マイザー・デルタ I EV

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マイザー・デルタ I
「エヴリン」
外国語表記 MYZR Δ I "Evelyn"[1]
登場作品

電脳戦機バーチャロンシリーズ

デザイン カトキハジメ
初登場SRW スーパーロボット大戦K
SRWでの分類 機体
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スペック
分類 第3世代バーチャロイド・マイザー系列
生産形態 専用機
型式番号 YZR-8001⊿ EV
全高 18.84 m
動力 V・コンバータ
OS M.S.B.S.バージョン8.5
所属 RNA/打撃艦隊フォース・アンベルⅣ直属部隊「薔薇の三姉妹」
パイロット デボラ・バイト
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マイザー・デルタ I EVは『電脳戦機バーチャロン マーズ』の登場メカ

概要[編集 | ソースを編集]

第3プラント「アダックス」と同様いち早く火星戦役市場に目をつけ、特にマーズクリスタルに価値を見出した第6プラント「サッチェル・マウス」が独自に開発した第3世代バーチャロイド

「モーター・スラッシャー」と呼ばれる高機動形態への可変機能をもったマイザー系列機の基幹機種で、バリエーションとしては重装型のマイザー・イータ、強行偵察型のマイザー・ガンマが存在する。

デルタの特徴は、モーター・スラッシャー形態で機体から放出する余剰エネルギーを纏って突撃する「S.L.Cダイブ」を戦術として組み込んでいる点であり、他のバリエーション機に比べてフレームの強化が著しい。

本機は、可変VR戦隊「薔薇の三姉妹」のデボラ・バイト中尉の専用機であり、専用のカラーリング以外は、武装のゲージ効率が改善されている点を除いて商用量産型と同じ性能である。同型のジェニファー機との見分け方は、こちらは真紅に紫のアクセントのカラーリングである点。彼女の性格を反映してか機体モーションも男性的で荒々しい。

登場作品と操縦者[編集 | ソースを編集]

携帯機シリーズ[編集 | ソースを編集]

スーパーロボット大戦K
初登場作品。

装備・機能[編集 | ソースを編集]

武装・必殺攻撃[編集 | ソースを編集]

武装[編集 | ソースを編集]

主兵装は以下の3点。

SRWでは、これらのモーション単体や組み合わせで戦闘アニメが構成されている。

両前腕部装備:ブレスト・ランチャー⊿
胸部に搭載された誘導弾芯内包型ビームランチャー。山なりの軌道で飛ぶ。ターボ射撃時は通常より大型の炸裂弾となる。
左腕兵装:コールド・ダガー
左手から発生させる投擲用のビームダガー。優れた相殺能力を持ち、牽制や防御に多用される。
右腕兵装:マルチ・ランチャー レブナント3 ver.2.24
モーター・スラッシャー形態時の機首にもなる複合兵装。変形時には二つに分割され、両腕部に被せるように装着される。
特殊兵装:S.L.Cダイブ
マイザー系列を象徴する特攻戦術。デルタの場合、空中突撃のphase E、急降下突撃のphase V、地表を這うphase Gと多彩な場面で使用できる。
S.L.Cとは「She's Lost Control(制御不能)」の略。元は高機動VRの始祖にあたるバイパーⅠがフレームの構造的欠陥によってエネルギー逆流・自壊現象を起こしたことに由来する。
原作では主にPhase Vをカウンターで仕掛けてくることが多い。

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コールド・ダガー
LW。ビームダガーを三本発射する。
マルチ・ランチャー レブナント3
前ダッシュRW。ビームの形態が原作では使用されていないものとなっている。
ブレスト・ランチャー
立ちCW→立ちCW→立ちTCW。ブレスト・ランチャーを三連発する。最後の一発は原作同様、爆発を伴う。
SLCダイブ
CWゲージ100%時、ジャンプ上昇中に両レバー前方向入力+CW。原作ではphase Vとよばれるバージョン。ジャンプからの急降下を伴う突撃で、S.L.Cダイブ3種の中では最も低いがその分発生が早く、誘導にも優れるため扱いやすい。
そのため、対戦中に近距離にいるデルタに迂闊に攻撃して隙を作ってしまうとこれでカウンターを取られ、手痛いダメージを受けることになる。
余談だが、原作では特定条件でのみ発生する半バグ技、通称「真S.L.C」というものが存在する。こちらは通常のPhase Vがジャンプ時の振り向き追尾に頼っているのに対し「真」の入力に成功すると発動からモーション終了まで敵機を追尾し続けるため命中率が飛躍的に向上する(もちろんその分条件に持ち込むのが難しいのだが)。

機体BGM[編集 | ソースを編集]

「Strike Blue」
バーチャロイド系汎用曲。電脳戦機バーチャロン マーズのミッションBGM
薔薇の三姉妹には「Three Splendid Roses」という専用テーマ曲があるのだが、残念ながらこちらは未採用。
ちなみに、バーチャロンシリーズでは珍しいラテン調の曲である。

関連機体[編集 | ソースを編集]

YZR-8004Δ/R FB マイザー・デルタ IV タイプR "フェアービアンカ"
長女、シルビーの機体。指し色は水色で、一部武器性能と頭部パーツが異なる。
YZR-8001Δ CL マイザー・デルタ I "シャルロッテ"
三女、ジェニファーの機体。指し色は黄色。
YZR-8000Η マイザー・イータ
SRW未登場。「フォース」におけるマイザー系列のバリエーション機。RWのビームランチャーがより強力なビーム弾に変更され、テムジン系列に近い使い勝手に仕上がっている。
「エヴリン」が頻繁に見せるサムズダウンのポーズは元はこの機体の勝利ポーズモーションである。
ブレスト・ランチャーはより強力、かつ高誘導性のものに換装され、総合的な火力が上がっているが、反面重装備化の影響で機動力がやや低下し、相殺能力を持つ武装が一切ないため防御、回避にやや難がある。
また近接格闘能力が非常に低く、S.L.Cダイブも全て撤廃されてしまっているため、パイロットを選ぶ機体である(S.L.Cの代わりにGMDチャージという爆撃技があるにはあるが、お世辞にも役に立つとは言えない)。
勿論、その火力が脅威であるのには変わりない。特にCWの性能は驚異的な強さであるため、適合できるパイロットが使用すれば非常に厄介な存在となる。

余談[編集 | ソースを編集]

  • プラモデル化された際に頭部マスク部分がホワイトになる等、カラーリングが一部変更された。
    • 「エヴリン」としてはキット化されていないが、フェアービアンカのキットに専用のデカール類が付属しているのでそこから作成が可能。腕に覚えのある人は三姉妹3機そろい踏みを目指すのも一興だろう(凄まじい根気が必要だが…)。

商品情報[編集 | ソースを編集]

脚注[編集 | ソースを編集]

  1. VR、プレイステーション2専用ソフト 電脳戦機バーチャロン マーズ公式ウェブサイト、2022年2月27日閲覧。