「プロフェッサー・ミナモト」の版間の差分

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'''プロフェッサー・ミナモト'''は『[[無敵鋼人ダイターン3]]』の登場人物。
 
'''プロフェッサー・ミナモト'''は『[[無敵鋼人ダイターン3]]』の登場人物。

2019年1月19日 (土) 07:00時点における版

ミナモト
外国語表記 Minamoto
登場作品 無敵鋼人ダイターン3
声優 永井一郎
デザイン 塩山紀生
テンプレートを表示
プロフィール
種族 地球人
性別
年齢 30歳
職業 科学者
所属 火星メガノイド(後に離反)
テンプレートを表示

プロフェッサー・ミナモトは『無敵鋼人ダイターン3』の登場人物。

概要

第18話「銀河に消えた男」に登場したゲストキャラ。

嘗ては破嵐創造の助手を務め、火星在住時代の破嵐万丈とも旧知の間柄であり、彼が火星から脱出する際は、母親を連れて脱出させるべく、自ら身を挺して戦っていた。年齢は30歳であるのだが、いつ殺されるか分からない恐怖に囚われながらメガノイドの元で過ごしていた事によるストレスのせいか、万丈が再会した時には、既に髪が白髪化してしまっていた。

「人類と共存可能なサイボーグの開発」という創造博士の理念に心底共感しており、メガノイドが反乱を起こし囚われた後も、逆らう事の許されない立場もあってか、彼の理想を具現化しようとメガノイドの開発に従事していた。その結果、感情を抑制できない事がメガノイドの欠点であると見抜き、その研究の集大成としてスペシャル1号を完成させるも、単にドン・ザウサーの言いなりに動くだけのロボット同然の物を創らされてしまったという絶望感から、火星基地を脱出する。

自身の製作したスペシャル1号率いるメガノイド部隊に追われながらもようやく地球に辿り着き、万丈と再会するものの、自身がメガノイド開発の第一人者である事を知った万丈に否定的な態度をとられた上に、自身を助ける為の止むを得ない演技とはいえ銃で威嚇射撃をされてしまった挙句、デスバトルに囚われてしまう事になった。しかし、度重なる恐怖によるストレスで我慢の限界を迎えてしまったミナモトの感情は遂に爆発し、ソルジャーから銃を奪い取って、半ば正気を失った状態でソルジャー達を撃ち殺し、自力でデスバトルを占拠した。

理想と現実の違いに絶望した上に、助けを求めた万丈が本気でメガノイドを憎んで戦っているのを知ったミナモトは、既に精神や気力にも限界を迎えてしまった為か、万丈に対してすらも不信感が生まれてしまったらしく、最後は万丈からの救済も拒絶し、宇宙の彼方へと船を進めて消息を絶つ事になった。万丈も恩人であるミナモトをかえって苦しめてしまった事に少なからず後悔をしていた模様で、去っていくミナモトの姿を見て涙を流していた。

登場作品と役柄

携帯機シリーズ

スーパーロボット大戦R
33話「銀河に消えた男」に登場。メガノイドが火星極冠遺跡木連から奪い、ボソンジャンプの演算ユニットを研究していることをラウンドナイツに伝える。同シナリオはメガノイドとの最終決戦で、エンドデモで原作同様に宇宙の彼方へと去っていく。

人間関係

破嵐万丈
マサアロケットで火星脱出を図る彼を助けた過去が語られている。自らがメガノイド開発の第一人者をしていた事が、結果的に互いの不信感を生んでしまった様で、最終的には彼の救いの手をも拒絶して去る道を選んだ。
手を出させない為とはいえ、わざと威嚇射撃を行っていた万丈であったが、メガノイドに常軌を逸した憎しみを抱いている事を考えると、場合によっては本気でミナモトを撃ち殺していた可能性もある。
戸田突太
デスバトルを占拠して一人姿を消してしまったミナモトの事を罵っていた。
三条レイカ
心身共に深く傷付き絶望していたミナモトの心境を理解していたのか、去っていくミナモトを罵るトッポを諫めている。
破嵐創造
尊敬していた師であった存在。彼の死後もその理想を実現させようと、メガノイドの欠点を改良させたスペシャル1号を造ったが、結局それはドン・ザウサーやコロスにとって都合が良いだけのものだった。
コロス
感情に流されないロボット同然のスペシャル1号を理想的なメガノイドと見ていた様で、それに続くスペシャルタイプの量産化を画策していた。
コマンダー・スペシャル1号
SRW未登場。ミナモトが作り出したメガノイド。従来の我の強過ぎるメガノイド達と異なり、自我意識を持たず、ドンから与えられた任務を淡々とこなす様は単なるロボットに近い。

名台詞

「何してる!お母さんを連れて地球へ逃げろ!早く逃げろぉっ!万丈ぉーーーっ!!」
万丈の過去の回想におけるミナモトの台詞。メガノイドの反乱によって火星で人々が虐殺されていく中、ミナモトはまだ普通の少年であった万丈に、改造された母親を連れて逃げるよう叫びながら、銃を手にして戦っており、万丈は涙を流しながら火星を脱出する。ミナモトの存在がなければ、地球はメガノイドに支配されてしまっていたのが、わかるシーンである。
「ううっ…万丈君、後は頼む…。万丈君…許してくれ…。僕にはもう君と一緒に戦っていく勇気も気力もない…。このまま…メガノイドのいない…手の届かない所へ行く…。万丈君…後は…頼む…。万丈君…!…後は…頼む…!」
デスバトルを単独で占拠したミナモトであったが、追い詰められた上に万丈が本気でメガノイドを憎んでいた姿を見たことから、理想と現実の違いを思い知らされ、すでに彼は戦う意思が残されていない程、精神をすり減らした状態となってしまう。そのまま地球を去る道を選んだミナモトは、万丈に後の事を託し、姿を消すのだった…。