宇宙怪獣
宇宙怪獣(Space Terrible Monster Crowd)
『トップをねらえ!』並びに関連作品に登場する敵勢力。
一定以上の技術を獲得した知的生命体を殲滅することのみを目的とした巨大生物群で、億単位などはまだ序の口というレベルのまさに天文学的な戦力を有している。しかも、一体一体が物理法則を無視する様な圧倒的な戦闘力を有しており、戦力換算されない様な最少戦闘単位である「兵隊」ですら、マシーン兵器と互角以上の戦闘力を持ち、地球側での最高位戦術をなんと本能で行い、更に質量が高い戦艦級に至っては光子魚雷でも簡単に殲滅する事ができない上に亜光速移動やワープ航法をする事ができ、それが最低でも百万単位の数で襲撃してくるのでヱクセリヲン級では話にならない。終盤、上位機であるスーパーエクセリオンなる戦艦も配備されたが、宇宙怪獣の群れによって砂糖菓子さながらに堕とされたシーンがあり、その脅威は推して知るべしであろう。
ゲーム内においては、スパロボ補正が加わっているが、原作の戦力比に近い第3次αのOPムービーが秀逸で印象的。
恒星に卵を植え付けることで仲間を増やし、卵を植え付けられた星は急速に老化する。
誕生の経緯、知的生命体を狙う理由などは一切明かされないが(幾つかの推測はされている)、唯一わかるのは人類の天敵ということである。
SRWシリーズに置いてもそれは変わらず、全知的生命体の敵という設定を生かし地球以外の各星間国家と連携して殲滅するための作戦が立案された。宇宙怪獣の特性上、壊滅作戦は必ず終盤に置かれることになり、後顧の憂いを絶つため作戦前に現時点での敵対勢力との戦いを終わらせることになる。また、物量で対抗する事はほぼ不可能な為、αシリーズでは勢力を問わずにガンバスターのような広領域殲滅兵器が開発され、異常なまでに発展していった。
続編に位置する漫画作品『トップをねらえ! NeXT GENERATION』では、上位種の「宇宙超獣」の存在が確認されている。
さらにその続編であるアニメ作品『トップをねらえ2!』においては、ある惑星に封印処理されていたが、不手際により復活。惑星の8割近くを壊滅させるという破天荒ぶりを見せつけた。終盤には宇宙怪獣に変質してしまったある戦艦が、ブラックホールを身にまとって地球へワープしてくる。
登場作品
- スーパーロボット大戦α
- 初登場作品であり、最初のMAPは宇宙怪獣対トップ部隊。原作ほど絶望的な戦力比ではないが、それでも数は圧倒的に多い。初めて見たシンジが使徒と間違えるシーンもある。
- 第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ
- 小隊システム導入によって、前作とは比較にならない、正に湯水の如く湧き出てくる増援が的確に表現されることとなった。しかも混合型以降はHPを10万を普通に突破+3Lサイズ、高い能力値も相成って厄介を極めている。ゲッター線やイデなどの無限力などは宇宙怪獣が登場すると反応する事が多い。
スパロボに登場した宇宙怪獣
- 宇宙怪獣・兵隊
- 最初に戦う宇宙怪獣。一番弱く、あっさりと落ちるが終盤になって能力が高くなり、耐久力は変わらずとも回避されやすくなっている。
- 宇宙怪獣・上陸艇
- 兵隊の上位種。太い針のような巨体で、突撃を主な武装とする。最初に戦うときは少ししぶとく、終盤戦うときは大した脅威でもない。が、以下はそうはいかない。
- 宇宙怪獣・高速型
- 上陸艇を禍々しくしたような印象をうける宇宙怪獣。サイズは桁違いで、一撃一撃の攻撃が痛い。上陸艇を二回りほど強くしたような能力。
- 宇宙怪獣・混合型
- ここからHPがほぼ倍になるサイズになる。レベル差は段違いで、大ボスクラスの耐久性を誇る。
- 宇宙怪獣・合体怪獣
- 最強サイズの宇宙怪獣。二〇万以上のHPを誇り、最大サイズの恩恵を受けた攻撃が脅威。時間をかけず倒したい。
関連する用語
- ブラックホール爆弾
- 木星を圧縮した人類史上最大最強の建造物。知的生命体の敵である宇宙怪獣を殲滅するためからか全人類が共有する財産という扱いがされ、第3次αではそれを狙ってくる敵勢力も存在していた。核にはザ・パワーが内包され、殲滅作戦に使用された。
- STMC
- 略称。SRWではこちらの呼び方が多用された。
メモ
『ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU』の最終回にも「宇宙怪獣」なる存在が登場している。
また、『グレートマジンガー対ゲッターロボ』に登場したギルギルガンも分類としては「宇宙怪獣」である。
当然、上記の二種は共に『トップをねらえ!』の宇宙怪獣とは関係ない存在である。