「テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ」の版間の差分

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===孤影再び===
 
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;「AT250機が相手だと……? 舐めた真似を!」
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:グルフェーを包囲する黒い稲妻旅団に、単身戦いを挑むキリコ。そんな彼の前に、彼女は現れた。
;「キリコ……私は……お前の生き方を……認めん!」
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;「せめて、赤い血でも流れてくれればいいものを……」
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:テイタニアの介入により、彼女を追っていたマーティアルの部隊と稲妻旅団も交戦し始め、グルフェー郊外は乱戦の様相を呈する。
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:激闘の最中胸部を負傷したテイタニアは、その胸から溢れ出る緑色の体液を眺め、忌々しげにつぶやいた。
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;「なんの真似だ!貴様に同情されるほど、落ちぶれてはいない!」
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:武器を無くし、マーティアル機の猛攻に晒されるテイタニア。彼女はキリコが張った煙幕の中で彼と対峙する。
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:彼の機体は、その手にエルドスピーネの銃を携えていた。激昂するテイタニアへ、彼は無言のまま銃を彼女へと放り投げる。
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;「キリコ!私は、お前の生き方を……認めん!!」
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:彼から受け取った銃で、テイタニアは反撃に転じる。
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:自らと同じく生きる目的を見失い、あたかもその身を投げ捨てるかのように戦いに身を投じるキリコ。
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:そんな彼の姿を見て、テイタニアの胸によぎる感情とはどんなものだったのだろうか……
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;「あの星を見るために、この地に来たんだろう……?」</br>「……見ろと言ってるのだ!お前のフィアナが入ってる、カプセルを!」
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:戦いが終わったあと、大破した乗機のコクピットで彼女のもとに現れたキリコと対面して。
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:彼の背後では、夜明けの空の中を流れていく小さな光があった。
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:キリコがグルフェーを訪れた理由、そしてテイタニアがそんな彼の前に現れた理由が明かされる。
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;「……なぜ、なぜフィアナを見ない?なぜ私を見つめる?」</br>「そんな、寂しそうな……目で……」
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:フィアナを見ようとしないキリコに、テイタニアはなけなしの力で掴みかかるが、それでもキリコは彼女を見つめ続けていた。
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:そしてキリコは、無言のまま彼女を抱き上げる。
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:多くの戦友を看取ってきた(そしてこれからも多くの死を目の当たりにするであろう)からこそ、彼は既にこの世を去ったフィアナを見上げるのではなく、
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:今目の前で息を引き取ろうとしているテイタニアを見つめ続けたのかもしれない……。
 
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
 
<!-- == スパロボシリーズの名台詞 == -->
  

2014年7月13日 (日) 09:02時点における版

テイタニア・ダ・モンテ=ウェルズ(Teitania da Montewells)

惑星マナウラの宗教結社マーティアル第9セクター支部の枢機卿であるヴィアチェラフ・ダ・モンテ=ウェルズの実の娘。

幼少期に事故に遭った影響により、身体をネクスタント(戦闘用サイボーグ)へと改造されており、身体の大半が機械で構成され腹部に戦闘用の補助脳が埋め込まれている他、血液も緑色の人工のものとなっている。

当初は次期法王の座を狙うモンテ=ウェルズの命令によりキリコを抹殺しようとするが、ジャン・ポール・ロッチナと接触した影響もあり自分なりにキリコ・キュービィーについて調べだしていくうちにキリコに興味を持ち愛憎が入り混じった感情を抱くようになる。

やがて自身の死の真相を知り父と決別、様々な思いを胸にしてキリコと激突する。その戦いでモンテ=ウェルズにより、補助脳を無理やり作動させられ戦闘マシーンと化しキリコを圧倒するものの、キリコが放ったアーマーマグナムの銃弾がわずかに歪んだコクピットの隙間に入り補助脳を直撃。テイタニアは正気を取り戻すが、直後に彼から大切な存在を奪ってしまった事に動揺する。その後、キリコ抹殺の失敗により教団から放逐された後、当てもなく彷徨うキリコの後を追う。

ベリーショートで銀の髪色、鋭い目つきなど「女版キリコ」とでも呼べる冷たい外見を持つが、認証式など正装をする際にはブロンド色のウィッグを着用し口紅などの化粧も施しており、こちらは常時と比べると印象が大分異なっている。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。松岡洋子氏の音声収録はMX以来10年ぶりとなった。基本的に原作再現絡みのストーリーにしか登場せず、その登場シナリオも全て分岐中シナリオのため、ルート選択によっては本編中一度も交戦機会が無いことも(ボーナスシナリオでは「エクストリーム・バトル」で一回だけ戦える)。上記の正装時の顔グラフィックも用意されている。

パイロットステータス設定の傾向

特殊技能(特殊スキル)

第3次Z時獄篇
戦闘プログラムカウンター精密攻撃見切りサイズ差補正無視闘争心ガードマルチターゲット
「戦闘プログラム」は最終命中率・回避率・クリティカル率+15%の効果。

人間関係

ヴィアチェスラフ・ダ・モンテ=ウェルズ
実父。
キリコ・キュービィー
父の命令により彼を襲撃して以降、徐々に惹かれていく。
フィアナ
キリコと決着を付けるために彼女のコールドスリープを解いてしまい…。最終的には、彼女からキリコを託されることになる。
ジャン・ポール・ロッチナ
彼曰く、キリコに惹かれる様子を見て「毒が回ってきた」と評した。

他作品との人間関係

ゲイツ
『第3次Z時獄篇』にて、細長くはあるがモミアゲを持っていたためか惚れられる。彼からたびたびアプローチを受けていたが不快そうだった。

名台詞

赫奕たる異端

「ドゥ・オステ・オワグーラ・クレ・ヤシディーロ・グラッツィ・ミト・モメンダーリ…」
第一話にて。スコープドッグを駆るキリコに左腕を吹き飛ばされながらも対峙した際に口にしたマーティアルの祈りの言葉。
意味は「神聖なる闘争の極まるところ 武なる光 照たらん」の意。闘争を至上のものと教義するマーティアルらしい言葉である。
「皮肉なものです……今ほど補助脳が有難いと思ったことはない」
父モンテ=ウェルズの本性、そして自身がネクスタントに改造された背景の真相を知ってしまったテイタニア。
その時、彼女の脳裏によぎったのは父に対する明確な殺意であったが、抑制プログラムが作動した補助脳によって抑え込まれる。
(たとえ一言の言葉も交わすことがなくとも生きているかぎり、私は彼を愛するだろう。何故ならば私はそのために生まれてきたと、感じずにはいられないのだ)
最終話『触れ得ざる者』のエピローグにて。

孤影再び

「250機が相手だと……? 舐めた真似を!」
グルフェーを包囲する黒い稲妻旅団に、単身戦いを挑むキリコ。そんな彼の前に、彼女は現れた。
「せめて、赤い血でも流れてくれればいいものを……」
テイタニアの介入により、彼女を追っていたマーティアルの部隊と稲妻旅団も交戦し始め、グルフェー郊外は乱戦の様相を呈する。
激闘の最中胸部を負傷したテイタニアは、その胸から溢れ出る緑色の体液を眺め、忌々しげにつぶやいた。
「なんの真似だ!貴様に同情されるほど、落ちぶれてはいない!」
武器を無くし、マーティアル機の猛攻に晒されるテイタニア。彼女はキリコが張った煙幕の中で彼と対峙する。
彼の機体は、その手にエルドスピーネの銃を携えていた。激昂するテイタニアへ、彼は無言のまま銃を彼女へと放り投げる。
「キリコ!私は、お前の生き方を……認めん!!」
彼から受け取った銃で、テイタニアは反撃に転じる。
自らと同じく生きる目的を見失い、あたかもその身を投げ捨てるかのように戦いに身を投じるキリコ。
そんな彼の姿を見て、テイタニアの胸によぎる感情とはどんなものだったのだろうか……
「あの星を見るために、この地に来たんだろう……?」
「……見ろと言ってるのだ!お前のフィアナが入ってる、カプセルを!」
戦いが終わったあと、大破した乗機のコクピットで彼女のもとに現れたキリコと対面して。
彼の背後では、夜明けの空の中を流れていく小さな光があった。
キリコがグルフェーを訪れた理由、そしてテイタニアがそんな彼の前に現れた理由が明かされる。
「……なぜ、なぜフィアナを見ない?なぜ私を見つめる?」
「そんな、寂しそうな……目で……」
フィアナを見ようとしないキリコに、テイタニアはなけなしの力で掴みかかるが、それでもキリコは彼女を見つめ続けていた。
そしてキリコは、無言のまま彼女を抱き上げる。
多くの戦友を看取ってきた(そしてこれからも多くの死を目の当たりにするであろう)からこそ、彼は既にこの世を去ったフィアナを見上げるのではなく、
今目の前で息を引き取ろうとしているテイタニアを見つめ続けたのかもしれない……。

搭乗機体・関連機体

オーデルバックラー
『赫奕たる異端』での愛機。
エルドスピーネ
OVA版『孤影再び』での愛機。ピンク系統のカラーリングとなっている。