Xエステバリス

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Xエステバリス(X Aestivalis)

ナデシコ整備班長のウリバタケ・セイヤが他のスタッフには秘密で独自開発したフレーム。通称「エクスバリス」。操縦者(?)となったムネタケ・サダアキは、終始「エステバエックス」と呼んでいた。なお、テストパイロットには、テンカワ・アキトが選抜されていた。

元々はウリバタケが半ば趣味で製作した機体であった。木連に関する最重要機密事項を知られた責任で降格されそうになったムネタケは、ウリバタケが作ったXエステバリスで復権を狙うも、本機に搭載されたグラビティ・ブラストに致命的な欠陥があったことから、開発は中断される。

その後、失意の中で自身にIFSを注射し、幻覚作用で錯乱したムネタケが、ゲキ・ガンガーのOPを歌いながら搭乗して出撃。友軍であるドッグ艦コスモスに向かって引鉄を引こうとするも、専用ジェネレーターが暴走を引き起こし、そのままムネタケと共に消滅した。

登場作品と操縦者

『ナデシコ』原作のXエステバリスは、唯一の武装であるグラビティ・ブラストを放とうとすると消滅してしまうという失敗作だったが、SRWには劇中の欠点を改善した状態で登場する。

IMPACT』並びに『CC』では「Xエステバリス」というゲーム独自の名称になっている。

COMPACTシリーズ

スーパーロボット大戦IMPACT
「Xエステバリス」名義。シナリオの選択順次第で、ΖIIと二択で入手。P武器が存在せず、マップ兵器も使い辛く、ΖIIの方が総合的に便利であるため、図鑑を100%にする目的以外ではスルーされることがほとんどである。
しかし合体攻撃を持たず、狙撃集中幸運を覚えてくれるアカツキを乗せれば、割と活躍を見せてくれるので、アカツキ用エステバリスを無理に改造して使用し続けるくらいなら本機に乗せて投入した方がいい。強化パーツは運動性を上げるものか、高性能レーダーがオススメ。

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦J
原作と同じくウリバタケがこっそり作っていた。グレートゼオライマーと二択で入手となる。
スーパーロボット大戦W
今回は無条件で入手出来るので、これまでの登場作品の中で一番優遇されているとも言える。グラビティブラストの欠点はテッサが解決してくれたらしい。イベントでアキトが搭乗し、次マップから普通に使用可能だが、インターミッションで手動で乗り換えしないとXエステバリスで出るので注意。
何の説明もないが第2部でも使用可能。入手できるタイミングからどうもナデシコBの格納庫に転がっていたようである。使い道としては、第2部で武装がラピッドライフルしかなく使いづらいエステバリスIIの代わりにアカツキを乗せておくぐらいだろうか?
一応、武装自体はクセが強いが攻撃力・射程共にそれなりで、かつ重力波アンテナを持っているのでEN切れを気にしなくても良いという利点もあるので、アンテナの有効圏内からの反撃での削り役や幸運持ちを乗せての稼ぎ役によい。

単独作品

スーパーロボット大戦Card Chronicle
久々にXエステバリス改名義。アキトリョーコヒカルイズミガイのそれぞれがパイロットとなっているカードが存在。

装備・機能

武装・必殺武器

グラビティ・ブラスト
本機の唯一の武装。通常攻撃とマップ兵器の両方が存在。Wではアキト搭乗時とその他で発射前のモーションが違う。
一応腕がついているので、きちんと完成していたら他の武器も持てたのかも。

特殊能力

ディストーションフィールド

移動タイプ

サイズ

S

機体BGM

「YOU GET TO BURNING」
「GO!エステバリス」

対決・名場面

「ありがとう…ガイ」
実はダイゴウジ・ガイが死亡した直因は、ムネタケに撃たれたことである。それも「とあるはずみ」といえる内容であり、それが心のどこかで引っかかっていた様で、死の間際に彼の魂(のようなもの)がゲキ・ガンガーに乗って勇気付けに来た。
信じていた連合軍の正義の実態、その行動ゆえにナデシコのクルーに味方は一人もいない、最後の希望のXエステバリスも駄目……と、既に限界を迎えていたムネタケは絶望の中で「エステバエックス」に乗り、グラビティ・ブラストのチャージで悲鳴を上げる機体の中で、確かに彼の傍にガイが駆け寄り、勇気付けた。そのときに「ありがとう…ガイ」とこぼしている。そして、ガイの幻はムネタケの手に自身の手を重ね、「ゲキガン・フレアー!」と叫び、そのまま自身のヒーロー「エステバエックス」と共にこの世から消滅した。
なお、彼がゲキガンガーの歌を歌っていたのは、行動を起こす前に失意の中でゲキ・ガンガーを見ていたため。

余談

  • 『ナデシコ』本編でXエステバリスが登場した回(17話)の脚本担当は『機動新世紀ガンダムX』の川崎ヒロユキ氏。氏は「どういった気持ちでガンダムを作っていたかが、この話を観れば分かる」と述べている(ただしあくまで“当時”の氏の見解であり現在の氏の見解よりもやや辛辣な内容ではある)。