「太陽の使者 鉄人28号」の版間の差分

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*放送局:日本テレビ系
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*1980年10月3日~1981年9月25日放映(日本テレビ系) 全51話
*1980年10月3日~1981年9月25日
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*初参戦スパロボ:[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]](2012年)
*初参戦スパロボ:[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
 
  
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
故・横山光輝氏のロボット漫画作品『鉄人28号』のTVアニメ化作品第2弾。<br />前作とは世界観をリファインし、当時の現代に合わせてある他、設定・ストーリー・メカデザイン共に原作から大幅に変更されている。アクションシーンはスタジオZ5による精密な動きによる「滑らかに動く鉄人」ともいうべきものであり、また人間とロボットとの葛藤を描いたストーリーやリモコンを奪われてしまうエピソードなどは本作でも語り継がれている。
 
故・横山光輝氏のロボット漫画作品『鉄人28号』のTVアニメ化作品第2弾。<br />前作とは世界観をリファインし、当時の現代に合わせてある他、設定・ストーリー・メカデザイン共に原作から大幅に変更されている。アクションシーンはスタジオZ5による精密な動きによる「滑らかに動く鉄人」ともいうべきものであり、また人間とロボットとの葛藤を描いたストーリーやリモコンを奪われてしまうエピソードなどは本作でも語り継がれている。
  
なお、タイトルの『太陽の使者』は本放送時には付けられておらず、後年ソフト化の際に第1作と区別を付けるために付けられた(似たような例に『黄金戦士ゴールドライタン』(未参戦)が該当する)。<br />また『太陽の使者 鉄人28号』は主題歌タイトルと第1話サブタイトルでもある。
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なお、タイトルの『太陽の使者』は本放送時には付けられておらず、後年ソフト化の際に第1作と区別を付けるために付けられた(似たような例に『黄金戦士ゴールドライタン』(SRW未参戦)が該当する)。<br />また『太陽の使者 鉄人28号』は主題歌タイトルと第1話サブタイトルでもある。
  
この後番組が『[[六神合体ゴッドマーズ]]』であり、同じ横山光輝作品で、スタッフも全く同じである。
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後番組は『[[六神合体ゴッドマーズ]]』であり、同じ横山光輝作品でスタッフも全く同じである。
  
余談ではあるが、この太陽の使者版から約11年後となる1992年から1993年に同じく日本テレビで放送されたTVアニメ化第3弾の『鉄人28号FX(SRW未参戦)』は今作品の続編ではなく、第1作版の直接の続編となっている。
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余談ではあるが、この太陽の使者版から約11年後となる1992年から1993年に同じく日本テレビで放送されたTVアニメ化第3弾の『超電動ロボ 鉄人28号FX』(SRW未参戦)は本作の続編ではなく、第1作の直接の続編となっている。
 
 
== ストーリー ==
 
  
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== [[登場人物]] ==
 
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スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。
 
*[[メカ&キャラクターリスト/第2次Z]]
 
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;[[金田正太郎]]
 
;[[金田正太郎]]
:主人公。『鉄人』を操作する少年。インターポールの協力を受け、様々な事件を鉄人と共に解決していく。
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:主人公。「鉄人」を操作する少年。インターポールの協力を受け、様々な事件を鉄人と共に解決していく。
 
;大塚茂
 
;大塚茂
 
:元々は所轄署の警部だったが、正太郎の協力者であるため後にインターポール捜査官に。後番組である『[[六神合体ゴッドマーズ]]』では[[大塚長官]]として登場。
 
:元々は所轄署の警部だったが、正太郎の協力者であるため後にインターポール捜査官に。後番組である『[[六神合体ゴッドマーズ]]』では[[大塚長官]]として登場。
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:正太郎の恩師である科学者。
 
:正太郎の恩師である科学者。
 
;[[敷島牧子]]
 
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:正太郎の幼なじみ。通称「マッキー」。
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:正太郎の幼なじみ。あだ名は「マッキー」。
 
;[[敷島歌子]]
 
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:牧子の母。
 
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スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。
 
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;[[鉄人28号]]
 
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:正太郎の父、賢太郎博士が開発、大二郎博士が完成させた『鉄人』。
 
:正太郎の父、賢太郎博士が開発、大二郎博士が完成させた『鉄人』。
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== 主題歌と[[BGM]] ==
 
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;「太陽の使者・鉄人28号」
 
;「太陽の使者・鉄人28号」
:OPテーマ。<br />(作詞:藤川桂介、作曲:清水靖晃、歌:ギミック)<br />主題歌は一貫してギミック(現:河内淳一)が担当。ロック風潮の歌で、当時流行していたの東京ロッカーズなどのインディーズ・ロック影響が大きい。
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:主題歌は一貫してギミック(現:河内淳一)が担当。ロック風潮の歌で、当時流行していたの東京ロッカーズなどのインディーズ・ロック影響が大きい。
 
;「希望にむかって~正太郎のテーマ~」
 
;「希望にむかって~正太郎のテーマ~」
:前期EDテーマ。<br />(作詞:藤川桂介、作曲:清水靖晃、歌:ギミック)
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;「無敵の鉄人28号」
 
;「無敵の鉄人28号」
:後期EDテーマ。<br />(作詞:亜蘭知子、作曲:河内淳一、歌:ギミック)
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== 登場作と扱われ方 ==
 
== 登場作と扱われ方 ==
 
=== Zシリーズ ===
 
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
:本作の初参戦作品の全6作品の中では唯一の完全新種の参戦となる。『[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|破界篇]]』EDで[[大塚長官]]が言及していた、有事の際に回す予定の別管轄の人材とはおそらくこの作品のメンバー達。また、[[ICPO]]の存在についても破界篇で触れられている。<br />今作では後半の宿敵である宇宙魔王一派は登場せず、代わりに『[[超獣機神ダンクーガ|ダンクーガ]]』の[[ムゲ・ゾルバドス|ムゲ]]と『[[六神合体ゴッドマーズ|ゴッドマーズ]]』の[[ズール皇帝]]が宇宙魔王のポジションを兼任している。扱いは[[いるだけ参戦]]に近いものの、存在感は大きい。
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:今作のSRWシリーズ初参戦作品は全6作、その中で本作は唯一の完全新種の参戦となる。
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:『[[破界篇]]』EDで[[大塚長官]]が言及していた「有事の際に回す予定の別管轄の人材」とはおそらくこの作品のメンバー達と見ていいだろう。同時に[[ICPO]]の存在についても破界篇で触れられている。今作では後半の宿敵である宇宙魔王一派は登場せず、代わりに『[[超獣機神ダンクーガ]]』の[[ムゲ・ゾルバドス]]と『[[六神合体ゴッドマーズ]]』の[[ズール皇帝]]が宇宙魔王のポジションを兼任している。そのせいか[[いるだけ参戦]]に近いものの、存在感は大きい。
  
 
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:正太郎が主に依頼を受ける組織。フィクションでは某怪盗三世を追いかける警部が所属する組織としても有名。
 
:正太郎が主に依頼を受ける組織。フィクションでは某怪盗三世を追いかける警部が所属する組織としても有名。
 
;ロボットマフィア
 
;ロボットマフィア
:ブランチが首領である悪の組織。なお本作の世界ではロボットマフィア以外にもロボットを使用して悪事を働く悪人や組織が数多く登場する。<br />他に印象に残る敵は、ヘルサタンやブラックオックスを悪用したX団などが挙げられる。
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:ブランチが首領である悪の組織。なお本作の世界ではロボットマフィア以外にもロボットを使用して悪事を働く悪人や組織が数多く登場する。他に印象に残る敵は、ヘルサタンやブラックオックスを悪用したX団などが挙げられる。
 
 
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== 各話リスト ==
 
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2013年6月26日 (水) 20:05時点における版

概要

故・横山光輝氏のロボット漫画作品『鉄人28号』のTVアニメ化作品第2弾。
前作とは世界観をリファインし、当時の現代に合わせてある他、設定・ストーリー・メカデザイン共に原作から大幅に変更されている。アクションシーンはスタジオZ5による精密な動きによる「滑らかに動く鉄人」ともいうべきものであり、また人間とロボットとの葛藤を描いたストーリーやリモコンを奪われてしまうエピソードなどは本作でも語り継がれている。

なお、タイトルの『太陽の使者』は本放送時には付けられておらず、後年ソフト化の際に第1作と区別を付けるために付けられた(似たような例に『黄金戦士ゴールドライタン』(SRW未参戦)が該当する)。
また『太陽の使者 鉄人28号』は主題歌タイトルと第1話サブタイトルでもある。

後番組は『六神合体ゴッドマーズ』であり、同じ横山光輝作品でスタッフも全く同じである。

余談ではあるが、この太陽の使者版から約11年後となる1992年から1993年に同じく日本テレビで放送されたTVアニメ化第3弾の『超電動ロボ 鉄人28号FX』(SRW未参戦)は本作の続編ではなく、第1作の直接の続編となっている。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

金田正太郎
主人公。「鉄人」を操作する少年。インターポールの協力を受け、様々な事件を鉄人と共に解決していく。
大塚茂
元々は所轄署の警部だったが、正太郎の協力者であるため後にインターポール捜査官に。後番組である『六神合体ゴッドマーズ』では大塚長官として登場。
敷島大次郎
正太郎の恩師である科学者。
敷島牧子
正太郎の幼なじみ。あだ名は「マッキー」。
敷島歌子
牧子の母。
ブランチ
前半の宿敵にして、正太郎の父の仇。
不乱拳博士
X団の援助でブラックオックスを開発したロボット工学の権威。
グーラ・キング・Jr.
宇宙魔王の息子。「魔獣王子」の異名を持つ。
ロビー
グーラの側近であるロボット。
宇宙魔王
後半の宿敵。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

鉄人28号
正太郎の父、賢太郎博士が開発、大二郎博士が完成させた『鉄人』。
ブラックオックス
鉄人のライバルロボットにして、「黒いロボット」の元祖。本編では自律回路を埋め込まれた「意思のあるロボット」である。
ブランチロボ1号
第1話に登場するブランチが使用するロボット。
デスラム
ブランチロボ5号

主題歌とBGM

「太陽の使者・鉄人28号」
OPテーマ。
(作詞:藤川桂介、作曲:清水靖晃、歌:ギミック)
主題歌は一貫してギミック(現:河内淳一)が担当。ロック風潮の歌で、当時流行していたの東京ロッカーズなどのインディーズ・ロック影響が大きい。
「希望にむかって~正太郎のテーマ~」
前期EDテーマ。
(作詞:藤川桂介、作曲:清水靖晃、歌:ギミック)
「無敵の鉄人28号」
後期EDテーマ。
(作詞:亜蘭知子、作曲:河内淳一、歌:ギミック)

登場作と扱われ方

第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇
今作のSRWシリーズ初参戦作品は全6作、その中で本作は唯一の完全新種の参戦となる。
破界篇』EDで大塚長官が言及していた「有事の際に回す予定の別管轄の人材」とはおそらくこの作品のメンバー達と見ていいだろう。同時にICPOの存在についても破界篇で触れられている。今作では後半の宿敵である宇宙魔王一派は登場せず、代わりに『超獣機神ダンクーガ』のムゲ・ゾルバドスと『六神合体ゴッドマーズ』のズール皇帝が宇宙魔王のポジションを兼任している。そのせいかいるだけ参戦に近いものの、存在感は大きい。

組織

ICPO(国際刑事警察機構)
正太郎が主に依頼を受ける組織。フィクションでは某怪盗三世を追いかける警部が所属する組織としても有名。
ロボットマフィア
ブランチが首領である悪の組織。なお本作の世界ではロボットマフィア以外にもロボットを使用して悪事を働く悪人や組織が数多く登場する。他に印象に残る敵は、ヘルサタンやブラックオックスを悪用したX団などが挙げられる。

各話リスト

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 太陽の使者!鉄人28号
第2話 奪われた鉄人!
第3話 暴走特急をとめろ!
第4話 恐怖の怪鳥群団
第5話 謎の幽霊ロボット
第6話 エーゲ海の大怪獣!
第7話 死を呼ぶ人工衛星
第8話 恐怖の殺人合体ロボ
第9話 鉄人対エイリアン!
第10話 鉄人の弱点を見た!
第11話 鉄人敗れる!
第12話 鉄人対鉄人
第13話 鉄人対正太郎
第14話 北極の大決戦!
第15話 怪!幻のドラゴン
第16話 復讐ロボ・ギルダー
第17話 でた!南海の大魔神
第18話 巨大戦艦をたたけ!
第19話 地獄のサファリ・パニック!
第20話 大破壊!スフィンクスロボ
第21話 恐るべきワナを打ちやぶれ!
第22話 ピンチ!たたかえない鉄人
第23話 激突!鉄人対ふくしゅう鬼
第24話 正太郎、宇宙からの大逆転!
第25話 宇宙魔王現る!
第26話 ブランチの最期
第27話 キングコング対鉄人
第28話 強敵!カンフーロボ
第29話 ギネスブックへの挑戦
第30話 決死のニトロ輸送!!
第31話 要塞彗星の襲撃!
第32話 死闘!白夜の対決
第33話 破壊された鉄人!
第34話 最大の敵!ブラックオックス ブラックオックス 第2次Z再世篇
第35話 鉄人をとりもどせ!
第36話 宿命の対決!鉄人対オックス
第37話 伝説の巨人・鉄人28号
第38話 秘(まるひ)指令!コンボイ作戦
第39話 魔獣王子めざめる!
第40話 見た!魔王の正体
第41話 鉄人が消えた!?
第42話 スリラーシリーズI 怪奇!ドラキュラのたたり
第43話 スリラーシリーズII 死神ゾンビに呪われた鉄人
第44話 スリラーシリーズIII 幽霊の正体をあばけ!
第45話 暴走!地獄の天使
第46話 鉄人の不思議な旅
第47話 鉄人売ります!
第48話 地球最大のピンチ!
第49話 さらばブラックオックス
第50話 グーラ王子死す!
第51話 銀河の王者!鉄人28号

主要スタッフ

制作会社
東京ムービー新社(現:トムス・エンタテインメント)
監督
今沢哲男
キャラクターデザイン
メカニカルデザイン
前田実
音楽
清水靖晃、マライア
コピーライト
C光プロ・TMS 1980

商品情報

DVD

楽曲関連