メタビー

提供: スーパーロボット大戦Wiki
ナビゲーションに移動 検索に移動
メタビー
外国語表記 metabee[1]
登場作品 メダロット
声優 竹内順子
デザイン ほるまりん
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
SRWでの分類 機体
パイロット
テンプレートを表示
スペック
正式名称 メタルビートル
分類 メダロット
型式番号 KBT-01
全長 約75cm[2]
重量 13.25kg[2]
テンプレートを表示

メタビーは『メダロット』の主役メカの一つ。

概要[編集 | ソースを編集]

天領イッキのパートナーであるカブトムシ型メダロット

バージョンでパートナーが変化する多くのナンバリングタイトルのゲームと違い、漫画やアニメ、それら準拠の作品ではパートナーが固定化されることもあってか、実質的にイッキとダブル主人公となり、その関係か性格付けが強化されている。しかしそれらの作品では悉く我が強く乱暴な性格をしており、イッキを振り回す事も多い。

後に『メダロット3(パーツコレクション含む)』やソーシャルゲーム『メダロットS』内の「新装版メダロット2」では漫画やアニメの性格が逆輸入されている。『3パーツコレクション』ではメタビーとロボトルが可能。

ロボトルの際はやたらめったら射撃を行ったり、射撃型でありながら直接格闘を行う事もあるなど、ラフファイトを好んでいる。

メタルビートル[編集 | ソースを編集]

メダロット発売当初から展開された旧式のメダロットであり、安定した性能を持つ射撃型の機体。「メタルビートル」のモデルとしては2代目にあたり、茶色がかったオレンジ色のカラーリングが特徴。

第1作の頃からクワガタムシ型メダロットのロクショウと共にパッケージを飾るなど、メダロットシリーズを代表する機体[3]

現在では「初代メタビー」の方は「めたびー」とひらがな表記になることが多いが、それ以外のメタビーは特に名称で区別はされないため、歴代でも単にメタビーと呼称するだけでも非常に多くの同型機が存在する。

ちなみに、アニメ版では旧式を通り越し売れ残りの在庫品。当初はイッキも見ただけで馬鹿にする一品だったが、事件に巻き込まれた際に購入を決意。その際に店員のあがたヒカルが「メタビー」と命名している。

キャラクターとしての「メタビー」を指す場合、『3』の後半以降は後継型のKBTである「サイカチス」がデフォルトのボディとなっている。『3』後日談の『メダロット3パーツコレクション』では、ややこしい事にキャラクターとしてのメタビーはサイカチスだが、2代目メタルビートルも同時に使用する[4]

カブトメダル[編集 | ソースを編集]

「射撃」や「速度[5]」に対して適性を持つメダル。

紋様は最初はカブトムシの幼虫が描かれており、メダルの成長に伴い蛹から成虫へと変態する。「5」や「7」以降では育て方によってはコーカサスオオカブトやヘラクレスオオカブトなどの紋様のメダルへと変化し、性格や修得メダフォースが変わる。

イッキのメタビーで用いられているメダルは、古代遺跡から発掘された本物の天然メダルである「レアメダル」である。このため、他パーツは量産型でありながら、イッキのメタビーは厳密には量産型とは言えない。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

単独作品[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦X-Ω
初登場作品。2019年2月のイベント「友情と絆のメダロット」にて期間限定参戦。SR・SSRシューター。SSRは大器型。また、イッキと連名でパイロットとしても扱われる。
性格は漫画やアニメ準拠、立ち絵はアニメ準拠の2代目、3Dモデルは「3代目カラーの2代目[6]」という独自仕様となっている。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺武器[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

ミサイル
頭部パーツ。頭のツノからミサイルを撃ち出す。アニメ版や漫画版では「反応弾」と呼ばれる事が多い[7]
初出の『1』では回避された際にランダムでダメージ、『2』では命中自体が完全にランダムと仕様が安定していなかったが、『3』以降は追尾性能を持つ設定により必ず敵機に命中する仕様で固定化された。
リボルバー
右腕パーツ。右前腕部に装備された単発のライフル。
サブマシンガン
左腕パーツ。左前腕部に装備された二連装機関銃。メタビーは特にアニメだと事あるごとにリボルバー共々人に向けて乱射するが、そのギャグ描写でも電柱が抉れる程の危険性を持つ。
『X-Ω』では通常攻撃として採用。
オチツカー
脚部パーツ。二脚タイプの脚部で、機動性よりは装甲をやや重視している。

メダフォース [編集 | ソースを編集]

メダルが一定レベルに達すると習得することができる必殺技。アニメ版では基本的にレアメダルのみ発動可能な能力であり、イッキのメタビーも発動している。

いっせいしゃげき
『2』におけるメダフォース。基本威力と装備パーツの攻撃力を合計したダメージを与える。
いっせいしゃげきはアニメ『メダロット』でも用いられ大いに活躍したメダフォースだが、名に反して武器を使うわけではなく、両腕を前に突き出して渾身のエネルギー波を放つ技になっている。また、いっせいしゃげきのみがバンクシーンで多用されるため、「メダフォース」自体が技名であるかのような扱いになっている。しかし、続編の『メダロット魂』では違法改造されたルール無用のデスメダロット相手に通用しなくなってしまっている。
ゲーム版でも実装当初は名前通り多数の武装を放つ演出だったが、『2』のGBAリメイク作である『弐CORE』以降はアニメ同様のエネルギー波が採用されるようになる。
『X-Ω』では必殺スキルとして採用。演出は『弐CORE』以降のもの。
バーサーク
『2』におけるメダフォース。攻撃力の上昇。
ラストフォルム
『2』におけるメダフォース。攻撃力の上昇。

移動タイプ[編集 | ソースを編集]

二脚型であるため草原や森林のような地形で最大限の性能を発揮し、屋内戦や市街戦にも適している。
メタビーに限らず、ゲームにおいて宇宙空間では総じて全メダロットの地形適性が悪いが、『X-Ω』では無視され宇宙A。

サイズ[編集 | ソースを編集]

SS
メダロットの全高はおよそ1m前後で、小学生よりも小さい。
戦闘時はビルダーの自己設定や原型機の縮尺に合わせて画一化されるガンプラを除くと、生身ユニットを下回るメダロットは歴代SRWでも最小クラスの機体で、全高が判明している機体では『X-Ω』時点でメタビーが最小。

パイロットステータス[編集 | ソースを編集]

精神コマンド[編集 | ソースを編集]

X-Ω
閃き狙撃突撃
「メタビー/イッキ」名義。
パイロットパーツ装備時
必中不屈勇気
同時に実装されたロクショウ/レトルトが専用精神スキルの知恵を持つため、勇気の習得はアニメ主題歌「知恵と勇気だ!メダロット」が元になっていると思われる。

人間関係[編集 | ソースを編集]

天領イッキ
パートナーである少年。アニメ・漫画では彼を振り回しよく反発するが、ゲーム版ではイッキが大人しい性格のためか反発する場面はあまり無い。
天領ジョウゾウ、天領チドリ
イッキの両親。実質上新しい家族として接しているが、アニメ版では第2話の段階で既に一家に馴染んでいる。
特にチドリに対しては「母上」と呼んで敬っている。
あがたヒカル / 快盗レトルト
『1』の主人公であり、イッキとメタビーを引き合わせた張本人。
アニメ版ではメタビーの名付け親になっているが、その後レトルトとして盗んだレアメダルがメタビーのメダルと気づいてしまったがため、回収を試みていたがイッキがメタビーをパートナーとして求めたため断念。以降は様々な方向から二人を見守っている。
めたびー(初代メタビー)
ヒカルのパートナーである先代メタビー。アニメ版及び漫画版『4』において、それぞれ異なった形ではあるが激闘を繰り広げる事となる。

他作品との人間関係[編集 | ソースを編集]

リカルド・フェリーニ
『X-Ω』にて彼に特訓をつけてもらう。
イオリ・セイ
『X-Ω』にて、左腕パーツの調子が悪いという話題になった際、起動中のまま彼に無断でメンテナンスを始められて抗議する。

名(迷)台詞[編集 | ソースを編集]

アニメ版[編集 | ソースを編集]

「さっき、ポンコツメダロットって言ってたよな」
「誰がポンコツだって?」
アニメ『メダロット』第1話「うごけ!ポンコツメダロット」より。メダロット狩りとの初戦を終えた後、初めてメタビーが自分の意思を見せたシーン。なかなか起動しなかったメタビーに対しての、起動のきっかけとなった罵倒を根に持っており、イッキに対してサブマシンガンを乱射。ゲーム等では「メダロット三原則(メダロット三ヶ条)」の「人を傷つけてはいけない」という項目が存在するのだが、アニメでは第1話からこれである[8]
「す、スイカ!? 何故だ、何故かオレの本能が刺激される~!?」
アニメ『メダロット』第2話「逆襲のスクリューズ」。見え見えの罠に釣り餌として置かれたスイカに何故か反応してしまう。メダルがカブトムシだからなのだろうか…?
「喰らえ! 反応弾!!」
同話より。対ペッパーキャット(SRW未登場)戦において頭部パーツ・ミサイルでトドメを刺す際の台詞。
先述の通り、メディアミックスではミサイルを「反応弾」と呼称することは多いが、アニメではこのシーンが初の「反応弾」である。
「確かに、アイツの物真似は完璧だ。メダフォースまで…」
「でもオレ達は、レアメダルの力だけで戦ってきたわけじゃあない」
「所詮物真似は物真似。魂まで真似できねぇのさ!」
アニメ『メダロット』第45話「強敵! エジプトの女王」より。3on3の世界大会にてタワラーマを代表とするエジプト代表との試合に勝利した際に。
彼女の愛機エンプレスパトラは相手の動きをメダフォースまで含めて模倣することができる強敵だったが、いっせいしゃげきのオリジナルとコピーが激突した隙を狙って急接近し、エンプレスパトラを殴り倒したのが勝負の決め手となっていたための台詞。

ゲーム版[編集 | ソースを編集]

「はん! オレが 勝つに きまってんだろ!!」
ゲーム『メダロット3パーツコレクション』で、メタビー自身とロボトルを行う際の台詞。同作のメタビーはアニメや漫画の性格で描写されているようだ。
「まった!! さっきのは なし 今からが ほんばんだ!!」
イッキ「ふざけるな!! さっさと パーツを よこせよ!!」
同上。メタビーに勝利しパーツを獲得する際の台詞。ここではイッキの反応もアニメに近くなっている。
「そこはメタビーでいいだろーがよっ!」
ソーシャルゲーム『メダロットS』内の「新装版メダロット2」より。メタルビートル起動後に命名に悩むイッキに対して、自ら「メタビー」を名乗る。
「なんだと!? このポンコツメダロッター!」
同場面の続き。いきなり怒鳴り散らしたメタビーを不良品と疑うイッキに対しての怒りの言葉。アニメではメタビーが先述の通り「ポンコツメダロット」と罵倒されており、それをオマージュしたような台詞だが、立場が逆でメタビーの方がイッキを罵倒している。

スパロボシリーズの迷台詞[編集 | ソースを編集]

「お前ら! せめて俺を機能停止させてからやれよ!?」
『X-Ω』期間限定イベント「友情と絆のメダロット」より。リカルド・フェリーニに左腕パーツの調子が悪いことを指摘された際、反応したイオリ・セイはイッキを巻き込んでメタビーのパーツメンテナンス講座を始めてしまう。しかしその間メタビーはずっと起動中のままだったため、驚き呆気にとられた末に遂に抗議する。

対決・名場面[編集 | ソースを編集]

うごけ!ポンコツメダロット
アニメ版第1話、イッキのメタビーの初ロボトル…と思いきや、ちゃんと組み立てたにも関わらずメタビーは全く動かない。よりによってロボトルを仕掛けた相手は非道を働くメダロット狩りで、地獄の炎攻撃を放つヘルフェニックスや当時の強者であったブラックメイルに一方的に蹂躙されていた[9]
しかし、一巻の終わりと思われた瞬間、起動するなりサブマシンガンでブラックメイルを1機撃墜。直後に猛ダッシュから残り2機を拳で殴り飛ばし、たったの2撃で勝利を飾ったのだった。とはいえ、起動直前のイッキの罵倒はしっかり聞こえており…(以下先述の通り)。
なお、この一戦では『1』のラスボスのパーツである「デスボム」をブラックメイルから獲得しているが、デスボムの元々の所持者に泣きつかれて実質上手放している。

主な関連機体[編集 | ソースを編集]

ウィキペディアも参照。

ヘッドシザース
もう一つの主人公機であり、ライバル機種。
KBT-00 メタルビートル
『1』に登場する初代モデルのメタルビートル。以後のメタルビートルはこの機体のマイナーチェンジモデルである。
KBT-01 メタルビートル
『DS』以降に登場する3代目モデルのメタルビートル。胸部に会話用スピーカーのようなディテールがある。
KBT-03 カンタロス
『R』以降に登場するメタルビートル。正式名称は「メタルビートル2020」で、2020年に発売されたタイプ。通常のメタルビートルより細部が角ばったデザインが特徴。
外伝作品の主人公を務めるりんたろうの愛機。作品によってはりんたろう本人のカスタマイズが行われている。
KBT-05 サイカチス
『3』『4』『BRAVE』及びアニメ『魂』における後継機。
新たに変形機構「メダチェンジ」を取り入れており、イッキのメタビーの新ボディとして活躍する。
KBT-05 ブラックビートル
サイカチスと対を成す女性型のKBT型メダロット。
『3パーツコレクション』では、メタビー自身とのロボトルで僚機に使用するメダロット。チームの他機体はメタビー自身であるサイカチスと、2代目メタルビートル。
バトル=コングロマリットMkIII(仮称)
漫画版『1』に登場。ロボロボ団が計画したメタビーとロクショウの合体機体。肥大化したボディに四本ずつの手足とロクショウのツノが生えたメタビーの頭がついている。メタビーのパーツの強奪にこそ成功したものの、ロクショウは捕獲できなかったため机上論に終わる。
ジャイアントメタビー
アニメ最終話に登場したメタビーを模した巨大ロボット。ベルトサイズの巨大メダロッチを装着したイッキとメタビーらメダロット達が乗り込んで操縦を行う。武装はメタビーのものに加えロケットパンチが搭載されている。

余談[編集 | ソースを編集]

  • 第1作の主人公・あがたヒカルのパートナーメダロットである初代メタビーと全く同じ名前であるが、アニメでは名前を決める際にヒカルが言った名前をイッキが採用し、漫画版では初代の活躍にあやかってイッキが名付けた[10]。そのため、互いのメタビーは明確な別メダロットであるのだが、二機とも揃ってパートナーを振り回すなど非常に似た性格であり、漫画版では初代の関係者一同から「似てる」と評されたり初代と同一機だと誤解される場面が多く描かれており、初代メタビーの旧知の仲であるロクショウですら初代と混同する程であった[11]
  • 先述した通り、身長は1mにも満たない約75cmで、全長がはっきりしており、かつ歴代SRWで操作可能なユニットでは最も小さい[12]。同じく操作可能なユニットで最大サイズと思われ、『X-Ω』でも実装されている天元突破グレンラガンとの身長差は天文学的数字となる。

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. アニメ第22話作中、スカイライティングによる文章の表記。
  2. 2.0 2.1 テレビマガジン1999年11月号の記事より。
  3. 『1』『2』『R』『7』『DUAL』『8』『ガールズミッション』の7作で単独主役機、『3』『DS』で前期主役機を務めている。
  4. ちなみに、倒せば勝ちのリーダーは2代目メタルビートルの方。
  5. 「ライフル」「ガトリング」など、追加効果のない攻撃を示す属性。
  6. ディテールは2代目だが、黄色のカラーリングや両肩パーツ先端の塗分けは3代目のもの。
  7. なお、『2』以降に登場するKBT型モデルチェンジ機であるベイアニットは頭部パーツが「ハンノーダン」となっているため、間違えやすい。
  8. とはいえ、メタビーのメダルが人工ではない天然のレアメダルであることは第1話の時点で明かされているため、結果的に設定上不都合はないのだが…。
  9. ブラックメイルは初代のクリア後に入手可能な極めて強力な機体で、ヘルフェニックスも初代では弱い機体ではないのだが、ブラックメイル前では霞んでしまう程。それが第一話で2体も対戦相手として出てきたため、ゲームでの性能を知る視聴者を仰天させた。
  10. 漫画版では「あがたヒカルの活躍以降、KBT型にメタビーと名付けることが流行した」という設定があり、彼ら以外にも複数の「メタビー」が登場している。なお、このネーミングが広がりすぎたのかメダロット8の漫画では「由緒正しい名前」としてKBT型にメタビー、KWG型にロクショウと名付けた主人公が「ポチとタマかよ」と笑われてしまう場面がある。
  11. 漫画版ではさらに「カブトメダルが飼い犬によって拾われた」という共通点もある。
  12. なお、詳細な身長は不明だがメタビーと同クラスなのがヘボット(推定1m以下)、もっと小さいのがゴマボ(小学生が抱っこできるサイズ)である。

商品情報 [編集 | ソースを編集]