HEROMAN

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概要

『X-MEN』『スパイダーマン』などの生みの親で知られるアメコミ界の巨匠スタン・リー氏を原作に迎えた日米合作によるTVアニメ作品。

ヒーローマンのキャラクター性を始め、単純なロボットアニメとは呼びきれない部分も大きく「ロボットアニメ」と言うよりは「ヒーローアニメ」に分類される方が的確ではある。
なお、ヒーローマンの可動フィギュアはバンダイのロボフィギュアブランド「ROBOT魂」から発売されている。

また、2009年には放映に先行して月刊少年ガンガンにてコミカライズ版も連載された。

ストーリー

いじめられっ子の少年ジョーイはある日、捨てられていた玩具のロボットを修理し「ヒーローマン」と名付ける。その夜、突如自宅に降り注いだ落雷によりそのロボットはヒーローへと変身。そして地球に襲来したスクラッグ軍との戦いにジョーイとヒーローマンは身を投じていく。

登場人物

主要人物

ジョセフ・カーター・ジョーンズ
主人公の心優しい少年。愛称「ジョーイ」。幼くして両親を亡くし、現在は祖母と二人暮らし。
サイモン・カイナ
ジョーイの友人である少年。過去のアメフトの試合により片足を負傷し、松葉杖を付いている。
リナ・デイヴィス
ジョーイの幼馴染である少女でチアリーディング部所属。ジョーイに好意を持っている。
マシュー・デントン
ジョーイたちが通う学校の化学教師で「教授」と呼ばれ親しまれている。彼が地球外生命体とコンタクトを取ろうと電波を宇宙に送っていた事により、スクラッグが襲来する原因を作ってしまった。ある意味でこの物語の元凶ではあるが、本人は憎めない性格でジョーイ達からも慕われている。

地球人

ヴェラ・コリンズ
ジョーイ達が通う学校の教師。
ウィリアム・デイヴィス
リナの兄で愛称は「ウィル」。アメリカのスクールカーストにおける所謂ジョックス。ジョーイの事を敵視している。
ニコラス・デ・カルロ
愛称「ニック」。大金持ちでウィルの腰巾着。彼が捨てた玩具のロボットをジョーイが拾った事によりヒーローマン誕生の切っ掛けを作る。
バージニア・ジョーンズ
ジョーイの祖母。お茶目な性格の持ち主。
ホリー・バージニア・ジョーンズ
ジョーイの姉。物語序盤は旅行中のため不在で、中盤から登場する。
アクセル・ヒューズ
合衆国大統領直属の情報機関「NIA」のエージェント。

スクラッグ

ゴゴール
スクラッグ軍の将軍。
スクラッグ兵士
スクラッグ軍の一般兵。
キメラ
スクラッグ軍に拉致された人間が改造された存在。

ジェネラス・インダストリー / MRL(ミナミ・ロボット・ラボラトリー)

ドクターミナミ
ロボット工学の権威でジェネラスの取締役兼MRLの創始者兼代表。典型的なマッドサイエンティストで自身の頭脳に絶対的な自信を持つ。
ヴェロニカ
アマノリッヒ
スタリオン

登場メカ

ヒーローマン
ジョーイが持っていた玩具のロボットが落雷を受けた事により自我を持ったヒーロー。
ジョーイとはふたりでひとりとも呼べる存在。
強化アーマーヒーローマン
タマ
スクラッグが送り出した侵略兵器。文字通りの巨大な黒い玉。
MR-1
ドクターミナミが開発したメカで装甲車のような外見を持つ。
操縦者の動きをトレースする事が可能。

用語

スクラッグ
NIA

主題歌とBGM

『Roulette』
1クール目OP。劇中、ジョーイがヒーローマンに指示を出す際にコントローラーの画面に映る光をルーレットのように回す描写があり、このシーンをイメージした歌ではないかと考えられる。UXで採用。
『COLLING』
1クール目ED。
『missing』
2クール目OP。
『僕の手は君の為に』
2クール目ED。
『虹のふもと』
挿入歌。
『JOEY AND HEROMAN』
劇中BGM。公式サイトの番宣動画(トレイラー)では英語歌詞つきのヴォーカル曲にもなっている。UXで採用。

登場作と扱われ方

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初参戦作品。舞台が同じアメリカ合衆国(本作ではユニオン)である『機神咆吼デモンベイン』の面々と多く絡む。また、本作での世界観は『ガンダム00』がベースとなっているためか、本作の大統領の役割を『ガンダム00』の大統領が兼任している。
味方として扱えるのは基本的にヒーローマンのみだが、戦闘アニメではジョーイと他のキャラの掛け合いが多く、賑やかな印象を受ける。
また、ミナミ一味の脱獄するタイミングや、ニックが今際の際に改心する描写など、コミカライズ版を意識したと思われるシーンも幾つか散見される。

主要スタッフ

原作
スタン・リー
制作
ボンズ
監督
難波日登志
シリーズ構成
大和屋暁
キャラクターデザイン
コヤマシゲト
クリーチャーデザイン
武半慎吾
音楽
METALCHICKS
MUSIC HEROES

余談

  • 本作放映開始の1年前に同じスタン・リー原作であるロボット漫画作品『機巧童子ULTIMO(SRW未参戦)』が月刊ジャンプスクエアにて連載されている(後に隔月刊ジャンプスクエア19に移籍)。
  • スタン・リーが手がけた作品には本人をモデルとしたキャラクターがカメオ出演する事が多く、本作も例外ではない。
  • 放送終了後のファン感謝イベント「ENGAGE!」において、当初全8部構成・4クール放送の予定であったものが製作中に起こった「リーマン・ショック」の影響により、18話の脚本が仕上がった時点で放送スケジュールが2クールへと短縮となった制作事情が語られた。

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