「ぼくらの」の版間の差分

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**ちなみにコミックス第2巻の帯では永井豪氏が推薦文を寄せていた。
 
**ちなみにコミックス第2巻の帯では永井豪氏が推薦文を寄せていた。
 
*作者インタビューによると、本作は「魔法少女」から着想を得ており「大きな力を得た代償」という点から「操縦すると死ぬ」という設定が生まれたとの事。
 
*作者インタビューによると、本作は「魔法少女」から着想を得ており「大きな力を得た代償」という点から「操縦すると死ぬ」という設定が生まれたとの事。
*監督を努めた森田宏幸氏がアニメ制作中に自身のブログにおいて「この原作が嫌いなので悪意を持って改変します」と言った原作に対し否定的な旨の発言を行い炎上騒動となった。その後森田氏は件の「嫌い」発言について原作自体は好意的に評価した上で、その難解な要素をアニメで表現する苦労から発したものであったと弁明、原作者の鬼頭莫宏氏との対談においても「嫌い」発言自体が本意ではなかったことを明かしている。
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*監督を努めた森田宏幸氏がアニメ制作中に自身のブログにおいて「この原作が嫌いなので悪意を持って改変します」と言った原作に対し否定的な旨の発言を行い炎上騒動となった。その後森田氏は件の「嫌い」発言について原作自体は好意的に評価した上で、その難解な要素をアニメで表現する苦労から発したものであったと弁明、原作者の鬼頭莫宏氏との対談においても「嫌い」発言自体が本意ではなかったことを明かしている。とはいえ、ファンからすれば意味もなく出現したオリジナルキャラや反社会的勢力に属するキャラクターの描写は明確な悪意があるとしか看做されなかったが。
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==

2020年10月17日 (土) 00:48時点における版

ぼくらの
原作 鬼頭莫宏
監督 森田宏幸
脚本 川崎ヒロユキ 他
キャラクターデザイン 小西賢一
音楽 野見祐二
制作 GONZO
放送局 独立局系列
放送期間 2007年4月8日 -
2007年9月30日
(全24話)
初登場SRW スーパーロボット大戦X-Ω
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ぼくらの』はGONZO制作によるテレビアニメ作品。

概要

鬼頭莫宏原作の同名漫画を原作とするアニメ作品。

突如、巨大ロボットのパイロットとして選ばれた15人の少年少女たちが、次々現れる敵との戦いに身を投じていくという内容のSFロボットアニメ。あらすじこそ普遍的なものではあるが、最大の特徴は「パイロットとなった子供は戦闘の勝敗に関わらず命を落とす」というロボットアニメ史上においても稀に見る異質かつ苛烈な設定を持ち、それ故にSRWへの参戦は不可能と考えられていた[1]

物語は次のパイロットとなる子供を中心とし、次々と主人公が変化する群像劇として描かれている。それぞれに抱える家庭の事情や等身大の悩みと逃れられぬ運命にどう立ち向かっていくかに焦点が当てられており、一人は絶望の中で命を落とし、一人は希望を守るために命を賭すなど、「死」に至るまでの様々な人間模様が描かれていく。

原作連載中にアニメ化されたため物語後半の展開と結末は原作漫画版とアニメ版で異なる他、一部のキャラクター設定も異なっている。

ストーリー

夏休みに自然学校に参加した15人の少年少女たちは、「ココペリ」と名乗る男と謎の存在「コエムシ」と出会い、彼らが作ったという「ゲーム」に参加することになる。

ココペリによるチュートリアルを終えた一行は、最初に選ばれたワクがパイロットとなり初戦に勝利するが、ワクはロボットの上から落ちて死亡してしまう。

実は彼らが参加したのは平行世界地球との戦いであり、しかもパイロットとして戦った者は勝敗に関わらず死んでしまうという絶望の運命だった。

登場人物

スパロボ毎の登場人物一覧については以下を参照して下さい。

ぼくら

宇白順(ウシロ)
物語全体を通しての実質的な主人公の少年。
宇白可奈(カナ)
ウシロの妹。ウシロの嫌がらせで契約から外される。
和久隆(ワク)
最初に選ばれた少年。
加古功(カコ)
チズに想いを抱く少年。
矢村大一(ダイチ)
家族思いで正義感の強い少年。
小高勝(コダマ)
父親を尊敬する少年。
吉川寛治(カンジ)
ウシロの数少ない友人の少年。
門司邦彦(モジ)
冷静沈着な少年で「ぼくら」の参謀。
切江洋介(キリエ)
内向的な少年。
半井摩子(ナカマ)
母親を助ける優等生の少女。
往住愛子(アンコ)
アイドルに憧れる少女。
町洋子(マチ)
そばかすが特徴の少女。
本田千鶴(チズ)
現実的思考を持つお嬢様風の少女。
古茂田孝美(コモ)
国会議員[2]の父を持つ少女。
阿野万記(マキ)
男勝りな少女。
コエムシ
「ぼくら」の世話をする人形のような謎の存在。単独の存在ではなく、敵側にも別の「コエムシ」が存在する。

登場メカ

スパロボ毎の登場メカ一覧については以下を参照して下さい。

ヌイグルミ

本作に登場するロボットのコエムシ側からの通称。名称は『ぼくらのオフィシャルブック』に記載。

ジアース
「ぼくら」が乗り込む巨大ロボット。パイロットの生命力を原動力とし、戦闘を一回行えば勝敗に関わらずパイロットは死ぬ。
アラクネ
最初に現れた敵。蜘蛛型。
ビースト
2戦目。サメのような頭部とカマキリのような胴体を持つ。
キャンサー
3戦目。カブトガニのような姿が特徴。
スクイド
4戦目。チェーンソーのような武器を持つ。
ドラム
5戦目。名前通り筒状の身体。
エニグマ
6戦目。太く大きい四肢を持つ。
フォートレス
7戦目。2体に分離して剥き出しの急所を囮にする。
ガリア
8戦目。アラクネの同型機だが戦法は全く異なる。
ハインド
9戦目。左右非対称のアンバランスな身体を持つ。
イグルー
10戦目。突撃を得意とする。
Unknwon1
11戦目。針状の武器を突き出して攻撃する。
Unknwon2
12戦目。タンク状の胴体から強酸を浴びさせる。
キングダム
13戦目。人骨を思わせる不気味な外観が特徴。
リドル
14戦目。左右の長い突起が特徴。
マスタング
15戦目。細長い円筒状のボディで回転しながら攻撃する。
ゴレム、ナナフシ
平行世界のパイロットたちが使用したヌイグルミ。

用語

平行世界
物語の重要な舞台。ジアースで行われる戦いは分岐し、増えすぎてしまった平行世界の生き残りを賭けたものであり、敗北した世界は消滅する。戦いの仕掛け人については不明。
なお、戦いの舞台はどちらかの世界がランダムで選ばれるため「アウェー」側に飛ばされてしまう場合もある。
国防軍
日本が有する軍隊。陸海空の三軍が存在する。ジアースの存在と戦いの被害により諸外国からの突き上げや世間のバッシングに晒されるが、子供たちを守ろうとする大人たちも存在する。
なお、自衛隊ではなく「軍」となっているのは本編世界の過去に行われた「日乃レポート」と呼ばれるクーデター計画の影響によるものである。

楽曲

オープニングテーマ
「アンインストール」
作詞・作曲・歌 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ
作品の世界観を的確に表した歌詞などから人気が高く、原作漫画完全版刊行の際にPVの曲としても使用された。
『X-Ω』ではPVにて採用。
エンディングテーマ
「Little Bird」
作詞・作曲・歌 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ
原作漫画において劇中である人物が口ずさむ歌として逆輸入される。
「Vermillion」
作詞・作曲・歌 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ
こちらは小説版において劇中歌として逆輸入。
挿入歌
「ロストイノセント」
作詞・作曲・歌 - 石川智晶 / 編曲 - 西田マサラ

登場作と扱われ方

単独作品

スーパーロボット大戦X-Ω
初参戦作品。2020年10月開催のイベント「その生命の輝きは」期間限定参戦。『伝説巨神イデオン』と共演する。
参戦PVの映像は本作のOPを元としている。

各話リスト

話数 サブタイトル 登場メカ 備考 再現スパロボ
第1話 ゲーム ジアース
アラクネ
第2話 ジアース ビースト
第3話 秘密
第4話 強さ キャンサー
第5話 弱さ
第6話 情欲 スクイド
第7話
第8話 復讐
第9話 家族 ドラム
第10話 仲間 エニグマ
第11話 フォートレス
第12話 血のつながり ガリア
第13話 地球
第14話 迷い
第15話 自滅 ハインド
第15.5話 追想 総集編
第16話 正体 イグルー
第17話 情愛 Unknwon1
第18話 現実 Unknwon2
第19話
第20話 宿命 ゴレム
ナナフシ
第21話 真相 キングダム
第22話 道程
第23話 雪景色 リドル
第24話 物語 マスタング

余談

  • 本作はジョージ秋山の漫画『ザ・ムーン』に範をとっており、原作でも存在について言及されている他、コミックス第1巻帯にて秋山氏が推薦文を寄せていた。
    • 同作の内容を簡単に説明すると、魔魔男爵に選ばれた9人の少年少女が巨大ロボット「ザ・ムーン」を動かし、敵と戦っていくというもの。最後には悲劇的な結末を遂げるなど参考したと思われる要素が散見する。
      • 小説版は特にそのオマージュ色が強く、同作に登場するケンネル星人が名前の由来となるキャラや赤い頭巾をかぶったようなデザインのコエムシ、白いカビを放出する敵などが登場する。そして最終巻では更なるサプライズが用意されている。
    • ちなみにコミックス第2巻の帯では永井豪氏が推薦文を寄せていた。
  • 作者インタビューによると、本作は「魔法少女」から着想を得ており「大きな力を得た代償」という点から「操縦すると死ぬ」という設定が生まれたとの事。
  • 監督を努めた森田宏幸氏がアニメ制作中に自身のブログにおいて「この原作が嫌いなので悪意を持って改変します」と言った原作に対し否定的な旨の発言を行い炎上騒動となった。その後森田氏は件の「嫌い」発言について原作自体は好意的に評価した上で、その難解な要素をアニメで表現する苦労から発したものであったと弁明、原作者の鬼頭莫宏氏との対談においても「嫌い」発言自体が本意ではなかったことを明かしている。とはいえ、ファンからすれば意味もなく出現したオリジナルキャラや反社会的勢力に属するキャラクターの描写は明確な悪意があるとしか看做されなかったが。

脚注

  1. 実際に、参戦告知がなされた2020年10月12日の「生スパロボチャンネル」の前日には『X-Ω』公式Twitterアカウントにて「不可能と思われていた作品が遂に・・・」と告知されている。
  2. 原作漫画版では国防軍軍人。

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