ヴィルキス
2017年3月29日 (水) 00:32時点における114.149.24.103 (トーク)による版
ヴィルキス | |
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外国語表記 | Villkiss |
登場作品 | クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 |
メカニックデザイン | 阿久津潤一 |
旧名称 | ビルキス |
分類 | ラグナメイル |
型式番号 | AW-CBX007(AG) |
全長 | 7.8 m |
頭頂高 | 7.3 m |
重量 | 4.3 t |
推力 | 158kN1.549 kgf <br /> |
所属 | アルゼナル |
主なパイロット | ジル→アンジュ |
概要
白をベースカラーとし、青と黒の翼を持つ旧式のパラメイル。
動かせるものがおらず死蔵されていたところをジルがアンジュに譲渡しアンジュの機体となる。当初はまともに動かすこともままらなかったが、ドラゴンとの戦闘の最中でアンジュの血とミスルギ皇家の指輪の力によって力を発揮する。
通常のパラメイルとは比べものにならないほどピーキーな性質を有する機体であるが、物語後半において実はパラメイルではなくその原型となった「ラグナメイル」と呼ばれる機体であり、かつて古の民が強奪したラグナメイル「ビルキス」だった事が判明する。また、10年前まではジルが使用していた。
形態
アンジュの強い意志によって、全身の装甲の色が変化、特殊能力が発動可能になる。
- アリエル・モード
- 青く変化したヴィルキスの特殊形態。加速性能に特化した形態で、アリエルは風を司る天使を意味する。
- ミカエル・モード
- 赤く変化したヴィルキスの特殊形態。攻撃性能に特化した形態で、ミカエルは炎を司る天使を意味する。
- ウリエル・モード
- 金色に変化したヴィルキスの特殊形態。全てのリミッターが解除された形態で、ウリエルは最後の審判を行う天使を意味する。
- ビルキス 《ザ・プリミティブ》
- 古の民に強奪される前の本来の姿で、この形態のみアンジュによるものではなくタスクによって発動した形態。
- 最終決戦仕様
- 最終回にて上記のビルキス 《ザ・プリミティブ》の状態から変化した白い機体色で赤いラインの入った姿。名称はプレミアムバンダイ限定のROBOT魂で付けられた。
登場作品と操縦者
単独作品
- スーパーロボット大戦V
- 第14話「血塗られた白き翼」後半戦から登場。各形態への変形は武装で再現する形で使用可能。
- 性能としてはSサイズらしく運動性に優れているが、サイズ差による火力不足が問題になる。幸いアンジュがサイズ差補正無視を所持している為フォロー自体は可能。また、シナリオの進行による武器追加と能力追加がある点でも欠点も少しづつフォローされていく。典型的な大器晩成型の機体と言える。
- なお、気になる宇宙適性はまさかのA(パイロットもA)。一応本編では気密性の改修を行った旨が語られるものの、この機体に関しては宇宙でも平気で変形しまくる為……。
- カラーリングと雰囲気のよく似たあのガンダムとは設定レベルで絡みがある。
装備・機能
武装・必殺武器
武装
- 対ドラゴン用アサルトライフル
- 主力兵装となる実弾ライフル。飛行形態時は機首に接続される。
- グレネードランチャー
- ライフルの銃身下部に備え付けられている。一部連携攻撃の演出で使用。
- 零式超硬度斬鱗刀「ラツィーエル」
- 鱗を斬る刀と書かれるようにドラゴンの鱗をたやすく両断する実体の両刃の剣。
- 凍結バレット
- パラメイルの腕部に搭載される対ドラゴン兵装。ヴィルキスのものは命中し海中に沈んだドラゴンごと海面を凍結させるほどの威力を持つ。
- 他のパラメイルと違い、弾数が2と半分しかない上に中盤の弾数追加も無いので乱発は禁物。
- 崩壊粒子収束砲「晴嵐」(対装甲銃剣「震電」装備型)
- 元々は焔龍號の武装だが、原作第17話でサラマンディーネから貸し与えられる形で手に入れた武装。
必殺技
- 突撃
- フライトモードに変形して、アサルトライフルの連射とグレネードランチャーの乱れ撃ちを行う。
- トドメではそのまま的に近づきアンジュがマシンガンを持ち出してコクピットから出て、ヴィルキスと同時に敵を撃ち落とす。
- コックピットから乗り出しての射撃は原作1話のプロローグの再現。
- なお、どう考えてもおかしいのに宇宙適応Aであり、宇宙でも平気で変形し、生身で乗り出して銃撃する。
- 高機動攻撃
- ヴィルキスの機動力を活かした連続攻撃。
- 接近してラツィーエルによる斬撃→アサルトライフル→アンカーを打ち旋回→再び接近し斬撃、グレネードを撃ち込む→トドメに急降下しキックの流れ。
- トドメのキックは原作7話でドラゴンのツノを破壊する際に使用したものの再現。
- なお、こちらもトドメをさせなかった場合はフライトモードに変形する。例え宇宙であろうと変形する。
- 初出撃となる13話及び風邪を引いた状態のアルゼナルルート17話では上記の突撃含めて使用不可。
- 能力解放
- 3つのモードを組み合わせた連続攻撃。
- ノーマルモードで距離を詰めた後、アリエル・モードに変化してラツィーエルで連続刺しを決め、最後にミカエル・モードのエネルギーブレードの水平斬りを放つという流れ。
- 第27話の分岐後に追加される。
- ディスコード・フェイザー
- ラグナメイルに標準装備されている次元破壊砲で、その発動には「永遠語り」を歌う必要がある。Vでは通常版と直線型MAP兵器の2種類がある。
- 真・能力解放
- 最終決戦でヒステリカを倒した時のモード。この時のみ、ビルキス時代の赤いラインが浮かび上がる。
- 接近してラツィーエルで斬り付けて晴嵐を撃ち込み、爆煙の中から更にラツィーエルを突き刺して蹴り飛ばしてディスコード・フェイザーを撃ち込んだ後、最後はエネルギー・ブレードで真っ向から斬り下ろす。
- 第50話から解禁となる。
特殊能力
- アリエル・モード
- 『V』で採用。気力130以上で発動し、発動確率は40%。
- 第27話の分岐後に追加される。
移動タイプ
サイズ
- S
カスタムボーナス
- 特殊能力「HP回復(中)」「EN回復(中)」を得る。
- 「V」。
- 生存性・継戦能力を同時にフォローする強力なボーナス。
- EN回復は、シナリオが進むにつれて強力なEN消費武器が追加されいくのでありがたい。
- 一方でHP回復に関しては、アンジュの持つ高い底力とは噛み合わない。
機体BGM
- 「禁断のレジスタンス」
- 『V』で採用。限定版では歌付き。
対決・名場面
- 「お前が、死ねぇぇぇっ!!」
- 第3話。呆然自失となり、死ぬためにヴィルキスへ搭乗し出撃するアンジュ。しかし、ドラゴンを目の当たりにして死への恐怖に脅え、死にたくないと願う。その瞬間、身に着けていた指輪が輝くと同時にヴィルキスが目覚める。感情の赴くままにドラゴンを撃破するアンジュだが、自身の狂暴な一面に戸惑い慟哭するのだった。
- ウリエル・モード発現、ディスコード・フェイザー発動
- 11話。サラの焔龍號から放たれた収斂時空砲の一撃によって大きなダメージを受けるアルゼナル。第1中隊が出撃するが、ヴィルキスにはサリアが乗っていた。しかしサリアではヴィルキス本来の実力を発揮させる事が出来ず劣勢に追い込まれる。そこへ駆け付けるヒルダのグレイブ、乗っていたのはヒルダとアンジュ。アンジュはそこからヴィルキスへ飛び移り、機体を復調させると交代と言わんばかりにサリアをヒルダに預けると焔龍號と初めて対峙する。勝負は互角だったが、サラが永久語りを歌い始め焔龍號が収斂時空砲を起動させると、アンジュも呼応して永久語りを歌う。それはヴィルキスの隠された力を解放する最後の鍵、金色に輝く2体の機体は両肩の次元兵器をぶつけ合う。この衝突の中でアンジュはサラと邂逅するのであった。
- ミカエル・モード、アリエル・モード発現
- 13話。アルゼナルにジュリオ率いる神聖ミスルギ皇国の艦隊が攻め込む。狙いはアンジュの抹殺とヴィルキスの奪還であった。次々と傷つき倒れ、捕縛される仲間たち。アンジュにとって最低で劣悪ながらも、このアルゼナルで掴んだ平穏をジュリオによって壊された事は決して許せなかった。そのアンジュの怒りに呼応して指輪が輝き、ヴィルキスは装甲の色を赤く変化させた。ミカエル・モードとなったヴィルキスは、ラツィーエルから伸びる光刃と機体を包む光学障壁を利用して、艦隊を瞬く間に壊滅状態へ追い込むとジュリオに対して虐殺停止要求を突きつけ、最後にジュリオを斬ろうとするが、そこでエンブリヲとヒステリカによって止められ、彼によってジュリオは葬られる。そしてエンブリヲに攻撃を仕掛けるタスク、エンブリヲはその照準をタスクに向けた。アンジュの必死の叫びに再び指輪が輝き、今度は装甲の色が青く変化すると間一髪でヴィルキスはタスクとヴィヴィアンを連れて次元跳躍したのだった…。
関連機体
- ヒステリカ
- 最初に開発されたラグナメイルで、エンブリヲの専用機。
- クレオパトラ
- レイジア
- テオドーラ
- ビクトリア
- エイレーネ
- 同型のラグナメイル。機体に描かれたラインと頭部のエンブレムが異なるが、基本的なシルエットはビルキス時代のヴィルキスに酷似している。
他作品の関連機体
- ストライクフリーダムガンダム
- 『V』では、ヴィルキスをモデルとして開発されたモビルスーツ。ヴィルキス同様、古の民が抱いた自由への願いが込められている。
余談
- 作中におけるアンジュからの扱いはあまり良いとは言えず、危機に陥るシーンも多く更に性能を発揮する時はアンジュから罵倒されたり叩かれたりしてから発揮したのがほとんどのためか視聴者からはドMな機体と評される事も。
- 造形やカラーリング等から、視聴者からはある機体に似ているとよく言われる。実際、作中のオープニングではある作品と構成やポーズが狙ったかのように酷似している。
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