「カツ・コバヤシ」を編集中
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− | + | == カツ・コバヤシ(Katu Kobayashi) == | |
− | + | *[[登場作品]]:[[ガンダムシリーズ]] | |
− | * | + | **[[機動戦士ガンダム]] |
− | * | + | **[[機動戦士Ζガンダム]]([[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]]) |
− | * | + | **[[機動戦士ガンダムΖΖ]] |
− | + | *[[声優]]:白石冬美(1st)、難波圭一(TV版[[Ζ]])、浪川大輔(劇場版Ζ) | |
− | + | *種族:地球人 | |
− | + | *性別:男 | |
− | + | *生年月日:[[宇宙世紀]]0071年 | |
− | + | *没年月日:宇宙世紀0088年2月22日 | |
+ | *[[年齢]]:7歳⇒15歳 | ||
+ | *所属:[[エゥーゴ]] | ||
+ | *階級:パイロット候補生 | ||
+ | *キャラクターデザイン:安彦良和(シリーズ共通) | ||
+ | <!-- マイナスイメージだけで語られがちなキャラクターですが、それに引きずられないような評価をお願い致します。 --> | ||
+ | 『[[機動戦士ガンダム]]』及び『[[機動戦士Ζガンダム]]』に登場する。 | ||
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=== [[機動戦士ガンダム]] === | === [[機動戦士ガンダム]] === | ||
− | [[ジオン軍]]の[[サイド7]]攻撃によって親とはぐれ、[[ホワイトベース]] | + | 当時の姓はハウィン(カツ・ハウィン)。[[ジオン軍]]の[[サイド7]]攻撃によって親とはぐれ、[[ホワイトベース]]で避難した戦災孤児三人組の一人。同じ境遇のレツやキッカよりも年上だが気弱な子供であった。[[ア・バオア・クー]]を脱出する[[アムロ・レイ|アムロ]]を感じ取るなど、[[ニュータイプ]]の素養を見せていた。 |
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[[一年戦争]]終戦後、レツやキッカと共に[[ハヤト・コバヤシ]]と[[フラウ・ボゥ]]に引き取られ、養子となる。 | [[一年戦争]]終戦後、レツやキッカと共に[[ハヤト・コバヤシ]]と[[フラウ・ボゥ]]に引き取られ、養子となる。 | ||
=== [[機動戦士Ζガンダム]] === | === [[機動戦士Ζガンダム]] === | ||
− | 劇中における主な搭乗機は[[ | + | 劇中における主な搭乗機は[[ネモ]]、[[Gディフェンサー]]。 |
− | [[グリプス戦役]] | + | [[グリプス戦役]]時、フラウやレツ、キッカと共にアムロの元を訪れ、アムロの惨状を見て彼を叱咤して再起のキッカケを作り、共に[[カラバ]]に合流する。その後[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と共に[[宇宙]]に上がり、パイロット候補生として[[エゥーゴ]]に参加。Gディフェンサーのパイロットを務める。 |
− | + | 一年戦争時とは異なり、感情的な言動が目立つ少年に育っている。作中では時折カミーユらのピンチを救ったりする活躍もあるが、無断で出撃したり、捕虜になった[[サラ・ザビアロフ]]の言葉を信じてあっさり逃げられてしまったりと、問題行動が目立つ。また、一年戦争の実体験故か、[[アクシズ]]との共闘については頑なに拒んでいた。 | |
[[ティターンズ]]との最終決戦において、[[ヤザン・ゲーブル]]との戦闘中に[[ガンダムMk-II]]にGディフェンサーを合体させた後、撤退せずにコクピットブロックだけの状態で戦闘に参加するが、ヤザンの攻撃を避けた際によそ見をしてしまい、'''隕石に衝突'''したところをヤザンの乗る[[ハンブラビ]]により撃墜され、死亡する。 | [[ティターンズ]]との最終決戦において、[[ヤザン・ゲーブル]]との戦闘中に[[ガンダムMk-II]]にGディフェンサーを合体させた後、撤退せずにコクピットブロックだけの状態で戦闘に参加するが、ヤザンの攻撃を避けた際によそ見をしてしまい、'''隕石に衝突'''したところをヤザンの乗る[[ハンブラビ]]により撃墜され、死亡する。 | ||
− | + | ついでに、劇場版では「隕石に衝突した時点で死亡」に変更されている。 | |
− | + | カツは同世代である[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]や[[ファ・ユイリィ|ファ]]の様に人間的に大きな成長を遂げたりせず、問題行動を挽回するような活躍を見せることが少なかった故に、視聴者から非難されることがある。しかしながら、'''カツは(人間的に成長していく)カミーユとの対比となる存在であり、彼と共に作品内の「若さ」(未熟さや危うさという意味で)を担当したキャラクター'''であったとも言えよう。 | |
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− | + | なお、富野由悠季監督はムック本『機動戦士Ζガンダム大事典』のインタビュー記事においてカツのことを「(子供から大人へと成長していく時期において)自制心が足りなかったのでしょう。…(中略)…しかし、これは現代の子供たちにも多い状況ではないでしょうか」と評している。 | |
− | === | + | === [[機動戦士ガンダムΖΖ]] === |
− | + | [[地球]]に[[アーガマ]]が降りた際、父ハヤトがダブリン上空で[[ブライト・ノア|ブライト]]と再会した際、二人がカツの使っていた部屋を訪れるシーンがある。なお、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]たちが[[アーガマ]]に加わった後もカツの使っていた部屋はそのままにしてあった。 | |
− | + | また、最終回では[[ハマーン・カーン|ハマーン]]との最終決戦で[[エルピー・プル|プル]]、[[ララァ・スン|ララァ]]、[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]、サラ、そしてカミーユと共にジュドーに力を貸した。 | |
− | === | + | === スパロボシリーズにおいて === |
− | + | 原作最期の戦闘で乗機Gディフェンサーを[[エマ・シーン|エマ]]に提供した再現か、ほとんどの作品で「[[補給]]」を習得するのが特徴の一つ。しかし、基本スペックに恵まれておらず、[[ニュータイプ]]技能はあるものの、[[能力]]は極めて低く、リアル系パイロットの最底辺を示す語として'''「カツ以下」'''などという言葉が使われるほど。射撃などは平均的な数値があることも多いが、回避はかなり低めで、[[ニュータイプ]]補正を抜けば「避けずに耐える」スーパー系パイロット並に抑えられている場合がほとんどである。そのため、出撃させたい場合は[[モビルアーマー]]など堅固な機体を回す必要がある。 | |
− | + | 上記の様にカツの能力が低いこともあって[[二軍]]となることが多く、それ故にスパロボシリーズにおける彼に対するプレイヤーの評価へとつながっていく(詳しくは、[[#余談|余談]]の欄を参照)のだが、近年では[[Zシリーズ]]の様にカツの能力の見直しが進められてきている。 | |
− | + | ストーリー上では、基本的にはどのシリーズにもとりあえずいるだけのような扱いだが、『[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|第4次S]])』と[[スーパーロボット大戦Z|Z]]ではリアル系ならサラを[[説得]]する事で仲間に引き込める重要キャラ。ちなみに[[スーパーロボット大戦α|α]]でもサラを説得出来るが、[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]とは違い[[パプテマス・シロッコ]]が健在であるためか仲間に引き込めない。 | |
− | + | スパロボシリーズにおいてもカツは直情的な面はあるが、アムロが同行する等、'''原作よりも周囲にいる大人が多いこともあって、無断出撃等の問題行動は少ない'''。 | |
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− | + | なお、1stガンダムにおける「'''カツ・ハウィン'''」(いわゆる、カツ・レツ・キッカの一人)としての登場は一切なく、序盤が一年戦争に沿ったストーリーの『[[スーパーロボット大戦GC]]』および移植版の『[[スーパーロボット大戦XO|XO]]』でも『[[未来ロボ ダルタニアス]]』の戦災孤児グループが彼らの代わりを務めている。 | |
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== 登場作品と役柄 == | == 登場作品と役柄 == | ||
=== [[旧シリーズ]] === | === [[旧シリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦]] |
− | + | :初登場作。[[シャア・アズナブル|シャア]]を説得しなかった場合のルートにて、[[Gディフェンサー]]で参戦。[[セイラ・マス|セイラさん]]を自軍に引き留めたい人・シャア未加入ルートを攻略したい人以外ではお目にかかれない。しかし、この作品においては[[幸運]]所持者で育成し易い上、貴重な[[補給]]使いでもあり、大いに活躍できる可能性を秘めている。 | |
− | + | :ところで、[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]と[[フラウ・ボゥ|フラウ]]は1stの姿で登場しており、同年代の姿になっているのだが、もう養子になっているのだろうか……(ハヤトは序盤で離脱するので対面しないが)。 | |
− | : | + | ;[[第4次スーパーロボット大戦]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) |
− | ; | + | :今回も[[Gディフェンサー]]に乗って登場。今回はリアル系主人公のみサラの[[説得]]イベントがある。何気に全シリーズで一番重要な役を演じていたかもしれない。 |
− | :今回も | + | :しかし、EDではカツはパイロットを続けているのに対して、サラは[[月]]で静かに暮らしている。上手くいかなかったのだろうか。 |
− | : | + | :命中・回避は全[[モビルスーツ|MS]]パイロット中最低だが、ニュータイプ技能を持ち、[[必中]]と[[隠れ身]]を身に付ける。 |
− | :命中・回避は全[[モビルスーツ|MS]]パイロット中最低だが、ニュータイプ技能を持ち、[[必中]]と[[隠れ身]] | + | ;[[スーパーロボット大戦F]] |
− | : | + | :今回から声が入ったが、サラの登場が没になった為イベントは何もなし。顔グラフィックはSFC時代のにこやかな顔から一転不貞腐れた顔に。 |
− | + | :スーパー系ルートでは[[ヘンケン・ベッケナー|ヘンケン]](後に離脱)、[[ルー・ルカ|ルー]]と一緒にガンダム系パイロットの中で最も早く仲間になるが、リアル系では補充要員として仲間になった際にアムロらに叱られる(ちなみにスーパー系でも味方増援で現れた際に、『アムロ達じゃない』とがっかりされてしまい、拗ねていた)。 | |
− | + | ;[[スーパーロボット大戦F完結編]] | |
− | :スーパー系ルートでは[[ヘンケン・ベッケナー|ヘンケン]] | + | :旧シリーズで唯一、ハヤトとの会話がある。 |
− | ; | ||
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=== [[αシリーズ]] === | === [[αシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α]] |
− | + | :原作のアムロに対する台詞が再現され、後半[[ロンド・ベル]]隊に参入する。初登場時の原作との違いは、フラウと二人きりで北米[[シャイアン基地]]を訪れており、レツとキッカは[[ミライ・ノア|ミライ]]と一緒に[[香港]]にいるため不在という設定である。 | |
− | :デフォルトユニットは[[Gディフェンサー]] | + | :デフォルトユニットは[[Gディフェンサー]]。サラを[[説得]]できながら結局は[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]と違って仲間に出来ない。 |
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦α外伝]] |
− | :アムロ達と共に[[ティターンズ]]に捕縛されていたが、解放作戦の際には裏方に回っていたため出撃できず、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]] | + | :アムロ達と共に[[ティターンズ]]に捕縛されていたが、解放作戦の際には裏方に回っていたため出撃できず、[[ジュドー・アーシタ|ジュドー]]に「いたのか」などと言われ、未来でも出番が少ない。デフォルト乗機は[[ジェガン]]に変更された。 |
− | : | + | :パイロット能力は散々だが、[[援護]]はLv3まで成長する。精神が優秀、更に[[SP]]も高くなる[[成長タイプ]]なので、[[Gディフェンサー]]に向いている。 |
− | ; | + | ;[[第2次スーパーロボット大戦α]] |
− | : | + | :アムロとともに行動し、[[αナンバーズ]]に組み込まれるが影は薄い。ちなみにデフォルト乗機は[[ヘビーガン]]にパワーアップしている。クワトロ(シャア)との戦闘台詞が入っている。<br />精神コマンドはこれまでの補給に加えて、加速・ひらめきがあるので、小隊要員としては有用な方である。 |
− | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦α]] | |
− | |||
:[[コーディネイター]]批判をして[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]に怒鳴られる。憎まれ役を押し付けられるあたりカツらしいのだが、「異種族と接してきた部隊の古参メンバー」であることを考えると、意味深なエピソードとも受け取れる。 | :[[コーディネイター]]批判をして[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]に怒鳴られる。憎まれ役を押し付けられるあたりカツらしいのだが、「異種族と接してきた部隊の古参メンバー」であることを考えると、意味深なエピソードとも受け取れる。 | ||
− | : | + | :EDでは[[ファ・ユイリィ|ファ]]や[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]と共に、[[フォン・ブラウン]]市のスクールへ復学し、エンジニアを目指して工学系を専攻する事が語られる。ゆくゆくは[[アナハイム・エレクトロニクス|アナハイム]]のスタッフとなって、工学者として活躍しているカミーユのプロジェクトに参加するつもりらしい。また、[[アムロ・レイ|アムロ]]によれば、父[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]や母[[フラウ・コバヤシ|フラウ]]も応援しているとの事である。 |
− | : | + | :能力的には前作と同じく[[補給]]を覚えるので後半の小隊要員として有用だが、戦闘力に過度な期待は禁物。デフォルト乗機は[[F91]]が抜けたので[[ジェガン]]に格下げ。 |
=== [[Zシリーズ]] === | === [[Zシリーズ]] === | ||
− | ; | + | ;[[スーパーロボット大戦Z]] |
− | : | + | :劇場版準拠のため、声が浪川大輔氏に替わった。浪川氏は本作がスパロボ初出演となる。[[レコア・ロンド|レコア]]&[[サラ・ザビアロフ|サラ]]仲間フラグがあり、特定のマップで彼とサラが戦闘する事でフラグの一部が立つ。今回はサラがかなり使えるので重要。また、[[ディジェ]]の入手条件はアムロと彼の撃墜数の平均が25以上が条件の一つ。ちなみに、初期撃墜数は0である。 |
− | + | :[[Gディフェンサー]]が無いので大抵の場合は最後まで[[ネモ]]に乗っている。しかし、精神コマンドに恵まれており、小隊員としては一級。能力も[[ファ・ユイリィ|ファ]]よりは高いので、[[リ・ガズィ]]にでも乗せれば活躍できる可能性を秘めている。歴代でもかなり優遇されていると言えるだろう。 | |
− | + | :[[ニュータイプ]]Lvも普通にプレイして[[バイオセンサー]]を発動するくらいまで上がる。問題はデフォルト機体が設定されていないので、'''自動で小隊編成すると外されてしまう'''こと。育てたい人は注意しよう。意図は不明だが[[Ζガンダム]]のパイロットの中で一人だけ[[カットイン]]挿入の演出が違う。初めて最終ボスとの戦闘台詞が入った。 | |
− | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]] | |
− | ; | + | :Z以来の参戦。浪川氏が[[リディ・マーセナス|他の]][[シュレード・エラン|役柄]]でも出演している関係でカツのボイスも新録されている。 |
− | : | + | :[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]の面倒を見るなどそれなりに成長したところを見せたり、精神コマンドが優秀だったりと若干優遇されている。養成は[[SPアップ]]や[[援護攻撃]]でサブ型が良いだろう。 |
− | :[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]] | + | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | ; | + | :第1話から参戦し、デフォルト機がジェガンからリゼルに変更された。 |
− | + | :EDでは[[アムロ・レイ|他の]][[カミーユ・ビダン|面々]][[フォウ・ムラサメ|が第3次]][[ファ・ユイリィ|α同様の]]進路に進むのに対して、軍人として連邦軍に残る事を語っている。 | |
− | : | ||
=== 単独作品 === | === 単独作品 === | ||
;[[スーパーロボット大戦MX]] | ;[[スーパーロボット大戦MX]] | ||
:原作終了後のため故人。名前だけ出てくる。 | :原作終了後のため故人。名前だけ出てくる。 | ||
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=== 関連作品 === | === 関連作品 === | ||
;[[リアルロボット戦線]] | ;[[リアルロボット戦線]] | ||
− | : | + | :本作でも『Z』版の設定で味方パイロットとして登場するが、アポリー・ロベルト・ファと4人セットで「低ランクのブランチ」扱いされている。最初から精神コマンド[[補給]]を使える。 |
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− | == | + | == パイロットステータスの傾向 == |
<!-- === [[能力|能力値]] === --> | <!-- === [[能力|能力値]] === --> | ||
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=== [[精神コマンド]] === | === [[精神コマンド]] === | ||
;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次]] | ||
− | : | + | :[[幸運]]、[[根性]]、[[ド根性]]、[[熱血]]、[[ひらめき]]、[[補給]] |
− | + | ;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]] | |
− | + | :[[根性]]、[[必中]]、[[信頼]]、[[熱血]]、[[隠れ身]]、[[補給]] | |
− | ;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]] | ||
− | : | ||
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ||
− | : | + | :[[ひらめき]]、[[努力]]、[[熱血]]、[[偵察]]、[[愛]]、[[補給]] |
;[[スーパーロボット大戦α|α]] | ;[[スーパーロボット大戦α|α]] | ||
− | : | + | :[[努力]]、[[ひらめき]]、[[偵察]]、[[熱血]]、[[愛]]、[[補給]] |
;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]] | ;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|α for DC]] | ||
− | : | + | :[[狙撃]]、[[ひらめき]]、[[集中]]、[[奇襲]]、[[愛]]、[[補給]] |
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]] | ;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]] | ||
− | : | + | :[[努力]]、[[集中]]、[[奇襲]]、[[狙撃]]、[[隠れ身]]、[[補給]] |
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | ||
− | : | + | :[[根性]]、[[集中]]、[[ひらめき]]、[[熱血]]、[[加速]]、[[補給]] |
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]] | ;[[スーパーロボット大戦Z|Z]] | ||
− | : | + | :[[幸運]]、[[集中]]、[[不屈]]、[[かく乱]]、[[絆]] |
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]] | ||
− | : | + | :[[幸運]]、[[集中]]、[[不屈]]、[[かく乱]]、[[補給]] |
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=== [[特殊技能]](特殊スキル) === | === [[特殊技能]](特殊スキル) === | ||
;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次(PS版)]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦|第3次(PS版)]] | ||
− | : | + | :[[ニュータイプ]]L3、[[シールド防御]]L3、[[切り払い]]L3 |
− | ;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) | + | ; [[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]]) |
− | : | + | : [[シールド防御]]L4、[[ニュータイプ]] |
;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ;[[スーパーロボット大戦F|F]]、[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]] | ||
− | : | + | :[[ニュータイプ]]L5、[[シールド防御]]L4、[[切り払い]]L5 |
;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版]]) | ;[[スーパーロボット大戦α|α]]([[スーパーロボット大戦α for Dreamcast|DC版]]) | ||
− | : | + | :[[ニュータイプ]]L7、[[シールド防御]]L4、[[切り払い]]L7 |
;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]] | ;[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]] | ||
− | : | + | :[[ニュータイプ]]L3、[[援護]]L3、[[シールド防御]]L5 |
;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | ;[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | ||
− | : | + | :[[ニュータイプ]]L6、[[援護攻撃]]L3、[[援護防御]]L3 |
;[[スーパーロボット大戦Z|Z]] | ;[[スーパーロボット大戦Z|Z]] | ||
− | : | + | :[[ニュータイプ]]L6、[[支援攻撃]]、[[気力+ (回避)]] |
;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]] | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]] | ||
− | : | + | :[[ニュータイプ]]L6、[[戦意高揚]]、[[気力+]](命中) |
− | |||
− | |||
=== [[小隊長能力]](隊長効果) === | === [[小隊長能力]](隊長効果) === | ||
− | ; | + | ;マップ兵器及び射程1以外の武器の射程+1 |
:[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]で採用。 | :[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]、[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]で採用。 | ||
− | ; | + | ;獲得経験値+20% |
:[[スーパーロボット大戦Z|Z]]で採用。 | :[[スーパーロボット大戦Z|Z]]で採用。 | ||
− | === [[エースボーナス]] === | + | === 固有[[エースボーナス]] === |
;精神コマンド「かく乱」の消費SPが40になる | ;精神コマンド「かく乱」の消費SPが40になる | ||
− | : | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]で採用。 |
− | == パイロットBGM == | + | == [[BGM|パイロットBGM]] == |
;「モビルスーツ戦~敵機襲来~」 | ;「モビルスーツ戦~敵機襲来~」 | ||
− | : | + | :第4次、Fで採用。 |
;「艦隊戦」 | ;「艦隊戦」 | ||
− | : | + | :第2次α、第3時αで採用。 |
;「閃光の中のMS」 | ;「閃光の中のMS」 | ||
− | : | + | :Zで採用。 |
== 人間関係 == | == 人間関係 == | ||
199行目: | 162行目: | ||
;[[アムロ・レイ]] | ;[[アムロ・レイ]] | ||
:尊敬する相手。 | :尊敬する相手。 | ||
− | :『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]] | + | :『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』では、当初は長い半幽閉生活の影響で腑抜けた彼の姿に大いに失望した事もあったが、後にパイロットとしての復活を遂げた事で大いに喜ぶ。また、[[宇宙]]に上がる際に、彼が[[一年戦争|7年前]]に[[シャア・アズナブル|シャア]]と撃ち合った時に使った銃を餞別として渡される。 |
− | |||
;[[ブライト・ノア]] | ;[[ブライト・ノア]] | ||
:『Ζ』では上官。 | :『Ζ』では上官。 | ||
;[[ハヤト・コバヤシ]] | ;[[ハヤト・コバヤシ]] | ||
− | :養父。時には彼に厳しい[[修正]] | + | :養父。時には彼に厳しい[[修正]]を受ける事もあったが、実の親子同然の信頼関係があった。彼がカツの死を知るのは『ΖΖ』になってからである。 |
− | ; | + | ;[[フラウ・コバヤシ]] |
:養母。[[一年戦争]]時から面倒を見て貰っていた。 | :養母。[[一年戦争]]時から面倒を見て貰っていた。 | ||
− | ; | + | ;レツ・コバヤシ |
− | :[[ホワイトベース]] | + | :[[ホワイトベース]]の孤児3人組の一人。義弟。SRW未登場。 |
− | ; | + | ;キッカ・コバヤシ |
− | : | + | :ホワイトベースの孤児3人組の一人。義妹。SRW未登場。 |
=== [[機動戦士Ζガンダム]] === | === [[機動戦士Ζガンダム]] === | ||
231行目: | 193行目: | ||
:サラの戦死以降はシロッコを仇として憎み、彼女の仇討ちに逸るあまりに独断行動が目立った。そのため、カミーユからはたしなめられることに。 | :サラの戦死以降はシロッコを仇として憎み、彼女の仇討ちに逸るあまりに独断行動が目立った。そのため、カミーユからはたしなめられることに。 | ||
;[[サラ・ザビアロフ]] | ;[[サラ・ザビアロフ]] | ||
− | : | + | :シロッコの部下。彼女に惹かれるが…。アムロにとっての[[ララァ・スン|ララァ]]のような存在。 |
;[[ジェリド・メサ]] | ;[[ジェリド・メサ]] | ||
:第24話では彼に銃を突き付けてカミーユの窮地を救っており、同話では互いに何かと突っ掛り合う。 | :第24話では彼に銃を突き付けてカミーユの窮地を救っており、同話では互いに何かと突っ掛り合う。 | ||
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==== [[アクシズ]] ==== | ==== [[アクシズ]] ==== | ||
;[[ハマーン・カーン]] | ;[[ハマーン・カーン]] | ||
:共同戦線を張るが何かと気に入らない存在で、サラの死後は彼女の死の一因を作った仇敵として憎む。 | :共同戦線を張るが何かと気に入らない存在で、サラの死後は彼女の死の一因を作った仇敵として憎む。 | ||
− | + | ただ、彼の実の両親はジオンの攻撃で死亡していることもあり、TV版と劇場版の両方とも基本的にジオンを信用していない。 | |
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] === | === [[機動戦士ガンダムΖΖ]] === | ||
;[[ララァ・スン]]、[[フォウ・ムラサメ]]、[[エルピー・プル]] | ;[[ララァ・スン]]、[[フォウ・ムラサメ]]、[[エルピー・プル]] | ||
− | : | + | :原作では彼女達と直接会ってはいないが、ΖΖの最終回でサラ、カミーユと共にハマーンと戦っていたジュドーへ力を貸す。 |
;[[ジュドー・アーシタ]] | ;[[ジュドー・アーシタ]] | ||
− | : | + | :ΖΖの最終回で、ハマーンとの最終決戦において彼に力を貸した。<br />スパロボでは生存して共闘する作品が幾つかあり、α外伝でアムロ達と共にティターンズから開放された時にジュドーがカツの存在を忘れていた発言をした事で反発する場面があるが、[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]でジュドーと[[ビーチャ・オーレグ|ビーチャ]]を心配する場面があるので、仲は良いと思われる。 |
− | |||
== 他作品との人間関係 == | == 他作品との人間関係 == | ||
256行目: | 214行目: | ||
==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ==== | ==== 宇宙世紀ガンダムシリーズ ==== | ||
;[[ルー・ルカ]] | ;[[ルー・ルカ]] | ||
− | : | + | :[[スーパーロボット大戦F|F]]のスーパー系では、ヘンケンの指揮の下彼女と一緒に味方部隊に合流する。 |
;[[ケーラ・スゥ]] | ;[[ケーラ・スゥ]] | ||
− | : | + | :[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]及び[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]ではアムロの部下として、序盤から行動を共にする。 |
;[[トビア・アロナクス]] | ;[[トビア・アロナクス]] | ||
− | : | + | :第2次αに於ける数少ない交流相手。と言っても、[[ベラ・ロナ|べラ]]が焼いた所謂「[[セシリーのパン]]」を彼に推奨する程度のものだが。 |
− | |||
− | |||
;[[リディ・マーセナス]] | ;[[リディ・マーセナス]] | ||
− | : | + | :[[第3次Z]]では同じ[[ロンド・ベル]]に配属されている。ちなみに劇場版カツとは声優が同じ。 |
− | |||
;[[ハサウェイ・ノア]] | ;[[ハサウェイ・ノア]] | ||
− | : | + | :[[第3次Z]]での弟分。 |
− | : | + | :なお、富野由悠季監督によれば『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|逆襲のシャア]]』でのハサウェイの立ち位置は、『[[機動戦士Ζガンダム|Ζ]]』のカツを意識したものと語られており、父親が先の戦争の功労者だったり、[[ニュータイプ]]として素養はあるものの好きな女の子の事となると、血気に逸り後先考えずに行動するなど周囲が見えなくなるといった、若さゆえに未熟さなどに共通点がある。 |
;[[クェス・パラヤ]] | ;[[クェス・パラヤ]] | ||
− | : | + | : |
− | |||
==== アナザーガンダムシリーズ ==== | ==== アナザーガンダムシリーズ ==== | ||
;[[ゼクス・マーキス]]、[[ルクレツィア・ノイン]] | ;[[ゼクス・マーキス]]、[[ルクレツィア・ノイン]] | ||
− | : | + | :[[スーパーロボット大戦F|F]]のリアル系では、2人と共に[[アデレード]]基地で戦っていたロンド・ベル隊と合流することに。 |
==== 正暦作品 ==== | ==== 正暦作品 ==== | ||
;[[ロラン・セアック]] | ;[[ロラン・セアック]] | ||
− | : | + | :[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]で[[サンドマン杯]]にてソシエに引っ張られたままで普段素直に従っている彼に感心した。 |
;[[ソシエ・ハイム]] | ;[[ソシエ・ハイム]] | ||
− | : | + | :ZSPDでサンドマン杯にて共闘。 |
==== ガンダムSEEDシリーズ ==== | ==== ガンダムSEEDシリーズ ==== | ||
;[[カガリ・ユラ・アスハ]] | ;[[カガリ・ユラ・アスハ]] | ||
− | : | + | :[[スーパーロボット大戦Z|Z]]において散々滅茶苦茶な行動をとって[[オーブ連合首長国|オーブ]]を放置しておきながら、突然[[アークエンジェル|AA]]クルーを伴って帰国し、復権するや否や反[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の意思を表明した彼女に対し、今までの行動が行動なだけに「説得力が無い」と痛烈に批判した。 |
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=== リアル系 === | === リアル系 === | ||
;[[メリッサ・マオ]] | ;[[メリッサ・マオ]] | ||
− | : | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]にて'''非常にいい顔'''で海兵隊式の訓練を受けられる羽目に。 |
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− | == | + | == 名台詞 == |
=== [[機動戦士ガンダム]] === | === [[機動戦士ガンダム]] === | ||
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;「アムロよくやったぞ」 | ;「アムロよくやったぞ」 | ||
− | : | + | :冒険王で連載された漫画版の台詞。妙に[[アムロ・レイ|アムロ]]に対して上から目線な台詞な辺り、『Ζ』期のカツの性格を先見している気がしないでもない。 |
=== [[機動戦士Ζガンダム]] === | === [[機動戦士Ζガンダム]] === | ||
− | ; | + | ;「僕らにとって、いえ、母にとってはアムロさんはヒーローだったんです。そんなことを言わずに、『地下にモビルスーツが隠してある』とくらい言ってください」 |
− | : | + | :第13話にて。アムロを[[エゥーゴ]]に参加するように[[説得]]しにきた時の台詞。 |
− | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』ではアムロはそんな期待に応えて(?)本当に[[ガンダム]] | + | :『[[スーパーロボット大戦α|α]]』ではアムロはそんな期待に応えて(?)本当に[[ガンダム]]を地下に隠していた(今作ではガンダムは破壊されていない為、パワーアップもされている)。また、『[[スーパーロボット大戦COMPACT2|COMPACT2]]』では[[リ・ガズィ]]を隠していた。 |
:ちなみに、[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|後年の作品]]において、[[フリーダムガンダム|実際に『地下にモビルスーツが隠してあった』]]例がある。 | :ちなみに、[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY|後年の作品]]において、[[フリーダムガンダム|実際に『地下にモビルスーツが隠してあった』]]例がある。 | ||
;「これが全天視界モニターか。すごいなぁ」 | ;「これが全天視界モニターか。すごいなぁ」 | ||
− | : | + | :第15話にて、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]が[[ガンダムMk-II]]の整備中に、タラップを使ってコクピットに乗り込んできた時の台詞。 |
− | : | + | :子供のように目を輝かせており、父[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]が戦争博物館の館長をしていたため、旧式のMSなら殆ど弄ったことはあるが、全天視界モニターが搭載された最新鋭機で、しかも伝説の機体であるガンダムの後継機となれば、心躍らせるのも無理はない。 |
− | ; | + | :しかし、まだ電源が入ったままのコクピットシートのレバーにうっかり素手で触ろうとして感電しそうになり、傍らのカミーユに「触るな!」と一喝される事に。 |
− | : | + | ;「ごめんなさい、父さん。でもね、僕、見えない敵が見えたんだ! 本当だ!!」 |
− | : | + | :同じく第15話にて。[[一年戦争]]の頃のカツにとっては、ヒーローだったと信じてやまなかったアムロが腑抜けと化した事に失望し、そんな彼を叱咤激励するのと同時に、自分だって戦えるんだという事を証明するべく正規のパイロットであるカミーユに黙ってMk-IIで無断出撃した挙句、カミーユと[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]に助けられなんとか生きて帰還できたカツを待っていたのは、ハヤトの[[修正|鉄拳制裁]]であり、頬を殴られながらも弁明した台詞。 |
+ | :見苦しい言い訳ではあるが、父に自分だって戦えるんだという事を認めてもらいたかったのであろう。しかし、そんな青臭いセンチメンタリズムが戦場で命を落とす原因となり、部隊を全滅させる可能性を孕んだ非常に危険なものであると知っているハヤトは、二発目の拳をお見舞いさせる。 | ||
;「人間って、そんなに信じられないのか…」 | ;「人間って、そんなに信じられないのか…」 | ||
− | : | + | :第25話にて。捕虜の[[サラ・ザビアロフ|サラ]]に騙されて逃げられてしまい、罰として独房に入れられた時の台詞。 |
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;「そんな弾に当たるもんか!」 | ;「そんな弾に当たるもんか!」 | ||
− | : | + | :第49話において[[ヤザン・ゲーブル|ヤザン]]の攻撃を回避して調子に乗っている時の台詞。しかし、この台詞の後隕石に激突してしまい、ヤザンに止めを刺されてしまうことに。 |
;「…サラ…また、君にあえるんだね…」 | ;「…サラ…また、君にあえるんだね…」 | ||
:死ぬ直前の台詞。意識が朦朧とする中、サラの幻影がはっきり見えたカツにはもう生きようという意志は失われ、死ねばサラに会えるという意識が、彼から生きようという意志を奪ってしまったのかもしれない。 | :死ぬ直前の台詞。意識が朦朧とする中、サラの幻影がはっきり見えたカツにはもう生きようという意志は失われ、死ねばサラに会えるという意識が、彼から生きようという意志を奪ってしまったのかもしれない。 | ||
− | ; | + | ;「なんでそう、頭だけで考えるんだ! そんなんじゃ……疲れるばかりじゃないか。」<br />「カミーユが見ているものを見てごらんよ。あの中にいる人だって、すぐこうして溶け合えるんだ」 |
− | : | + | :第50話にて。思念体となったサラを[[説得]]しようとした台詞。死して心理がわかったカツだが、あまり人のことは言えない。 |
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== スパロボシリーズの名台詞 == | == スパロボシリーズの名台詞 == | ||
=== TV版 === | === TV版 === | ||
==== [[旧シリーズ]] ==== | ==== [[旧シリーズ]] ==== | ||
− | ; | + | ;「やめなよサラ!! そんな事したって、死んだ人間は生き返りはしないんだ!」<br /> サラ「! それは・・・」 <br /> カツ「死んだ人間にしばられてちゃ、生きていけないよ、サラ! サラだって、わかってるはずだろ!」 |
− | :『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]] | + | :『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])』リアル系ルート第20話(『S』では第21話)「老兵の挽歌」におけるサラを説得する際の台詞。珍しく一理ある主張をぶつけている。 |
==== [[αシリーズ]] ==== | ==== [[αシリーズ]] ==== | ||
;「クワトロ大尉! あなたはどうしてこんなことを!」 | ;「クワトロ大尉! あなたはどうしてこんなことを!」 | ||
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』より。クワトロ(シャア)との[[特殊戦闘台詞]]。[[バルマー戦役]]で一緒に戦った上司が、地球を本気で潰そうとした行動にカツも驚きを隠しきれなかった。 | :『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』より。クワトロ(シャア)との[[特殊戦闘台詞]]。[[バルマー戦役]]で一緒に戦った上司が、地球を本気で潰そうとした行動にカツも驚きを隠しきれなかった。 | ||
− | ; | + | ;「人として基から違うんでしょ。そんな気にもなりますよ」 |
− | :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]] | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』第20話地球ルート「強襲、砂漠の虎」より。所謂[[コーディネイター]]に対する批判であり、カミーユの怒りを買ってしまう。カツが「[[異世界]]人、[[異星人]]等と接してきた部隊」の古参メンバーであることを考えると、違和感がある台詞。 |
− | + | :とはいえ、そのような部隊にいて「異星人と仲良くする」展開にこぎつけた過程を知るカツだからこそ、同じ「地球人」である[[ナチュラル]]を敵視する[[プラント]]のコーディネイターが「自分達とは基が違う」と見えたのかも知れない。 | |
=== 劇場版 === | === 劇場版 === | ||
==== [[Zシリーズ]] ==== | ==== [[Zシリーズ]] ==== | ||
;「あの人、異常だよ…。出撃してないときはずっとシミュレーターで訓練してるんだから…」 | ;「あの人、異常だよ…。出撃してないときはずっとシミュレーターで訓練してるんだから…」 | ||
− | : | + | :『Z』セツコ編第25話「闇の在処」より。カミーユとアムロが[[セツコ・オハラ|セツコ]]のシミュレーター訓練を手伝っていると知ったときの台詞。 |
− | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』のコーディネイター批判に続き不用意な台詞と言える。もっとも、これはセツコが思いつめ過ぎている事を示唆する発言であるが。 | |
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;「僕は君の使用人じゃないんだ…! そんな頭ごなしの命令なんて聞けないよ!」 | ;「僕は君の使用人じゃないんだ…! そんな頭ごなしの命令なんて聞けないよ!」 | ||
− | :『[[ | + | :『[[スーパーロボット大戦Zスペシャルディスク|ZSPD]]』グローリー・スターレポート第1話「熱闘!戦士の休息」に於ける [[ゼラバイア]]との[[戦闘前会話]]より。高圧的な[[ソシエ・ハイム|ソシエ]]の物言いに立腹するが、直後に彼女から'''スマイル込みの煽てを受けた事で見事に丸め込まれる。''' |
;「うおおおおっ、突撃だぁぁっ! ガンホー! ガンホー! ガンホー!」 | ;「うおおおおっ、突撃だぁぁっ! ガンホー! ガンホー! ガンホー!」 | ||
− | : | + | :第3次Zにて、[[メリッサ・マオ|マオ]]から海兵隊式の訓練を受けられる事になった結果、そのステージの戦闘マップにて。本当にやりすぎてしまったのか、マオにカツの訓練を依頼した[[エマ・シーン|エマ]]もドン引きしていた。 |
:なお、戦闘時の「ガンホー!」連呼は[[セツコ・オハラ|彼女]]を想起させるものである。 | :なお、戦闘時の「ガンホー!」連呼は[[セツコ・オハラ|彼女]]を想起させるものである。 | ||
;「だけど、考えている以上に状況は困難だぞ。…女の子は自分をわかってくれるって思い込んだ相手…特に年上の男には一途になるからな…」<br>「わかるんだよ…。そんな子を追えば、待っているのは取り返しのつかない悲しみだけだって…」<br>「だから、絶対に…クェスをシャアから取り戻そうな」 | ;「だけど、考えている以上に状況は困難だぞ。…女の子は自分をわかってくれるって思い込んだ相手…特に年上の男には一途になるからな…」<br>「わかるんだよ…。そんな子を追えば、待っているのは取り返しのつかない悲しみだけだって…」<br>「だから、絶対に…クェスをシャアから取り戻そうな」 | ||
− | : | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|第3次Z時獄篇]]にて、無断出撃を行った[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]を庇った後に語った言葉。かつて[[サラ・ザビアロフ|自ら経験した事]]だけに、弟分には経験させてはならないと考えていることがうかがえる。 |
− | : | + | :[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]におけるカツとハサウェイの関係は、ちょうど[[Zシリーズ]]における[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]と[[シン・アスカ|シン]]の関係に似ていると言える。 |
;「静かにしろ、ハサウェイ!」<br/>「もし僕の名前が出ても聞こえないじゃないか…!」 | ;「静かにしろ、ハサウェイ!」<br/>「もし僕の名前が出ても聞こえないじゃないか…!」 | ||
− | : | + | :第3次Z時獄篇DLC「力持ちアンダーグラウンド」にて。誰が出してくれると思ったんだろう……。 |
;「僕の力が足りないから、サラをシロッコから引き剥がすことが出来なかったんだ! 僕は強くなるんだ! あの時のような後悔を二度としないためにも!」 | ;「僕の力が足りないから、サラをシロッコから引き剥がすことが出来なかったんだ! 僕は強くなるんだ! あの時のような後悔を二度としないためにも!」 | ||
− | :同話での[[戦闘前会話]] | + | :同話での[[戦闘前会話]]での意気込み。Zでの正史はサラフラグ未成立らしい。「過去の苦い経験を糧にして成長しよう」というカツの強い意思が感じられる台詞である。 |
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== 搭乗機体 == | == 搭乗機体 == | ||
;[[Gディフェンサー]] | ;[[Gディフェンサー]] | ||
− | :[[ガンダムMk-II]]の支援機。そのため、[[エマ・シーン|エマ]] | + | :[[ガンダムMk-II]]の支援機。そのため、[[エマ・シーン|エマ]]との連携は必須である。だが…。 |
− | ;[[ | + | ;[[ネモ]] |
:[[エゥーゴ]]の[[量産型]][[モビルスーツ]]。 | :[[エゥーゴ]]の[[量産型]][[モビルスーツ]]。 | ||
;[[ガンダムMk-II]] | ;[[ガンダムMk-II]] | ||
− | : | + | :第15話で、無断出撃した時に搭乗。 |
;[[ゲルググ]] | ;[[ゲルググ]] | ||
− | : | + | : |
;[[メタス]] | ;[[メタス]] | ||
− | : | + | : |
=== スパロボでの搭乗機体 === | === スパロボでの搭乗機体 === | ||
− | ;[[ | + | ;[[ヘビーガン]] |
− | : | + | :[[第2次α]]でのデフォルト機。 |
;[[ジェガン]] | ;[[ジェガン]] | ||
− | : | + | :[[第3次α]]・[[第3次Z]][[時獄篇]]でのデフォルト機。 |
;[[リゼル]] | ;[[リゼル]] | ||
− | : | + | :第3次Z時獄篇DLCシナリオ「新生代とニュータイプ」において搭乗。[[第3次Z]][[天獄篇]]ではデフォルト機になっている。 |
− | ;[[ | + | ;[[Ζガンダム]] |
− | : | + | :第3次Z時獄篇DLCシナリオ「力持ちアンダーグラウンド」において、[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]から借りて搭乗。 |
== 余談 == | == 余談 == | ||
− | * | + | *当時安彦良和氏は『Ζ』におけるカツをレツやキッカ同様のゲストキャラだと思っていたらしく、後年のインタビューにおいて「あんなに活躍するキャラだったら、もっときちんとデザインすれば良かった」と後悔していた。 |
− | + | *かつて[[アンソロジーコミック]]に参加していた漫画家の吉田創氏は、スパロボに限らずガンダムゲームの4コマ漫画においてカツが酷い扱いを受ける'''「カツ・コバヤシネタ」'''を描いており、一時期吉田氏の代表作といえるほどになっていた。他の作者もまた、同じようにカツに理不尽な仕打ちを加えるネタの4コマを書くようになってしまっている。ちなみに、カツに酷い仕打ちを行う役目はもっぱら[[ブライト・ノア|ブライト]]であり、特に吉田創版のブライトは、カツだけでなく、[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]](カツ先行試作型)や[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]](カツ後期生産型)、精神崩壊した[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]、意外なところで[[三輪防人|三輪長官]]にまで悪魔の様な仕打ちを行っており、[[南極条約]]違反といった人道無視も平然とやってのける極悪人ぶりを見せている([[アムロ・レイ|アムロ]]がそのツッコミ役なのだが、段々毒されており、アムロもカツに対してはブライト並に酷い態度を取っている。とは言え、このシリーズのカツもすぐに調子に乗る空気読めない奴という扱いになるのだが……)。 | |
− | * | + | **このネタは読者によっては「プレイヤーの鬱憤を見事に晴らしてくれた」と絶賛する声がある一方、ネタとはいえ酷な扱いをするその作風に引いてしまう読者もいたようで、ついに吉田氏の作品内で「今回はカツネタ無し」と宣言がされた。この時には、小学生の読者から「よし田先生のマンガはカツをいじめるのできらいです。カツをいじめないでください」という抗議のハガキが寄せられたことが明かされた。しかし、今度はカツネタを封印した事に対し「カツネタ復活希望」「抗議に負けず頑張ってください」などの応援ハガキが寄せられる事態になり、めでたく(?)吉田氏のカツネタは復活した(ちなみに、その苦情について語られたのはスパロボではなく、Gジェネレーションの4コマである)。 |
− | *[[ | + | **なお、吉田氏は後年twitterにおいて『[[スーパーロボット大戦Z]]』での「(カツが使いやすくなって)面白くない」といった旨の発言を否定しており、カツの事も本気で嫌っているわけではないと告白している。また、吉田氏は'''「大人になってから見てみると、むしろカツは少年らしくてかわいげがあると思う」'''と評し、「まわりの大人がほんとにボンクラ揃いなので、イキっちゃったリアル中二を止めたり叱ったりする人がいなかったのでしょうね」と彼を擁護している。 |
− | + | **なお、「原作を逸脱し過ぎたネタは載せない」とする編集部の方針により2000年代頃からこのシリーズは封印されたが、柊誠亜氏が『[[スーパーロボット大戦K]]』(この作品には『[[機動戦士Ζガンダム]]』は参戦しておらず、カツも登場しない)のアンソロジーコミックにおいて描いた作品において、相手を罵倒する表現に「カツ・○バヤシ」を使用するなど、スパロボシリーズで付いた「カツ=使えないパイロット」のイメージは現在でも根強く定着している。 | |
− | + | ***このように、カツ・コバヤシは(原作において問題行動が目立っていたとはいえ)色々な形で思わぬ風評被害をこうむったキャラクターであると言える。 | |
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