「大アトゥーム計画」の版間の差分
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2012年10月20日 (土) 19:58時点における版
大アトゥーム計画(Project Great Atum)
概要
『銀河旋風ブライガー』にて、カーメン・カーメンが提唱し最終目標とする計画。
実在の宇宙物理学者フリーマン・ダイソン(※外部リンク)が提唱した「ダイソン球仮説」における宇宙文明の定義に基づいて立案された「ダイソン環天体構想」をベースとしている。
その内容とは、木星を核融合爆発させて生じた破片とガスを用いて数十個の地球型惑星を創りだし、ヌビア教徒の新天地を築くと共にそれ以外の人類の抹殺を図るというものである。
ただし、新天体の創造は副次的なもので、ヌビア教徒以外の人類抹殺の方が真の目的である。
劇中における計画発動、及びその結末
水星の兵器ギルドから奪った超威力の爆弾「兵器X」をもって計画は実行に移され、発動の数日前になってカーメン自身の口から全人類に向けて宣告された。これにより人類は未曾有の大混乱に陥った。
既に計画阻止は不可能と判断していたコズモレンジャーJ9とドク・エドモン博士は、カーメン・カーメンの始末と、水星や木星・海王星の衛星を破壊して、その残骸で木星軌道を覆って木星破壊による衝撃と放射能から地球を守る「保護スクリーン計画」に全てを賭けることになる。
カーメン・カーメンの始末には失敗するが、ヌビア傘下のコネクションの妨害を撥ね退けた人々の決死の奮闘で保護スクリーン計画は間一髪で成功し、多大な犠牲を払いながらも人類は生き残る。
人類はこの太陽系の混乱期を乗り越え、28世紀の新たな動乱の時代までドメスチック・バクーフの統治による新太陽系の時代を迎えることになる。
カーメン・カーメンはJ9に対しては勝利を収めたが、計画の完遂は成らず人類に対しては敗北を喫したと言える。なお、後世には計画の真意は伝わっておらず、新太陽系を創った偉人として名を残している。
登場作品
- スーパーロボット大戦α外伝
- イージス計画が失敗した場合の保険として密かにアースクレイドルを支配下に置いていたが、メイガスシステムの暴走によってこれを放棄。外宇宙に旅立ったヌビア教徒を迎える新天地を創る為、大アトゥームの秘法を使って未来のプリベンターの前に現れ、彼等の機体の超エネルギーをもって計画を実行に移そうとする。
- スーパーロボット大戦GC(XO)
- 異次元同盟の力を借り、木星ではなくザール星系の太陽を爆発させる「オシリス計画」で、ヌビアの新次元を創造しようとする。