カイエン・スズシロ
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カイエン・スズシロ(Cayenn Suzushiro)
- 登場作品:アクエリオンEVOL
- 声優:鈴村健一
- 種族:地球人
- 性別:男
- 年齢:19歳
- 身長:181cm
- 所属:ネオ・ディーバ
- 主な搭乗機:アクエリオンゲパルト(ベクターイクス)
- キャラクターデザイン:丸藤広貴、倉花千夏(原案)
代々エレメント能力者を排出してきた家系である旧家スズシロ家の出身で、ミコノ・スズシロの実兄。堅物な性格であり浮いた場面が少なく、また不器用なためか愛想も少し悪い。
元海兵隊出身で筋肉質な体躯が特徴。エレメント候補生の中ではシュレードに次ぐ実力を持ち、女子生徒からの人気も高い。
エレメント能力は「絶望予知」。名前の通り絶望的な内容の未来予知を見せるという予知能力の一種だが、任意で発動する事は出来ない上、内容は抽象的、変える事が出来るかも不明という、非常に使い勝手が悪いものである。物語上では伏線として多用される事が多い。墓穴特訓で能力が強化された後は、瞬間先に自分に振りかかる絶望…すなわち相手の攻撃を予知できるようになり、ようやく実戦的になった。
高い身体能力と操縦力からパイロットとして重用されており、出撃した回数はアマタに次いで多く、アクエリオンゲパルトのヘッドとして幾度も戦った。しかし、それゆえに噛ませ犬としてやられるシーンも目立った。「とりあえずヘッドはカイエン、ゲパルトで出撃」というのは、『EVOL』における典型的な負けフラグである。
絶望予知の内容
- 「喪服の結婚式」
- 喪服のような漆黒の衣装に身を包んだミコノが、何者かと結婚式を挙げるビジョン。当初はアマタ・ソラ、中盤以降はカグラ・デムリが花婿であると目されていた。
- 物語終盤、ミコノはトワノ・ミカゲと漆黒のアクエリオンに合体することになり、ミカゲはこれを「復讐の結婚」と称していたので、おそらくこのことを指していたものと思われる。
- 「隻眼の巨人」
- 隻眼の巨人とはラディウス・グニスのこと。前髪の長いジン・ムソウも、隻眼であるように見える。つまり、彼の襲来を予期したものであった。
登場作品と役柄
Zシリーズ
- 第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
- 初登場作品。原作同様アクエリオンゲパルトのメインパイロットとなる。気力+(壊滅)の効果で他のエレメントより気力が上がりやすいので、変形して一足先にエレメントシステムを発動できる。
- 絶望予知の効果が強力で、倍々増殖誘導弾が使えるようになってからは特に猛威を振るう。
- 第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇
パイロットステータス設定の傾向
能力値
格闘以外はどれも高め。エレメントシステムで他のエレメントたちの能力を底上げする際にも重宝する。
精神コマンド
特殊技能(特殊スキル)
- 第3次Z時獄篇
- 絶望予知、底力Lv5、気力+(壊滅)
- 絶望予知は気力130以上で回避、命中、クリティカル率に15%の補正がかかるという、見切りの上位互換。ABを獲得すれば、パートナーにも補正が及ぶので非常に便利。
人間関係
- ミコノ・スズシロ
- 妹。エレメント能力を持たず鈍くさい彼女に対して幼い頃からぶっきらぼうな態度を取っており、そんなカイエンの態度に晒され続けたミコノは異様に自己評価の低いネガティブな性格になってしまった。そしてこれは「あえて冷たく突き放すことで危険から遠ざけ、自分は何も言わずに彼女を守る」というカイエンなりの不器用な優しさであり、実際は四六時中ミコノを守ることばかり考えている相当なレベルのシスコンであった。
- 『EVOL』第4話にて「私もちゃんと傷つきたい」というミコノの想いを受け入れて「雪解け合体」を果たしてからは、ぎこちないながらも距離が縮まったようである。
- 絶望予知により見た「喪服の結婚式」もあり、彼女に近づく男に対しては特に容赦がない。
- シュレード・エラン
- 彼から一方的に親友と呼ばれており困惑している。
- 親友と呼ばれるようになった切っ掛けは学園入学前のふとした出来事によるのだが、当時のカイエンはミコノのことで頭がいっぱいだったため、そのことを全く覚えていない。
- 切っ掛けはどうあれ、親友と呼ばれることにまんざらでもない顔を見せることもあったり、病弱な彼のことを心配するその様子は、やはり親友同士であると言えるだろう。
- アマタ・ソラ
- 仲間。軟弱な性格かつミコノに近づく男という、カイエンにとっての地雷を二重に踏んでしまっている。彼により、男女混成合体を経験する事となる。初対面では彼からミコノの彼氏だと勘違いされた。
- モロイ・ドレッツァ
- 同僚。一目置かれていたのか、1話では彼から敬語を使われていた。
- ジン・ムソウ
- 周囲の面々がジンを単なる転校生として受け入れる中、「隻眼の巨人」の絶望予知を見たカイエンだけは疑いの目を向ける。
- サザンカ・ビアンカ
- シュレードとの関係をネタにした腐女子的カップリングの妄想をされている。
- ユノハ・スルール
- 彼女の姿が見えた際、やけに興奮していた。しかし、その後特に関係が進展したりすることはなかった。一体何故あれほど興奮していたのだろう…彼も男の子だということか。
- クレア・ドロセラ
- 聖天使学園の理事長。シュレードに対する想いが深い同士でもある。最終話ではシュレードを喪ったカイエンとクレア、ジンを喪ったユノハの未亡人トリオで合体した。
他作品との人間関係
スーパー系
ガンダムシリーズ
リアル系
名台詞
- 「アクエリオンが、ときめいている!」
- アマタとミコノの関係が進展するのと同時に出力を上昇させるアクエリオンEVOLの様子を見て一言。アクエリオンEVOLの特性を的確に表している。
- 「ト・キ・メ・キィ~!?」
- 第12話にて。アンディが女子3人を男子寮に誘うも、カイエンとシュレードに見つかった際「決してやましい目的ではなくて、創立記念日に関係したトキメキイベントで」と言い訳をしたアマタを睨んで言った一言。
- モロイ「男だらけの殺伐合体…」
カイエン「そんな合体あるか!熱き血潮の益荒男合体!!」 - 第24話にて、カイエン・モロイ・アンディという第1話のアクエリアM型時代以来となる組み合わせでの合体コール。この後、夕日に向かって砂浜を走るという暑苦しい姿が描かれる。
- 「年甲斐…!?」
- 年甲斐もなくはしゃいでしまったと一息ついたクレアに対して驚愕。
迷台詞
- ユノハ「ああっ!ダメ!見られちゃう!!」
カイエン「うおおおおっ!見えた!見えたぞ!!」 - 第7話での戦闘で、合体する際にエレメント能力が解け、姿を現していくユノハに対して。見ての通り、色々な意味で危ない台詞であるがアクエリオンでは日常茶飯事である。
- 「ずっと大切にしてきた何かが…弾けて…っ」
- 漫画版における、初めて男女で合体した際の感想。
- アニメ版ではゼシカの台詞だったため、やたらと乙女っぽい。何故カイエンの台詞に変更されてしまったのか、そして一体何を大切にしてきたというのか。
搭乗機体
- アクエリアM型
- 第1話にてヘッドを担当。
- アクエリオンゲパルト
- 多くの回でヘッドを担当している。
- アクエリオンゲパーダ
- アクエリオンスパーダの派生形態。最終話ではシュレードの遺したベクターシロンに乗り込んで戦った。