装甲騎兵ボトムズ レッドショルダードキュメント 野望のルーツ
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- 発売日:1988年2月20日 全1話
- 初参戦スパロボ:第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇(2011年)
概要
ボトムズシリーズOVA第3作。時間軸的には一番最初のエピソードで、レッドショルダー所属当時のキリコの姿と、彼とペールゼンとの確執を描く。
キリコに纏わる様々な思惑が交錯する「男達のドラマ」に女性が入り込む余地は無かったようで、主だった役割を与えられた女性キャラは登場していない(唯一、パレードの群集の中に何名か姿が見える程度である)。
ストーリー
惑星オドンにある第24メルキア方面軍戦略機甲兵団特殊任務班X-1(レッドショルダー)に配属されたキリコ・キュービィー。配属早々に彼を待ち受けていたのは「共食い」と呼ばれる実戦による隊員の選別であった。
登場人物
第24メルキア方面軍戦略機甲兵団特殊任務班X-1(レッドショルダー)
- キリコ・キュービィー
- バージル・カースン
- キリコと同期の新入隊員。実はギルガメス軍上層部が送り出したスパイだった。
- グレゴルー・ガロッシュ
- バイマン・ハガード
- ムーザ・メリメ
- 実直で寡黙な印象の強い『ザ・ラストレッドショルダー』とは異なり、本作での彼は非常に粗暴で、キリコ抹殺に最も意欲を見せていたが…。
- インゲ・リーマン
- メルキア軍少佐で、惑星オドンにあるレッドショルダー基地の司令官。ペールゼンの忠実な副官だが、彼の唱える「異能生存体」には懐疑的。
- ヨラン・ペールゼン
メルキア軍参謀本部
- ネハルコ
- 参謀総長。ペールゼンの台頭を危険視し、ラーキンソンにレッドショルダーの調査を命じる。
- ラーキンソン
- ネハルコの腹心。彼の命を受け、レッドショルダーの内偵調査を行う。
登場メカ
AT
主題歌とBGM
- 「炎のさだめ」
- (作詞:高橋良輔、作・編曲:乾裕樹、歌:TETSU)
OPテーマ。 - 「レッドショルダーマーチ」
- EDテーマ。本編でもサンサ編以降に何度か流されていた。もともとはイタリアの映画『二人の水兵と一人の将軍』のサントラに含まれていた曲であり、正式な曲名は「Arrivano I Marines」。版権が切れていないうえに外国映画の曲なのでスパロボには持ってこられず、再世篇では曲調を似せたオリジナル「戦騎達の行進」が使われた。
登場作と扱われ方
Zシリーズ
- 第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇
- 初参戦作品。時系列上、本作のストーリーは再現されず、実質、機体とリーマンを登場させるためだけに参戦していると言っても過言ではない。
- 第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
- 『破界篇』と同じく、機体を登場させるために継続参戦となった。
単独作品
- スーパーロボット大戦Operation Extend
- 第1章では、クリア後の中間ミッション「野望のルーツ」でグレゴルー隊がスポット参戦。今回はグレゴルーだけでなくバイマンとムーザも個別のユニットとして扱われている。グレゴルー機はマップ兵器、ムーザ機は修理装置、バイマン機は補給装置を備えており、同シナリオは敵が一定数を下回ると補充される無限増援ステージであるため、うまく立ち回れば延々と稼ぎ続けることができる。ちなみにこの直前のステージで『資金2倍 Lv1』の部隊パーツが落ちているので、惜しくないのであれば取得しておいてここで稼ぎまくるのも良いかもしれない。
- 本格参戦は第2章から。ギルガメスはコネクトと協力関係にあり、ギルガメスからコネクト・フォースへの出向という形でグレゴルー隊が加入することとなる。しかし加入数日後にサンサ攻略戦のために呼び戻され、そこでリーマンの襲撃を受ける。ただし原作と異なりキリコ以外にグレゴルーらもおり、またリーマン側も大勢のレッドショルダー隊員を引き連れている。このあたりのミッションでは出撃ユニットがグレゴルー隊4機に固定されていたりするため、加入後に改造や強化パーツの装備を行っておきたい。
用語
- 共食い
- レッドショルダー隊員同士で行われる、戦闘訓練の名を借りた殺し合い。目的は言うまでもなく、真の異能生存体を探し出すため。
- 異能生存体
- 第3次サンサ攻略戦
- バララント同盟に属するサンサ星は、バララント軍の補給基地として活用され、戦略上の意味からギルガメス軍の3度にわたる猛攻撃を受け、結果生態系が完全に破壊されてしまった。
アストラギウス暦7212年に行われた3度目の攻勢においてレッドショルダー隊が投入され、ギルガメス軍の勝利に貢献した。その一方、同隊の容赦ない攻撃は大勢の民間人の犠牲者を生み、敵味方から嫌悪と批判を呼び、百年戦争終結後に同隊が解散する原因の一つとなった。
主要スタッフ
- 制作会社
- サンライズ
- 監督
- 高橋良輔
- キャラクターデザイン
- 塩山紀生
- メカニカルデザイン
- 大河原邦男
- 音楽
- 乾裕樹