「S-1星」の版間の差分
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− | + | その正体は、未来における'''[[地球]]'''の姿である。[[アルデバロン軍]]が征服地を探しに旅に出たとき、亜空間ワープのトラブルで[[タイムスリップ|タイムワープ]]してしまっており、彼らは過去の母星を「宇宙の果ての異星」と勘違いして侵略していたのである。地球人もまた相手を[[異星人]]と勘違いして、地球人とアルデバロン軍は戦争を続け、その果てに[[太陽系]]の惑星の多くが崩壊し、アルデバロン軍の[[人工太陽]]による地上水没作戦の結果、地球はS-1星(つまり[[水星]]・[[金星]]の消滅で第三惑星から第一惑星になった)並びにソウル太陽系の有様に変わり果てたというのが真相であった。 | |
− | + | 打ち切りで終わったTV版では地上が水没した瞬間に終わってしまったため、この真相は劇場版で初めて描かれた。劇場版や小説版では地球水没後も生き残りの人類とアルデバロン軍が殲滅戦を続け、アルデバロン軍の核攻撃で地球が汚染され、S-1星へと変貌していく歴史の環の始まりが描かれている。 | |
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− | 劇場版の最後では、S-1星の移民船は汚染された地球を放棄し別の惑星を探しに旅立つことになっているが、TV版の初期プロットでは、この後に彼らが辿り着くのは'''さらに過去の地球であった'''という案があったらしい。<br />このオチのつけ方なら、そもそも地球人というものは移民してきたS-1星人のことかもしれず、逃れようのない歴史の円環がより強固に完成されてしまうということになったのかもしれない。<br/> | + | 劇場版の最後では、S-1星の移民船は汚染された地球を放棄し別の惑星を探しに旅立つことになっているが、TV版の初期プロットでは、この後に彼らが辿り着くのは'''さらに過去の地球であった'''という案があったらしい。<br />このオチのつけ方なら、そもそも地球人というものは移民してきたS-1星人のことかもしれず、逃れようのない歴史の円環がより強固に完成されてしまうということになったのかもしれない。<br/>TV版プロットに沿ったソノラマ文庫の小説版では、古代の壁面に「ガットラーの肖像」が描かれているという描写があり、実質的に上述の要素を公式に取り入れた形になっている。 |
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2013年5月25日 (土) 12:22時点における版
S-1星(Planet S-1)
『宇宙戦士バルディオス』に登場する惑星。
ソウル太陽系第一惑星で、マリン・レイガンの故郷。過去の放射能汚染により人が住めない星と化しており、人々は地下での生活を余儀なくされている。しかしそれも限界に達しており、S-1星人の死滅も時間の問題となっている。
その正体は、未来における地球の姿である。アルデバロン軍が征服地を探しに旅に出たとき、亜空間ワープのトラブルでタイムワープしてしまっており、彼らは過去の母星を「宇宙の果ての異星」と勘違いして侵略していたのである。地球人もまた相手を異星人と勘違いして、地球人とアルデバロン軍は戦争を続け、その果てに太陽系の惑星の多くが崩壊し、アルデバロン軍の人工太陽による地上水没作戦の結果、地球はS-1星(つまり水星・金星の消滅で第三惑星から第一惑星になった)並びにソウル太陽系の有様に変わり果てたというのが真相であった。
打ち切りで終わったTV版では地上が水没した瞬間に終わってしまったため、この真相は劇場版で初めて描かれた。劇場版や小説版では地球水没後も生き残りの人類とアルデバロン軍が殲滅戦を続け、アルデバロン軍の核攻撃で地球が汚染され、S-1星へと変貌していく歴史の環の始まりが描かれている。
登場作品
関連人物
関連用語
余談
劇場版の最後では、S-1星の移民船は汚染された地球を放棄し別の惑星を探しに旅立つことになっているが、TV版の初期プロットでは、この後に彼らが辿り着くのはさらに過去の地球であったという案があったらしい。
このオチのつけ方なら、そもそも地球人というものは移民してきたS-1星人のことかもしれず、逃れようのない歴史の円環がより強固に完成されてしまうということになったのかもしれない。
TV版プロットに沿ったソノラマ文庫の小説版では、古代の壁面に「ガットラーの肖像」が描かれているという描写があり、実質的に上述の要素を公式に取り入れた形になっている。