日野美羽は『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』の登場人物。
日野(遠見)弓子と日野道生の間に生まれた娘。
人工子宮から生まれた「島の子供たち」が産んだ初めての子供であり、フェストゥム因子を持つ両親の影響か「成長が普通の人間より早い[1]」「常時クロッシング状態にある」「フェストゥムと意思の疎通ができる」などの特殊な兆候が現れている。年齢の割に言語能力が発達しており、表現が独特であるという点はあるものの、周囲との意思疎通は問題無く行っている。
- スーパーロボット大戦UX
- 初登場作品。蒼穹作戦から劇場版エピソードまでの時間経過が3ヶ月程度になってしまったため、ただでさえ早まっている成長が物凄く早まってしまった。その件はちゃんと作中でも言及されている。スパロボではいつものこととはいえ[2]、ちょっと早すぎである。
- 一応、両親が愛しあった場所やフェストゥムが目指している「高い次元」の本作における設定などを考えれば、異常な成長速度の理由付けはできなくもない。UXにおいてもマスターテリオンが胎児の段階から一気に成人まで(母体を突き破り)成長している。一歩間違えれば母親が酷いことになっていたかもしれない。余談ではあるが、マスターテリオンの名前の由来は父親である日野道生のコードネームと同じである。
- なお、微妙に似たような名前の「みう」がいるので多少ややこしいが、彼女は「みわ」である。
- 日野弓子
- 母。同世代の友や夫を失った彼女にとって、美羽はある意味で最後の砦であり、子に対する愛は人一倍である。
- 日野道生
- 父。しかし、互いに対面することすらなく死別してしまっている。UXでは条件を満たすことで対面することが出来る。道夫をちゃんと「パパ」と呼んでおり、原作では見られなかった愛らしい家族模様を描いている。
- 遠見千鶴
- お母さん並に若い祖母。美羽は「ママのお母さん」と呼んでいる。美羽から見れば、母親が二人いるというような認識らしい。
- 遠見真矢
- 歳の離れた姉と言える叔母(真矢自身、弓子とは11年も歳が離れている)。あまり絡まないのでどう呼んでいるかは不明だったが、続編『EXODUS』にて互いを「美羽ちゃん」「真矢お姉ちゃん」と呼んでいることが明らかになった。
- 来主操
- クロッシングして共振したフェストゥム。彼と同じく空が好き。
- 「ね。空って綺麗なんだよ。美羽も嬉しいよ、生まれたこと」
- 第二次蒼穹作戦終盤。フェストゥムへ呼びかけるようにして。だが…。
- 「怖いよママぁ!!」
- 直後に人類軍による核攻撃が行われそうになり、恐怖し同化されかけてしまう。
スパロボシリーズの名台詞[編集 | ソースを編集]
- (フェストゥムの声)
「うん、そうだね」
「美羽も嬉しいよ、生まれたこと」
「ママ、お空って……こんなに綺麗だったんだね……」
- 『UX』にて。上記の台詞が元になっているが、若干順序が変わっている他、より「対話」が解りやすくなっている。
- 年齢は2歳となっているが、「蒼穹作戦から2年」という時間経過をそのまま解釈するならまだ1歳のはずである(蒼穹作戦の頃には明らかに美羽は生まれていないため)。いずれにせよ、成長が早いことに変わりはないが。
- 間違えられやすいが、美羽は「島で初めて自然受胎により生まれた子供」ではない。受胎能力を失わずに済んでいた近藤彩乃が産んだ子供、近藤剣司が既にいるためである。
- 父方の祖父がマークザインの開発者である日野洋治、母方の祖父がマークニヒトの開発者であるミツヒロ・バートランドという、とんでもない家系となっている。
- そして続編である『蒼穹のファフナーEXODUS』では腹違いの叔父まで現れることになる。
- ↑ 『HaE』時点の彼女の実年齢は2歳だが、外見及び精神年齢は5歳児相当になっている。
- ↑ 例えばコンプリートボックス版アムロ・レイは、2次~EXの8ヶ月で1st~逆シャアの14年分成長してしまっている。