朝岡しのぶ

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朝岡しのぶ(Sinobu Asaoka)

春風小学校6年2組の生徒で、ザウラーズの一員。

エルドランによりサンダーブラキオを託され、そのパイロットとなる。性格は拳一同様に熱血タイプで男勝り。女性ならではの落ち着きも兼ね備えており、個性の強いザウラーズを牽引する拳一の抑え役に回り彼をサポートしている。剣道を習っていることもあって、拳一の代わりにゴウザウラーを操ることも多く、剣道の腕を活かした操縦で機械化獣を数体撃破している。父親は地元の有力者らしく、大きな日本家屋に住んでいる。

6年生という設定を生かした思春期特有の葛藤も描かれており、3学期が始まった直後(第45話「恐怖!悪夢の新学期」)には、このまま小学生生活を終えてしまうことに対し感じている不安を拳一に告白してもいる。更に、直後に拳一は自身を庇って歯車大王の機械化光線を浴び、身体を機械化させられ正気を失った彼に首を絞められてしまうが、そんな彼を信じる言葉をかけ、また正気に戻って不安に苛まれる拳一を献身的に支え続けるなど、相手への深い思いやりもしのぶの魅力と言える。

エルドランシリーズ初の女性パイロット。ヒロインとしては初代のマリアともまた違った存在で、シリーズでも珍しい存在であるが、しのぶの一連のエピソードは小学生から中学生の過程で誰もが経験する思春期の一面を描いた。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦NEO
初参戦作品。サンダーブラキオがユニットとして登場しないため、サブパイロット扱い。
スーパーロボット大戦Operation Extend
第1章から登場。

パイロットステータス設定の傾向

精神コマンド

NEOOE
集中祝福

人間関係

茶道の先生をしている。一度しのぶのおてんばぶりを見かね、着物を着せたことも。
祖母
しのぶに剣道を教えた祖母。
峯崎拳一
彼とよく喧嘩するが、心の底では信頼している。
立花浩美白金太郎
チームメイト。
火山洋二
チームメイト。現実から逃げて家出した彼に手厳しい発言をしたことも。
光主エリカ
クラスメート。同様に気が強い。
小島尊子
クラスメート。ある事を伝授してもらった。
田辺久美子
クラスメート。通学路が同じ。共に行動することも多い。
中島辰男
6年2組の担任である教師。

他作品との人間関係

白鳥マリア
同じような役割の彼女とパートナーについて頭を悩ませる。
月城ヒリュウ
彼にサンダーブラキオの整備を手伝ってもらったらしく、モモタロウが「ヒリュウが天狗になってる」と言っていた際も否定していた。

名台詞

「下膨れ顔!」
自分に対しよく「おとこおんな」と言う拳一に激怒したしのぶが口走った反撃的台詞。初出は24話と結構遅い。
クーコ「そんな約束してゲームなんてやったことあるの?」
しのぶ「ぜ~んぜん!」
第6話より。ゲームの達人(正体はしのぶの祖母)とゲームで勝負することになった際、心配して声をかけたクーコへの返答。2人して顔の崩れ様が酷い。
「怒ってんだぞー!」
第14話より、校長先生の書を壊し、戦闘中に修理しに向かった拳一の後を追いかけ、拳一、ボンチョビに怒鳴った際の台詞。流石に拳一達も気付いた。
「さっ、学校にも戻ろっか」
第14話の戦闘終了後の拳一に対して。会話から大体の事情を察知したのか、したり顔で言う姿が印象的である。
「拳一、あたしたち18人揃ってザウラーズなのよ? 1人でも欠けたらもうザウラーズではいられないのよ!? あたしたちには拳一が必要なのよ!!」
第46話より。機械化の進行により凶暴化してしのぶを襲う拳一。しのぶの必死の説得により、拳一は正気に戻るが、そのショックでビルより転落。拳一を手をつかみぶら下がった状態になり、仲間達が見守る中、「手を離せ」という拳一に対しての言葉。
なお、キャラクターデザインの兼森義則氏はBlu-rayBOX発売に際して、パッケージイラストやメモリアルブックのカバーイラストでザウラーズを描く際、この言葉を受けて、ザウラーズ全員が載ったイラストを合計4点描いた。
「どうだぁ! 教授直伝。ああ、か弱き乙女の涙作戦~!」
ドラマCD『SAURERS NOTE 3 冬・てなもんだミステリー』より。校内の調査をサボる拳一に泣いたふりをして、油断して近づいたところを小枝で一撃食らわせた際の台詞。教授の作戦は彼女にまで受け継がれていた…。この直後、拳一からも本気で叩かれてしまう。しかし名前はどうにかならなかったのだろうか。

スパロボシリーズの名台詞

「ホント、似た者同士って感じね…。マリアちゃんも苦労するわね」
スーパーロボット大戦NEO』第5話「ロボットみ~っけ!」or「出現!恐竜ロボ」戦闘終了後のインターミッションより。似た者同士のと拳一の張り合いを見て、マリアに共感し、上級生として苦労を労う。

搭乗機体

サンダーサイド
サイドカー型メカ。五郎との2人乗りで、しのぶはサイド部分に乗る。
サンダーブラキオ
ブラキオザウルス型メカ。合体時にはゴウザウラーの腰内部パーツと両脚を構成する。
ゴウザウラー
サブパイロット。拳一の代わりに操縦し、勝ち名乗りを行ったことがある。
キングゴウザウラー
サブパイロット。体の機械化の初期症状、さらに進行が進んだ拳一の代わりに2回操縦した。