超エネルギー。

特筆すべき点として、成長という特性を持っている。
ドクーガ地球を支配する為のエネルギーとしてこれを狙っており、劇中時間では3年に亘ってビムラーを守ろうとするグッドサンダーチームとの争奪戦が繰り広げられた。

その正体は宇宙の意識体である『ビッグソウル』によって生み出された超エネルギーで、万物の生命を司る。その目的は宇宙に生命を萌芽させる事と、それらの生命体の共存である。
ただの岩塊に過ぎなかった地球を命あふれる星へと変えたのもビムラーによるものといわれている。

地球に落ちた隕石に含まれていたビムラーの力を宿した小石が真田博士の手に渡り、ビムラーの存在が解明された事で人類が宇宙へと羽ばたく能力を得たと判断。11年の歳月を経て真田博士の息子である真田ケン太「地球のソウル」の候補者として選び、人の悪意の集合体ともよべるドクーガとの戦いを、宇宙に進出する資格を得る為の試練として人類に課した。

成長するビムラー

真田ケン太の誕生日に合わせて、ビッグソウルの意思を受けてビムラーは成長し新たなる力を得る。成長を促すビムラーの波長はグッドサンダーのビムラー融合炉が受け皿となる。原作では5つの段階が存在した。

休眠段階
隕石や地球核の中で眠っていた段階。人類に存在を解明されるまでそれ以上に成長する要素が見つからなかった。
第一段階
ケン太が生まれた日に成長。人類が宇宙へと羽ばたく能力を得たと判断し、瞬間移動の力を持つエネルギーへと成長する。同時にビッグソウルと交信しビムラーのさらなる成長を要請した。
第二段階
ケン太の11歳の誕生日に成長。宇宙から飛来したビムラーと融合し凄まじい破壊力を持つエネルギーへと成長する。ドクーガとの戦いに即した形態。ゴーショーグンもゴーフラッシャーが使用可能となるが、一度暴走すれば太陽系の破滅を招く事も明らかとなる。
第三段階
ケン太の12歳の誕生日に成長。地球のビムラーと融合したことで瞬間移動能力がさらに強まり、無機物に自我を目覚めさせて新たなる生命とする能力が部分的に発現する。ゴーフラッシャー・スペシャルの使用が可能となり、瞬間移動も自在に行えるようになった。反面、破壊の性質が弱まり始め、次のケン太の誕生日の日に完全に無害なエネルギーとなると予測され、その日がドクーガとの最終決戦となった。
第四段階
ケン太の13歳の誕生日に成長。ビムラーの最終形態。破壊の性質が失われ、人類を宇宙へと導くと共に他の生命体と共存する為のエネルギーとなる。この段階で放たれたゴーフラッシャーは周囲全てのメカを争いから解き放った。

最後は地球のソウルとなったケン太と融合し、彼に新たな命を与えられた万物の友人とともに宇宙に旅立っていった。
なお、TV版の後日談として発表された小説シリーズでも異世界を放浪するグッドサンダーチームに対して影響を与え続けており、彼らが行き着いた宇宙の星々にて「その星のソウル」たる存在を選定している。

登場作品と役柄

旧シリーズ

スーパーロボット大戦EX
ゴーショーグンおよびグッドサンダーチームは登場するものの、ビムラーについてのストーリーは特に無い。ただし、本作においてラ・ギアスに迷い込んだグッドサンダーチームにシュウ・シラカワがあれこれと世話を焼いた事は、下記の『第4次』への伏線であった。
第4次スーパーロボット大戦S
シュウ・シラカワによって、自身の乗機『グランゾン』の心臓部のブラックボックス内に仕掛けられた特異点の仕掛けを崩壊させるためのエネルギーとして利用される。
スーパーロボット大戦64
スーパーロボット大戦F完結編
EXと4次での伏線がなかったことにされ、相当に影が薄い。

αシリーズ

第2次スーパーロボット大戦α
地球を封印しようとするガンエデンの存在もあってか早急に成長し、ケン太を宇宙へと送り出した。
また、オルファンが銀河を飛ぶためのエネルギーというクロスオーバーがされた。
第3次スーパーロボット大戦α
意思を持った無限力の中では比較的穏健派とされる。最終的に人類は異星人との平和共存を成し遂げ、ビムラーの意図する道へと歩き出した。

単独作品

スーパーロボット大戦NEO
ストーリーに直接関与はしないが、登場人物の一部が度々存在に言及する。
具体的には、ゲッター線とビムラーが似ていると発言する北条真吾、ゲッター線を危険視しビムラーの存在を知る安倍晴明、『心』を否定し機械に心を与えるビムラーを危険視する機械神、の三者である。
スーパーロボット大戦Operation Extend
今作では、ビムラーの導きによりグッドサンダーチームは作中世界の宇宙に転移している。グッドサンダーチームの会話から考えると、今作での彼らは小説版同様、ドクーガとの決着後にビムラーの導きで様々な世界を渡り歩いていた模様。

関連人物

真田ケン太
「地球のソウル」としてビムラーに選ばれた少年。
サバラス
かつてネオネロスによって「地球のソウル」となるべく人工的に造られた存在。
ネオネロス
人の悪意の集合体。ビムラーにとっては人類が乗り越えるべき試練。

関連項目

無限力
第3次αではゲッター線やイデと共に無限力のひとつに数えられている。
イデ
善き知的生命の誕生を望む超エネルギーという点はやや似ているが、善き力が生まれないとすれば宇宙そのものを滅ぼすことも辞さず、実際に原作で滅ぼしてしまった点ではビムラーより過激である。そのため、人類補完計画に対する対応が完全に真逆になっている。
ゲッター線
似たような性質をもつエネルギーだが、こちらは他者との闘争による進化を旨とする点が決定的に異なる。ただスパロボではお互い歩み寄りしているようで、ビムラーとゲッター線が同調する場面も多い。
人類補完計画
無限力の中では否定の立場をとる。
オルファン
第2次αではビムラーをエネルギーのひとつとして、銀河を飛ぶとされた。
機械化帝国
統治者である機械神が真っ向から心を否定しているため、機械に心をもたらすビムラーとはある意味対極に位置する。

余談

  • 隕石の形で飛来したビムラーと地球人類との接触の経緯が明らかになる第10話は、1908年ロシアで実際に起こった大規模な隕石落下事件「ツングースカ大爆発」をモデルにしており、時代設定や隕石の落下場所、及び衝突時に周辺地域が被った被害状況に至るまで、ほぼ史実と同一に描かれている。