黄金旭
黄金旭(Akira Kogane)
『百獣王ゴライオン』の主人公でイメージカラーは赤。通称「チーフ」。メカライオン・黒獅子(ブラックライオン)、及びゴライオンのメインパイロット。
宇宙飛行士として仲間たちと共に旅をした後、無事地球に戻ってきたものの、第三次世界大戦の勃発によって荒れ果てた地球に驚愕、しかもその直後ガルラ大帝国に捕らわれてしまう。その後しばらくはガルラ本星で厳しい強制労働をさせられていたが、辛くも脱出してアルテア王国に不時着する。そして、そこで出会ったアルテアの亡国の姫君・ファーラ姫にゴライオンを託され、ガルラと戦う事となる。
ガルラの非道を憎む熱血漢であるが、決して暴走することなくチームをまとめる冷静な面も併せ持つタフガイ。そのため仲間たちの信頼は厚く、チーフという愛称も仲間たちからの信頼の現れである。
登場作品と役柄
携帯機シリーズ
- スーパーロボット大戦W
- さすがに原作のハードすぎる設定は再現されていない。また宇宙飛行士ということから富士宇宙学校の出身となっている。比較的序盤から参戦してくれる為、ボスキラーから攻撃力減少要員まで様々な用途に使える。ただし、乗機であるゴライオンの装甲の微妙さには要注意。
パイロットステータス設定の傾向
能力値
回避は自軍でも最低クラス。それ以外は突出して高いものはなく、割と平均的にまとまっている。
精神コマンド
- W
- 闘志、気合、不屈、熱血、必中、激励
- スーパー系に最低限必要なものが揃っており、自前の「闘志」に銀か錫石の「必中」、青銅の「鉄壁」で殴り込めばあっという間に敵陣がガタガタになる。
- 終盤は激励役に振り分ける手も。仮にSPを使い切ってしまっても青銅の分で賄える。
特殊技能(特殊スキル)
人間関係
地球組
- 銀貴
- チームの仲間で、通称「だんまり」。クールで頼れるサブリーダー的存在であったが、戦死してしまう。
- 黒鋼勇
- 通称は「お天気屋」のチームメイト。皮肉屋のお調子者だったが、「だんまりのアニキ」と慕っていた銀の死後、チーム内でも一際成長していく。
- 青銅強
- チームメイトで、通称は「向こうっ気」の巨漢。情に厚い好漢。
- 錫石宏
- チームメイトで、通称「チビ」。チーム最年少で、自称忍者の子孫。
- 銀亮
- 銀貴の弟で、後半に共闘した。SRWでは名前のみが登場。
アルテア王国
- ファーラ姫
- アルテア王国の姫君で、王国の数少ない生き残り。旭は彼女によってゴライオンを託され、ガルラとの戦いに身を投じていくこととなる。後に彼女は青獅子(ブルーライオン)のパイロットとなって旭たちと共に戦うことに。
リーダーとしての立場上、彼女に対して厳しい面を見せる事もあるが、互いに強い信頼関係で結ばれている。 - ライブル
- 旭らをゴライオンのパイロットに抜擢した。当初は地球人としての立場とアルテアとの立場にいざこざが生じる事もあったが、互いに信頼関係を築いていった。
- ヒス
- 他の地球人組程ではないにせよ、彼女の口煩さを苦手としている。
ガルラ大帝国
- シンクライン皇太子
- 最大の敵の一人。ゴライオンチームの中では旭が最も多く生身での直接対決を行なっている。
他作品との人間関係
- 獅子王凱、卯都木命
- Wでは同じ富士宇宙学校の先輩ということになっている。
- カズマ・アーディガン
- 彼にクリムゾングループのバイトに誘われるが、その理由は「名前が縁起がよさそう」というしょうもないものであった。
名台詞
- 「ゴライオン、合体!」
- ゴライオン合体時の掛け声で、この台詞に続いてゴライオンチーム五人で「レッツ、ゴーライオン!」と叫ぶ。
- 「一体、誰が戦争なんか…バカヤロウ…バカヤロウッー!!」
- 第三次世界大戦で荒廃しきった地球の惨状を目にした際の台詞。
- 「銀…いつか故郷の地球に一緒に戻ろうぜ。それまでは寂しいだろうが、ここで俺達を見守ってくれ、頼んだぜ銀!」
- 銀の死後、その葬儀にて銀を悼んだ際の台詞。しかし、この後に彼の遺体を地球へ戻す事は永遠に叶わなくなってしまう。
- 「生兵法はケガの元だ、遊びじゃない。みんなの命がかかってるんだ」
- 15話より。黒獅子を勝手に動かした行動で周囲から責められるファーラ姫に対し、さらに冷たく言い放った台詞。
- 「俺達とあんた方は元々違う世界に住んでたんだ。好きにしてくれ」
- 20話で旭ら地球人組の扱いを巡ってアルテア側と地球人の四人が対立した際の台詞。
- 「宇宙の悪魔ガルラめ! 全宇宙の人々に代わり、倒してやる!シンクライン、覚悟!」
- 21話で激しい吹雪の中、シンクラインに自らをファーラ姫と思い込ませ、油断したシンクラインに攻撃した際の台詞。
- 「仲間割れか…哀れな奴」
- 36話でシンクラインの指示に反発してメカブラック獣人に殺害されたシンクラインのクローンの最後を見ての台詞。
- 「今までは運よく勝ってこれた。しかし、ちょっとした隙が命取りになる。ゴライオンがもし敗れるような事になれば、あなたにも良く分かる筈だ」
- 47話で獅子座連合が結成された際、その盟主となったファーラ姫の面子の為に姫を黒獅子に乗せる事をライブルが頼んだ際、他の地球人組が激しく反発する中で冷静に言い放った台詞。
- 「きれいだ…地球の夜もきれいだった…お互いの気持ちのすれ違いが全てを破壊してしまった。その過ちを二度と繰り返したく無い、このアルテアでは」
- 上の台詞の後、他の獅子座連合の面々に姫を黒獅子に乗せる事を約束してしまった事実を謝罪するライブルに対しての台詞。
- 「それでもいい、この戦いはゴライオンだけのものじゃない。獅子座連合の命運が懸かっているんだ、ゴライオンだけの戦いじゃない!」
- シンクラインとの戦いで重傷を負いながらも出撃する事を決意した際の台詞。この言葉に他の面々も突き動かされる。
- 「我々は命ある限り戦い、必ずガルラを滅亡させます!」
- 50話でガルラ大帝国への進撃を獅子座連合の面々に宣言したファーラ姫に続く旭の宣言。
- 「俺達はどんな事があってもガルラを倒すんだ!」
- 最終決戦で仲間とともにガルラ城に突入する際の台詞。
スパロボシリーズの名台詞
- 「シンプルな造りの中に逆に奥行きを感じる…」
「このグルタミン酸の濃厚な旨み…。そうか…! 丸大豆を熟成させた極上の天然醸造醤油か…!」
「さらにこの麺…カン水を使わず塩だけでコシを出したのか!」 - Wにおいてアキトのラーメンを食べた時の台詞。声優ネタ。後のUXでの別の黒獅子のパイロットと同じく某新聞記者のパロディ。アキトのラーメンも彼が作った究極のメニューと同様である。
- 「くそっ! 俺達の地球はここまで腐っていたのか!」
- Wの中盤で地球連合軍が武力を以って、オーブに脅迫同然の要求を突き付けてきた場面より。連合のサイクロプスとザフトのグングニールにより、連合とザフトの双方が大量虐殺された後の現状である故に、上の台詞を言いたくなるもの無理はない。
搭乗機体
余談
- 意図は不明だが、『百獣王ゴライオン』ではチームヒーローものに良く見られる「服装、および名前から想起されるキャラクターのイメージカラーと、愛機のボディカラーの統一」という法則が撤廃されている為、「赤」がイメージカラーの「黄金」の乗機は「黒」獅子となる。この取り決めは、他のメンバーにも適用されている。