「アーム・スレイブ」の版間の差分

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== アーム・スレイブ(Arm Slave) ==
 
== アーム・スレイブ(Arm Slave) ==
『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場する人型兵器。「'''armored mobile master-slave system'''」の略称。「[[AS]]」と略される事も多い。操縦方法は、人が一人入れる立型のコクピットで、操縦者の動きをトレースするタイプ。また、「バイラテラル角」というものを定めることで、中の人間の動きを増幅して動かすことができる。これにより、操縦者が少し足を出すだけで、アーム・スレイブは歩くことになる。また、主人公達が使用するASは[[AI]]も高性能で、射撃管制などは音声認識で行う、戦況などの考察を行う、などの行動を行える。また、駆動には「マッスル・パッケージ」と呼ばれる電磁収縮筋を使用している。
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『[[フルメタル・パニックシリーズ]]』に登場する人型兵器。「'''armored mobile master-slave system'''」の略称。「[[AS]]」と略される事も多い。操縦方法は、人が一人入れる立型のコクピットで、操縦者の動きをトレースするタイプ。また、「バイラテラル角<ref>搭乗者の動作を機体の側で増幅させる倍率。仮に、バイラテラル角が3ならば搭乗者が腕を30度動かせば、機体は90度腕を動かす。</ref>」というものを定めることで、中の人間の動きを増幅して動かすことができる。これにより、操縦者が少し足を出すだけで、アーム・スレイブは歩くことになる。また、主人公達が使用するASは[[AI]]も高性能で、射撃管制などは音声認識で行う、戦況などの考察を行う、などの行動を行える。また、駆動には「マッスル・パッケージ」と呼ばれる電磁収縮筋を使用している。
  
 
作中では第一世代から第三世代まで設定(『フルメタル・パニック! アナザー』では第四世代が開発中となっている)されているが、第一世代はアーム・スレイブ黎明期に開発されたものであり本編にも登場しない。
 
作中では第一世代から第三世代まで設定(『フルメタル・パニック! アナザー』では第四世代が開発中となっている)されているが、第一世代はアーム・スレイブ黎明期に開発されたものであり本編にも登場しない。
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*アーム・スレイブは確固とした技術体系に根差して量産化までされている[[リアルロボット]]なのだが、原作ではこれを「本当は存在するはずがなかった兵器」して扱われている。正常な技術進化をしていればロボットを兵器として開発なんて誰もしないはずなのに、なぜか当たり前のように人類社会に根付いたという矛盾が原作での大きな謎のひとつとされている。<br/>スパロボでは他の参戦作品のことがある関係上、ロボット兵器が存在することに必然性が存在してしまっている。そのため、アーム・スレイブにかかわる様々な謎はスルーされることが多い。
 
*アーム・スレイブは確固とした技術体系に根差して量産化までされている[[リアルロボット]]なのだが、原作ではこれを「本当は存在するはずがなかった兵器」して扱われている。正常な技術進化をしていればロボットを兵器として開発なんて誰もしないはずなのに、なぜか当たり前のように人類社会に根付いたという矛盾が原作での大きな謎のひとつとされている。<br/>スパロボでは他の参戦作品のことがある関係上、ロボット兵器が存在することに必然性が存在してしまっている。そのため、アーム・スレイブにかかわる様々な謎はスルーされることが多い。
 
*スパロボではASは陸戦用兵器として定められており、携帯機シリーズでは宇宙空間で使うときは他作品のメカニックにより改造されていた。[[第3次Z]]では第3世代ASから宇宙空間での運用も視野に入れるように開発された事となっている。
 
*スパロボではASは陸戦用兵器として定められており、携帯機シリーズでは宇宙空間で使うときは他作品のメカニックにより改造されていた。[[第3次Z]]では第3世代ASから宇宙空間での運用も視野に入れるように開発された事となっている。
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2014年11月28日 (金) 15:00時点における版

アーム・スレイブ(Arm Slave)

フルメタル・パニックシリーズ』に登場する人型兵器。「armored mobile master-slave system」の略称。「AS」と略される事も多い。操縦方法は、人が一人入れる立型のコクピットで、操縦者の動きをトレースするタイプ。また、「バイラテラル角[1]」というものを定めることで、中の人間の動きを増幅して動かすことができる。これにより、操縦者が少し足を出すだけで、アーム・スレイブは歩くことになる。また、主人公達が使用するASはAIも高性能で、射撃管制などは音声認識で行う、戦況などの考察を行う、などの行動を行える。また、駆動には「マッスル・パッケージ」と呼ばれる電磁収縮筋を使用している。

作中では第一世代から第三世代まで設定(『フルメタル・パニック! アナザー』では第四世代が開発中となっている)されているが、第一世代はアーム・スレイブ黎明期に開発されたものであり本編にも登場しない。

第二世代の特徴として

  • ガスタービンエンジン(初期はディーゼルエンジンの場合も)を動力とし、マッスル・パッケージと油圧両方にて駆動する(初期のマッスル・パッケージでは十分な出力が出ないため)。
  • その駆動方式のため騒音が大きく、静粛性に欠ける。また、質量が大きくがっしりとした体型を持つ。
  • コストが(第三世代と比較して)安価かつ取り扱い易いことから幅広い勢力で使用されている。

第三世代の特徴として

  • パラジウムリアクターによる常温核融合を動力とし、マッスル・パッケージのみで駆動する。
  • そのため、第二世代よりもスリムな体型を持つ。にもかかわらず、マッスル・パッケージ自身の防弾機能により防御力も上昇している。
  • 「これ以上上げても人間がついていけなくなるレベル」と言われるほどの瞬発性や運動性を持ち、第二世代よりも圧倒的な機体性能を誇る。
  • 軽量化のため第二世代よりも多くの装備を搭載することができ、「ECS」や「ECS不可視モード」も搭載することができる(詳細は次項参照)。
  • 反面、コストが非常に高く、メンテナンスの難しさや取り扱いにくさもあり、一部の勢力でしか使用されていない。将来的には米軍などで使用される予定であるが、作中では運用実験段階である(『フルメタル・パニック! アナザー』では各国で開発・運用されている)。

原作者の賀東招二氏のこだわりにより、操作方法の全てが完全に設定されており、現行の技術でも操縦機器は全て再現可能である。

装備

マニピュレータの規格は第二、第三世代共通のようで、単分子カッターやライフル、散弾砲などの手持ち武装は共通で使用することができる。一部の機体は『ガンダム』の如く頭部に機関砲を搭載する。

第二世代の後期からECSと呼ばれる電磁迷彩システムを装備している。また、それを発展させた、「不可視モード実装型ECS」が第三世代の一部の機体に装備されている(M9シリーズ、アーバレスト、コダールシリーズ、ベリアル(SRW未登場)、エリゴール(SRW未登場)のみ)。これは文字通り『機動戦士ガンダムSEED』シリーズのミラージュコロイドのように、機体を不可視の状態にするシステムである。弱点としては、独特のオゾン臭がすることで、慣れた人間には「近くにいる」ことがばれてしまう。また雨天時、海中などにおいては、全身から電気が迸ってしまい、隠れるどころの話ではない。なお、ARX-7 アーバレストの後継機である「ARX-8 レーバテイン」には諸事情により搭載が見送られている
(※原作において、「ECS」はセンサー探知に対する迷彩システムであり、不可視になる(光学的な迷彩)システムを指す言葉ではない)

一部の機体はラムダ・ドライバを装備している。

スパロボに登場したアーム・スレイブ

ミスリル所属

ARX-7 アーバレスト
M9 ガーンズバック
宗介機、マオ機、クルツ機が登場。
ファルケ

その他(一般、アマルガム

C3-5 ミストラルII
M6 ブッシュネル
Rk-92 サベージ
以上3機は第二世代アーム・スレイブ。
Zy-98 シャドウ
一般機以外にも、ザイード機(Zy-98 シャドウ・ザイード)が登場。
ベヘモス
プラン1056 コダール
プラン1058 コダールi
Jではヴェノム表記。ゲイツ機も登場。
プラン1059 コダールc
プラン1059 コダールm

余談

  • アーム・スレイブは確固とした技術体系に根差して量産化までされているリアルロボットなのだが、原作ではこれを「本当は存在するはずがなかった兵器」して扱われている。正常な技術進化をしていればロボットを兵器として開発なんて誰もしないはずなのに、なぜか当たり前のように人類社会に根付いたという矛盾が原作での大きな謎のひとつとされている。
    スパロボでは他の参戦作品のことがある関係上、ロボット兵器が存在することに必然性が存在してしまっている。そのため、アーム・スレイブにかかわる様々な謎はスルーされることが多い。
  • スパロボではASは陸戦用兵器として定められており、携帯機シリーズでは宇宙空間で使うときは他作品のメカニックにより改造されていた。第3次Zでは第3世代ASから宇宙空間での運用も視野に入れるように開発された事となっている。

脚注

  1. 搭乗者の動作を機体の側で増幅させる倍率。仮に、バイラテラル角が3ならば搭乗者が腕を30度動かせば、機体は90度腕を動かす。