V.V.

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2013年12月19日 (木) 16:49時点におけるDoradokawakami (トーク | 投稿記録)による版 (→‎名台詞)
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V.V.(ブイ・ツー)

枢木スザクの前に現れた謎の少年。ユフィことユーフェミア・リ・ブリタニアの死後、スザクにユフィの死の真相を伝えている。

正体はブリタニア皇帝シャルルの双子の兄で、コードユーザー(そのため不老不死)の一人にしてギアス響団の響主。幼少期に皇位継承争いに巻き込まれたことで、嘘に満ちた世界に絶望し、シャルルとともに「互いに嘘はつかない」と約束した上で、嘘のない世界を作ろうと誓った。

コードを手に入れたのはそれを実現する「ラグナレクの接続」敢行のためだが、発現したのか、奪い取ったのかは不明。

だが、計画が進む中で、シャルルとマリアンヌが分かり合うのを目の当たりにし、不老不死の自分だけが取り残されることを恐れ、マリアンヌを殺害。その真相を隠して計画を続けていたものの、後にシャルルがあるルートから真相を知ったため、V.V.本人の知らないうちに亀裂が生じていた。

その後、ルルーシュが響団に手を出すのを恐れ、刺客としてジェレミアを送り込む。が、そのジェレミアが離反してしまい、結果として響団の場所が割れる。その結果ルルーシュに攻め込まれ、ジークフリートで迎え撃つも敗北。重傷を負ったもののコードユーザーであるため死なないはずだったが、事件の真相を隠したこと、密かにルルーシュに刺客を送ったこと、二つの「嘘」によって失望した弟シャルルに見限られ、コードを奪い取られて絶命した。

嘘のない世界を作ろうとしながら自身は平気で嘘を行っていたり(事実を隠した)、ルルーシュにあっさり引っかけられているなど、人間的な器はシャルルに大きく劣っている。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第2次スーパーロボット大戦Z破界篇
初登場作。が、原作再現以外ではストーリーに絡まず。キャラクターグラフィックで少女に見えた方もいるだろう。シャルルと共にバジュラに強い関心を見せ、「彼らが羨ましいね」と発言する。
第2次スーパーロボット大戦Z再世篇
声付きで敵パイロットとしても登場する。技量と命中が高い以外は対したことはないので精神コマンドでしっかり補強していればそれほど苦戦はしない。
ちなみに彼にはロロのギアスは効かないはずだが、わざと効いている(本人が明言している)

パイロットステータス設定の傾向

能力値

終盤の敵にしては低めだが、技量・命中が高い。

精神コマンド

第2次Z再世篇
偵察 分析 集中 直感 祝福 期待
イメージ先行気味なラインナップ。「祝福」はギアスのことだろうか。

特殊技能(特殊スキル)

第2次Z再世篇
 ガード サイズ差補正無視 戦意高揚 カウンターL6 精神耐性
守り重視の構成。極による命中率・回避率の高さが脅威。ただしジークフリートの燃費が悪く、殴っているとすぐにガス欠になる。

人間関係

枢木スザク
第一期にて彼にユフィに何が起きたかを伝えている。
C.C.
前響主。元同志の一人だが離反される。
シャルル・ジ・ブリタニア
第一期の時点では関わりのある描写は特に無かったが、後に『R2』において、正体はシャルルの兄だという事が判明する(実際、幼少期のシャルルと容姿が似通っている)。ちなみに人間的な器量では圧倒的に彼に負けている。第2次Z破界篇ではアーカーシャの剣にて彼と親しげに語り合うなど、第一期では見られなかった姿が見られた。
ルルーシュ・ランペルージ
一応、甥に当たる存在。第一期終盤にて、彼のギアスについてスザクに教えている。
第二期では、間接的にシャーリーの死を招いてしまった結果、自らの拠点を襲撃される事態になり、敗北。その際、彼の事を「呪われし皇子」と評していた事からも、彼に関する「歪んだ出生」について、知ったいた模様。
マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア
8年前に彼女を殺害した。口では嫌いと言っていたが、C.C.は「マリアンヌが好きだったんだろう?」と言っている。なお、V.V.の末路はルルーシュ、コーネリア、ジェレミアの猛攻に追い詰められた末に、シャルルにコードを奪われ絶命、というものになっているが、いずれもマリアンヌに心奪われた者たちであり、結局彼は最後までマリアンヌに勝つことはできなかったと言える。
ナナリー・ランペルージ
第一期最終回において、彼女を拉致する。大きく見ればこれがR2終盤の悲劇の引き金だった。
ジェレミア・ゴットバルト
『R2』において、彼にルルーシュ打倒を命じるが結局は裏切られる事となった。
コーネリア・リ・ブリタニア
最終的にユフィの仇としてルルーシュと共に彼女に倒される事となった。
謎の少女
外伝「双貌のオズ」に登場する少女。他人に行動を強制する何らかのギアスを持ち、V.V.をパパと呼ぶがその関係は?

他作品との人間関係

アイム・ライアード
第2次Z 再世篇中盤で彼との謁見を終えた後、「僕はあいつが嫌いだ」と明言するほど不快感を露にしていた。

名台詞

無印

「初めまして、枢木スザク」
これが彼の最初の台詞である。

R2

「お前まで…その名前を口にするか!」
第14話。忠義を尽くすのはマリアンヌと宣言したジェレミアに対して激昂する。
「ルルーシュ…この呪われし皇子め!!」
ジークフリートを撃破されて追い詰められたV.V.がルルーシュに言い放った言葉。原作版しか見ていない視聴者には、その意味が分からない言葉で、ノベライズ版を見る事で初めてその意味が分かる。
「おかげで仕返しされちゃった。でも、ルルーシュがゼロだって解ったよ。ナナリーも騙していたんだ、あいつは」
瀕死でいた所、シャルルが現れ刺客を送った事は本当かと問われる。それを肯定した直後、シャルルに見限られコードを奪われる。
「僕たちだけは嘘をつかない…だって僕は…お兄さんだから…」
絶命時の最後の言葉。見限られたとはいえ、最後まで弟を恨まず安らかな顔で逝った。

スパロボシリーズの名台詞

「君達は呪われているんだよ」
ZEUTHとの特殊戦闘台詞呪われし放浪者に関する事項を知っていると同時に、自身もそうであることを自覚しているのだろうか?
「そのよく動く二枚の舌…引き抜いてあげようか」
第2次Z再世篇中盤で自分達へ必要以上に媚を売り、自らを卑下するアイムへの不快感を露骨に示す。

搭乗機体

ジークフリート
ジェレミアが乗っていたものと同一の機体。

余談

  • 放送当時は花王の「ジョイ」のCMに出るキャラに声が似ていたからか、一部ファンからは「ジョイ君」と呼ばれていた。ちなみにこのCMキャラを演じた声優は無関係の別人。
  • キャストを担当した冨澤風斗氏は第1期放映当時は11歳の子役であり、放送から4年を経過して発売された第2次Zでも氏が収録したが、既に変声期を過ぎていたため、声質と演技が本放送時から大きく変わっている。

話題まとめ

資料リンク