機動警察パトレイバー the Movie

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機動警察パトレイバー the Movie
原作 ヘッドギア
監督 押井守
脚本 伊藤和典
キャラクターデザイン 高田明美
メカニックデザイン 出渕裕
音楽 川井憲次
制作 スタジオディーン
配給元 松竹
公開日 1989年7月15日
初登場SRW スーパーロボット大戦Operation Extend
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機動警察パトレイバー the Movie』はスタジオディーン制作の劇場アニメ作品。

概要

機動警察パトレイバー』の劇場版第一作。OVAシリーズ(アーリーデイズ)の好評を受けて制作され、TVシリーズに先駆けて公開された。

監督はアーリーデイズから引き続き押井守が務めたが、我の強い押井の作風を抑え込むため、脚本を担当した伊藤和典が「劇場版3つの誓い」を打ち立て、「娯楽の王道を行くこと」「遊馬と野明を活躍させること」「レイバー対レイバーの対決を描くこと」を柱に構成された(なお、後年製作された『機動警察パトレイバー2』ではそれらが尽く反故にされる事になる)。

インターネットは元よりパソコンすら本格的に普及する以前に公開された作品だが、物語の主軸としてコンピュータウィルスを用いた犯罪が描かれ、その先進性が高く評価された作品でもある。

登場人物

スパロボごとの登場人物一覧については以下を参照して下さい。

劇場版のみの登場人物

帆場暎一
篠原重工のエンジニアで、HOSの製作者。物語冒頭の時点で海に投身自殺を図っている。本作における重要人物ではあるが、台詞どころか顔がまともに映ったカットも無いという特異なキャラクター。

登場メカ

スパロボごとの登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

AV-98イングラム
本作の主役機。登場メディアによって細部のデザインが異なる。
HAL-X10
自衛隊の試作レイバー。本機が風洞実験中に暴走した所から物語が始まる。
零式
特車二課へ納入予定の最新型レイバー。イングラムの後継機。『OE』では敵仕様と香貫花機で性能がやや異なる。
カルディア
箱舟の警備レイバー。『OE』では「カルデア」表記。

用語

篠原HOS
篠原重工の開発した、レイバー用新型OS。
バビロンプロジェクト
東京湾内湾のおよそ半分を干拓し、東京の土地不足を解消する大規模プロジェクト。完成時には45,000haもの用地が確保できる予定。生態系や海流への影響が未知数であるため、事業の開始された現在でも反対意見が根強く、一部の過激な反対派によるテロ行為も発生している。
箱舟
バビロンプロジェクトの作業用レイバーなどの拠点となる、洋上プラットフォーム。

楽曲

劇中BGM
「ヘヴィ・アーマー」
オープニングで使われているBGM。『OE』で採用。

登場作と扱われ方

単独作品

スーパーロボット大戦Operation Extend
初参戦作品で、TVシリーズと同時参戦。
ストーリーの再現が行われ、原作同様にレイバーの暴走事件が多発している。ケロロ軍曹の共鳴でも暴走が起こってしまい、その音声を解析したことで、HOS暴走のトリガーが特定の周波数の音であることが判明する。HOSから旧式OSへ戻すことで、第1章時点で暴走事件は終息したかに見えた。
しかし第3章にて箱舟占拠事件が発生。実は機械化帝国が新たな策略としてレイバーモビルスーツの製造技術を取り込み、レイバー暴走事件の陰でひそかに機械化帝国製のレイバーを地球圏の各地に配置しようとしていたのである(この伏線として、第1章から機械化帝国の戦力にレイバーが混じっていた)。この箱舟を占拠したレイバーも機械化帝国製であり、箱舟が機械化帝国の製造プラントと化していた。
箱舟内で機械化帝国製の零式と戦闘になるが、後にサブミッション「特車二課と新戦力」において、真っ当な過程で製造された零式が特車二課に正式配備されることになる。
スーパーロボット大戦X-Ω
2018年11月に期間限定参戦。

商品情報

レンタルビデオ・動画配信

サイト名 取扱いの有無 備考
レンタルビデオ
TSUTAYA宅配レンタル  
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サイト名 取扱いの有無 備考
動画配信
TSUTAYA TV  
DMM動画
バンダイチャンネル   見放題期間あり
GYAO!ストア  
東映アニメオンデマンド × 
ユーネクスト   2021年4月30日まで配信
ビデオマーケット  
フジテレビオンデマンド 見放題期間あり
Amazonプライムビデオ
dアニメストア   見放題期間あり
ビデックス ×
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余談

  • 同時上映作品は『SDガンダムの逆襲』。こちらにはAV-98イングラムと似ていることで知られるジェガンが、『SD戦国伝』の『自衛丸』として登場している。ただしこれは「実は同時上映のサービスとしてイングラムを出しているが、建前としてはあくまでジェガン」だと言われている。
  • 本作のキーパーソンとなる帆場暎一だが、押井監督によって「実はそんな人間は存在しなかった」というオチも考えていた。この案は観客が混乱するという理由から伊藤氏が猛反対し取り下げられた。
    • このオチはその後、『THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦』の敵役である灰原零に用いられ、クライマックス直前で物語に大きな謎を残す事になった。