遠藤シズナ
遠藤シズナ(Shizuna Endou)
- 登場作品:鉄のラインバレル
- 声優:植田佳奈
- 種族:地球人
- 性別:女
- 年齢:14歳→18(原作漫画版)
- 身長:157 cm
- 血液型:AB型
- 所属:JUDA
- 主な搭乗機:ディスィーブ
- 趣味:読書、漫画
- キャラクターデザイン:下口智弘(原作漫画版)、平井久司(アニメ版)
ディスィーブの搭乗員。かなり強気な性格で何故か関西弁に似た方言で喋る(ちなみに徳島県出身である。なお、徳島の方言である阿波弁は関西弁に喋り方が似ているため、彼女は関西弁ではなく阿波弁を喋っているという見方もある)。
双子という事もあってか弟のイズナとは瓜二つの外見をしており、後に区別のために浩一にネクタイピンを着けられる。
勝気な性格であるが、ナーブクラックによって精神にダメージを負ったイズナを気遣ったり、絵美との関係を相談された浩一に自分の気持ちを押し殺してアドバイスするなど、本質的には良心的な性格である。
原作漫画版
3年後にて髪型がロングへと変わったが、ある事件においてイズナを失うこととなる。
父・柘人に対しては、彼がイズナに冷淡なことに普段から敵意を感じており、いつしかそれは殺意へと変わっていた。柘人が冷淡なのは、イズナが他者の殺意を感知し、自分のものとして受け取る超能力を持っていたことが原因。その柘人はイズナをディスィーブに引き合わせてファクターとしたのだが、この時ディスィーブは柘人をナーブクラックで絞め殺してしまった。
これは、イズナがシズナの抱いていた柘人への殺意に感応し、それを受け取ったディスィーブが実行した、という状況である(シズナ⇒イズナ⇒ディスィーブ)。シズナ自身はこの事をずっと悔やんでおり、イズナを守るために強くあろうと決め、そのように振舞い始めた。関西弁を話し始めたのもその一環で、要は演技だった。
間違えられる事もあるが、ディスィーブのファクターは弟のイズナであり、彼女はファクターではない。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦L
- 初登場作。原作より登場が早く、浩一が自軍入りする前に仲間になる。顔アイコンとカットインにはネクタイピン着用前後の2種類がある。ちなみに前述の通りファクターではないが、本作ではシズナがメインパイロット扱い。ファクターではないためDソイル値の項目もなく、HP回復量はイズナのDソイル値で計算される。
- スーパーロボット大戦UX
- 原作漫画版の設定で登場。シズナ役の植田氏はこれがスパロボ初参加である。
- メインパイロット扱いだがファクター技能や活性率はイズナ側にある、と基本仕様はLと同じ。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
悪い意味で平均的な能力で、突出しているものもなく平凡。彼女の強みは精神コマンドとディスィーブの武器にある。
精神コマンド
幸運を覚えているため、Lでは資金不足に悩まされる序盤はナーブクラックハンドで強敵を投げ飛ばすことが多くなるだろう。UXでも最終的な構成は全く同じだが、幸運が遅くなってしまった。
特殊技能(特殊スキル)
パイロットBGM
- 「鬼帝の剣」
- Lで採用。
- 「Linebarrel」
- UXで採用。
人間関係
- 遠藤柘人
- 父。イズナに冷淡な彼に殺意を抱いていたが、それが後の悲劇の遠因となってしまう。
- 遠藤イズナ
- 双子の弟。姉の諫め役でもある。原作漫画版では死別してしまう。
- 早瀬浩一
- 当初は彼に反発していたが、後に助けられネクタイピンを着けられる。それ以降は彼の事が薄々気になっている様子。
- 山下サトル
- 同僚。悪ふざけでビキニの水着を着せた事も。
- 九条美海
- 同僚。原作漫画版ではヒトマキナ化したディスイーブのコックピットに縛られたイズナを殺害された(厳密に言えば、『介錯』というべきか)。
- 石神邦生
- 上司であるが、彼の悪戯を迷惑がる事も。
- 道明寺誠
- 勝手に「おかっぱちゃん」なるあだ名を付けられたり早瀬軍団の一員にされたりされる。彼の事も気になっているようだが…。
他作品との人間関係
- 珠城つばき
- 『L』には彼女と同時に草薙剣児に怒鳴る場面があり、剣児から「ステレオで怒鳴るな」といわれる。Lには割と少ない声優ネタである。
- 草薙剣児
- 上記の通り、つばきと同じ声であるためか、よく彼に絡む。ちなみに初対面ではディスィーブを彼に「空飛ぶカナヅチ」呼ばわりされて憤慨する場面が。
- リチャード・クルーガー
- 直接の絡みはないが、度々サヤに変なことを吹き込む彼に対して、その度に憤慨している。
- アニエス・ベルジュ
- そのリチャードの行為を「サヤを落語家として大成させるための一環」と信じ込んでいる彼に対して呆れている。
名台詞
- 「早瀬ェ!!ワザと間違って…」
「お…大きなお世話やー!!」 - 浩一にネクタイピンをかけられた際の台詞。この後、顔を真っ赤にさせ、どこかへ走って行った。
- 「それ、聞けばええんとちゃう?『俺の事、どう思ってんのか?』って。そんで、自分の気持ちを正直に伝えるんや。別に難しい事は何もあらへん。好き、なんやろ。絵美ちゃんのことが」
- 浩一に絵美と何を話していいか分からないと相談された際の返事。「好き」の部分に自分の浩一に対する思いを密かに込め、しかしそれを悟られないように精一杯笑顔を作って。健気である。
迷台詞
- 「いや!! 山下の言う通りやで!!」
「そんな二人やさかい もしもケンカにでもなってみい 言うたかて道明寺は生身の人間や」
「そうなったらと思うと… そうなったらと思うと…」 - 道明寺と矢島を今カノ元カノと例えた山下に賛同して。よく見れば、ベクトルが相当ズレた想像をしている。
スパロボシリーズの名台詞
- 「ああ…南雲があのアホ社長に感化されていく…」
- アイドルコンテストの提案をした石神社長のアイデアを評価する一鷹に対しての嘆き。
- 「早瀬…この世界を守りたいのはお前だけやない…。みんな、命をかけてでも守りたいんや!」
- ファイナルフェイズの発動をすればファクターの生命が尽きることを知り、発動を躊躇している浩一に対しての台詞。
- 「全員ガンダム顔のあんたらに言われたないわっ!」
「ホンマ、耳の穴から手ェ突っ込んで奥歯ガタガタ言わしたろか!」
「で、で、で、…できるかいドアホォォウッ!」 - UXにて孫尚香から「こっちの世界の人間なんてみんな同じに見える」と言われて憤慨した際の台詞。なんかあの人を思わせる台詞なのが印象的である。3行目は陸遜から「そんなことができるんですか!?」と問われた際の反応。
- (皆城張りに不器用な男やで…)
- UX第26話にて、例のごとく少佐の指示でスク水を着る羽目になったサヤに「落語家として大成するためにあえて厳しい修行を課している」と天然全開のアーニーに対して心の中で呆れた。
- 結果的にサヤの気分は晴れたのだが、この後二人で大喜利の練習するコトとなった。…ちなみにアーニーは天然であって不器用ではない。
- 「ま、ウチラ姉弟に比べたらまだまだやけどな」
- UX第35話にて、今回の一件でより絆を深められた翔子とカノンに張り合って。原作漫画版の3年後でイズナを失ったコトを考えると皮肉であるが、今作ではイズナを失わずに済んだのは彼女にとって大きな救いだっただろう。
スパロボシリーズの迷台詞
- 「着替えとる時間はないで!」
「山下、アンタはこのまま出撃しいや!」
山下「な、なんだよそれェ!?」 - CCイベント「カイルスの青い夏」にて。コンテストの最中に暴走した無人機が出現した際に、水着姿の山下に対して。当然、山下はこの事に憤慨してしまう。
- …別の作品にてどっかの最低野郎がカレンに行なったセクハラと変わらない。
搭乗機体・関連機体
- ディスィーブ
- 本機の搭乗員。
余談
アニメ版17話「機械仕掛けの呪い」にてJUDAの面々がカラオケに興じるシーンで、「キラッ☆」をやったことがある。