「フル・フロンタル」の版間の差分

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:初登場作品。今回はフロンタルが「敗北した人間」と評するシャアその人と共演することになる。
 
:初登場作品。今回はフロンタルが「敗北した人間」と評するシャアその人と共演することになる。
 
:「シャア不在時の[[偽物|影武者]]として活動し、声や姿もシャアそっくりに作られた人間」という原作ネタバレに近い設定で登場している。シャアと似たような声、ということで戦闘画面も聴き比べてみると徹底的に演技わけがされている。放映当時は似ている、シャアより大人であるという印象がシャア・アズナブル本人と共演することでより如実に表れている。当然であるが池田秀一氏の技量が凄まじいものであると裏付けてもいる。
 
:「シャア不在時の[[偽物|影武者]]として活動し、声や姿もシャアそっくりに作られた人間」という原作ネタバレに近い設定で登場している。シャアと似たような声、ということで戦闘画面も聴き比べてみると徹底的に演技わけがされている。放映当時は似ている、シャアより大人であるという印象がシャア・アズナブル本人と共演することでより如実に表れている。当然であるが池田秀一氏の技量が凄まじいものであると裏付けてもいる。
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:<!-- 今作においてはシャアと同じく特異点という設定であり、終盤では自分こそが真の赤い彗星だ、としてシャアに成り代わり、パラダイムシティとして模倣されている「アクシズの落下した『正しい』世界を導くために、シャアが時空修復のために行った(と見せかけた)アクシズ落としを実際に再現しようとする。また、特異点+ニュータイプという文字通りに特異な存在であるゆえかシャア共々[[黒の英知]]に接触した節があり、並行世界におけるシャアの動向を掴んでいる。しかし、基本的には原作どおり「スペースノイドの希望たる赤い彗星」を演じているに過ぎないため、彼自身の意図はどこまでも不明。
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:決戦時には前ステージのシャア同様毎フェイズ冒頭に精神コマンドを使用してくるが、シャアの「直感」「直撃」に加えて「集中」まで使ってくるためタチが悪い。
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:ちなみに「フェイズ冒頭に精神コマンドを使用するイベントがある場合、BGMが変更されない」という再世篇のバグがそのまま残っているため、部隊BGMで戦っていると延々その曲が流れることになる。「BEYOND THE TIME」あたりを流しておけば雰囲気はあるだろう。-->
  
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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影とはいえ「赤い彗星」と呼ばれるだけあり、すべての能力が高水準の強敵。特に射撃・回避・命中に優れる。
 
影とはいえ「赤い彗星」と呼ばれるだけあり、すべての能力が高水準の強敵。特に射撃・回避・命中に優れる。
 
=== 精神コマンド ===
 
=== 精神コマンド ===
;[[直感]] [[集中]] [[加速]]
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;[[直感]] [[集中]] [[加速]] [[直撃]] [[魂]]
 
=== 特殊技能 ===
 
=== 特殊技能 ===
;[[強化人間]]L5 [[底力]]L4 [[指揮官]]L4 [[サイズ差補正無視]]L3 [[マルチターゲット]] [[気力+ボーナス]]
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;[[強化人間]]L9 [[底力]]L4 [[指揮官]]L4 [[サイズ差補正無視]]L3 [[マルチターゲット]] [[気力+ボーナス]] [[ガード]] [[2回行動]]
 
:'''先頭に「強化人間」'''。確かに設定上「ニュータイプ」をつけるわけにはいかず、強敵ぶりを能力補正で再現するにはこうするしかないのだが、ある意味正体がバレバレである。[[ラウ・ル・クルーゼ|似たような前例はあるにはあったが]]。
 
:'''先頭に「強化人間」'''。確かに設定上「ニュータイプ」をつけるわけにはいかず、強敵ぶりを能力補正で再現するにはこうするしかないのだが、ある意味正体がバレバレである。[[ラウ・ル・クルーゼ|似たような前例はあるにはあったが]]。
 
:データ的に見ると長所を十全に生かすラインナップであり、こちらのタッグをビームライフルでバタバタ打ち落としに来る上、こちらが何かするたびにどんどん気力が上がっていく。
 
:データ的に見ると長所を十全に生かすラインナップであり、こちらのタッグをビームライフルでバタバタ打ち落としに来る上、こちらが何かするたびにどんどん気力が上がっていく。
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; [[シャア・アズナブル]]
 
; [[シャア・アズナブル]]
: 自らが演じている存在。両者の外見や声(ちなみに、[[声優]]はフロンタルと同じ池田秀一氏)等があまりにもよく似ている。
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: 自らが演じている存在。両者の外見や声(ちなみに、[[声優]]はフロンタルと同じ池田秀一氏)等があまりにもよく似ている。また、フロンタル自身はシャアを「敗北した人間」と見下し、自らを「宇宙民の意思を受け入れる器」と豪語しているが、所詮は「他人の念仏で極楽参り」をしているに過ぎないので、説得力はあまり無い。
:また、フロンタル自身はシャアを「敗北した人間」と見下し、自らを「宇宙民の意思を受け入れる器」と豪語しているが、所詮は「他人の念仏で極楽参り」をしているに過ぎないので、説得力はあまり無い。シャア本人からしてみても、フロンタルは滑稽な存在にしか写らないと思われる。
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:時獄編では彼と共演。フロンタルの立ち位置は「シャア不在の間の[[偽物|影武者]]」という設定になっており、シャアの帰還後は退いている。終盤では、スペースノイドの旗頭ではなく人類すべてを救おうとした彼を「赤い彗星の偽者」と断じ、自らを真の赤い彗星としてアクシズ落としを行う。
:時獄編では彼と共演。フロンタルの立ち位置は「シャア不在の間の[[偽物|影武者]]」という設定になっており、シャアの帰還後は退いている。
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;[[アムロ・レイ]]、[[カミーユ・ビダン]]
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:片や1年戦争、片やグリプス戦役当初からシャアと関わって来た男達。シャアの模倣であり、同時にその意志を否定するフロンタルに対しては激しい敵意を向けている。特にカミーユは、戦闘デモではシャアと相対した時以上の剣幕で全否定しており、相当腹に据えかねたことが伺える。
  
 
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
== スパロボシリーズの名台詞 ==
 
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;「私とて赤い彗星といわれた男だ……やってみせよう!」<BR/>「君の生まれの不幸を呪いたまえ」
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:「連続攻撃」の台詞パターンの一つ。言うまでもないが元ネタは一年戦争でガルマを抹殺した際のシャアの名言。
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;「誤解しないでもらおう。私こそがスペースノイドの希望を体現する者、つまりは真の赤い彗星だ」<BR/>「だから、私は正しく世界を導くために、真のシャア・アズナブルの行為であるアクシズ落下を行うのだよ」
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:「BEYOND THE TIME」より。
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;「そうではないよ、アムロ。私こそが真の赤い彗星なのだ」
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;「今、宇宙に必要なのは新しい秩序を打ち立てられる強力な指導者だ。だが彼は、何かを捨てるという強い意志が足りなかった」<BR/>「棄民であるスペースノイドの持つアースノイドへの憎しみは、より直接的な行為でしか、晴らすことは出来ない。そう、このアクシズ落としのような手だ」<BR/>「それがスペースノイドが赤い彗星に望んだことだよ」
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:同ステージのイベントにて。ポイントは「私に望んだこと」とは言っていない点で、フロンタルはあくまで「スペースノイドが赤い彗星に望んだ事」を、それを成そうとしないシャアに代わって「赤い彗星」として実行しているのであり、そこから逆に「スペースノイドが赤い彗星にアースノイドへの粛清を望んでいる→それを実行する自分こそが真の赤い彗星」という思想に至ったらしい。
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;「そこまで悲観する必要はない。そこで人は理性で自らを律し、より良き社会を築けばいい」<BR/>「人間の生命は永遠になるのだ。そこには新たな価値や意味が生まれるだろう」<BR/>「面白い、面白くないの問題ではないのだよ。我々は理性を以って、運命を受け入れるだけだ」<BR/>「そのためにはジェミニスとの共存も私は考えている」<BR/>「人間としての尊厳、矜持、意地……そんなものでは人類は救えない」<BR/>「私は赤い彗星として、世界のために行動している」
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:エタニティ・フラットに対しての見解。こうして見るとわかるのだが、時獄篇におけるフロンタルの行動・言動には彼自身の意志というものが全く介在しておらず、アムロをして「シャアから迷いを取り去った、誰も愛していない空っぽの存在」と言わしめている。
 
;「アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!」
 
;「アクシズ、行け! 忌まわしい記憶と共に!」
:「BEYOND THE TIME」により。2人のシャアの関係や[[アクシズ]]落としの事情も原作と異なる為か、名台詞はそのままフロンタルに(DVE付きで)取られてしまった。
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:2人のシャアの関係や[[アクシズ]]落としの事情も原作と異なる為か、名台詞はそのままフロンタルに(DVE付きで)取られてしまった。
 
;「ある者はクワトロ・バジーナのまま戦い続け、ある者は最後にシャアとして世界の敵となり、ある者は人類を守るために異星人に恭順の意を示した…」
 
;「ある者はクワトロ・バジーナのまま戦い続け、ある者は最後にシャアとして世界の敵となり、ある者は人類を守るために異星人に恭順の意を示した…」
 
:シャアがZ-BLUEに加勢した後の台詞の一部、数多の並行世界…というよりは歴代スパロボ版シャアの未来か。
 
:シャアがZ-BLUEに加勢した後の台詞の一部、数多の並行世界…というよりは歴代スパロボ版シャアの未来か。

2014年4月28日 (月) 17:07時点における版

フル・フロンタル(Full Frontal)

ネオ・ジオンの残党を糾合した組織、通称「袖付き」の首魁を務める謎の仮面の男。その名は「丸裸」を意味する。一年戦争時におけるシャア・アズナブルを彷彿とさせる外見や声を持ち、「シャアの再来」と呼ばれている。仮面の下の素顔もシャアに酷似しており、額には一年戦争末期においてアムロ・レイとの死闘で負った傷と同じものがある。

かつての指導者であったシャアが失われた事で、ジオン独立の理想が消えつつあったネオ・ジオンの残党兵達にとっては希望の象徴ともいえる存在になっており、絶大なカリスマ性を発揮している。
また、モビルスーツのパイロットとしての能力や技術も非常に優秀であり、アナハイム・エレクトロニクスとの裏取引で奪取した、サイコフレーム搭載である真紅のMSシナンジュを駆る。

地球連邦の存続事態を脅かし得る程の強大な「力」を持った「ラプラスの箱」やその鍵を握るユニコーンガンダムを巡り、バナージ・リンクスロンド・ベルと激突を繰り返す事になるが、箱の利用方針に関しては、ザビ家の遺児でシャアの忘れ形見とも言えるオードリー・バーンミネバ・ラオ・ザビ)と、対立している。

謎めいた言動の多い掴み所の無い人物で、時には味方にとっても理解しきれない部分を見せる事がある一方、シャア・アズナブル本人にしか知りえない独白や経験を知っている節を見せる事等もある。
シャアに似すぎた外見や特徴を持っているものの、シャアを「敗北した人間」と見下し、自身を「宇宙民の意志を受け入れる『器』」とまで豪語しているフロンタル自身の言動からも分かるとおり、シャア本人ではない。また、仮面で素顔を隠しているのも、フロンタル本人曰く「ファッションのようなもの」に過ぎないらしく、バナージの依頼であっさりと外していたりする。
本物のシャアを実の父親の様に慕っているオードリー(ミネバ)からは、ネオ・ジオンの民達が望むならシャアを演じようとする姿勢に対し、「空っぽな人間」とまで嫌悪されている。人格的にどこか青臭さを残したシャアと異なり遙かに強かな性格で、大人であるということを平然と武器にしてくる。

登場作品と役柄

Zシリーズ

第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇
初登場作品。今回はフロンタルが「敗北した人間」と評するシャアその人と共演することになる。
「シャア不在時の影武者として活動し、声や姿もシャアそっくりに作られた人間」という原作ネタバレに近い設定で登場している。シャアと似たような声、ということで戦闘画面も聴き比べてみると徹底的に演技わけがされている。放映当時は似ている、シャアより大人であるという印象がシャア・アズナブル本人と共演することでより如実に表れている。当然であるが池田秀一氏の技量が凄まじいものであると裏付けてもいる。

パイロットステータス設定の傾向

能力値

影とはいえ「赤い彗星」と呼ばれるだけあり、すべての能力が高水準の強敵。特に射撃・回避・命中に優れる。

精神コマンド

直感 集中 加速 直撃 

特殊技能

強化人間L9 底力L4 指揮官L4 サイズ差補正無視L3 マルチターゲット 気力+ボーナス ガード 2回行動
先頭に「強化人間」。確かに設定上「ニュータイプ」をつけるわけにはいかず、強敵ぶりを能力補正で再現するにはこうするしかないのだが、ある意味正体がバレバレである。似たような前例はあるにはあったが
データ的に見ると長所を十全に生かすラインナップであり、こちらのタッグをビームライフルでバタバタ打ち落としに来る上、こちらが何かするたびにどんどん気力が上がっていく。

人間関係

機動戦士ガンダムUC

オードリー・バーンミネバ・ラオ・ザビ
ラプラスの箱」を利用する方針に関して彼女とは対立する。また、彼女からはシャア・アズナブルを演じようとする姿勢を嫌悪されており、「空っぽな人間」と酷評されている。
バナージ・リンクス
ユニコーンガンダムを巡って対立はするものの、フロンタル自身は彼個人にも色々と興味を持っている模様。
アンジェロ・ザウパー
自身の親衛隊の隊長で腹心的存在。絶望的な状況から救った事で、個人的にも心酔されているが、自身がバナージに興味を持った事に大きく嫉妬する事になる。

宇宙世紀作品

フロンタル自身はともかく、彼の演じているシャアと因縁のある登場人物は多いので、その者達がフロンタルにどういう反応を示すのかが気になる所である。

シャア・アズナブル
自らが演じている存在。両者の外見や声(ちなみに、声優はフロンタルと同じ池田秀一氏)等があまりにもよく似ている。また、フロンタル自身はシャアを「敗北した人間」と見下し、自らを「宇宙民の意思を受け入れる器」と豪語しているが、所詮は「他人の念仏で極楽参り」をしているに過ぎないので、説得力はあまり無い。
時獄編では彼と共演。フロンタルの立ち位置は「シャア不在の間の影武者」という設定になっており、シャアの帰還後は退いている。終盤では、スペースノイドの旗頭ではなく人類すべてを救おうとした彼を「赤い彗星の偽者」と断じ、自らを真の赤い彗星としてアクシズ落としを行う。
アムロ・レイカミーユ・ビダン
片や1年戦争、片やグリプス戦役当初からシャアと関わって来た男達。シャアの模倣であり、同時にその意志を否定するフロンタルに対しては激しい敵意を向けている。特にカミーユは、戦闘デモではシャアと相対した時以上の剣幕で全否定しており、相当腹に据えかねたことが伺える。

名台詞

「過ちを気に病むことはない。ただ認めて、次の糧にすればいい。それが、大人の特権だ」
OVA版第2巻より。シャアの名台詞「認めたくないものだな。自分自身の若さ故の過ちというものを…」と対を成している。
青臭さを残しているシャアと異なり、「したたかな大人」であることを武器にするフル・フロンタルを象徴する台詞の一つ。

スパロボシリーズの名台詞

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搭乗機体

ギラ・ドーガ
シナンジュに乗る前の搭乗機。ちなみに、機体の色は赤である。
シナンジュ
専用機。アナハイム・エレクトロニクス社製で、サイコフレームの搭載機でもある。

余談

  • フル・フロンタルという名前の日本語訳にちなんで、視聴者からは「全裸」というあだ名で呼称される事がある。
    • 『UC』のepisode 7公開に伴い、公式で「epiosde1-6ダイジェスト 100秒でわかる! 機動戦士ガンダムUC」(ナレーションマリーダ・クルス役の甲斐田裕子氏)という動画が公開されたのだが、そこでの紹介文に「実は全裸という意味!」と書かれてしまっている。