「大河新次郎」の版間の差分
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(サブキャラまで含めると人数的には「大河」呼びの方が多い。ちゃんと数えた訳ではないが台詞の分量的には恐らくどっこいどっこい。だから当時の書籍の表記も確認した。それまで「大神さん」「さくらくん」「エリカくん」だったのが「新次郎」「ジェミニ」と変わったのが多分理由として大きい。) |
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:DLC第1弾として追加参戦。担当声優の菅沼久義氏は『[[スーパーロボット大戦MX]]』の一般兵役を経て初のネームドキャラ役での出演で、同作より18年ぶりの新録参加にもなる。 | :DLC第1弾として追加参戦。担当声優の菅沼久義氏は『[[スーパーロボット大戦MX]]』の一般兵役を経て初のネームドキャラ役での出演で、同作より18年ぶりの新録参加にもなる。 | ||
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*'''『3』の時点で大神は死亡し別の主人公が登場する'''構想があり<ref>ソフトバンククリエイティブ『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ 原画&設定資料集』P124より。</ref>、原作者の広井王子氏はその人物こそ『V』で主人公を務める大河だったとしている。ただし、脚本を手掛けたあかほりさとる氏は「ある程度は大河に引き継がれたが、大河とはちょっと違う」と語っている<ref>エンターブレイン『サクラ大戦 15th Anniversary 太正浪漫グラフ』P131より。 </ref>。 | *'''『3』の時点で大神は死亡し別の主人公が登場する'''構想があり<ref>ソフトバンククリエイティブ『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ 原画&設定資料集』P124より。</ref>、原作者の広井王子氏はその人物こそ『V』で主人公を務める大河だったとしている。ただし、脚本を手掛けたあかほりさとる氏は「ある程度は大河に引き継がれたが、大河とはちょっと違う」と語っている<ref>エンターブレイン『サクラ大戦 15th Anniversary 太正浪漫グラフ』P131より。 </ref>。 | ||
2021年10月27日 (水) 09:32時点における版
大河新次郎 | |
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読み | たいが しんじろう |
外国語表記 | Shinjiro taiga |
登場作品 |
|
声優 | 菅沼久義 |
デザイン |
藤島康介(原案) 松原秀典 |
初登場SRW | スーパーロボット大戦30 |
SRWでの分類 | パイロット |
プロフィール | |
---|---|
種族 | 地球人(日本人) |
性別 | 男 |
生年月日 | 1908年年8月20日 |
星座 | しし座 |
年齢 | 19歳 |
出身 | 日本・栃木県 |
身長 | 165 cm |
体重 | 59 kg |
髪色 | 黒色 |
瞳の色 | 黒色 |
血液型 | A型 |
所属 |
帝国海軍(V以前) 紐育華撃団 |
役職 |
紐育華撃団・星組隊員 紐育華撃団・星組隊長代理 紐育華撃団・星組隊長 |
軍階級 | 少尉 |
大河新次郎は『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~』の主人公。
概要
大神一郎の姉、大河双葉の息子。
幼い頃から大神を目標として学問や剣術に励み、1928年春に江田島海軍士官学校を首席で卒業する。その後、霊能力者としての素質もあったため大神から紐育華撃団・星組への配属を命じられ紐育へ赴くが、実は紐育華撃団が帝撃に配属を要求していたのは大河ではなく大神の方だった。自らが必要とされていない事実に落胆する大河だったが、異国の地で自分が出来ることをまっとうしようと奮闘、初陣の際に星組隊長のラチェット・アルタイルにサムシング・エルスの輝きを見出され、星組隊長代理に抜擢される。そして、織田信長の一味との戦いの中で隊員達にもその実力を認められ、後に正式に星組隊長となる。
性格は大神と同じく実直で真面目。若く経験不足なためまだ至らない所もあるが、持ち前の誠実さと惜しまぬ努力で未熟な面をカバーしている。大神が強いリーダーシップでチームを率先してまとめ上げたのに対し、大河は仲間と一緒に苦しみそして支えあうことでチームをまとめるタイプの隊長である。
戦いでは大神とは異なり、2本の大太刀と1本の小太刀を用いた変則的な二天一流の剣術を得意とする。
登場作品と役柄
単独作品
- スーパーロボット大戦30
- DLC第1弾として追加参戦。担当声優の菅沼久義氏は『スーパーロボット大戦MX』の一般兵役を経て初のネームドキャラ役での出演で、同作より18年ぶりの新録参加にもなる。
- ファンの間では「新次郎」と呼ぶ方が定着しているのだが(余談を参照)、大神に合わせた為か登録愛称は「大河」となっている。
人間関係
- ジェミニ・サンライズ
- 部下。互いに紐育華撃団で裏方として苦楽を共にした仲であり、名前だけで気さくに呼び合う。
- サジータ・ワインバーグ
- 部下。出会った当初は「坊や」扱いされていたが、ハーレム地区を巡る騒動で彼女が見失っていた守るべきものを思い出させた。
- リカリッタ・アリエス
- 部下。失敗を極度に恐れるが故に孤独になろうとしていた彼女に共に支えあう仲間の大切さを教えた。
- ダイアナ・カプリス
- 部下。病と予知能力ゆえに死すらも運命と受け入れ大河を一度は拒絶するも、彼が届けた希望から苦しんででも生きる道を学んだ。
- 九条昴
- 部下。大河の影響を受け変わろうとする自分に戸惑うが、舞台や戦いを通して人の心の変化は起こるべくして起こるという事実に気付かされる。
- ラチェット・アルタイル
- 上司。隊長としての素質をいち早く見出した恩人であり、大河にとっては大神と同じく目標の1つとなっている。
- マイケル・サニーサイド
- 上司。掴み所のない性格をしており、サニーサイドの真意を図りかね彼と対立した事も。
- 大神一郎
- 叔父。大河の憧れの存在であり、大神も大河が幼い頃から何かと気にかけていた。
- 大河双葉
- 母。手紙では典型的な大和撫子を装っているが、実は重度の親バカ。
- 加山雄一
- 帝国華撃団・星組隊長。お目付け役として大河に助言を与える。
名(迷)台詞
- 「ぼくはでっかい男になるんだ!!」
- 『V』第1話にて。同作における大河の象徴的な台詞。
- 「わひゃあっ!?」
- 驚いた時やトラブルに巻き込まれた際に発する台詞。大神の「いいっ!?」に相当する。
- 「理想の紐育のために、ぼくは、なにもできない……なにも……」
- 『V』にて、紐育華撃団が望んでいたのが自分ではなく大神だった事を知り、更に結果を出すためのチャンスの場も与えられなかった際の台詞。
- 翌日になっても気持ちの整理がつかなかった大河だが、偶然出会ったダイアナに「あなたには、未来という可能性がある」と励まされ、出来る事を精一杯やろうと奮起する。
- 「その命令には……従えません!ひとりだろうと、100人だろうと関係ない!!」
「目の前にある命を見捨てるなんて、ぼくにはできません!!」 - 『V』にて、敵の攻撃で重症を負ったラチェットが、「自分の事はいいから早く戦場に戻れ」と救護に駆け付けた大河に命令した際の彼の返答。
- 必要とされていない事を知らされながらも腐らなかった姿勢。公演前に起こったトラブルの責任を負い事態解決に導いた資質。大河にサムシング・エルスを感じ彼の出撃を許可したラチェットは、その諦めない心の強さをまざまざと見せつけられる。戦線離脱に伴い、自身の霊力低下に期する所があったラチェットは大河に星組の指揮権を委譲する。
- 「ぼくたち全員の想いを込めた、一夜限りのクリスマス公演。」
「ステージには立っていないけど、ぼくもこのミュージカルを一緒に作り上げたんだ。」
「サニーさんが言った……希望も……夢も……すべては手の中にある……と。」
「未来だけを見ているアメリカ。希望を胸に、人々はこの国に……この街にやってくる。」
「人はどこから来て、どこに行くのか……」
「ぼくにはまだわからないけど……今夜のことは忘れない……」
「オーバー・ザ・レインボー・サンシャイン……いつか見た、虹の夢都へ……」 - 『V』にて、クリスマス公演『オーバー・ザ・レインボー・サンシャイン』のステージに立つ紐育星組に想いを馳せた際の台詞。
- ゲーム中の大河は大神と同じようにムービーやバトルパートのサウンドエフェクト程度でしかボイスが用意されていないが、ドラマCDではクライマックスとしてこの台詞が忠実に再現されている[1]。
- 「これが皆さまにお届けする、ラストショウです」
「ショウが終わればセットは壊され、照明は片付けられ、衣装は仕舞われ、スタッフは『お疲れ様でした』と家に帰っていきます」
「それを毎回毎回、世界中の劇場が繰り返しています」
「夢のような舞台。光り輝くショウ。魅惑の歌声。全て幻のように消えていくのです」
「でもその幻は、いつでも思い出す事が出来ます」
「そう。ぼくたちは皆さんの思い出の中に、永遠に生き続ける事が出来るのです」
「ありがとうございました!!」 - 『紐育レビュウショウ~歌う♪大紐育♪3~ラストショウ』の最後を飾った台詞。実際にスタッフが舞台のセットを片付けていく様子があえて観客に見せられ、終わりに大河が深々と一礼する。
- セガは当時この舞台を以て『サクラ大戦』の全てのコンテンツは終了する予定だった[2]。脚本を手掛けた『サクラ』の原作者の広井王子氏もそのつもりでこの台詞を書いたと考えられている。
- なお、この舞台の千秋楽の終演時に観客達が帰宅せずに『サクラ』の継続を訴えるという事態が発生。この一件が発端となり、スタッフやキャストによる『サクラ』復活に向けた草の根的な運動が始まる事になる[2]。
搭乗機体
余談
- 大神は下の名前と呼ばれる事が殆どないが、大河はメインヒロインのジェミニを含め紐育星組のメンバー5人中3人から下の名前で呼ばれており、『V』発売当時に出版された攻略本『ファイナルガイド』や『原画&設定資料集』の解説文でも一貫して下の名前で表記されている。そういった理由もあり、ファンの間ではどちらかと言うと「大河」ではなく「新次郎」と呼ぶ方が広く浸透しており、担当声優の菅沼久義氏も後者の呼び方を使う場合が多い[3]。
- 『3』の時点で大神は死亡し別の主人公が登場する構想があり[4]、原作者の広井王子氏はその人物こそ『V』で主人公を務める大河だったとしている。ただし、脚本を手掛けたあかほりさとる氏は「ある程度は大河に引き継がれたが、大河とはちょっと違う」と語っている[5]。
脚注
- ↑ ただし、諸々の事情でアレンジを加えた結果ドラマCDは『V』本編とある乖離が生じており、内容に沿わなくなった台詞の一説が抜け落ちている。
- ↑ 2.0 2.1 あの時から、、、新サクラ大戦へ、田中公平のブログ My Quest for Beauty(2019年9月16日)、2021年10月24日閲覧。
- ↑ 菅沼久義 Twitter、2021年10月27日閲覧。
- ↑ ソフトバンククリエイティブ『サクラ大戦V ~さらば愛しき人よ~ 原画&設定資料集』P124より。
- ↑ エンターブレイン『サクラ大戦 15th Anniversary 太正浪漫グラフ』P131より。