「シンクロン原理」の版間の差分

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== 概要 ==
 
== 概要 ==
この[[宇宙]]の質量や[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]を[[多元世界|多元宇宙]]に保存したり、取り出したりする事により、その投影像である物体の[[サイズ]]を自在に変更する事を可能にするという原理である。
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凄腕メカニックであるドク・エドモンが発見した、この[[宇宙]]の質量や[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー]]を[[多元世界|多元宇宙]]に保存したり、取り出したりする事により、
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その投影像である物体の[[サイズ]]を自在に変更する事を可能にするという原理。
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『[[銀河旋風ブライガー]]』の作中では「多元宇宙論に質量保存の法則を適用したもの」と説明されているが、'''「多元宇宙を利用して質量保存の法則を回避するもの」と考えた方が、表現方法としては適切だと思われる'''。
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より簡単に説明するならば、'''「変形・合体すると何故か元よりもデカくなる」を可能にする技術'''であり、ロボットアニメのお約束を設定として落とし込んだものである。
  
[[銀河旋風ブライガー]]』の作中では「多元宇宙論に質量保存の法則を適用したもの」と説明されているが、'''「多元宇宙論で質量保存の法則を回避したもの」と考えた方が、表現方法としては適切だと思われる'''。ちなみに現実の宇宙空間でこの原理を実現しようとした場合、[[太陽]]に匹敵する量のエネルギーが必要とされるという。 つまり、多元宇宙で実現した事で必要なエネルギーを軽減したとも、太陽ほどではないにせよ、相当な量のエネルギーを用いているとも解釈できる。[[量産型バクシンガー]]が爆発した際にはエネルギーが解放されたのか、1体で敵艦隊を壊滅させた。
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当然ながら、並行して存在する別の宇宙から質量を転送するために膨大なエネルギーを要し、[[ブライガー]]はこの原理を応用した物質増大プラズマシステムという機構が搭載されている。
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そのエネルギーもただ高出力であればいいというわけではなく、同時に繊細な制御も必要とされるため、使い方を誤れば「惑星程度なら軽くふっとばす」とも言われる膨大なエネルギーが漏出する。
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実際、作中ではドク・エドモンからこの技術を盗んだ輩が自らのメカに搭載し悪事を働いていたものの、巨大化・縮小を行う度に凄まじい余波を伴い、近くを航行する宇宙船に危険を及ぼしていた。
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これ以外にも、[[量産型バクシンガー]]が大破・爆発した際にはその爆風だけで敵艦隊をまるごと壊滅させるという描写もあり、夢のようなテクノロジーである一方、使い方を誤れば非常に危険な代物として描かれている。
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ドク・エドモンはこの危険性や悪用の可能性を考慮してか、シンクロン原理を問題不出の技術としていた。
  
必要以上にシンクロン原理に頼らない事でエネルギーを軽減する為か、あるいは[[変形]]の際に稼動の妨げになるからか、[[ブライガー]]は補助程度の内蔵武器しか持たず、多元宇宙から転送する武器や、[[ブライキャリア]]から射出する外部兵装が主力武装であり、変形も「基地でエネルギーを溜めた状態から24時間以内」という制限があった。一方、[[バクシンガー]]はブライガーより600年後に製造されたロボットなので、シンクロン原理がより深く解析された事でエネルギーを軽減する事に成功したのか、あるいは変形機構が無い事で稼動がある程度自由なのか、全ての武器が予め機体に内蔵されており、時間制限の類も言及されていない。
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最初にこの原理が搭載された[[ブライガー]]には消費エネルギーの軽減、あるいは多段[[変形]]の妨げとなるのを嫌ってか、内蔵武器の類がほとんど存在せず、
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必要に応じて多元宇宙から転送する武器や[[ブライキャリア]]から射出される外部兵装を用いていた。変形に関しても「基地でエネルギーを溜めた状態から24時間以内」という制限時間があるとされる。
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一方、それから600年後に製造された[[バクシンガー]]では、シンクロン原理の運用が進化したのか、または多段変形機構がオミットされた為に余裕があったのか、様々な武装が内蔵されており、制限時間に関しても言及されていない。
  
なお、『[[銀河烈風バクシンガー]]』より更に200年後の物語である『[[銀河疾風サスライガー]]』の時代にはシンクロン原理を利用したロボットはほとんど使われておらず、わずかにタランチュラシンジゲートの構成員が潜伏・奇襲に用いていた程度であった。よって[[サスライガー]]にもシンクロン原理は用いられていないが、スパロボでは[[J9III号]]に変形すると[[サイズ]]がMからLに変わる。これは機関車形態であるJ9III号にはロボット形態には無い客車が付いているからだと思われる(ロボット形態の時に客車がどこにいるのかは不明)。
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なお、『[[銀河烈風バクシンガー]]』より更に200年後の物語である『[[銀河疾風サスライガー]]』の時代になると、何故かシンクロン原理を組み込んだロボットはほとんど使われなくなっている。
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主人公機である[[サスライガー]]にすらも搭載されておらず(スパロボでは[[J9III号]]に変形すると[[サイズ]]がMからLに変わる。これは機関車形態であるJ9III号にはロボット形態には無い客車が付いているからだと思われる)、
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唯一シンクロン原理を搭載していると言及されたのはタランチュラシンジケートに配備されている戦闘メカだけである。
  
 
== 使用している機体 ==
 
== 使用している機体 ==

2018年3月2日 (金) 16:36時点における版

シンクロン原理(Principle of Shincron)とは、J9シリーズに登場する架空の原理。

概要

凄腕メカニックであるドク・エドモンが発見した、この宇宙の質量やエネルギー多元宇宙に保存したり、取り出したりする事により、 その投影像である物体のサイズを自在に変更する事を可能にするという原理。 『銀河旋風ブライガー』の作中では「多元宇宙論に質量保存の法則を適用したもの」と説明されているが、「多元宇宙を利用して質量保存の法則を回避するもの」と考えた方が、表現方法としては適切だと思われる。 より簡単に説明するならば、「変形・合体すると何故か元よりもデカくなる」を可能にする技術であり、ロボットアニメのお約束を設定として落とし込んだものである。

当然ながら、並行して存在する別の宇宙から質量を転送するために膨大なエネルギーを要し、ブライガーはこの原理を応用した物質増大プラズマシステムという機構が搭載されている。 そのエネルギーもただ高出力であればいいというわけではなく、同時に繊細な制御も必要とされるため、使い方を誤れば「惑星程度なら軽くふっとばす」とも言われる膨大なエネルギーが漏出する。 実際、作中ではドク・エドモンからこの技術を盗んだ輩が自らのメカに搭載し悪事を働いていたものの、巨大化・縮小を行う度に凄まじい余波を伴い、近くを航行する宇宙船に危険を及ぼしていた。 これ以外にも、量産型バクシンガーが大破・爆発した際にはその爆風だけで敵艦隊をまるごと壊滅させるという描写もあり、夢のようなテクノロジーである一方、使い方を誤れば非常に危険な代物として描かれている。 ドク・エドモンはこの危険性や悪用の可能性を考慮してか、シンクロン原理を問題不出の技術としていた。

最初にこの原理が搭載されたブライガーには消費エネルギーの軽減、あるいは多段変形の妨げとなるのを嫌ってか、内蔵武器の類がほとんど存在せず、 必要に応じて多元宇宙から転送する武器やブライキャリアから射出される外部兵装を用いていた。変形に関しても「基地でエネルギーを溜めた状態から24時間以内」という制限時間があるとされる。 一方、それから600年後に製造されたバクシンガーでは、シンクロン原理の運用が進化したのか、または多段変形機構がオミットされた為に余裕があったのか、様々な武装が内蔵されており、制限時間に関しても言及されていない。

なお、『銀河烈風バクシンガー』より更に200年後の物語である『銀河疾風サスライガー』の時代になると、何故かシンクロン原理を組み込んだロボットはほとんど使われなくなっている。 主人公機であるサスライガーにすらも搭載されておらず(スパロボではJ9III号に変形するとサイズがMからLに変わる。これは機関車形態であるJ9III号にはロボット形態には無い客車が付いているからだと思われる)、 唯一シンクロン原理を搭載していると言及されたのはタランチュラシンジケートに配備されている戦闘メカだけである。

使用している機体

ブライガーブライスターブライサンダー
シンクロン原理により、サイズの異なる3形態に変形する。
バクシンガー
5台のバイクがシンクロン原理により巨大化し、合体する事で完成する。量産型も存在する。

関連する用語

次元力
既にある物体を全く別の物体に変換できる点が共通している。
アクロバンチ
実はデザインコンセプト設定に絡み、このシステム前提でデザインされていた。
写像
数学・物理学上の本システム理論の根幹を為す原理。

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