ドルメン大帝

提供: スーパーロボット大戦Wiki
2020年2月15日 (土) 23:55時点におけるめるま (トーク | 投稿記録)による版 (→‎人間関係)
ナビゲーションに移動 検索に移動
ドルメン
外国語表記 Dorumen
登場作品 未来ロボ ダルタニアス
声優 藤本譲
初登場SRW スーパーロボット大戦GC
SRWでの分類 パイロット
テンプレートを表示
プロフィール
種族 エリオス星人(クローン
性別
所属 ザール星間帝国
称号 大帝
テンプレートを表示

ドルメン大帝は『未来ロボ ダルタニアス』の登場人物。

概要

ザール星間帝国の大帝。その正体はエリオス帝国の皇帝であるパルミオン皇帝のクローン

かつてエリオス星人にクローンであることから人権を無視され犬猫以下の扱いを受けたことにより、次第に世の中全てを憎むようになり、エリオス帝国を滅ぼした。

最終決戦でようやく姿を現し、最終話にて彼自身の正体も遂に暴かれることになるが、私怨目的で人々の命を弄んだ事で楯剣人の怒りを買い、最後は「クローン人間に対する差別が続く限り必ず自分の遺志を継ぐものが現れる」と不吉な言葉を残して炎の中へ投身自決し最期を遂げたが、エリオスの過ちを知り、ドルメンの素性にも深く同情した楯隼人はそれをきっかけに新しい理想の国作りをする決意をした。

登場作品と役柄

単独作品

スーパーロボット大戦GCXO
初登場作品。終盤に同盟者であり客分のガバール帝国ザクロンと共に自軍部隊を迎え撃つ。搭乗機は移動要塞のみで、原作の最終決戦にて搭乗した専用のベムボーグは登場しない。なお顔グラフィックは2種類用意されており、1回戦闘すると顔の色が変化する。

パイロットステータス

特殊技能(特殊スキル)

GCXO
底力L8、援護(攻撃のみ)L3、指揮L4

人間関係

クロッペン
部下。エリオス王家の血筋と偽って育てていたクローンで、遺伝子上の息子。クローンと知られると突き放した末に殺害命令を下し、反逆される。
ネシア将軍カブト将軍ボイダー将軍、ミズカ将軍、プロザルス将軍
部下。クロッペン解任後、ネシア将軍を司令官に任命する。
楯隼人
エリオス帝国の王位継承者であり憎悪の対象。ドルメンの死後エリオスの愚行を悔やみ、第二のドルメンを出さないためにも王位継承権を捨てて銀河連邦共和国を興すことに。
楯剣人
隼人同様憎悪の対象。クローン迫害に一石を投じた存在だが、彼個人の人格には興味を持っていないと思われる。

他作品との人間関係

ズール皇帝
今のところ共演はしていないが、『D』ではドルメンと役割が統合された。
ザクロン
GCXO)』での同盟国ガバール帝国の司令官。彼をクロッペンの後任とする。
カミーユ・ビダン
『GC(XO)』にて、自身ののやり方を彼にも強く非難されることになる。
シュテッケン・ラドクリフ
『GC(XO)』にて、ドルメンが本当は弱い人間だった事を悟った。

名台詞

「あの憎むべきエリオス王家…!誰が思い付いたかは知らぬ、だがエリオス帝国では、王位継承者が生まれるたびに、その細胞から影武者としてクローンが作られていた!エリオス皇帝の血筋を絶やさず、その王座を守るためだ!」
「そして成長すれば、けだもののように飼い殺しの生活を強いられたのだ…万が一王位継承者が負傷でもすれば、クローンは情け容赦なくその身を切り刻まれる…!」
「そして皇帝が死ねば、王座を守るため、賢臣達に操られねばならない…」
「だがそれも次期皇帝が決まるまでの事。皇帝が変われば、もはや前皇帝のクローンなど、無用の長物!」
「分かったかハーリン!これが帝国繁栄のカラクリだ!」
最終話、圧倒的なベムボーグの力でダルタニアスを叩き伏せながらエリオスの歴史を明かす。最終決戦という土壇場の状況で明かされた真実は、数々の悪事を行って来た悪の根源が実は被害者であり、全ての元凶がエリオス側に存在したという衝撃的なものだった。このドルメンの血を吐き出すように続けられる言葉と共に映る少年時代のドルメンの回想シーンは彼がいかにクローンとして非人道的な扱いを受けてきたかを示す思わず目を背けたくなるような残酷なシーンの連続であり、視聴者にもその怒りの感情を伝える。
作中、クローンを差別する下衆な輩が幾人も登場していただけに、ドルメンの怒りは決して間違っていないが、それは罪無き命を弄んだ彼の所業を肯定する理由にならず、何より同じクローンであると知りながら自身も憎んでいたはずのエリオス帝国と同じようにクロッペンを扱ったのも、また事実だった[1]
「よいか楯剣人…!このわしを討ち取ったからとて、それで全てが終わったとは思うな!」
剣人「なっ…何だとっ!?」
「この世界に我々クローンがいる限り…いや、クローンを必要とする世界が存在する限り、我々の憎しみと悲しみが消え去ることは無いッ!! いつかまた、反逆の炎が燃え上がる時がくる!」
「ぐああああ…あ…はは…アーハハハハハハハハ…!!」
最終話、ダルタニアスに敗れた際の断末魔。最期まで自身を蔑み、弄び、踏み躙った者達への憎悪を曇らせることなく、壮絶な呪詛の言葉を叫び、「悲劇の大帝」は宇宙に燃え尽きた。
これまでの長浜ロマンロボシリーズラスボスに相当するキャラ達が皆惨めとしか言いようがない最期を遂げたのに対し、ドルメンの最期は演じる藤本氏の鬼気迫る熱演もあり、あまりにも壮絶だった。
GCXO)』ではDVE再現された。

搭乗機体

移動要塞
ドルメン専用ベムボーグ
第46話・最終話にて登場。ドルメンの城が変形したもので、2形態が存在する。

脚注

  1. 実際、 『GCXO)』における戦闘前会話で光珠からは「あなたがやってる事はあなたの言うエリオスの人と同じ」と非難されていた。