ロンギヌスの槍

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ロンギヌスの槍(Lance of Longinus)とは、『新世紀エヴァンゲリオン』に登場する槍。

概要

真紅に染められた二叉の巨大な槍。元々の由来はイエス・キリストが十字架に架けられた際にその死を確認するために突いた槍と、その使い手のローマ兵の名前から。キリスト教では聖遺物とされている。

第一始祖民族によって作られた、S2機関を停止させることができる道具。NERV本部地下の第2使徒リリスを封印し、再生を止める為に使用されていたが、第15使徒アラエル(SRW未登場)が出現した際にこれを殲滅する為に用いられ、結果軌道に乗った事で回収不能になってしまった。そして、この件により、リリスの封印が解けてしまう。

これは碇ゲンドウ、及びゼーレにとってはある程度計画通りの出来事であった。人類補完計画の遂行にあたり、リリスの再生を妨げる恐れがあるこの槍は邪魔だったからである。が、後に覚醒したEVA初号機が呼びよせた事で、自力で地球に帰還してきてしまった。

A.T.フィールドを打ち消す事ができる上、「生命の実」を持つ使徒の命を止める事が出来るため、武器としても高い効果を持つ。EVA零号機改が投げた際には、地上から衛星軌道上まで数秒で飛んでいき、使徒に命中するという驚異的な性能を発揮していた。この際は形状変化を起こし、二叉から一本槍に変形しており、螺旋状の部分が開きブーストが発生している。この性能は『ANIMA』において「何かを射る為に投擲する際、投擲者の意志の強さに比例してその目的を果たすか止められるまで物理法則の外で振る舞う」とゼーレ=加持によって語られている。つまりは投げる際の想いの強さによっては物理法則を凌駕して光速を超える事すら可能だという事である。

物語中に登場するものは第1使徒アダムに刺さっていたもの。かつてリリスに刺さっていた方は行方不明。EVA量産機の所持しているものは人類が作ったコピー品であり、オリジナルと違い紫色となっている他に槍状態だけでなく諸刃の剣形態にも変化する。

余談だが、NINTENDO64版ゲーム『新世紀エヴァンゲリオン』(旧バンダイ)では色が青みがかった上下が二叉になったオリジナルのロンギヌスの槍を初号機が使用している。

SRWにおいて

第3次スーパーロボット大戦α』でEVA零号機改、『第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇』、『スーパーロボット大戦V』ではEVA第13号機の武器としても採用されているが、実は『F・F完結編』で採用予定だったとみられる武装の没データにこれがある。 スパロボで初めてロンギヌスの槍が登場したのは『スーパーロボット大戦α』のEVA量産機の「諸刃の剣」を投擲した際のアニメーションである。 『スーパーロボット大戦V』ではナインが解析を試みるも、渚カヲル共々解析不能の結果になっている。

類似する物

『新劇場版:破』の終盤においてMark.06が使用した謎の槍が形状は違うものの、ロンギヌスの槍の封印能力らしきものを持っている様子。パチンコにおいてカシウスの槍という名称が発覚した。 またロンギヌスの槍も『新劇場版:Q』にてドグマ最下層で第2の使徒とMark.06として偽装された第12の使徒を突き刺している状態で存在していた。