ハイパーレプラカーン
ハイパーレプラカーン(Hyper Leprechaun)
原作第37話「ハイパー・ジェリル」において、ジェリル・クチビのオーラ力の肥大化により、レプラカーンが実体の数倍の大きさに巨大化を果たした姿。
元々悪意に傾いたオーラの持ち主であったジェリルのオーラ力は地上に出て更に高まっていたが、戦闘時の高揚などのために彼女自身の内から溢れるオーラ力が制御不能となり、オーラバリアを拡大するような形で巨大化現象が発生した。このような現象は「ハイパー化」(または「ハイパー」)と後に呼ばれるようになるが、その最初の事例が彼女のケースである。
地上へ戻って後、ギリシャ軍を口車と自身のオーラ力で支配したジェリルは、ショウのビルバイン及びマーベルのダンバインと対峙。1対2の不利な条件下で徐々に追い詰められるジェリルであったが、戦闘の中でより高められた彼女のオーラ力に呼応する形で、彼女のレプラカーンは激しいオーラの奔流と共に異常膨張し、半ば暴走気味に巨大化(=上述の「ハイパー化」現象)を達成。膨れ上がったオーラの力と圧倒的な体躯で両機を圧倒し、ビルバインをもその掌に捕らえるが、ゼラーナの仲間の想いを受けたショウとチャムは彼女の悪しきオーラを跳ね返し、脱出に成功。それと同時にジェリル自身も暴走したオーラの奔流を制御しきれなくなり、最期はレプラカーン本体に向けて放たれたビルバインのオーラキャノンが直撃し、狂気の中で落命。あわせてハイパーレプラカーンも崩壊・爆散するに至った。
ハイパー化を果たしたオーラマシンとしては、この後にもハイパーライネックやハイパーガラバなどが登場するが、ことハイパー化の演出に関してはハイパーレプラカーンのそれが際立っており、非常に印象深い。尚余談ながら、この回の演出を担当したのは、ケレン実溢れる演出で有名なあの今川泰宏氏である。
登場作品と操縦者
旧シリーズ
- 第4次スーパーロボット大戦(S)
- 地上ルートを選ぶとレプラカーンハイパー化のイベントがある。原作どおりショウのビルバインで対抗したいところだが、今回はハイパー化と同面でようやく入手となるため、無改造であり厳しい。ここはスーパーロボット軍団で相手にしよう。
- スーパーロボット大戦F完結編
- 相変わらず強い。遠距離戦には弱いが、ハイパー化の影響でジェリルの気力が上がっており、分身を使いこなしてくるのが辛い。
αシリーズ
- スーパーロボット大戦α
- 今回は比較的大人しい。しかも対峙する際にはスーパーロボットが揃っているため、これまでに比べると怖くはなくなっている。
COMPACTシリーズ
- スーパーロボット大戦COMPACT2第3部
- スーパーロボット大戦IMPACT
- スーパーロボット大戦COMPACT3
- シーン6に登場。今回はヤルダバオト・神化をはじめ、強力なロボットが揃っているので苦戦はしない。改造とパイロット養成が十分なら、ショウのビルバインで対抗しても勝てる。
Scramble Commanderシリーズ
- スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd
- 登場時点ではHPが尋常でなく高いうえ、リアル系の機体のみで戦わねばならない制約があるため苦戦必至。ビルバインを近くに飛ばして囮にしつつ、他の機体は距離を取って安全に戦いたい。
単独作品
- スーパーロボット大戦64
- 前座で登場。その後、ボスラッシュなので全力を出し切れないところが苦戦する要因となる。
装備・機能
ハイパー化状態のレプラカーンはオーラソードを振り回しただけで他の武装は使ってないが、一応原型機での所持武装は一通り装備している。ただし、ハイパー化の影響を受けてか、威力は元に比べて1割増し状態。
武装・必殺武器
- ワイヤークロー
- 左腕の盾に内蔵。一種の隠し武器。
- オーラバルカン
- 頭部に二門、左右のオーラ・コンバーターに二門づつ内蔵。
- オーラキャノン
- 股間に一門内蔵。位置からして明らかに特定の意図を持ってデザインされたと思われる。
- ハンドグレネイド
- 両脹に内蔵されている手投げ爆弾。フェイはこの武器をビルバインに投げつけるが、ワイヤークローで跳ね返されて自滅するという最期を迎える。
- フレイボム
- 右腕に装備。
- オーラショット
- 左腕の盾に内蔵。
- オーラソード
- 標準兵装の実体剣。
- オーラ斬り
- オーラ力を纏った剣。
- ハイパーオーラ斬り
- さらにオーラ力を纏った剣。
特殊能力
- オーラバリア
- ビーム兵器を一定ダメージ無効化。近年では射撃兵器全般のダメージを軽減する。
移動タイプ
サイズ
- L(場合によりLL)