巴里華撃団
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概要
帝国華撃団による都市の霊的防衛が成功を納め、各国の主要都市がその重要性を痛感。それを受け、賢人機関が次の華撃団実用化の候補地を3ヶ所に選定、更に同機関に属する占星術師達が巴里で大規模な霊的災害が起こる事を予見、1924年春に起こった巴里市内の教会にある聖母像が次々と血を流すという事件が決めてとなり、巴里華撃団の誕生となった。
本部は、モンマルトルに位置する「テアトル・シャノワール」で、凱旋門に支部を持つ。シンボルマークは「シャノワール」の名に相応しい黒猫の顔とフランスの国旗を掛け合わせた文様。光武F2の背面部等に刻印されている。
帝国華撃団と同じく秘密防衛組織だが表の顔であるシャノワールは少女歌劇団ではなく、飲食と共に歌とダンスを楽しむキャバレー方式を採用している。また、「降魔戦争」のような大規模災害が直前に起こらなかった為か、組織としての規模は帝撃と比較するとかなり小さく、部隊も前線での戦いを主とした花組しか存在しない。
登場作品
単独作品
人物
司令部
- グラン・マ
- 本名はイザベル・ライラック。夫のライラック伯爵は既に他界している。米田一基と違い軍人ではないが、政界に強い発言権を持つ実力者であり、欧州和平会議によって巴里華撃団総司令及びシャノワール支配人に任命された。
- 迫水典道
- 在仏日本大使。欧州和平会議のメンバーであり、グラン・マと共に巴里華撃団の発足に尽力。グラン・マの右腕的存在だが肩書は副司令ではなく、凱旋門支部の支部長を務める。
- メル・レゾン
- グラン・マの秘書。シャノワールのMCを担当。劇場内外で情報収集も務める。シーとは大学時代からの付き合い。
- シー・カプリス
- グラン・マの秘書。シャノワールのMCと売店を担当。劇場内外で情報収集も務める。未経験でありながらパティシエとして採用され、グラン・マとひと悶着起こした末にその度量を買われ、現在の地位に落ち着いた。
構成員
花組
霊子甲冑を用いて、霊的戦闘に赴く実働部隊。主要メンバーはここに所属。表の顔であるシャノワールでは、大神を除いて踊り子を担当。隊員は大神以外は全員女性。女性は全員『3』ではは攻略対象のヒロインとなる。帝国華撃団の花組と区別する為、便宜的に巴里花組とも呼ばれる。
- 大神一郎
- 主人公。2度の大戦で帝都花組を勝利に導いた実力を買われ、巴里花組の隊長に就任。その時点での階級は帝国海軍中尉。シャノワールでもモギリ(チケット係)及び雑用全般を担当。
- エリカ・フォンティーヌ
- 担当声優は日高のり子氏。モンマルトルにある教会のシスター。機銃による射撃と霊力によるヒーリングを心得ている。
- グリシーヌ・ブルーメール
- 担当声優は島津冴子氏。バイキングの血を引く名門貴族、ブルーメール家の一人娘。戦斧を常に携帯している。
- コクリコ
- 担当声優は小桜エツコ氏。サーカス「シルク・ド・ユーロ」の軽業師。日頃から培った軽快な身のこなしやマジックが得意技。
- ロベリア・カルリーニ
- 担当声優は井上喜久子氏。懲役1000年の大悪党。霊力による炎であらゆるものを焼き尽くす。
- 北大路花火
- 担当声優は鷹森淑乃''氏。生粋の大和撫子。七弾相当の弓道の腕前。
整備班
霊子甲冑や弾丸列車「エクレール」の整備、兵器開発を担当。
- ジャン・レオ
- 整備班の長。かつてはノイギーア社に所属しており、アイゼンクライトIIIの開発にも関わっている。堅物な性格だがその腕は確か。
整備班
帝国華撃団に所属しながらも隊が不明な人物や、一時的に身を置いていた人物等。
- ジュルジュ
- シャノワールのバーテンダー。
- ドミニク
- シャノワールのドアボーイ兼アテンダント。
- この2名はシャノワールのスタッフとしての姿でしか登場せず、そもそも巴里華撃団の正体を知っているのかどうかも劇中の描写ではハッキリしない。
関連組織
- 帝国華撃団
- 巴里華撃団の母体となった。
- 紐育華撃団
- 巴里華撃団に続いて誕生した第3の華撃団。
- 伯林華撃団
- 第4の華撃団。同じく欧州全土を防衛する任務を担当すると思われるが、詳細は不明。
- 大神華撃団
- 『4』の最終決戦において一時的に結成された、帝国華撃団と巴里華撃団の混成部隊。
- 賢人機関
- 全ての華撃団の運営組織。帝都と巴里の経験の差から、巴里華撃団の防衛能力は巴里支部の機関員からは当初疑問視されていた。