ドクターミナミ

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ドクターミナミ(Dr.Minami)

  • 登場作品HEROMAN
  • 声優:松本保典
  • 種族:地球人(アメリカ人)
  • 性別:男
  • 所属:ジェネラス・インダストリー / MRL(ミナミ・ロボット・ラボラトリー)
  • 役職:ジェネラス取締役兼兵器開発部統括責任者 / MRL創始者兼代表
  • キャラクターデザイン:コヤマシゲト

国際的なロボット工学の権威で自信の野望のためには手段を選ばない利己的な人物。
スクラッグ地球侵攻を自らの天才的な頭脳を知らしめるためのチャンスと思い、合衆国政府を利用しタマを捕獲しようとする……が、ジョーイヒーローマンたちの活躍により寸前でタマが停止。さらにスクラッグも壊滅したため自身の面子を潰された事で彼らを逆恨みする。

その後、ジョーイたちがセンターシティにいる事を知り、彼らを捕獲するために政府と協力し行動を開始。しかしヒーローマンに固執するあまり、政府軍の一部を掌握するなど暴走を始めてしまう。
最終的に雷を吸収した事で復活したヒーローマンに敗北。その際、ダムを守りながら戦うヒーローマンとの戦闘を中継された事で「悪」はヒーローマンではなくミナミ自身だという事が世間に知れ渡り、国家反逆罪として部下共々刑務所に収監された。
しかし、スクラッグとの最終決戦が終わった後、ヴェロニカにより救出される。その時、壁にはヒーローマンに似たロボットが描かれていた。

漫画版では終盤、本人が元々意図したわけではなかったものの、スクラッグとの真の最終決戦に挑むジョーイとヒーローマンを、ホリーの機転もあり思いもよらない形で助けることになる。脱獄後は、再びジョーイとヒーローマンにリベンジを挑んでいる。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦UX
初登場作品。他の『HEROMAN』キャラの例に漏れず、『機神咆吼デモンベイン』の面々とよく絡む。特筆するべきは、多くのファンからドクター・ウェストとの絡みが期待され、そして実際にライバル関係(ただし一方的なもの)になっている事だろうか。
ウェスト離脱後の彼の後釜となる形でブラックロッジに協力することになる。その後はアクセル・ヒューズにより逮捕されアルカトラズ刑務所に送られたが、、ハザード・パシャに付き従う形で脱獄。ほぼ同じタイミングで死亡したミツヒロの後釜になるような形で(ミツヒロが死亡するのはミナミの人類軍参加直後だが)人類軍の協力者となり、第3部にて再びブラックロッジと共同戦線を張りUXに挑む。
その後再び逮捕されるが、EDでは再び脱獄しておりライバルが盗み出した現金を奪おうとする場面が見られる。
何気に原作以上に非道かつ下劣な人間性が強調して描写されており、ハザードほどではないにせよ、UXの面々からも強い敵愾心を抱かれており、原作以上に憎ったらしい悪役となっている。また、バジュラを洗脳し操る計画を立てたのもミナミである。
余談だがノーベル物理学賞の受賞歴を持つという設定が追加された。

人間関係

ヴェロニカ
秘書。有能な人物でミナミのサポート役。
ミナミたちが捕まった際はちゃっかり一人だけ逃亡に成功していた。が、エピローグで救出しに行く辺り忠誠心がない訳ではない様子。
アマノリッヒスタリオン
部下。
ジョセフ・カーター・ジョーンズヒーローマン
自分の面子を潰した事から逆恨み。一時はヒーローマンを追い詰めるものの、彼らの機転により敗北する。
アメリカ合衆国大統領
自身の欲望のために利用する。
アクセル・ヒューズ
ジョーイとヒーローマンを好意的に見ていることからミナミとはそりが合わず、衝突が絶えなかった。
キメラ
UXでは自身の戦力として繰り出してくる。

他作品との人間関係

ドクター・ウェスト
UX』では一方的にライバル視。しかし、当のウェストはミナミに対して眼中にすらなかった。
色々とブッ飛んでいるが故にいっそ清々しいものがあり、九郎にも「『悪党』ではあっても『邪悪』ではない」と言わしめるウェストに比べると、ミナミは単なる卑怯で低俗な小悪党というイメージが強い。
ティベリウスカリグラクラウディウス
『UX』ではウェストの代わりとして彼らアンチクロスと協力。ちなみに、部下たちはビビりまくっていた。
第二代地球連邦大統領
『UX』では原作のアメリカ合衆国大統領のポジションを兼任しているため、彼女との絡みも原作を踏襲している。
ハザード・パシャ
『UX』では共にアルカトラズを脱獄、以後は彼に付き従い人類軍の協力者となる。
ショット・ウェポン
『UX』では人類軍での同僚。ミナミの再逮捕後は彼の研究を引き継ぎ、バジュラを洗脳するための技術を確立させる。
海動剣
『UX』ではスクラッグに拉致された人達をキメラに改造して利用する凶行を敢行した事で、ミナミに対し「ド外道」と激昂する。

搭乗・関連機体

MR-1
自身が開発したロボット。当初はタマをこの機体で捕獲しようとしていた。
その後、紆余曲折の末に政府に回収され、ヒーローマンの支援メカとなる。

余談

  • エピローグで復活を匂わす描写がなされたが、これはカートゥーンなどでよくある視聴者の目を引きつけておく手法であり、実際に第二期が作られる事を宣伝するものではないらしい。
    • ただし『HEROMAN』のストーリーは当初の構想から半分に短縮されたので、本来描くはずだったストーリーの一部を見せるというスタッフのお遊びだったのかもしれない。
    • これを受けてか、漫画版では復活のタイミングが前倒しされており改良したMR-1と共にヒーローマンと再戦するというエピソードが描かれている。