ソードカラミティ

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GAT-X133 ソードカラミティ(Sword Calamity)

地球連合軍が開発した試作型モビルスーツ。万能機開発計画「リビルド1416プログラム」によって生み出された機体で、原型機のカラミティと違い、ソードストライカー由来の接近戦用装備に変更されている。多彩な射撃兵装を取り除いた事により、重量はカラミティより軽量であり、OSもナチュラルが扱えるものに変更された。初号機から3号機までがロールアウトしており、初号機はカラミティの装備を換装する形で造られている。その為、変更した装備以外の部分はカラミティと同じカラーリングとなっている(2、3号機は赤いカラーリング)。

初号機は元々データ収集用で、収集が完了した後は別装備へ再改装される予定だったが、戦局の推移により、そのままの状態でデトロイトの国防連合企業体の工場に保管されていた。その後、戦後の南アメリカ独立戦争にてレナ・イメリアが搭乗し、エドワード・ハレルソンの乗る2号機と戦闘になり、相討ちとなって撃破されている。2号機と3号機はそれぞれ、エドワード・ハレルソンとフォー・ソキウスが搭乗。ビクトリア基地奪還作戦に投入され、高い戦果を挙げた。その後、3号機はパイロット共々、ロンド・ギナ・サハクに譲り渡された。2号機は第二次ヤキン・ドゥーエ攻防戦などでも連合軍の戦力として投入されたが、戦後にエドと共に軍を脱走する。南アメリカ軍の戦力として戦ったが、初号機との戦闘で相打ちに近い形で勝利するも、本機も大破した。なお、初号機と2号機はその後、カイト・マディガンによって密かに回収・修復され、彼のコレクションに加えられた。

弱点をフォローしたバリエーション機と言えば聞こえはいいが、元々砲撃戦用の機体であるカラミティを、わざわざ対極に位置する接近戦用に装備を変更するという、長所を丸々台無しにした本末転倒な発想の下に作られた機体……という言い方も成り立つ。しかし、それで優秀な戦果を上げてしまえるのだから、元のカラミティのポテンシャルの高さが伺える。

登場作品と操縦者

スーパーロボット大戦W
第2部で敵機として登場、エドやソキウスが乗ってくる。しかし、42話でロウでエドを説得しておき、50話で再びロウでエドを説得すると、その場で使用可能。ただし、そのステージだけのスポット参戦なので注意。また、54話でもスポット参戦する。このエド機は意外にもレッドフレームの改造値を引き継ぐ。
2周目以降はショップで購入可能で、ナチュラルコーディネイターを問わず誰でも乗れる。武装は少ないが粒揃いで使いでがあり、中でもバリア貫通効果のあるシュベルトゲベールが使いやすく、遠距離戦もスキュラのおかげで十分対応できる上、マップ兵器(これもスキュラ)まで持っており、切り込みにも支援にも対応できる隠れた名機である。
とりたてて大きな欠点らしい欠点が無く、誰が乗ってもそこそこ活躍できる機体なので、自分のお気に入りのパイロットを乗せるとよいだろう。
趣味の機体が多い購入機体群の中にあって、おそらく最も「買い」の機体であることは間違い無いと思われる(その分、購入費用も最も高額だが、2周目以降かつ、Wは無限稼ぎが容易に出来るのであまり気にならない)。なお、残念ながら初号機は登場しない。

装備・機能

武装・必殺攻撃

15.78m対艦刀「シュベルトゲベール」
シュラークの代わりに背部に二振り装備された格闘戦用武装。ソードストライクの物の改良型で、片手でも扱える。ビーム砲も内蔵されており、背部にマウントしたままで砲撃する事も可能。
ビームブーメラン「マイダスメッサー」
両肩に装備された武装。
ロケットアンカー「パンツァーアイゼン」
両腕部に装備された武装。対ビームシールドも兼ねる。
コンバットナイフ「アーマーシュナイダー」
両脚部に格納されている格闘戦用武装。ストライクの物とは形状が異なる。
580mm複列位相エネルギー砲「スキュラ」
胸部に内蔵された装備。中距離以上の射撃への対応の為と本体に内蔵されているという事から、カラミティから残された。エネルギー消費を抑える為、最大出力はカラミティのそれと比べ、70%に抑えられている。

特殊能力

剣装備、盾装備
切り払いシールド防御を発動。
TP装甲
PS装甲の改良型。バイタルパート周辺部の通常装甲の内側にPS装甲を備え、着弾時にのみ相転移するようになっている。これによってエネルギー消費を大幅に抑える事に成功している。

移動タイプ

機体BGM

「ジャンク屋:赤い一撃」

関連機体

カラミティガンダム
原型機。原型は銃火器を中心とした砲撃戦機体だった。

商品情報

資料リンク