響裕太
響裕太 | |
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読み | ひびき ゆうた |
登場作品 | SSSS.GRIDMAN |
声優 | 広瀬裕也 |
デザイン | 坂本勝 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 | NPC |
プロフィール | |
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種族 | レプリコンポイド |
性別 | 男 |
生年月日 | 2003年1月8日 |
星座 | やぎ座 |
年齢 | 15歳 |
身長 | 160cm |
体重 | 52㎏ |
血液型 | AB型 |
所属 | ツツジ台高校 |
響裕太は『SSSS.GRIDMAN』の主人公。
概要
都立ツツジ台高校1年E組に通う高校1年生の少年。
9月始めのある日、クラスメイトの宝多六花の家で目を覚ますが、その際に自分に関する記憶を全て失っていることに気づく。その後、彼女の自宅の店の古いパソコンに宿っていたグリッドマンからの呼びかけによって、突如現れた怪獣から街を守るために彼と共に戦う事になる。左腕に装着した「プライマルアクセプター」をジャンクにかざし、「アクセスフラッシュ」とコールする事でグリッドマンと一体化する。グールギラス撃破後も、六花や友人の内海将、そして新世紀中学生達のサポートを受けながら、次々と襲い来る怪獣に立ち向かっていく。
温厚で控えめな性格で、非常にマイペース。記憶喪失に関しても不便こそ感じることはあれど、不安に思ったりすることはあまりない。非常に目立つ赤い髪の色とは裏腹に、クラスでは良くも悪くも目立たないタイプで、なみことはっすからは、「髪の色以外印象に残らない」と言われている。
記憶喪失の真相はアレクシスの攻撃でバラバラになったグリッドマンの一部が憑依したことで「グリッドマンでも響裕太でもある」新たな人格になった事によるものであり、記憶喪失ではなく記憶そのものが存在しない。グリッドマンの意識が表出している際は、瞳が黄色くなる。グリッドマンが裕太を憑依先に選んだ理由は作中で明言こそされていないが、作中での描写などを見るに大きく二つに分けられる。一つは、響裕太という人物は元々町や人々を守る為に戦う決意が出来る強い正義感の持ち主である事[1]。もう一つは、新条アカネの作り出した世界の中でただ一人「新条アカネ以外の人物を好きになった事」。裕太は元々新条アカネの恋人役として作られていたが、その役割から自力で抜け出す程の強い自我を箱庭の世界でただ一人獲得した事が決め手となった。おそらく、「六花への告白」によって設定との乖離が致命的なものとなったことで、グリッドマンが融合するのに格好の状態となっていたと思われる。赤い髪という目立つ容姿にもかかわらず目立たない扱いをされていたのは、与えられた役割を放棄したことになった為である[2]。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- 初登場作品。担当声優の広瀬裕也氏は今作でSRW初出演。スクリーンショットの公開以前から広瀬氏自身によりボイス収録が行われたことが述べられていた[3]。
- 自軍参加に当たって、自身がグリッドマンと一体化するということを当初はグリッドマン同盟だけの内密にした。発案者の内海曰く「ヒーローの正体は同じ防衛チームのメンバーにも秘密」とのこと。名目上はグリッドマンがジャンクから実体化するためのオペレーターということになっている。……が、終盤でアカネに刺された際に「グリッドマンと一体化していることがドライクロイツの面々にとっくにバレていた」ことが明らかになる。
- シナリオライターの解釈なのか、普段は大人しいが正義感が強いという面は変わらないが原作の少々天然ボケ気味でマイペースな性格が抑えられて、少し気弱な常識人になっている。またマジンガーZとその搭乗者である兜甲児などの知識も持つ為に原作以上に記憶喪失感がない(原作では保険証も知らなかった)。
- グリッドマンの戦闘時に掛け合いがある。なお、戦闘時は顔グラフィックはグリッドマンのものとなる。出撃しなかった場合でも、戦術マップで戦艦の中からグリッドマンの顔グラで台詞が出てくる場面が発生する。
人間関係
グリッドマン同盟
- グリッドマン
- 合体し、一緒に戦う相棒。
- 内海将
- クラスメイト。記憶喪失前からも記憶喪失後も、かわらず友人でありつづけてくれた。
- 宝多六花
- クラスメイト。記憶喪失になったとき、彼女の家で目を覚ます。気を失う直前に家の前でなにか会話があったらしいが…。
新世紀中学生
- サムライ・キャリバー、マックス、ボラー、ヴィット
- アシストウェポンに変身する四人組。グリッドマンと共に戦う仲間。
ツツジ台高校
その他
- 六花ママ
- 将と一緒にジャンクがある彼女の店に出入りするようになる。
- アンチ
- 一時的に彼から命を狙われる。
- 怪獣少女アノシラス (2代目)
- 裕太に会いに来た怪獣を名乗る少女。
- 両親
- 親は共働きらしく、揃って劇中は3か月ほどの出張に出かけており、その間裕太は一人暮らし状態となっている。1話の旅行時の写真に裕太と一緒に写っていたほか、最終回のみ、帰宅する姿が見られる。
他作品との人間関係
勇者シリーズ
- 友永勇太
- 「ゆうた」繋がり仲間。『30』では初登場時に名前関連で絡み、以後もよく絡む年の離れた友人となる。実は裕太がグリッドマンであることに気付いているが他の仲間共々あえて終盤まで黙っていた。
ウルトラシリーズ
名台詞
- 「アクセス…フラーッシュ!」
- 毎回、グリッドマンと一体化する時の掛け声。なお、台詞自体は『電光超人』と同一だが、言い方が微妙に異なる[4]。
- 『30』ではDVE。
- 「あの子、誰だ?」
「てか、俺、誰だ?」
「待ってくれ、なんだこれ…全然思い出せないんだけど」 - 第1回より。六花の家で目を覚まし、自分が何者なのか全く分からないことに気付く。
- 「なんか、霧濃くない?」
六花「そう?」
「いや、濃いでしょ」
六花「なーに?」
「上、上! 向こうにでっかい怪獣! でっかい怪獣!」 - 同上。街中の濃い霧と遠くに佇む霧の怪獣の姿に驚くが、六花には見えていなかった。
- 「…止めなきゃ、この怪獣を、俺が!」
- 同上。グリッドマンと初めて一体化し、グールギラスと対峙した際の台詞。
- 「また何人も死んじゃうんだ。グリッドマンと一緒に戦わないと」
内海「ええ~お前なんかキャラ違うぞ」
「そうかもしれないけど、俺達、グリッドマン同盟なんだろ?」 - 第2回より。デバダダンの出現に、急いでジャンクの元へ向かおうとする。
- 「俺のするべきこと、俺にしかできないことをやった。…グリッドマンと一緒に」
「でも、壊れた街、そこに住む人達の記憶は、きっとまた」 - 同上。デバダダン撃破後の独白。守れなかった人もいるつらさを実感する。
- 「人間は…倒せない!」
- 第3回より。内海から怪獣が人間だったかもという例え話を聞き、対アンチ戦で戦意を失ってしまう。
- (いや、ここで安心してちゃ駄目だ。一気に行け!俺!)
「これからさ、飯…とか、い行かない?」 - 第4回より。勇気を出して六花を誘いOKを貰うも、彼女は全員で行くつもりだった。…頑張れ。
- 「内海」
内海「ん?」
「めっちゃ腹出てるのな」 - 第5回より。更衣室で水着に着替える際、内海の腹が出ていることに気付いて驚く。
- 「俺、この子知ってる気がする」
- 第6回。アノシラスとの初対面時に、何か既視感を感じる。
- 「好き嫌いで人を!?」
アノシラス「仕方ないよ。新条アカネはこの世界を創った。君たちにとっての神様なんだから」
「…いや待ってよ。その話が本当なら、神様にしては歪み過ぎでしょ」 - 同話より。アカネが気に入らない人を怪獣で殺して来たと聞き、驚愕することに。
- …残念ながらスパロボにおいては邪神ともいうべき歪んだ神は少なくなかったりする。
- 「ありがとう。俺のやるべきこと、また少しだけ分かったような気がする」
- 同話より。アノシラスから色々と真実を聞かされて決意を新たにする。
- 「悪いけど、そっちには行けない」
アカネ「…どうして?」
「俺には、やらなきゃいけないことがあるから」
「この街には、大事な友達がいるから」
「友達を裏切ることは出来ない」 - 第7回。自分の家で待ち構えていたアカネから手を組もうと誘われるが、断る。
- 「新条さんの心が怪獣を生み出すなら、きっと、戦うだけが使命じゃない」
「俺達とグリッドマンには、やらなければならないことが、まだあるんだ」 - 同話より。アカネとアレクシス、怪獣の事実が判明しての台詞。
- 「分かんないけど、見た目はラスボスっぽかったよ?」
- 第8回。怪獣や街の修復は全部宇宙人(アレクシス)の仕業じゃないかという内海への返答。
- 「もし、新世紀中学生の人達の力を全部使えたら?」
内海「いや、前にそれやろうとして重くなって固まったじゃん?」
「いや、だから、グリッドマン含めて、全員の出力サイズを抑えられればさ」 - 同話より。アカネの宣戦布告に対し、全員で出撃する案を思いつく。
- 「記憶喪失も、そんなに悪くないかな」
- 第9回。夢の中の世界で、恋人であるアカネに家まで送って貰い、嬉しさを噛みしめる。
- 「これは夢だ。時計は返すよ」
アカネ「ずっと夢ならいいって思わない?」
「夢だから目覚めるんだよ。みんな同じ」
「それは、新条さんも」 - 同話より。自分が夢の中にいると気づき、アカネに貰った時計を返却する。
- 「俺達には、俺達にしか出来ないことが、やるべきことがある!」
「そうだろ?グリッドマン!!」 - 同話より。夢の世界から、六花や内海と共にグリッドマンの元へ駆けつける。
- 「新条さんが宇宙人に利用されているなら、俺達が行かないと!」
- 第10回。皆でアカネに会うために彼女の家に行くべきだと告げる。
- 「何も思い出せないはずだ。俺は裕太じゃなくて、裕太に宿ったグリッドマン自身」
- 第11回。ついに裕太=グリッドマンという真実に気付いて。
- 「内海、ごめん。俺記憶喪失じゃなかったんだ」
「元々俺に記憶なんてなかったんだと思う」
内海「え?どういうこと?」
「俺が、裕太に宿ったグリッドマンなんだ」 - 同話より。病室で目覚めた後、側にいた内海に真実を明かす。
- アレクシス「やあ久しぶり。無事で何よりだよ?響裕太君」
「悪いな!今はグリッドマンだ!」
「行こう、六花!みんなが待ってる!」 - 最終回。アレクシスの側にいた六花を迎えに現れる。
- 「アクセプターは心を繋いで一つにする。行こう!みんなで!」
- 同話より。自身と新世紀中学生達に装着されたアクセプターで、最後の戦いに挑む。
- 「この後目覚める、本当の裕太をよろしく頼むよ」
- 同話より。別れを悲しむ内海へ言葉を掛ける。
迷台詞
- 「なんで神様が普通の都立高通ってるんだろ」
- 第6回。アカネの真実をアノシラスから聞いて。もっともな疑問である。
- 「…宇宙人だ」
- 第7回。ラーメン屋でアレクシスとの初対面時に。皆が思うであろう第一印象。
- 「僕は、前にグリッドマンやってました! 特技の変身します! アクセスフラーッシュ!」
- ボイスドラマ6.6回「新世紀中学生って何ですか?」より。記憶喪失の影響で学校の勉強についていけていないことから、進学できるかを心配していたところ、ボラーから「適当な私大のAO入試で「アクセスフラッシュ」すりゃ一発合格よ」と煽られ、それを真に受けてノリノリで面接の練習を始めてしまう。六花にはドン引きされ、マックスからは「何があってもグリッドマンのせいにするな」と釘を刺された。
余談
- 名前と立ち位置は特撮『電光超人グリッドマン』の続編として企画されていた『電撃超人グリッドマンF(ファイター)』の主人公から流用されている。
- 8話では、学園祭のクラスでの出し物として、男女逆転喫茶(生徒がそれぞれ別の性別の格好のコスプレをして接客する)に参加しており、その際にあまりにも違和感のないセーラー服姿の女装を披露して、視聴者の話題をさらった[5]。映像ソフトの8話のオーディオコメンタリーによれば、このセーラー服は、「勇者警察ジェイデッカー」の勇太の女装のオマージュということであるが、初参戦作の「スーパーロボット大戦30」で、奇しくもその「ジェイデッカー」と本当に共演することになった。
- デザインモチーフはアメコミ「トランスフォーマーシャッタードグラス」の主人公クリフジャンパー。角のような髪型や異性に奥手な性格、履いているスニーカーがクリフジャンパーのビークルモードと共通する。「シャッタードグラス」は正義のディセプティコンと悪のオートボットが戦う善悪逆転を描いた作品だが、クリフだけは基準となる正史世界から迷い込んできた設定となっている。
脚注
- ↑ 第9回の夢の世界の裕太は「ベッドでの寝相等で普段とは違うことを演出している」と解説されており、それまでの裕太とほぼ変わらない性格でありながらも別の存在であることが示唆されている
- ↑ 六花は現実世界のアカネとほぼ同じ容姿であり、本当のアカネを好きになったと解釈すれば役割を遂行していることにもなるが、何れにしてもイレギュラーであることは変わらない。
- ↑ 広瀬裕也氏 2021年7月11日のTwitterより
- ↑ 『電光超人』では「アクセース・フラーッシュ!」と前半も伸ばす。なお、最終回にて電光超人グリッドマンに変身した際にはこちらのバージョンで言っている。
- ↑ 『30』のボーナスシナリオ「広がる未知の世界」にて、ミツバが本来は勇太を女装させようとして呼び出していたのだが、同じ名前の読みだった為に裕太もついて来てた結果、ミツバにやぶれかぶれに女装を強要され、彼女から「不審者極まりないので待機してもらいます」と駄目だしされるパワハラを受けた。
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