「イクサー2」の版間の差分

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:[[イクサーロボ]]との戦闘中、[[加納渚|渚]]を応援する少女・小夜子(SRW未登場)を発見した際の台詞。[[セピア]]の制止を無視し、何の躊躇も無く[[イクサーΣ]]で踏みつけた。これによってセピアは動揺し、渚は怒り、イクサーロボに敗れることとなった。なお、小夜子はイクサー1が渡したリングのおかげで無事だった。
 
:[[イクサーロボ]]との戦闘中、[[加納渚|渚]]を応援する少女・小夜子(SRW未登場)を発見した際の台詞。[[セピア]]の制止を無視し、何の躊躇も無く[[イクサーΣ]]で踏みつけた。これによってセピアは動揺し、渚は怒り、イクサーロボに敗れることとなった。なお、小夜子はイクサー1が渡したリングのおかげで無事だった。
:製作者側の意図としては恐らく「イクサー2は幼い子供ですら何のためらいもなく手にかけるような冷酷な性格だ」という事を印象付けるためにこのシーンを作成したはずであるが、この時小夜子を殺す必要性はなく、単に「子供が鬱陶しいから」程度の短絡的な理由でイクサー1との戦いの際中にもかかわらずわざわざ殺そうとし、しかも前述の通り完全に裏目に出ているため、このシーンからイクサー2を「残念な子」扱いする者も多い。
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:製作者側の意図としては恐らく「イクサー2は幼い子供ですら何のためらいもなく手にかけるような冷酷な性格だ」という事を印象付けるためにこのシーンを作成したはずであるが、この時小夜子を殺す必要性はなく、単に「子供が鬱陶しいから」程度の短絡的な理由でイクサー1との戦いの際中にもかかわらず(戦いはイクサー2のほうが優勢に進めていた)わざわざ殺そうとし、しかも前述の通り完全に裏目に出ているため、このシーンからイクサー2を「残念な子」扱いする者も多い。
 
:ちなみに[[L]]でこの場面はなかったが、[[イクサーΣ]]のイクサーΣフルパワーのトドメ演出がこの場面をモチーフとしたものとなっている。
 
:ちなみに[[L]]でこの場面はなかったが、[[イクサーΣ]]のイクサーΣフルパワーのトドメ演出がこの場面をモチーフとしたものとなっている。
 
;「つまりあの地球人、加納渚がセピアより優秀だということ……」
 
;「つまりあの地球人、加納渚がセピアより優秀だということ……」

2013年11月10日 (日) 16:32時点における版

イクサー2(Iczer-Two)

戦え!! イクサー1』時

イクサー1を抹殺するためにビッグゴールドが生み出した紺色のバトルスーツと黒いプロテクターの女戦士。燃えるような真紅のロングヘアーをなびかせて、姉であるイクサー1を抹殺するために襲い掛かる。腕から放つエネルギー衝撃波、異空間から転送されるエネルギーソードを用いた格闘戦、分身ともいえる青紫色の巨大ロボ・イクサーΣなど、イクサー1に似た攻撃を用い、イクサー1以上の戦闘力を持っている。

性格は冷酷非情で、イクサー1を抹殺することが己の存在意義だと思っており、その決闘を邪魔する者は幼い命だろうと容赦しない。当初はコバルトの恋人・セピアがパートナーだった。彼女の死後は一人で戦うが限界を感じ、イクサー1のパートナーである加納渚の能力に目をつけて利用しようとするが、皮肉にもそれがイクサー1が真のシンクロを果たす結果となり、最後の決闘の末、一刀の元に倒されてしまう。

冒険! イクサー3』時

数十年後、ビッグゴールドの端末から生まれたネオスゴールドにより、イクサー抹殺のために蘇生させられるが、忠誠心は皆無に等しく、新たに生まれたイクサー1の妹であるイクサー3との邂逅が彼女に変化をもたらす。カラーリングに変化はないが、プロテクターの両肩部は三重層かつ左右非対称の形状となっている。

なお、カセット文庫版『冒険!! イクサー3』では3年前、イクサー1に倒された怨念が昆虫人類インセクターの女戦士レッドフライに憑依、分身であるイクサーΣもグリフォン形態に変形する「イクサーグリフォン」へと進化し、その憎悪はイクサー1の娘・イクサー3とその愛機・イクサードラゴンへと向けられる。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦L
初登場作。原作同様、当初は強敵としてLOTUSの前に立塞がるが、第35話終了後にLOTUSに加入する。加入する時期こそ終盤だが全体的に能力値が高く(特に格闘と回避は全味方パイロット中最高である)魂も習得するので対ボス戦の大きな主力となる。サイズ差補正無視をデフォルトで習得しているのもまた大きなポイントである。唯一他の姉妹に劣る点と言えばロボ合体時のサブパイロットが居ないため精神コマンドを水増し出来ない事だが、両・渚は「自分にしか効果がない」精神コマンドで特別有用なものを覚える訳ではなく、そもそも姉妹も生身状態で戦う事が多いのでそこまでのデメリットではない。
ちなみに、第35話でイクサー1以外が彼女に攻撃(バグか仕様かは不明だが援護攻撃MAP兵器など一部例外あり)するとゲームオーバーになるというペナルティがあるため、ボス能力のイクサー2をイクサー1一人で相手にする事を強いられるが、この時のイクサー1が撃墜された場合無限復活(その上、復活の際に熱血鉄壁必中がイクサー1に掛かる)するので安心して戦闘していい。また、横槍で即ゲームオーバーになれる上に周囲の雑魚は無限増殖すると言う点から、格好の全滅プレイのスポットとしても活用される事がある。

装備・機能

武装・必殺武器

イクサービーム
両腕から(『L』の戦闘アニメでは右腕から)放つエネルギー弾。
イクサーソード
エネルギーブレードによる一閃。イクサー1とは異なり、真上から振り下ろした後相手を掴んで串刺しにした後、再び切り裂く。
イクサー2フルパワー
強力なオーラを放出して敵に突撃する。

合体攻撃

イクサーズファイナルアタック
イクサー1イクサー3との合体攻撃。ネオスゴールドを地球から引き剥がして破壊したシーンの再現。イクサーシリーズ誰からでも使用可能だが、精神コマンドの関係上イクサー2が発動役になる事が殆ど。

特殊能力

空間転移
気力130以上で発動、最大50%の確率で特殊回避を行う。また発動状態では全ての地形の移動コストが1になり、敵軍ユニットをすり抜けることが出来る。

移動タイプ

宇宙
飛行可能。

サイズ

SS

カスタムボーナス

初期:CT補正+10、装甲値+100
5段階:cT補正+20、装甲値+150、射程+1
10段階:CT補正+30、装甲値+200、射程+2
Lでのカスタムボーナス。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

前述の通り、全能力値が高く、格闘・回避のパラメーターはLに登場する全味方パイロット中最高を誇る。

精神コマンド

直感集中直撃気迫
いずれも有用なものがそろっており、魂はイクサー2自身の高い格闘のパラメーターも相まって対ボス戦の大きな主力となる。

特殊技能(特殊スキル)

イクサーロボ合体/分離 サイズ差無視 見切り 底力L8 援護攻撃L2アタックコンボL1
イクサー1イクサー3とは違いサイズ差無視をデフォルトで習得しているのは大きいだろう。

機体(パイロット)BGM

「イクサーロボ」
劇中BGM。

人間関係

イクサー1
姉にして抹殺するべき宿敵。しかし二度敗れ、彼女の考えを知ると一つの決断をする。
加納渚
当初は「地球人の小娘」と見下していたが、イクサー1の能力を開放することが出来ると知ると、その力を我が物にせんと画策する。
イクサー3
続編にて出会うことになる「妹」。一方的に叩きのめすがとどめを刺さず、彼女に対して愛情のような仕草をみせる。設定の違うカセット文庫版ではイクサー1に代わる宿敵となっている。
ビッグゴールド
自身を生み出した、『お母様』と呼ぶ存在。
セピア
イクサー2最初のパートナーであるが、イクサー1抹殺のために協力し合ってただけでイクサー1と渚のような信頼関係はない。
レッダス、ブルーバ
イクサー2を護衛するヴォイド(強化装甲をまとう生物兵器)。スパロボ未登場。
ネオスゴールド
数十年後が舞台の続編OVAにおけるイクサー2の蘇生主だが、彼女への忠誠心はない。
ゴーレム
ネオスの軍勢における新参者であるイクサー2が気に入らず、イクサー3ごと抹殺しようとするが返り討ちに遭い、イクサーソードで一刀両断された。

他作品との人間関係

キラ・ヤマト
Lでエンジェルダウン作戦の場面において彼と対峙した際、自身の見た目に惑わされ、引き金を引くことを躊躇う彼を「甘い」と嘲笑した。
早瀬浩一城崎絵美
Lの終盤のセントラルとの決戦を前に、一層強く絆を深め合う二人の姿を姉や妹と共に見守り、改めて絆の美しさと素晴らしさを噛み締める。
藤村静流
Lの終盤、彼女からはっきりと芽生えた姉と妹への愛情と絆を指摘される。
ルド・グロリア
彼のことを「戦士としての矜持もなくただ力と権力にしがみついているだけの男」と断じた。


名台詞

「私は、あなたを殺すために作られた。ただ、それだけ」
初登場時の台詞。
「殺す!」
イクサーロボとの戦闘中、を応援する少女・小夜子(SRW未登場)を発見した際の台詞。セピアの制止を無視し、何の躊躇も無くイクサーΣで踏みつけた。これによってセピアは動揺し、渚は怒り、イクサーロボに敗れることとなった。なお、小夜子はイクサー1が渡したリングのおかげで無事だった。
製作者側の意図としては恐らく「イクサー2は幼い子供ですら何のためらいもなく手にかけるような冷酷な性格だ」という事を印象付けるためにこのシーンを作成したはずであるが、この時小夜子を殺す必要性はなく、単に「子供が鬱陶しいから」程度の短絡的な理由でイクサー1との戦いの際中にもかかわらず(戦いはイクサー2のほうが優勢に進めていた)わざわざ殺そうとし、しかも前述の通り完全に裏目に出ているため、このシーンからイクサー2を「残念な子」扱いする者も多い。
ちなみにLでこの場面はなかったが、イクサーΣのイクサーΣフルパワーのトドメ演出がこの場面をモチーフとしたものとなっている。
「つまりあの地球人、加納渚がセピアより優秀だということ……」
イクサーΣから脱出し、傷を癒しつつ己の敗因を探った際の台詞。視聴者の多くは「お前が余計なことするからだ」と突っ込んだ。ただ、Lでは余計な事しなくても負けてしまったため、この台詞の通りになっていた。
「結局、私は渚には勝てなかった。でも、お姉様には…イクサー1には勝つ!」
「私は…その為だけに創られた、イクサー1を殺す為だけに創られた、イクサー2だッ!!
真のシンクロを果たしたイクサー1に脅威を感じながらも、自身の存在意義を叫びビームを放つ。
「お姉様…。私も、渚のようなパートナーが…欲し……かった……
決闘の末、イクサー1に敗れ去るイクサー2。最期の台詞に込められたものは嫉妬か、それとも羨望か…
「憶えておくがいいイクサー3。私達イクサーには弱者は必要ない。まして姉より弱い妹などな」
復活後、イクサー3の前に現れた際の台詞。挑発と同時に「姉に負けた妹」である自分への自嘲かもしれない。

スパロボシリーズの名台詞

「やはり見た目に惑わされるか。そんな覚悟で戦場に赴くなど…甘い!」
L第16話にて。自身の見た目に惑わされ、引き金を引くことを躊躇うキラをこの言葉で嘲笑する。
恐ろしい事に、このままフリーダムガンダムをあっさり撃墜することも珍しくなく、そのシーンのインパクトの強さから「Lでのフリーダムはイクサー2に撃墜されたのが正史」と言うユーザーもいるほどである(このシナリオは原作でフリーダムが撃墜されたエンジェルダウン作戦の話である事や、Lではこの後フリーダムが二度と出てこないため、妙に信憑性がある。おまけに前話では無限復活したくせにこの時に限って素直に落とされる辺り、スタッフも狙っているように見えなくもない)。
「…お母様は死んだ。そして、貴様の下種な戦い方には嫌気がさした!」
L第35話にてビッグゴールドがイクサー1に吸収されてもなおLOTUSを道連れにしようとしたネオスゴールドに反旗を翻して。
「私はお姉様にも勝てなかった。渚の力にも、人間の力にも…」
「ならば、私は絆の力とやらの正体をこの目で確かめるまで…!」
「破廉恥と罵られても構わん。だから、私もお姉様と共に行かせて欲しい…!」
上記の台詞の後イクサー1と共に戦うことを決意して。イクサー2もアトロスと同様、LOTUSとの戦いを通じて『絆の大切さ』を知った一人となった。
「さて、な…」
L第36話より。浩一と絵美の姿を姉妹と三人で見守り、彼らの姿に改めて「絆」の美しさと素晴らしさを噛み締めている最中、静流に自身の中にはっきりと芽生えた姉と妹への愛情と絆を指摘されての返答。満更でもなさそうな様子である。イクサー3からも「素直じゃない」と指摘される。
「無様だな。戦士としての矜持もなくただ力と権力にしがみついているだけの男は」
L最終話より。自分自身のエゴを美辞麗句で覆い隠そうとするグロリアの言葉を一蹴する。

関連機体

イクサーΣ
彼女の分身とも言える巨大ロボット。

余談

  • 口笛のテーマで登場し、イクサー1の妹を自称した上に、彼女を上回るパワーで追い詰めるなど、『人造人間キカイダー』のハカイダーをモチーフにしている点が多々見受けられ、劇中ではハカイダーの数々の名台詞を口にするオマージュも存在する。
  • スパロボ参戦が熱望されている『魔法騎士レイアース』のアニメ版オリジナルキャラクターとして登場するノヴァというキャラクターは、イクサー2をモデルにしている。原作者のCLAMPが本作のファンであり、『レイアース』のアニメ化に際して平野氏が監督を務めることを知り、キャラクター造形(主人公の1人とノヴァは生き写し)はもとより初登場シーンも彼女に似せて欲しいと頼み込んだという。